夕方になると里の集落では、そろそろ冬支度か?あちこちでゴミを焼く焚火の煙が一筋二筋、
集落全体を包み込むようにたなびいています。
いつもと違う様子に一緒に散歩中の愛犬は、怖がりだから足を止め、抱いてくれ抱いてくれと
要求します。
集落の中には、今ではしっかり見掛けられなくなってしまった、茅葺屋根の民家が珍しくも残っ
ていて、昭和も中頃までどこにもあった、懐かしい田舎の風景が広がっています。
子供の頃は、焚火の煙が上がっていると、とどこからとなもく子供達がトウモロコシやサツマイ
モを持って集まって来て焼いて食べたものです。
その焼き芋のなんと美味しかったことか
今の様に、スマホやゲームを片時も離さず、自分だけの・・・あるいは仮想の世界に遊ぶだけで
はなく、子供は外で暗くなるまで、友達と一緒に野外で泥んこになって遊ぶ、そんな世界があり
ました。
一口に言ってすべてが物、金のこの時代が人間にとって幸せなのか、物はなくても「心」を大切
にした時代が幸せなのか・・・昨今の殺伐とした人のあり様を見ていると、考えさせられるところ
大なるものがあります。
~今日も良い一日を~