一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

9月19日の大野・植山教室(4)

2015-09-27 21:43:19 | 大野・植山教室
Shin氏との一局は、私の四間飛車。Shin氏は早々と銀冠と構築する。清水市代女流六段みたいだ。しかし△2二玉となかなか寄らない。
△5一角と引いたところで、頃はよしと仕掛けた。

第1図以下の指し手。▲4五歩△7三角▲6四歩△同歩▲4四歩△同銀▲4七金△8六歩▲同歩△4六歩▲同金△6五歩▲4七銀引(途中図)

△6二飛▲4四角△同金▲5三銀△4三金引▲6二銀不成△同角▲6五飛(第2図)

▲4五歩はこう指すところだろう。数手進んで、Shin氏は△8六歩から反撃してきた。
▲同歩に△4六歩だが、私はよろこんで▲同金。ここは一本△7五歩がイヤだった。いずれにしても、ここで戦いになれば、振り飛車は歓迎である。
△6五歩に▲4七銀引(途中図)の味がいい。この将棋は負けられんと思った。
Shin氏は△6二飛と回り、私は当然のごとく▲4四角~▲5三銀。厳しい手だと思うが、Shin氏は覚悟の上だろう。
私は▲6五飛と走るが、失着。局後にOg氏の指摘があったが、ここは▲8二飛と打つのだった。これなら△4四角とはできず、その後に▲6五飛と走ればよい。

第2図以下の指し手。△4四角▲6一飛成△9九角成▲8二飛△4二金引▲4三歩△同玉▲8一飛成△5二銀▲6二竜△1五歩▲9一竜△1六歩▲1八歩△8四角▲7二竜△5七角成▲4四歩△3二玉▲5八歩△6六馬引▲4三香△4四馬▲4二香成△同玉▲4五桂△6二歩▲6四桂△4三銀▲5三金△同馬▲4一竜△同玉▲5三桂成△3二金▲7一竜(投了図)
まで、一公の勝ち。

私が優勢だが、差は縮まっている。私は▲4三歩△同玉を利かして▲8一飛成だが、ここはもう一本▲4四歩と打つべきだったかもしれない。
以下、私の指し手はヨレヨレだ。もたつきながらゴールに向かっている感じ。
▲6四桂に△4三銀が失着だったようで、▲5三金と打って急に勝ちになった。
ただし最終、▲4一竜と金を取って桂を成ったのはどうだったか。玉を上に逃がすが、▲5三桂成△同玉▲4一竜が正着だったと思う。
Shin氏が投了し感想戦をやっていると、Ii君がSar君に負けた、との報が入った。
Ii君は教室最強で将来を嘱望されているが、その彼が小学生のSar君に負けたとは、ニュースである。
「Ii君、負けたんだって?」
「序盤の20手で失敗しました」
Ii君にもこんなことがあるのだ。
私はまだ対局を続ける。最終第7局は、Tod氏と。これも熱戦だったのだが、それが終了して感想戦をやっていると、W氏が「ほら、もうメシ食いに行くよ」。
これはW氏の最後通告で、この言葉が出たら私たちは撤収しなければならない。
今日の戦績は3勝4敗。まあこんなものだろう。

晩ご飯は、いつものトンカツ屋で。参加者は大野八一雄七段、W氏、Og氏、Fuj氏、Tod氏、Shin氏、私の7人。
ロースかつ定食を美味しく食べ、食後は駅前にある、10時閉店の喫茶店に行く。明日もあることだし、この選択が味がいい。
私が5局目に指した少年は、道場で二段で指しているらしい。それで私と二枚落ちとは、Fuj氏何を考えてるのだ?
Fuj氏「いやいや私も彼と二枚落ちで指して勝ちましたから」
私「……」

10時になり、これで散会。翌20日は、社団戦最終日だ。参加選手が最高の結果を残せるよう、祈った。
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