人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

「元気にやりまひょ」!

2013年06月14日 | 日記
昨日の岐阜は最高気温36.5度 強烈な日差しが梅雨明けを思わせましたが
台風3号が湿った空気をもたらしてかなり不快指数が高かったようです。

夕方より講演会に出かけてきました。
東大阪の有志が集まって打ち上げた人工衛星「まいど一号」
その中心となられた青木社長のお話をうかがってきました。
迫力ある大阪弁でまくし立てられる話から
元気をいただいてきました。

「ものづくり」の町東大阪は 町工場が8.000社ほどあって
三次下請け四次下請けの一人親方が多数活躍されているそうですが
職人さんの平均年齢が55歳であり 若い人がいなく
優れた技術の伝承が危ぶまれる危機感が
「この先10年たったらどないなことになるねん」という
問題意識となって 
「何とか町を元気にしよ 若い人が誇りを持てる町にせんといかんねん」
「その手段として 人工衛星の開発ということになったねん」

その苦労話と 見事まいど一号がJAXAのロケットに乗って宇宙に飛び出して成功した結果
今では東大阪の町に 修学旅行生が年間8.000人も毎年訪れるようになり
若い人が「ものずくり」に関心を持ってもらえるようになってきた
先に楽しみが出来てきたそうです。

「同時多発テロやリーマンショックで 
大企業は製造拠点を人件費の安い海外に移す傾向が強まり
日本国内は産業の空洞化や培った技術が途絶えてしまう。
少子高齢化も進む日本は元気を失いつつある。

そのような現実の中であるが
100年以上永続している会社は日本には3万社
米国では80社 欧州でも80社ほどしかないのに
それは日本という国には まだまだ底力がある証拠
ピンチになればなるほど 智恵と勇気を奮い立たせて頑張りマひょ」

というのが話の趣旨でした。


私たちの会社は「イマージン」という名前です。
現在(いま)人(ひと)という意味ですが
その中にも53歳に私を筆頭に50代40代のベテランが
頑張っていて現在人は 中年から老年前組でした。
このまま10年過ぎれば平均年齢55歳の老人会社に陥る・・・どうしよ?

その回答が新規分野 私たちの場合は洗車・コーティング専門店を作ることでした。
人工衛星ではないのですが 若者が誇りと夢を抱いて働ける環境ということで
思い切って進出したわけです。

それからほぼ二年が経とうとしていますが
27歳の店長 23歳の女性スタッフ 17歳の若者アルバイト2名というように
お店のスタッフ 現在(いま)人(ひと)は全て若者が切り盛りして
お店の繁盛を引き出しつつあります。

現在(いま)人(ひと)が ベテランと若者の調和する会社に変容しつつあるわけです。
若い人が誇りをもってお店を運営する環境は 活気をもたらしてくれます。
過去にしがみついてタイヤ販売だけにこだわっていたら
老齢化するのを待つしかなかった。


100年続く企業がこの日本にたくさんあるということは
ピンチがきたらみんなが智恵をだして新しいことに挑戦する風土があるということです。
青木社長も御年齢65歳?ぐらいでしょうか
人工衛星プロジェクトは2002年ごろスタートしたそうですから
一念奮起されたのは55歳ごろでしょう
我々ベテランの役割は 若者のヤル気を引き出し
ノリに乗せていくことなのです。


見てくださいこのパキラ
伸びて伸びて見苦しくなっていたのを
切り刻んで新しい土に挿し木したら もう新枝をだして勢い良く成長を始めました。
植物だってそうなのです 人も長年働くとどうしても保守的になりますが
新しい挑戦を決意すれば ドンドン若者も年寄りもまた伸びていくのです。



コメント
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