タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

テレビ『上意討ち:拝領妻始末』  ~田村正和・仲間由紀恵~

2013-02-11 | その他

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オレンジの、タワーは我らの、ヒーローだ。
東京で高いものと云えば、「東京スカイツリー」の世界一の高さ(634米)ばかりが話題を独占していますが、何か忘れていませんか。東京タワーですよ。我々、団塊前後世代にと...
 

                                                      (1年前の日記)

テレビ「上意討ち:拝領妻始末」の放映予告が先頃からあって、大変楽し

みにしていましたがに昨夜見ることが出来ました。

随分昔、三船敏郎・仲代達矢等の共演で製作された映画を見ていました

が、今回、テレビ朝日開局55周年記念作品としてリメイクされたもので、

田村正和・仲間由紀恵の共演による、この作品とてもすばらしく、終始テ

ビの前に釘付となりました。

物語は、封建制道徳秩序の非人間的な矛盾に、父と子と嫁が家族の「愛

絆」を守る為、命を懸けて真っ向勝負を挑む悲劇の顛末を描く時代劇で

す。          

(あらすじ)                                                       会津藩馬周り役・笹原伊三郎の息子与五郎の元に、藩主の側室である「お                           市の方」が藩命で拝領されるシーンから物語は始まる・・・・・                                    お市の方は「悪女」であるとの噂のある人物、息子には幸せな結婚をと望ん                       でいた伊三郎は「とても恐れ多いこと」と、この拝領命令を固辞しようとする                    が、「お上の命令」を断ることはできず、渋々と「いち」を迎え入れる。                                  しかし、嫁いで来た「いち」は、心優しく気立ての良い女性で、やがて子供に                    も恵まれて睦まじく、しばらく平穏で幸せな日々を送っていた・・・・・                          そんなある日(2年後)、突然「いち」を世継ぎの母として、城に戻すようにとの                             命令が下る・・・・・                                                   あまりに理不尽な主命に伊三郎は激怒し、そこから伊三郎親子といちの、命              を懸けた、お上との壮絶な戦いが始まって行くのだが・・・・・

この時代、主命は絶対であり、これに従わなければ、それは死を意味する事

は火を見るよりも明らかなこと・・・・

命を懸けて家族の愛を取ろうとしている「今が、ほんとうに生きている喜びを感

る」と、つぶやく伊三郎、おびえうろたえる息子(二男)に、「人にはそれぞれ、

色々な生き方がある・・・・」と諭し、死闘に挑む親と子。

既に老年に差しかかった武士(男)の「生き様」と、堂々として迷いのない立ち

居振舞いには、とても感動(共感)し爽快感さえ覚えました。

さすがに名優の子は名優、田村の演技は「父親としての優しさと強さ」がひしひ

しと伝わる素晴らしいものでした。

また仲間由紀恵も、運命に翻弄されながら、命を懸けても夫に添い遂げ様とす

る哀しい嫁(女性)を演じ切った素晴らしい出来で、これで、また芸域広げた感

がありました。

            ~今日も良い一日を~