改造した部分のみ掲載します。載せていない部分はキットのまま使用している部分です。
頭部・胸部
頭部は首を削り落とし、ケーブル関係をビニールチューブに変更、変形時に機首の溝に納まるように頭自体を形状変更、それに伴い顔も前方に出っ張るような形状に変更しています。
首は3種類のポリキャップを軸に、プラ棒とプラ版で造りました。キットのままですと頭部の後方へのスイング時に、やたらと邪魔になります。
胸部の間接部は全てポリキャップに変更、首の付け根部は、ポールジョイント方式にして付け位置を下に変更後、プラ版で移動レールを造り直してあります。
胸部の上面は、ケーブルを入れる関係と首のスイングの妨げになる為、全て切り取ってあります。
丸々隙間だと余りにも可愛そうなので、プラ版で可動の妨げにならないような蓋を作り、レッドのケーブルを差し込めるように穴を開けてあります。
後頭部のケーブルを付ける前は、もう少し機首に設置できたのですが、16本ほどケーブルを取り付けたら(ちょっと多かった)、弾力で首が戻ってくるようになってしまいました。
プローラユニット部
胴体部への取り付けパーツの、上下を削り落としプローラと胴体の隙間を、キットの半分程度までにしてあります。
この作業の際に、先に胸部と肩部を組んでおいて、変形時に肩部がぶつからない間隔を見ておかないと、後で変形しなくなりますので、注意が必要です。
ここまでやっても、設定画のようにプローラの機首部分に、頭部がスッキリと納まるようにはなりません。R3のマークⅡを造るとわかりますが、頭部と機首がある程度接するのが限界です。スッキリと収めるためには首を伸縮させ、二倍程度の長さになるようにし、機首自体も胴体部へ寄せる構造にしないと無理なので、ここまでの改造で止めています。
手首は右手はバスターランチャを持つように、左手はセイバーを持つように、指を変形させてあります。
肘のパーツはプラ棒で作り直し、シールド取り付け部分にあたるパーツの中身をくり抜き、ポリキャップを仕込んで回転する間接を一つ増やしてあります。
これをやっておかないと、シールドを取り付けた際に、手を回すとシールドが後ろに行ってしまい、とてもかっこ悪い状態になります。
現在もう一つ回転軸を付けるために、試行錯誤中です。
褌部分の羽根は、ポリヒンジを取り付けて前方に倒れるようにしてあります。この部分が可動しないと脚部の変形が出来ませんので、これだけはやらないとどうにもなりません。
後部の尾翼部分は一番悩みました。設定を見ると分かりますが、プローラの状態と通常の状態で、尾翼自体の形状が変わっています。形状記憶合金ではあるまいに、設定自体が何も考えてはいないのでは無いかと思うほどいい加減です。
めんどくさいので、変形に邪魔になる部分を削り込んで、写真の左のような形状に変更しました。取り付け部は、ボール状のパーツに変更し、基部にポリキャップを埋め込んで、回転しながら角度が変わるようにしてあります。
あまり弄っていません。
太腿の間接を、ポリキャップに変更した程度で、後は足首の可動をスムーズにするように削りこんだ程度です。
昔から気になってはいたのですが、膝の突起が何故反っているのかが不明で、どうしたものかと思っていましたが、R3のキットは反っていないので、今回の改修で修復してみようと思っています。
このキットで、唯一設定に近い状態で変形できる部位です。(つま先が可動すれば完璧なのですが…)
中央の動力ケーブルを、ビニールチューブに変更しました。
トリガーアクションの再現も考えましたが、同時期に1/100も造っていたので、こちらはそのままでそっとしてあります。(改造自体は、そんなに難しくは無いと思いますが、やっても意味の無い可動なので止めました。)
本体へのケーブルの接続部は、ケーブル自体を細くしたかったので、真鍮線を差し込んであります。
現在、マークⅡ自体の改良と、スタックの改造を同時にやっていますので、しばらくは更新出来なくなると思います。