つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

珈巣多夢の伊藤強マスターについて

2010年01月15日 | 日記
                    珈巣多夢の伊藤強マスター

高岡茂夫さんと仙台の定禅寺通りを散策していた時に、自家焙煎炭焼き珈琲が飲みたいということで看板を見て、「珈巣多夢(かすたむ)」という店に入った。
階段を上がり2階の扉を開けて入るとこじんまりとしたカウンターと窓側のテーブル席があった。
窓からは定禅寺通りの欅並木が目前に見えた。なかなかロケーションの素晴らしい席であった。
マスターは白い長い髭を貯えている伊藤強さん

『珈巣多夢』と書いて“カスタム”と読みます。
・・コーヒー好きの人がたくさん集まって夢を語れるようなお店・・という思いがこめられています。
また英単語のカスタム(custom)には「古い慣習・ならわし」といった意味があるので、古き良きもの・・みたいな意味も店名の由来です。
オープンは1976年。場所を変えたりしているうちに現在の『珈巣多夢』になり、自家焙煎も始め、コーヒー主体のお店となりました。
たまたま味わった炭焼コーヒーの味に感銘を受け、以来当店も炭焼焙煎を取り入れることとなりました。

自家焙煎炭焼き珈琲店を開店して33年になるという。
今から25年前にスタートさせた定禅寺通りの光のページェントのイベントの企画をしたメンバーであります。
全国でも先駆けとなった仙台定禅寺通りの光のページェントが元祖となっている。
定禅寺通りにかかる各商店街が一致団結して人を呼ぶことの出来るイベントを企画して成功させた実績があります。
光のページェントが誕生するまでの逸話や欅並木についての諸々の知識を教えてくれた。
その後全国各地で光のイルミネーションやページェントが展開されてきた。

伊藤強マスターは、珈琲屋をオープンさせる前にはおでんや「お多幸」で働いていた。
そのとき、松栄不動産の松坂卓夫さんもよく利用していてお世話になっていたと話す。

美味しい珈琲の香りがして、マスターの入れてくれた珈琲の味は格別であった。
話の中に人との交流の広さを知り、仙台での良い思い出となった。
至福のひとときを高岡茂夫さんと過ごせた。

(1月15日記)
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イーグルロードについて

2010年01月14日 | 社会
                イーグルロードの表示板の前に立つ松坂卓夫さん

仙台駅の東口は都市開発により見違えるように生まれ変わりました。
東口からクリネックススタジアム宮城(宮城野球場)まで立派な道路が出来ています。
歩道側には、人の歩くゾーンと自転車が通行するゾーンをはっきり分けて表示するようにした。
そして、イーグルロードと名付けた。
自転車が通行するゾーンは、東北楽天イーグルスのカラーであるエンジ色に塗り込まれている。
これらのアイディアも松坂卓夫さんらのチームによる計画が実現する形となったのです。

それ以来、人と自転車による事故もかなり減少したと語っておりました。
人も安心して広い歩道を歩いています。
自転車で通行している人たちは、エンジ色のゾーンを進んでいきます。

松坂卓夫さんは、街の活性化にも積極的に参加しています。
会社の社長以外の肩書きも6つ持っていて、ボランティア活動として尽力している。
社会貢献に尽力することに力を出すことを少しも惜しまない人です。

(1月14日記)
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KICK OFF 2010

2010年01月12日 | 日記
               KICK OFF 2010(仙台サンプラザ)

ワースワイル・ドット・コム株式会社の「KICK OFF 2010」に参加した。
会場は、仙台サンプラザ。1,500名の関係者が集まった。

オープニングでCGが流されて会場内を一つに集中させて、鎌田博次代表取締役社長の挨拶からスタートした。

アットメール販売代理店の代表として、
群馬県の武藤奈帆美さん、東京都の久良木雄一さん、愛知県の榊原裕高さんが体験からのビジネス理論を発表した。
その後、アットメール活用の成功事例店舗のビデオ上映が行なわれた。
年間販売コンテスト表彰式では、販売実績の優秀者が表彰された。

土佐雅人常務より新規コンテンツの発表と解説が行なわれた。
お楽しみ抽選会では、ANYポイントシステムやネットブックPCはじめ多くの景品が提供されて参加者へ渡されていた。

最後は、全国でセミナーを担当している講師である早坂成司さんの挨拶により幕が下ろされた。
その後、パーティーが盛大に行なわれた。

(1月12日記)
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金子美登氏の仕事の流儀

2010年01月11日 | 報道
                   有機カリスマ農家の金子美登氏


NHKテレビに「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組がある。
TAMCメンバーの犬竹一浩さんから「親戚の金子美登氏が出演するのでテレビを観てほしい」と連絡を受けました。
有機農家 カリスマ農家
美しき農場で土に生きる 金子美登さんの理念
日本の有機農業のさきがけであり、第一人者。
1971年に農水省農業者大学校を1期生として卒業後、有機農業を始める。
現在、NPO法人全国有機農業推進協議会の代表を務め、自らも埼玉県小川町に霧里農場を運営。
消費者30世帯と提携し、約3ヘクタールの田畑で季節に合わせて常時20品目を栽培している。
落ち葉や糞尿を利用した完熟堆肥や生ごみを活用したバイオガスプラントなど自然エネルギーを見事に循環させ、水田や畑のほかに、乳牛、や養鶏も行う。
国内外からの研修も多く受け入れ、海外の農業者とも交流を活発に行っている。

テレビを観てとても勉強になりました。
子供を育てるように稲や野菜を生産する苦闘の数々。作物の声を聞けと話す。
作付けは今日しかないと雷鳴のなる雨の中、田植えを敢行する不屈の精神。
稲をイモチ病から守るための雑草との葛藤。
作物が売れなくなった時に、手を差し伸べた作家・有吉佐和子の存在。
苦難と向き合い続けた40年。腐葉土の秘密。
丹精込めた有機野菜
有機野菜にベストを尽くしてきた金子美登さんの快挙に称賛の拍手を送ります。

犬竹一浩さん、とても良い情報をお知らせ頂き感謝申し上げます。
その後、電話にて金子美登さんから農作物の育成方法についてよく教えてもらっていると報告がありました。

(1月11日記)
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<3Dテレビ>今春から相次いで発売へ

2010年01月10日 | 経済
                         3Dテレビ
(毎日新聞より)
立体的な映像と臨場感が売り物の3D(三次元)対応テレビを、パナソニックやソニーなどが今春から相次いで発売する。
従来の2D(二次元)の薄型テレビが値崩れを続ける中、3D対応テレビを新たな収益源と期待する各社は「今年を3D元年に」(パナソニック)とPR。
米ラスベガスで7日開幕する世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」でも3Dテレビが目玉になっている。
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東京スカイツリー(1月)

2010年01月09日 | 日記
                   建設中の東京スカイツリー(中央)

池袋の家の近くに山手線を跨ぐ西巣鴨橋があります。
久しぶりに西巣鴨橋を通ってつばさ基地まで行きました。
この橋は、山手線の池袋と大塚の間に設置されています。
橋の上から東の方向を見ると建設中の東京スカイツリーが見えた。

現在の高さは254mです。まだまだ高く伸びていく。
建設中のスカイツリー見学が人気があるとのこと。
多くの人が建設近くまで行って記念写真を撮っているらしい。

東京スカイツリーがそびえるのは、東京の新しい文化拠点、業平橋(なりひらばし)・押上(おしあげ)地区。
浅草、向島(むこうじま)などの伝統あるまちに囲まれ、東武線、地下鉄、水上バスなどが行き交う交通の要所です。

最新の技術を駆使して建設される東京スカイツリー。
地上600mを超える、世界一の高さを誇る展望タワーです。

第一展望台は、地上350m。
二層の吹き抜けとガラス張りによる開放感が広がります。
さらに上の第二展望台をぐるりと取り囲んでいるのは天空回廊(てんくうかいろう)。
東京湾や関東平野を一望にできます。地上450m。
これまで見たことのない眺望を楽しむ、まさに空中散歩です。

(1月9日記)
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林家正楽師匠の年賀状

2010年01月08日 | 友人
                    林家正楽師匠の年賀状

毎年、林家正楽師匠から年賀状を頂いております。
紙切り芸の第一人者である林家正楽師匠は必ずその年の干支の動物を切って貼り付けてあります。
今年の干支は寅です。口を大きく開けて吼えている寅の紙切りです。
毎年恒例となっております前年度のリクエスト順位も掲載されてありました。

年賀状には
本年も 紙、切って切って切りまくります

平成21年正楽御注文多い順
1 イチロー(77)
2 花火(42)
3 お花見(41)
4 藤娘(40)
5 牛(35)
6 虎(34)
  竜(34)
7 おひな様(29)
8 梅にうぐいす(26)
  石川遼(26)
9 マイケルジャクソン(25)
  節分(25)
10 土俵入り(24)
  林家正楽(24)

このブログ「つれづれなるままに」の1月1日に掲載しました「宝船」は、林家正楽師匠に池袋演芸場でラストクリスマス公演のときにリクエストしたものです。

(1月8日記)
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六本木ミッドタウンのイルミネーション(2)

2010年01月07日 | 日記
                   ミッドタウンのイルミネーション(2)

六本木のミッドタウンのイルミネーションはたくさん樹木に装飾されている。
道路沿いに並ぶ並木は白色の光で飾られている。
最近の飾りは点滅するものもあり、また上から下へと光が移動して水滴の模様を表現しているものもある。
その他に庭園の樹木は黄色の光のページェントで施されている。
庭園に来ている人は、光のイルミネーションの美しさに歓声をあげて、ケータイで写真撮影をしている人が多くいる。

まだ継続して光のページェントを実施している六本木ミッドタウンのイルミネーションに行かれたらよいでしょう。

(1月7日記)
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六本木ミッドタウンのイルミネーション(1)

2010年01月06日 | 日記
                  ミッドタウンのイルミネーション(1)

六本木のミッドタウンのイルミネーションがとてもきれいであった。
その夜は天気が良く、上空には満月のつきが明るく輝いていた。
ミッドタウンの庭には、大きなモミの木があり、その木の枝にイルミネーションの光が点灯されていた。
遠くには、橙色に輝いている東京タワーが光って見える。

ミッドタウンの樹木のイルミネーションと点灯されて光り輝いている東京タワーと上空の満月の月がとてもコントラスよく異空間の様相を見たようだ。
最近のイルミネーションは発光ダイオードの普及により青い色や白い色も採り入れられている。

光のページェントは、寒さ厳しい冬の季節が適している。
仙台市の定禅寺通りの光のページェントを見たのが20年ほど前であり、とても感動をしたことを思い出した。
その後、各地でイルミネーションを飾るところが出てきた。
表参道の並木の樹木にも光のページェントが復活した。
人々の目を楽しませてくれるイルミネーションである。

(1月6日記)
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ネット選挙運動解禁

2010年01月05日 | インターネット
◆ネット選挙運動解禁、参院選から…民主方針

(読売新聞より)
民主党は公職選挙法を改正し、インターネット利用や戸別訪問を解禁して選挙運動を大幅に自由化する方針を固めた。
ネット利用解禁は、1月からの通常国会に改正案を提出し、夏の参院選からの実施を目指す。戸別訪問解禁は参院選の公約に掲げ、秋以降に法改正する考えだ。
公選法は選挙運動の公平性のため、配布できる文書類をはがきやビラなどに限っている。この規定に基づき、選挙中のホームページ(HP)更新も違法な「文書図画の配布」にあたり、禁じられると解釈されている。
投票を依頼する目的で有権者の自宅などを訪れる戸別訪問も買収などを防ぐために禁止されている。

これに対し、民主党では小沢幹事長らが選挙運動の自由化を主張している。
政権公約(マニフェスト)選挙の定着などで選挙が政党中心に行われ、自由化が買収などにつながりにくくなったと判断している。
昨年の衆院選で主要政党が選挙中にHPを更新するなど、ネット利用禁止がなし崩しになってきており、実態に即した改正を行うべきだという声も強まっている。
ネット利用は、選挙中のHP更新だけでなく、電子メール使用も可能にする全面的な解禁とする方針だ。
ただ、〈1〉投票日のHP更新は認めない〈2〉メールの送信対象は登録者に限定する〈3〉改ざんの恐れがあるため、選挙公報はネットに掲載しない――などの制限を加える案が出ている。

自民党は、他人が候補者の名前をかたる「なりすまし」が容易なメールの解禁には否定的だ。
民主党もなりすましや中傷の対策などをさらに検討する考えだ。
民主党は5月末までに改正案が成立すれば、参院選でネット利用を解禁できるとみている。
「インターネット選挙運動解禁研究会」(田嶋要会長)で検討し、議員提案で国会に提出する構えだ。
一方、戸別訪問は1925年の普通選挙法制定以来、戦後の一時期を除いて禁止されており、解禁は選挙運動の抜本的な変化につながる。
民主党は与野党協議に時間がかかると見ており、ネット利用解禁を先行させる考えだ。

◆解禁されれば、こんな事も◆
 ▽選挙期間中、党のホームページに候補者の演説内容の動画を掲載する
 ▽候補者が選挙中の動きを随時、ブログに掲載する
 ▽民間団体が、選挙中の候補者のホームページやブログを一覧できる候補者紹介サイトを開設する
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初詣・神田神社

2010年01月04日 | 日記
                     神田神社に初詣

今年の初詣は、神田神社(神田明神)へ参拝した。
東京は天気がよく温かい正月であった。
神田神社の門前にある甘酒の天野屋さんに年始のご挨拶。
天野屋さんは、男衆は製造担当で女衆は店頭での販売を担当している。
女将さんの寿美子さんと若女将のさかえさんも忙しく仕事をしていた。

神田明神(かんだみょうじん)は、正式名称「神田神社」。
◆歴史
承平5年(935年)に敗死した平将門の首が京から持ち去られて当社の近くに葬られ、将門の首塚は東国の平氏武将の崇敬を受けた。
嘉元年間(1303年 - 1306年)に疫病が流行し、これが将門の祟りであるとして供養が行われ、延慶2年(1309年)に当社の相殿神とされた。
平将門神に祈願すると勝負に勝つといわれる。

江戸時代、江戸城増築に伴い現在地に遷座した。
江戸城の鬼門除け、江戸総鎮守として尊崇され、神田祭の山車は将軍上覧のために江戸城中に入ったので、一名「天下祭」とも言われ、江戸三大祭りの一つと言われる。
現在「神田囃子」は無形文化財に指定されている。

明治元年、准勅祭社に指定されたが、明治7年、明治天皇が行幸するにあたって、天皇が参拝する神社に逆臣である平将門が祀られているのはあるまじきこととされて、平将門は祭神から外され、代わりに少彦名命が大洗磯前神社から勧請された。平将門神霊は境内摂社に遷されたが、戦後昭和59年(1984年)になって本社祭神に復帰した。

また、野村胡堂の代表作「銭形平次捕物控」の主人公・銭形平次が当神田明神下の長屋に住居を構えていたという設定から、敷地内の本殿右手横に「銭形平次の碑」がある。

(1月4日記)
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藤蔭道子さんについて

2010年01月03日 | 友人
                藤蔭道子さん(左)と辻田晴子先生

武蔵野第3小学校、第3中学校の同級生に藤蔭道子さんがいます。
現在は作家として多角的に活躍しております。

新しく出版した「慕情」(龍書房 定価1,000円)が送られてきました。
そして続いて同人誌「花粉期」も届きました。
その中で、藤蔭道子さんは「タンポポ」と題して随筆を掲載しています。
「タンポポの会」は、小学校時代の恩師である辻田晴子先生を囲む同期会の名称であります。藤蔭道子さんは1年から4年まで辻田晴子先生のクラスで学んでいました。

先生の傍には、成長とともに忘れていた安らぎと、静けさがあって、悩み深かった思春期にも私は(タンポポの会に)参加したのだった。と記述してありました。
現在89歳の辻田晴子先生を囲む会が12月に吉祥寺で開催され参加した。
藤蔭道子さんは、辻田晴子先生の一言一句を聞き漏らさないように真剣に聞いていました。

辻田晴子先生に長生きの秘訣を尋ねると「そんなもの何もないのよ。ただ、目の前にあるものや来たものを受け容れて、大切にして生きてきただけ・・・。いい服着たいとか、あれこれ何も考えないの。若葉の季節には、葉っぱが、きれいだなぁ、と思ったりね・・・それだけ」と穏やかに話すのだった。
目の前にあるものを、受け容れる――何てすごいことだろう。
久しぶりに、私も春を待つこころが生まれてきた。とまとめてありました。

書籍が到着したお礼の電話を藤蔭道子さんへ掛けました。
「慕情」は、七編の短編集。
「小説のストーリーは、実体験からですか?」と問うと、「勿論それもありますが、小説ですから、フィクションも含まれています」との応えでありました。

文章を読んでいて、内容の表現力の素晴らしさと筋書きの展開の面白さを感じました。やはりこのように文として表して読者の感動を与える作家の方は、心細かいところまで気を遣って分析をして、文章を表現していることに敬意を表したいと思いました。

藤蔭道子さんの作家活動が益々発展することを祈念しております。

(1月3日記)

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鏑木清方の世界

2010年01月02日 | 文化
                      鏑木清方の美人画

六本木のミッドタウン内にあるサントリー美術館へ行った。
近代日本画の巨匠、美人画挿絵として名声のある鏑木清方の美の世界展。

サントリー美術館は、建設に創意工夫が凝らされている。
床材は、サントリーウイスキーの樽酒に使用する百年物のホワイトボードを使用している。展示会場の照明も落ち着いた光でゆっくりと鑑賞できるようになっている。障子利用の壁も落ち着かせてくれる。
展示場には、音声ガイドを借り4階から入り、3階へと繋がっている。音声ガイドにより作品の様子が詳しく解説されるのでよく理解できる。

鏑木清方は、明治から昭和という時代にあって、人々の暮らしに残る江戸情緒に美を見出し、風俗画に独自の画境を開く。
清方にとってのノスタルジアに焦点をあて、名品の数々とともに清方芸術の魅力を堪能した。

清方画伯の終焉の地となった鎌倉市雪ノ下に鏑木清方記念美術館が常設されているが、そこに展示してある多くの作品をサントリー美術館で展示した。
鏑木清方は、明治11年東京神田に生まれ、その画業のはじまりは挿絵画家からでした。のちに肉筆画に向い、清らかで優美な女性の姿や、いきいきとした庶民生活、肖像、愛読した樋口一葉や泉鏡花などの文学を主な題材として描かれた作品は、市井の人々への共感や慈愛のまなざしが感じられる。
昭和29年文化勲章を受け、鎌倉の雪ノ下に画室をもうけ、昭和47年に93歳で亡くなるまで過ごした。

鏑木清方は晩年、自らの境地を「市民の風懐にあそぶ」と称して、庶民生活を題材にした作品を多く手がけた。
情緒あふれる日本画作品、また典雅な文体による随筆を多く残している。
サントリー美術館での展示は、1月11日までです。

(1月2日記)
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新年おめでとうございます

2010年01月01日 | 日記
                 林家正楽師匠による紙切り「宝船」

謹賀新年

2010年をいかがお迎えになりましたか。
あなた様にとって良き年でありますことを祈念しております。

総務省が構築して推進しているモバイル機能を活用のユビキタスネットワーク社会のスタートの時を迎えました。

池内和彦HPアドレス⇒ http://www.just.st/799255
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池内和彦ブログ⇒ http://blog.goo.ne.jp/ikeuchi_1945/

2010年1月1日
Mobile‐mail: k.5931.ikeuchi@docomo.ne.jp
PC-mail: ikeuchi@cap.ocn.ne.jp
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