一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

LPSA芝浦サロン・中倉宏美女流二段5・残念な負け

2012-12-03 00:40:46 | LPSA芝浦サロン
2011年3月4日(金)、LPSA芝浦サロンにて、中倉彰子女流初段に続き、おかわり料金1,000円を払って、中倉宏美女流二段に教えていただく。「ワイン勝負」の一環で、1勝1敗のあとを受けての3局目である。宏美女流二段はお雛さまのようにかわいかった。
▲7六歩△3四歩▲2六歩に、宏美女流二段は△8八角成。1か月前と同じでだしだ。宏美女流二段は居飛車VS振り飛車の対抗形を得意とするが、相居飛車も巧みに指しこなす。
私は筋違い角を放ち、1歩をかすめ取る。しかし▲6六歩を先にしなかったため、△3三銀に一回▲5六角と途中下車になったのはマズかった。
私は▲1四歩~▲2四歩△同銀~▲1二歩~▲2四飛~▲1二角成と二枚換えに出る。しかし軽く△3三桂と跳ばれてみると、こちらは歩切れで存外成果がなかった。
私はのちのちの飛車の打ち込みを防いで▲7九金寄りだが、現在は馬道が通っているので、不急の手。このあたり、何を考えていたのだろう。宏美女流二段に見とれていたか。
その中盤の局面が以下である。

以下の指し手。△5八金▲5五香△5四金▲3四角△6八金▲同馬△4三銀▲1二角成△6五歩▲同歩△5五金▲同歩△5八歩成▲同馬△8八飛▲7八金△8九飛成▲7九金打△9九竜▲4六歩△5五飛▲5六飛△6六歩 まで、82手で宏美女流二段の勝ち。

△5七歩に▲6七玉まで。これに宏美女流二段は△5八金。この手についてだったと思うが、感想戦で私が、「ボンヤリ。重たい。中倉先生みたいですね」と、かなり失礼なことを言った。もちろん実際の宏美女流二段はスリムで、かなりプロポーションがよい。
私は相手の歩切れを衝いて▲5五香と打ち、勝利を確信した。しかし数手後の△4三銀には、先に▲5四香と金を取っておくところだった。本譜▲1二角成も立派な手だが、ちょっと流れがおかしい。
宏美女流二段△8八飛。5八馬との交換は許せないので、私は▲7八金△8九飛成▲7九金打だが、第19期女流王位戦第5局の清水市代女流六段じゃあるまいし、こんなところに2枚も金を打つ手はなかった。
これで戦意を失ってしまった。△5五飛▲5六歩に、宏美女流二段は玉頭に△6六歩。▲同玉は△7四桂で、このあとも私の苦しい戦いが続きそうだ。さっきまで温泉気分だったのに、なんでこんな思いをしなければならないんだと思ったら、イヤになって、投了を告げてしまった。
当時のメモには、「指導対局100敗目」とある。「LPSAサロンで、平手指導対局で100敗になった」という意味だろうか。
帰りは有志と居酒屋に繰り出した。その帰りの電車の中でW氏から、大野教室を勧められる。
そしてこの1週間後、東日本大震災が起こるのである。
コメント (5)
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