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これも、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の[一]。前述のあと、一番も書いてみた。筆ペンの黒が無くなり買ってきた。真っ黒とグレー色がちょこっと混じっているのと、二種買ってきた。書き比べると、画像の、グレー色が少し混じっている黒色の方が、良いようだ。勿体ぶって書いたのは、「やそじおりおりに」と題して小冊子を作る。その中に、綴り込む。この目的がある。あと二十枚ほど、書いてみる。でも後で書いたのは、気負いが入って、ぎすぎすしたのになるのかも、ダメかも。別のことだが、島崎藤村の、「初恋」も、思い出した。「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思いけりーーーー」。スカスカの脳の片隅に残っていたのが、出てきました。
私の母方の祖母は明治24年生まれで、教師として小諸に赴任していた島崎藤村の下宿の隣家で幼き時代を過ごしていました。その父親は着物仕立て屋をやっていたようです。この世話好きの仕立て屋が藤村の著書「千曲川のスケッチ」に登場します。祖母も藤村に可愛がられていたようで、その印象をよく私にも話してくれました。そんなこんなで戦前の文豪の中でも親近感をいだく作家です。