タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

ちぎれ飛ぶ 焔に焚火 寒さあり (石鼎)

2013-10-12 | 風景

夕方になると里の集落では、そろそろ冬支度か?あちこちでゴミを焼く焚火の煙が一筋二筋、

集落全体を包み込むようにたなびいています。

いつもと違う様子に一緒に散歩中の愛犬は、怖がりだから足を止め、抱いてくれ抱いてくれと

要求します。

集落の中には、今ではしっかり見掛けられなくなってしまった、茅葺屋根の民家が珍しくも残っ

ていて、昭和も中頃までどこにもあった、懐かしい田舎の風景が広がっています。

子供の頃は、焚火の煙が上がっていると、とどこからとなもく子供達がトウモロコシやサツマイ

モを持って集まって来て焼いて食べたものです。  

その焼き芋のなんと美味しかったことか

今の様に、スマホやゲームを片時も離さず、自分だけの・・・あるいは仮想の世界に遊ぶだけで

はなく、子供は外で暗くなるまで、友達と一緒に野外で泥んこになって遊ぶ、そんな世界があり

ました。

一口に言ってすべてが物、金のこの時代が人間にとって幸せなのか、物はなくても「心」を大切

にした時代が幸せなのか・・・昨今の殺伐とした人のあり様を見ていると、考えさせられるところ

大なるものがあります。

            ~今日も良い一日を~