つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

旧岩崎邸庭園

2023年08月29日 | 名所

 旧岩崎邸洋館南面

 台東区池之端にある「旧岩崎邸庭園」に行ってきました。洋館、和館大広間、撞球(ビリヤード)室の3棟ならびに宅地が国の重要文化財に指定されています。

 洋館は、明治29年に竣工し、迎賓館として用いられていました。木造2階建、屋根はスレート葺き、外壁は下見板張りです。北面を正面とし、正面玄関部分は平面四角形の塔屋となっています。反対側の南面は1階、2階とも列柱のある大きなベランダを設けています。

 和館は、書院造を基調とした和風建築であります。明治期の大邸宅の岩崎邸では、迎賓館としての洋館に対し、生活の場としては和館が使用されていました。洋館と和館は船底天井の渡り廊下で結ばれ、当時の和洋折衷の生活スタイルを伝えています。

 撞球室は、木造ゴシック様式のビリヤード室となっています。校倉造の外観はスイスの山小屋風。洋館の地下室とは地下通路で結ばれています。

 庭園は、広大な芝庭とし、庭石・灯篭・築山などを配した和洋併置式の庭園となっています。今も残る雪見灯篭や亭跡の石敷が往時の姿を偲ばせています。

 邸宅の館内はすべて豪華な造りとなっていて感動しました。しかし撮影禁止となっており、庭園からの写真撮影のみとなりました。


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