長崎物語
赤い花なら 曼球沙華
阿蘭陀屋敷に 雨が降る
濡れて泣いてる じゃがたらお春
未練な出船の あゝ鐘が鳴る
ララ鐘が鳴る
お彼岸過ぎても、田んぼの畦道や田舎道には、彼岸花(曼球沙華)の真っ赤な花の
列。
今年も秋のお彼岸には、明り代りにこの赤い花が、御先祖様を御案内して来たんで
しょうネ。
ところで、冒頭の「長崎物語」の歌詞は、その昔、徳川幕府がキリシタン禁教、鎖国
令によって、ヨーロッパ系の血を受け継いだ多くの混血児が、日本から追放された。
その中には、「はる・15歳(お春)」という娘がおり、後にそのお春が、追放先のジャ
ガタラ(ジャカルタ)から、日本に宛てた手紙、「ジャガタラ文」の中で・・・「日本こいし
や、 あらこいしや、 なつかしや・・・」と、望郷の念が切々と訴えられた手紙が、元
となっている様です。(長崎のおはるの碑:ジャガタラ碑)
~今日も良い一日でありますように~