タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪娘盛りを渡世にかけて 張った体に緋牡丹燃える~                                  

2013-02-14 | その他

今、昭和40年代に大ヒットした、映画「緋牡丹博徒」シリーズを見直していま

す。

~渡辺岳夫:作詞作曲 唄:藤純子~

♪娘盛りを渡世にかけて 張った体に緋牡丹燃える                                  女の女の 女の意生地 旅の夜空に恋も散る・・・

♪鉄火意生地もしょせんは女 濡れた黒髪緋牡丹ゆれる                                    女の女の 女の未練 更けて夜空に星も散る・・・

昭和40年代に一世を風靡した、東映任侠映画路線、高倉健・鶴田浩二・嵐寛寿郎

・若山富三郎等々、豪華なキャストを揃えて爆発的なヒットとなり、当時街のあちこち

にあった映画館は、連日超満員の大盛況でした。

その任侠路線の一角を担ったのが、この「緋牡丹博徒」シリーズ主演の藤純

特別出演の高倉健が絡めば、もぉ~大変・・・クライマックスは何んと言っても、お竜

姐さんの「背中の緋牡丹」披露シーに続く、男勝りの度胸と啖呵、ドスも抜きます想

いも寄せる・・・・・ここに高倉健登場で、一気に<待ってました>と館内は奮のる

つぼ・・・・・今ではとても想像がつかないでしょう。

牡丹シリーズはS43年から46年の間に、計8作が作られています。

東映が任侠路線のこの時期(昭和40年代)、世はまさに学生闘争の最っただ中、損得

きで強者(権力)に立向かうエネルギー、意識には共通性があったのでしょう!

「ならぬ事はならぬものです。」、そう・・・善悪がはっきりしていて見ていて爽快、是非善悪

の区別さえつかない、今の世相にこそ必要な映画なのかも・・・・・・

ところで、これらの映画は、今から40数年前に増産された作品にもかかわらず、当時の映

画作りのプロ達の技術が、むしろ今よりいかにハイレベルなものであったか、また映画づく

りの原点「観客を如何に楽しませるか」に始まっていると云う点においても、すばらしい作

品ばかりであり、若手の監督さんには、少しは見習って欲しいもの・・・

お竜役の藤純子は、キリッとした強さと気品をを兼ね備えた、素晴らしい女優さんです・・・

それに深作欣二監督、石井輝男監督・・・いいですね~・・・

※藤純子(富司純子)は、NHK朝ドラ「てっぱん」での、祖母役の女優さん。

            ~今日も良い一日を~