柿の木の根っこに腰を下ろして、タンポポの綿帽子を、頬を真っ赤に
膨らましながら吹き飛ばして遊でいる女の子が一人。
タンポポのタネ(綿毛)は、夢と共に風に乗って、ふ~わふ~わと山を
越えて、遠くの村まで飛んでゆきます。
秋が終わっても、柿の実は全部取り尽くしてしまわずに、1個・・・2個
・・・3個の「木守柿」を残しておくから、来年も豊作を約束してくれる。
そんな優しい約束事を守ってきたから、あれから何十年経った今も、
あの柿の木は秋になればたくさんの実を着けます。
~今日も良い一日でありますように~