つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

祝嶺和子さんの訃報

2010年01月19日 | 躰道

祝嶺和子様の訃報が届きました。
病気療養中のところ、17日早朝に亡くなりました。
躰道の創始者であります祝嶺正献最高師範夫人として、長年躰道の普及と発展に側面から尽力して頂いた人です。
初代宗家である祝嶺正献最高師範が8年前に逝去した後は、躰道の第二代宗家として尽力して頂きました。
私も1965年に大学に入学した時から躰道の修行の道をスタートさせ、今日の45年間にはいろいろと祝嶺和子様にはお世話になり、多くの想い出がありました。

和子奥様が陶芸体験をしたいとの要望で、水野道浩さんの案内で岐阜県多治見の陶芸作家さんの工房を一緒に訪れたこと。
躰道壮年倶楽部の会合で講演を担当して頂き、祝嶺正献最高師範との出会いから現在に至るまでのお話を詳細にしてくれましたこと。
いつも躰道会員のことを見守って頂きました。

和子様は、沖縄県出身で戦争中のひめゆり部隊の一員でありましたが、生命を落とすことなく後世を過ごしてきました。
東京に来てからは厚生省の援護局に勤務して、沖縄での戦争体験に基づき亡くなった仲間たちの生存中の情報についての生き証人としての重要な任務を行なっておりました。

また一人躰道の創始の経緯を知っている人が亡くなってしまいました。

(1月19日記)
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