画像は、花が終わった紅梅。昨日今日の強風で、枯れ木状になった。ここ数日の寒さは、余寒とか。「立春の後の寒さ」、「寒が明けてまだ残る寒さ」、「残寒」と、辞典で読んだ。俳句の季語は、「春」とある。年々歳歳花相似たりとか、季節が巡ってくる。ガラス戸越の陽光は、暖かい。座布団を枕に、虎落笛を聞きながら、ごろりと横になるのもいい。日向ぽっこもいい。ぼけーっとしても、老い行く先のことしか、浮かんでこない。ああでもない、こうでもないと、頭の中が、ぐるぐるぐるってなると、「なるよおになるさぁっ」に、なって起き出す。別の事。はるか昔のこと。風邪ぎみで、お医者さんへ。「先生、なんか注射して」と。「一発で治らないよぉ。ならば点滴をする」と。窓際のベットは、陽だまりで暖かい。「見回りにくるから、よく眠るように」と。お昼前後で、病室は、静が、心地よく眠っていた。時々、ぺたぺたぺたと、スリッパの音。点滴液の落ちるのを確認にきた。今は毎月、定期の診察で、子息に世話になっている。その時の先生は、小生より三歳年上、数年前、入り口先で、ばったり会い、「おっ、元気がぁ」だった。