八十路徒然なるままに

早稲田かりほすなど、とりあつめたる事は、秋のみぞ多かる。また、野分の朝こそをかしけれ。徒然草より

昔お世話になったお医者さんの続き

2011年11月05日 19時54分04秒 | Weblog
前回に続いて。先生は、その日は長い時間を、患者の枕もとを離れず、点滴の入る量を見ていた。後で分かったことだが、患者の目尻のしわで、判断をするという。患者が落ち着いてきたのだが、点滴は一晩中続けることになった。先生は、1本づつ、点滴を一分間に落とす回数を指示して、帰った。結局、暮れの大晦日、そして正月三が日、往診をして、点滴を続けたのだった。正月があけ、入院をさせた。その間に、回復は無理と思うと言われたのを、記憶している。入院をさせたが、十か月の間、意思の反応はなく、床ずれもひどく、回復のあてもない、辛い入院しての治療だった。三十年も前のことだった。今、義母が在宅で、介護をしてもらっている。四年前になるかなぁ、脳梗塞の症状なのか、立つことが出来なくなり、ろれつが周らなくなり、よだれがだらだらと流れ、急ぎ脳外科の看板のある医院へつれて行ったが、新規の患者はお断りとのことで、車から下ろすことも出来なかった。新患お断りも、脳梗塞は、入院治療となるのだろうから、入院の設備がなければ、患者を受け入れることは出来ないのだなぁっと、あとで理解した。結局、義母の内科のかかりつけのお医者さんへ行き、紹介状を書いてもらって、入院ができた。今の時代は、そうゆう仕組みになっていると、理解しなけれはならないのだろう。画像とは関係のないことを書いた。秋の夕暮れは、ちょつと、物淋しく感じる。
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