つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

池袋の服部珈琲舎

2012年07月31日 | 日記

服部珈琲舎のチョコレートパフェ

池袋の東口に「服部珈琲舎」という喫茶店がある。
西武百貨店の西武口の前の交差点を渡ると目の前にある。
大正二年創業であるから、池袋でも古い方のお店である。
3階建ての喫茶店であり、ライスカリーが名物となっている。

池袋喫茶の会」が、毎月この服部珈琲舎の3階で開催されている。
お酒抜きの異業種交流会である。
会費は自分のオーダーしたものの価格+200円である。
この日は、チョコレートパフェ(800円)を注文した。
アイスクリームもチョコレートとバニラがありその上にソフトクリームが乗せてある。
フルーツもパインやミカンなど数種類入っておりボリュームがある。

純喫茶が少なくなっている時代に、服部珈琲舎は継続している。
池袋駅前という立地もあり、待ち合わせ場所や商談などにも多く利用されている服部珈琲舎である。

(7月31日記)
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高層ビルの窓拭き掃除

2012年07月30日 | 日記

高層ビルの屋上から吊るしたロープのみで窓拭き掃除

西新宿の会社に打ち合わせに行った時に、住友不動産の高層ビルがあった。
ちょうど窓拭き掃除中であった。
屋上から吊るされたロープにブランコのような腰板が一枚あり、その上に腰かけているだけ。
ビルの外側の窓を掃除している。
窓を移動するときは左右に揺らしながら、次の窓へを移っていく。
ガラスにスポンジを吸いつけて固定をする。

高層ビルの外側の窓拭き掃除をロープだけで、窓を移動していくことは仕事とはいえ凄いと感心した。
少しでもバランスを崩したら落下してしまうだろう。
いろいろの仕事があるだろうが、高層ビルの窓拭き作業のできる人は少ないことであると思う。

(7月30日記)
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佐藤康高さんによるセミナー

2012年07月29日 | 日記
セミナーを担当する佐藤康高さん

京浜蒲田駅のすぐそばに大田区産業プラザで開催されたセミナーに参加した。
セミナー講師担当は佐藤康高氏(ライフアドバイザーコーポレーション代表取締役)。
セミナーの内容は「商売応援講座」であり、ケータイを活用した販促ツールのアットメールについてでした。
儲かっているお店が実践しているリピーターづくりのしかけについての講座でありました。
参加していた業務店の経営者たちは、誰もが持っているケータイやスマホにお店の情報を簡単に送信でき、来店を促してリピート客を確保する。来店頻度が上がれば売り上げも上がる。との説明に納得していた。

業務店が売り上げが上がらなくて苦戦していることの理由にリピート客の確保をいかにするかということ。
そこでケータイを活用してメール会員に対してお得な情報をリアルタイムに発信することで来店を促せる。
安い経費でメール送信が活用できるアットメールに納得していたようだ。

またアットメールMiniの活用についても説明があった。
1.お店のホームページ3版作成(パソコン・スマートフォン・ケータイ用ホームページ)
2.お店のPR用ツール(新規集客)
3.顧客化全自動メール(クーポン自動配信、NFC端末付き、導入効果レポート付き)
これだけのシステムが活用できて安価な料金である。
広告経費を削減するならこのシステムがよい。

佐藤康高氏の商売応援講座セミナーは参加者に分かりやすく解説しているので理解ができる。
流石に全国でセミナー講演活動を続けている佐藤康高氏であると納得しました。

(7月29日記)
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京浜急行蒲田駅界隈

2012年07月28日 | 日記

工事が進む京急蒲田駅

太田産業プラザで開催されるセミナーに参加するために京浜急行蒲田駅に降りた。
京急蒲田駅は品川から来るとこの駅で三浦半島方面と羽田空港方面へとの分岐点となっている。
羽田空港方面は国道15号線(第一京浜国道)で踏切となって車の交通等に支障をきたすとのことで立体的な駅と線路にする改修工事が進んでいる。

地上部と高架部にそれぞれ島式ホーム1面2線を有する駅。本線と空港線の分岐点である。

地上駅時代は各ホームを連絡する跨線橋があったが、2012年時点では連続立体交差事業が実施されている関係で、東西双方の改札口とホームとは地下道により連絡している。
現在の駅舎になってからは各ホームとコンコースを連絡するエレベーターが設置された。
東口はかつて分岐点近くに駅舎が設置されていたが、連続立体交差事業の進捗に伴い一時跨線橋上に移転後、現在の地下通路内に移転した。
乗り換え通路は雑色・糀谷寄りにある。かつてはエスカレーターを併設していた。

京急蒲田駅の南側には環状八号線が国道15号線と交差している。
今は底を立体交差にする工事が進んでいる。
駅と交差点の立体工事が完成すると大きく変貌したところとなる。

(7月28日記)
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毛利庭園

2012年07月27日 | 日記

毛利庭園

−江戸時代の大名屋敷のなごりを今に伝える、池と緑で彩られた贅沢な庭園−

敷地の半分がオープンスペースである六本木ヒルズで、とりわけ贅沢な空間、と言える「毛利庭園」。
面積4,300平方メートルという広大な敷地に、池を中心にし、滝、渓流、川のせせらぎや、桜、イチョウといった木々を配し、四季折々に変化する木々や植物の表情を感じることができる、回遊式の日本庭園となっています。
都会の中にある贅沢なこの空間で、日本の四季や歴史を感じながら、ゆっくりと散策もいいですよ。

(7月27日記)
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六本木ヒルズとテレビ朝日

2012年07月26日 | 日記

六本木ヒルズとテレビ朝日

六本木近辺が大きく変貌している。
国立新美術館や東京ミッドタウンも賑わいを見せている。
再開発構想により六本木ヒルズが誕生して10年ほど経過する。
毛利庭園を挟んで反対側にはテレビ朝日の新社屋が建っている。
集客効果は抜群であり、多くの人を吸い寄せているタウンである。
東京メトロ日比谷線は従来から開通していたが、都営地下鉄の大江戸線が開通してアクセスが多くなった。
六本木には外国人も多く歩いている。

(7月26日記)
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北の丸公園の「清水門」

2012年07月25日 | 日記

千代田区役所から見た「清水門」

北の丸公園の牛ケ淵に「清水門」がある。
江戸城の名残でお城の様相を醸し出している清水門はとても趣きがあり好きな場所である。
千代田区役所の入っているビルの上階から眺めると北の丸公園がよく展望できる。
遠方には新宿の高層ビル群が見える。
その公園に入るところが清水門であり、日本のお城の景観をよく現している。

皇居となっている江戸城の天守閣は焼失後建設されていないが、大手門や平川門、半蔵門、そして内濠や外濠などは残っているところが多く江戸城の名残が楽しめるところがある。
その中でも清水門は建築当時の模様を残している江戸時代の面影が残っているところである。

(7月25日記)
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田中角栄銘柄の酒

2012年07月24日 | 日記

田中角栄銘柄の「日本酒とワイン」

森陽一郎先生らが主催する経済懇談会である「談論会」があります。
旗幟の会研究会は、森陽一郎先生が弁論を通して「田中角栄先生の言」を学ぶ勉強会として議員会館で年2回で開催しておりますが、「談論会」は企業経営者を中心とする経済懇談会であり毎月開催されています。

今回の経済懇談会は、政府・民主党の提出した「消費税増税案」で反対投票した党員や民主党を離党した小沢元代表グループと野田首相の今後の対応が日本の経済にどのような影響を与えるかが中心議題となって意見が多く出されていた。

懇親会では、新潟県へ行った人が購入してきた田中角栄銘柄の日本酒とワインが振る舞われた。
新潟では人気のお酒であり、いまだに田中角栄氏の人気は続いているようだ。
一口、このお酒を飲んでみたが、下戸である自分も美味しかったと感じた。

(7月24日記)
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日馬富士が全勝優勝

2012年07月23日 | スポーツ
                    
全勝優勝してインタビューで喜びを表す日馬富士関

大相撲名古屋場所は大関・日馬富士が全勝優勝を果たした。
横綱・白鵬と大関・日馬富士の14勝全勝対決決勝戦。
全勝同士の優勝戦は、29年ぶりで、平成になって初めての対戦である。

過去の全勝対決優勝戦は、
栃錦 対 若乃花、 大鵬 対 柏戸(2回あり)、千代の富士 対 隆の里
いずれも横綱同士の対戦であった。
昭和24年以後大相撲15日制となってからは、横綱対大関の全勝対決優勝戦は初めてである。

優勝対決は、大関・日馬富士が横綱・白鵬を圧倒して寄り切って勝利した。
日馬富士の優勝は前年の名古屋場所に続いて3度目である。
優勝後の次の場所ではいずれも綱取りに失敗している。
来場所となる秋場所では連続優勝をして横綱を勝ち取ってほしい。
優勝インタビューでは、笑顔が見られた日馬富士関。
奥さんとお子さんも観覧していて喜んでいた。

今場所もモンゴル出身の力士が優勝を果たした。
日本出身の大関である稀勢の里や琴奨菊には特に奮起を促したい。

また、来場所が楽しみである。

(7月23日記)
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フリーマーケット

2012年07月22日 | 日記
                      
品川インターシティのフリーマーケット

品川インターシティは新しいオフィス街となっている。
高層ビルの間には植物の樹木が多く緑の公園となっている。

休日のインターシティのビルの外と中ではフリーマーケットが開催されていた。
中は多少冷房が効いていて涼しくなっているが、外側は猛暑の炎天下でのフリーマーケットである。

出店している人も探し物をして回る人たちも暑い天候のなかで物色していた。
中でも多いのはハンガーにかかっている女性の衣服類である。
装飾品や、家にある小物を多く展示してある。

家で不要となったものを安価で提供しているフリーマーケット。
売る方も買う方も納得していれば双方とも得るものがある。

ここの公園では風があり木陰で涼んでいる人も多くいた。
飲み物を飲んでいる人、食事をしている家族など多くいた。

(7月22日記)
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ホスピタリティの心(9)

2012年07月21日 | 友人
                          ホタルの乱舞

津田令子様著作本「接客革命」(芦書房 1,575円)より転載。

◎タクシー運転手が観光大使?
椿の咲くころに、NHKのラジオ番組の取材で神奈川県の奥湯河原温泉に泊まり、帰りに駅までタクシーに乗ったときのことです。
運転手さんは、「お客さん、どこから来たの~。よく来てくれたね。熱海や箱根が近いのにね~」と気さくに話しかけてくれました。「ここは熱海や箱根みたいに何たって大きいなものがあるわけじゃないんだけど、みんな人はいいんだよな~。夏にはホタルもでるしさ~、自然がたくさんあるんだよ。一度夏にきてみなよ。ほんときれいだから」と。

もちろん私の仕事を知る由もなく、おそらくこの運転手さんは、乗る人、乗る人、みんなにこんなふうに自然体で町のPRをしているのでしょう。ご本人はPRのつもりはないでしょうが、まるで湯河原町の観光大使みたいでした。
湯河原にはホタルのシーズンにも何度もうかがっているので、運転手さんの話どおりなことはすでに知っていました。「首都圏から車で一時間ちょっとなのに、これほどきれいにホタルの乱舞がみられるなんて」と感動をしたこともあります。しかし、運転手さんの一言のホスピタリティに感動したのです。

地元の方の「一言」は旅人が「もう一度来よう」と思うきっかけになります。
「また来てくださいね」だけでなく、どのシーズンに何を観に来てほしいのか、きちんと伝えることの重要性がこの経験からみえてきます。そして湯河原であれば「湯河原の椿はいかがでしたか」という、わが町にきてくれてありがとう的な一言があると、「来てよかったな」という思いが強くなるのではないでしょうか。
一言があることで、お客さまが一気にその町のファンになり、季節をかえて「また湯河原に」となるのです。

(7月21日記)
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ホスピタリティの心(8)

2012年07月20日 | 友人
                             石垣いちご

津田令子様著作本「接客革命」(芦書房 1,575円)より転載。

 ◎「ピンチ」を「チャンス」に

ツアーコンダクターをしている知人のAさんは、機転の利いたとっさの現場判断でピンチをチャンスに変えた話をしてくれました。
20年以上前、静岡への日帰りツアーを大入り満員で実施したときのことです。当時、たいていのツアーは開催当日に数名の欠席者が出るのを見越して多めに申し込みを受け付けていたというAさん、その日も出発時間の5分前になって残席2名と順調な流れでした。彼が「これで大丈夫、補助席を使わずに皆さんにゆったり座っていただける」と思った瞬間でした。
むこうから「ごめんなさ~い。ぎりぎりになっちゃいまして~」とダダダダと威勢のいい女性3人組がやってきました。Aさん内心「あ~来ちゃった~」と思ったそうです。

たったひとりだけ補助椅子に座らなければならなくなってしまったのです。数名ならばまだよかったのかもしれませんが、ひとりというのは、困りものです。50名近くいる乗客のなかでただひとりだけお豆扱いになってしまうわけですから。ぎりぎりにドヤドヤ飛び乗ってきた三人組は「え~補助席なんて聞いてない~」とご機嫌斜め、ツアコンのAさんは、対処を考える間もなく出発しなければならず、とにかくひとりがいやいや補助席に。いちいち上司におうかがいをたて「どうしたらいいでしょうか」なんていったら、すかさず「おまえ、そんなことぐらい自分で考えろよ。頭を使え」と、ガチャンと切られてしまうのがおちです。

そこでAさん、最初の訪問先である「久能山の石垣いちご園」で、みんながいちご狩りを楽しんでいるあいだに、いちご狩り組合のおじさんから、いちご四パック入りの箱を安くわけてもらいその三人組に渡したそうです。その人たちは一パックではなく一箱ももらってビックリしながらおおよろこび、そしてそのあとのすべての行程を楽しく過ごすことができたそうです。

そのお客さまは、その後も何度か別のツアーに参加されたとのこと。Aさんは「ちょっとした転機」で、もう少しでクレームになりそうな案件をチャンスに変え、結果として3人のリピーター客を得たわけです。
うまくいくケースとそうでないケースの分かれ道は、「相手の立場になって機転を利かせる」ことができるかどうかではないでしょうか。

(7月20日記)
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ホスピタリティの心(7)

2012年07月19日 | 友人
                           とらや本店

津田令子様著作本「接客革命」(芦書房 1,575円)より転載。

◎老舗のなせる心の技
初詣を兼ねて赤坂の豊川稲荷別院から日枝神社まで歩いたときのことです。数人の仲間と青山一丁目駅から外へ出た途端、容赦なく吹きつける北風とビル風に震えあがってしまいました。歩き出してから15分もすると、八甲田山さながら「勇気をもって引き返そうよ」という者も出てきました。向かい風でなかなか前に進まない道を歩いていると、とらや本店の看板が目に入りました。

「ちょっと温まっていこうよ」「なんかいわれたら誰かが何か買えばいいわよ」といいながら温まりたいだけが本心で一同お店に入ったのです。
すると笑顔の美しい店員さんが「お寒いなかご来店ありがとうございます」と押し付けがましくなく至極自然に迎えてくれました。

私たちみたいな目的で入る人が多いのかどうかはわかりませんが、この笑顔、この言葉、このさりげなさ、やられた~と思いました。
結局六人すべてが、ありがたいやらうれしいやらで一口羊羹、ゴルフボールの形をした最中などを喜んで買うことになりました。そして当初の目論見どおりもちろん身体も温かくなったというわけです。人の心とはそのようなものなのですね。

「買って買って」と商売が先行すると買いたくないと意地でも思うものです。しかもその逆もあるということです。寒いなかあるいは暑いなかわざわざ来てくださったお客さまに、「お寒いなか(お暑いなか)ご来店ありがとうございます」と自然にいえるお店がどれほどあるでしょうか。そんな心くばりのできるお店だったら毎日だって行ってみたくなりませんか。

(7月19日記)

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ホスピタリティの心(6)

2012年07月18日 | 友人
                          稲庭うどん

津田令子様著作本「接客革命」(芦書房 1,575円)より転載。

◎迅速な判断がお客さまの満足に
12月25日のクリスマスはどのホテルのレストランも大忙し。そんなてんてこ舞いの日に竹橋にあるKホテルで心にしみる「おもてなし」を受けました。
NHK文化センターで私の講座に参加くださっている方々とのクリスマス会の席でのことです。このホテルはある生徒さんが「眺めも良く料理もおいしかったわよ」というので決めたのです。

当日通された宴会場は窓が大きく夜景もきれい。つぎからつぎへとお料理が運ばれ、ロマンチックな夜景とともにおいしくいただき、「このあとご飯じゃちょっと重いわね」と誰もが思った瞬間、タイミングよく「おそばでございます」とざるそばが運ばれてきました。そのこともうれしかったのですが、Tさんがなんとなくもじもじしていると、そのお隣に座っているMさんが、「Tさん、そばアレルギーなんですぅ」と小声をあげました。するとTさん気を遣って「もうお腹いっぱいだから私いいわ、どなたか召し上がって~」。幹事のWさんとNさんも、「あらあら申し訳ない。最初に調理場にいっておけばよかったわね。ごめんなさい」。

すると30代前半と思われるウエイターさんがするするっとTさんのそばにきて「すぐに代わりのものをご用意させていただきます」と、さっとテーブルからおそばを下げて小走りに去っていってしまいました。10分経つか経たないうちに先ほどの彼が笑顔で戻ってきて、「稲庭うどんでございます」とテーブルの上にそれを置いたのです。
彼が素晴らしかったのは、愚図愚図せず迅速に、しかも自己判断で「代わりのものを用意させていただきたい」といい切ったことです。そんなときたいていのホテルでは「調理場に聞いてきます」「上司に聞いてみます」などとなります。しかし、そんな寝ぼけたことをいっているようでは熾烈なお客さまの争奪戦に生き残っていけません。

今回は「スピード」「スマイル」「セイフティー」と、「おもてなし」の三Sがキラッと光ったケースです。彼の行動を特別なこととは思いたくありませんが、できそうで、なかなかできないことではないでしょうか。
皆さんも「ホスピタリティとは何ぞや」などと深く考えずに、まずはできそうなこと、すぐできることから実践してみてはいかがでしょうか。

(7月18日記)
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ホスピタリティの心(5)

2012年07月17日 | 友人
                          女性用パンパス

津田令子様著作本「接客革命」(芦書房 1,575円)より転載。

◎無料がリピーターを生む
2~3年目のことですが、10年以上履き続けているパンプスの底が減ってきてしまいました。他の部分はなんでもありません。とても履きやすく気にいっています。もちろん他の靴ももっていますが、愛着もあってなんとかその靴を長持ちさせるべく修理に出したときのことです。
預けたあと、料金が一足5000円ぐらいかかるということと、修理に二週間ぐらいかかるという連絡が約束どおりにありました。もともと安い靴ではなかったので、修理代金が多少かかろうとも、もう少しはけるようにしてもらいたかったのです。

そして約束の三日ほど前に修理完了の電話が入り取りに行きました。
まず「出来上がった靴」の扱われ方に感激しました。靴にフィットした布の袋にくるまれ、それを型崩れのしないようにダンボールの箱に入れ、さらに汚れがつかないように透明のビニールに包まれていました。さらに靴はピカピカに磨かれていました。まるで新品のような扱い方をしてくれていたのです。

そこへ裏から職人さんが出てきて「本来はもっとうまく修理できるけど底の部分が腐ってきていてこれ以上はできない。いずれ水がしみこんでくると思うので雨の日には履かない方がいい。ここまで大事に履いてくれて僕もうれしい。満足のいく施しができなかったので、料金はいただけない」というのです。「そうはいかない」と食い下がりましたが、結局代金を払わせてもらいませんでした。

その靴はいまだに、晴れた日に大切に履いています。
その店の基準なのか、修理をした職人さんの基準なのかわかりませんが、まさに「大切なものへの心遣い」が感じられます。
お客さまと商品に対する店のそして職人さんの姿勢や気くばりが十分に伝わってきました。わが家では靴の修理は、「この店で」と決めました。

(7月17日記)
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