つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

水掛不動尊(法善寺)

2023年11月30日 | 名所

 法善寺「水掛不動尊」

 大阪へ行くと必ず行きたくなる場所が難波にある法善寺の「水掛不動尊」です。日本躰道協会関西事務局に赴任していた時には、よく水掛不動へ行っておりました。

 お不動さんは炎を背負っています。この法善寺のお不動さんは水を掛けられているので体中が緑のコケで覆われています。水を掛けることは願い事を掛けるに通ずるようです。多くの参拝客が願掛けております。

 藤島恒夫が唄った「月の法善寺横丁」には、恋するいとはんが長いこと水掛不動さんに願を掛けていたとあります。恋愛の成就にも良いとのこと。

 水掛不動のそばには、織田作之助の小説「夫婦善哉」のお店があります。

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朝の散歩

2023年11月29日 | 池さんぽ
 雨の降っていない時には、健康維持と老化防止のために朝の散歩に出かけております。

 家を出る時はまだ暗い時ですが、だんだんと空が明るくなり朝明けの中の景色が素晴らしいです。跨線橋を渡ると山手線の先方には東京スカイツリーが見えます。オレンジ色の中に浮かび上がる姿を見ていると希望が湧いてきます。

 都電沿線を歩いていると朝の早い電車が通過していきます。大塚駅前にある天祖神社でお参りをしてから、大塚駅南口のトランパル広場で午前6時30分から開催されているラジオ体操に参加します。50名ほどの元気な人たちが集まり朝の挨拶でコミュニケーションを図ります。大塚の知識人として話題の城所信英さんも参加しております。都電の走る風景はとても憧れでロマンチックです。

 ラジオ体操が終わると都電沿いのバラの花を見ながら歩いてイケサンパークへと向かいます。朝陽に写された自分の影を見ると足長おじさんです。サッカーの練習をしている親子がいます。東京国際大学池袋キャンパスを通過する時はいつも7時前です。風のある日は万国旗がたなびいて壮観です。

 散歩の歩数は6~7000歩です。家に着くと、散歩で疲れた足のメンテナンスをして一日の活動の準備をします。

 
都電が走る大塚トランパル広場

 
朝陽に写された足長おじさん  東京国際大学池袋キャンパスの時計



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鈴木信太郎記念館

2023年11月28日 | 文化

 鈴木信太郎記念館

 東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅からすぐ近くに、豊島区立・鈴木信太郎記念館(豊島区東池袋5-52-3)があります。

 鈴木信太郎は、20世紀前半の日本のフランス文学研究の黎明期に、フランス文学研究体制を確立し、研究者および教育者として活躍をした人です。その鈴木信太郎の旧宅が歴史的建造物として希少性が高いために豊島区指定有形文化財として記念館として公開しております。入館料は無料。

 展示室には、鈴木信太郎が貯蔵していた貴重な書籍本が多数紹介しております。エドモン・ロスタン作の戯曲「シラノ・ド・ベンジュラック」の翻訳をした初版本も展示してあります。その本の発表後、文学座が数多くこの公演をしており、ポスターの展示もあります。また新国劇が「白野弁十郎」として多数の公演もしております。島田正吾の晩年では一人芝居で演じており、緒形拳も「白野」として一人芝居を公演をしていました。

 記念館は、展示室の他にホール、茶の間、次の間、座敷などが見学できます。庭園も季節ごとの植栽を楽しむことができます。


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TAMC研修会(11月)

2023年11月27日 | TAMC
 TAMCの11月の研修会はMシアターで開催されました。

 田澤利明氏による研修は、①本を客に渡し選んだ頁のところの好きな言葉を選んで記述してもらう。その言葉を当てるもの。②千円札を一万円札に変化させてさらに千円札に戻すという新演技の作品。③トランプカードの中から1枚のカードを選んでもらうとそのカードの裏の部分の色が変わっているもの。

 磯部真一氏による研修は、2枚のコインを磁石のようにくっついたり、反発するように見せる演技です。スプーンやフォーク、ナイフなども活用して演技も出来るようにするもの。テクニックが要りますがマスターすれば、不思議さも出てきて面白い作品でした。

 Mシアターは、TAMCの会員である中嶋乃武也氏の会社にあります。毎回研修会には使用させてもらって参加者にとってはとても有難いと喜んでおります。


磯部真一氏によるボールペンの磁石演技


田澤利明氏によるトランプ演技
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忠犬ハチ公のお墓

2023年11月26日 | 日記
 渋谷の駅前の忠犬ハチ公の銅像は、海外からくる旅行者の間でも話題となって写真を撮っている人が多くおります。

 青山霊園には上野英三郎博士のお墓のところに忠犬ハチ公の墓があります。

 上野博士が勤務先の東京大学から渋谷駅に帰ってくるときに毎日出迎えているハチ公の姿を多くの人たちが見守っておりました。ある時に上野博士が勤務中に倒れて帰らぬ人となってしまいました。それでもハチ公は夕方になると毎日渋谷駅まで迎えに出ていました。それを見ていた町の人たちは律儀な犬であると「忠犬ハチ公」と呼ぶようになりました。

 その後、渋谷駅前には忠犬ハチ公の銅像ができるようになりました。銅像の竣工式にはハチ公も参加していたようです。

 青山霊園のハチ公のお墓には「忠犬ハチ公の碑」のと案内がしてあります。


忠犬ハチ公の碑


上野英三郎博士のお墓
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祝嶺正献最高師範のお墓参り

2023年11月25日 | 躰道
 躰道の恩師であります祝嶺正献最高師範のお墓参りに行ってきました。

 特急踊り子号で伊東駅に着くと長女である齋藤育代さんが出迎えてくれておりました。お墓は伊東市の高台にあり相模湾や伊東市街が眼下に見渡せます。

 お墓を清掃して、花を手向けてから祝嶺正献最高師範に対して近況を報告しました。亡くなってもう22年が経過しておりますが墓前に立つと生前の想い出が次々に甦ってきます。生前親しく交流をしていて今も尊敬をしていると語る不弁会会長の森陽一郎先生についての報告もしておきました。
 祝嶺家のお墓には、祝嶺正献最高師範の「死生観」及び「躰道五条訓」が掲示されております。とても立派なお墓です。

 お墓参りをした後には手打ちそばの美味しいお店「手打庵」で食事をしながら躰道のことについていろいろとお話が出来ました。
 伊東の松川の散歩道から海に出て初島や船を眺めながら伊東駅まで散策をしました。帰路は特急サフィール踊り子号に乗車し、快適なひとときを過ごしました。


祝嶺正献最高師範の立派なお墓

 
 躰道五条訓             祝嶺正献最高師範の「死生観」


おそば処「手打庵」の鴨せいろ
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神宮外苑イチョウ並木

2023年11月24日 | 名所
 神宮外苑のイチョウ並木が黄葉していましたので観てきました。

 流石に見事に黄色く色づいておりました。この黄葉したイチョウ並木を観に来ている人たちは多く、カメラで写真に撮っていました。

 外国人の姿も多く見受けられます。話題の場所なので注目されているのでしょう。東京都内のイチョウ並木で絵になることで、映画やテレビの撮影によく活用されている場所です。

 トンネル状になっているイチョウの葉の中を歩き、下に落ちた黄色の葉っぱのじゅうたんを見ていると別世界に入っている感覚になります。

 神宮外苑のイチョウ並木の黄葉を毎年楽しみにしてきていますが、今話題となっている外苑の整備計画によりイチョウ並木が伐採されないことを願っております。



イチョウ並木の黄色のトンネル
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ヤマヨ水産の生牡蠣

2023年11月23日 | 日記
 宮城県気仙沼市大島のカキ養殖・ヤマヨ水産の生牡蠣が送付されてきました。

 ヤマヨ水産・オーナー制度に登録しているので、毎年、春牡蠣と冬牡蠣の二回送付してもらっております。新鮮な牡蠣に喜んでおります。

 同封されている挨拶文には、今年の牡蠣の身入りは、夏の猛暑の影響で高めの水温が続き、例年より1カ月近く遅くなりましたが、やっと水温が平年並みになり自信を持ってお届けできる身入りとなりました。過酷な環境を乗り越えた牡蠣たちが持つ成分が、いつにも増して免疫力アップや健康増進に貢献できると期待してお届けいたします。と記述されておりました。

 ヤマヨ水産がこだわる牡蠣の温湯処理の説明と写真や牡蠣の剥き身の洗い方、牡蠣レシピの紹介などもありとても参考になっております。

 水揚げした牡蠣は、紫外線殺菌水で浄化し、剥きたてを洗浄、冷却、袋詰め。袋詰めはマイクロバブル水を使用して、即日発送するので鮮度抜群です。
 
 産地直送の新鮮な牡蠣を美味しく食べました。

 ヤマヨ水産は、NHK朝ドラ「おかえりモネ」のモデルとなった牡蠣業者です。出演者の竹下景子さんや藤竜也さんも小松武社長から牡蠣についての説明を聞くことと見学をする機会がありました。


小松武社長と竹下景子さん、藤竜也さん
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三四郎池

2023年11月22日 | 名所
 東京大学本郷キャンパスの三四郎池(育徳園心字池)

 3代加賀藩主前田利常が園池を大築造したのは寛永15(1638)年。利常の死後、綱紀がさらに補修して、当時江戸諸侯邸の庭園中第一と称せられた。

 池の形が「心」という字をかたどっており、この池の正式名称は「育徳園心字池」なのだが、夏目漱石の小説『三四郎』以来、「三四郎池」の名で親しまれています。

 東京大学の本郷キャンパスは広い。大きな樹木がいたるところにあります。外の交通が行きかう喧騒は聞こえない。中でも、三四郎池に行くとここが東京都内であるとは思えないほど静かなところであります。

 錦鯉が100匹ほど泳いでいます。その中に亀もゆったりと水面を横切っている。東京大学へ行くと必ず寄りたくなる場所が三四郎池であります。


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高砂長寿会でマジック出演

2023年11月21日 | マジック
 豊島区の高砂長寿会でマジックを披露しました。会場は高田一丁目会館です。

 今回は豊島区の民生委員の青木恵子さんからの案内でした。昨年暮れに豊島区民ひろば目白高南で子供たちのためのクリスマス会でマジックを披露した関係で今度は高齢者の集まりである長寿会でマジックの出演をしました。20名ほどの元気な皆さんたちが集まっておりました。

 マジックは、何もない白いハンカチの中から赤いシルクが出てきて、また消えるものからスタートして、自己紹介の後に、宝くじが100万円に変化したことに笑いが起きました。その後、空の袋からカラフルな花かごが3つ出現したのにはビックリしていました。二人の方に出ていただきトランプのごちゃまぜ予言を披露しました。

 後半は、参加者と一緒に楽しむためにトランプの3枚カードの披露と解説をして、お土産マジックとしてプレゼントをしましたらとても喜んでくれました。

 マジック終了後は、茶話会となりお菓子を頂きながら、参加者たちとゲームをしたり、お話を楽しむ時間となっておりました。とても楽しいひとときを一緒に過ごしました。


空封筒からカラフルな花かごの出現


茶話会懇親会に参加しました
 
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恩賜箱根公園

2023年11月20日 | 名所
 恩賜箱根公園の展望台からは、秀峰・富士山と芦ノ湖、そして遊覧船が4隻見える絶好の眺めを堪能しました。

 恩賜箱根公園は、明治時代に築造された「箱根離宮」の跡地を1945年(昭和20年)に神奈川県へ下賜され、公園として一般公開されたものです。

 箱根離宮当時の地形、施設の痕跡を生かした公園整備が評価され、近代造園文化の発展に寄与した名勝地として、2013年(平成25年)に国登録記念物に登録されています。

 公園広場の湖畔展望館の2階からは芦ノ湖の雄大な景色と富士山が一緒に見える絶景な場所です。公園内の整備が行き届いていてとてもきれいに感じて気持ちが良かったです。

 明治時代には、箱根離宮に賓客を招いて雄大な景色を見ながら接待をしたのであろうと垣間見ることができます。

 
 湖畔展望館             整備の行き届いた中央広場

  
 秀峰・富士山            湖畔展望館2階からの展望
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マジック教室(11月その2)

2023年11月19日 | マジック
 マジック教室の11月(その2)は6名が参加しました。

 研修はトランプカードの2作品です。
(1)2人の相性占い(2人の選んだカードがピッタリ一致)
 ボトムカードを覚えておきます。カードを相手に渡して3つの山に分けてもらい好きな山のトップのカードを覚えてもらい元の場所に戻します。最初に覚えたカードが相手の選んだカードの上になるように3つの山を1つに重ねる。カードを受け取りジョーカーを探すふりをして自分が覚えたカードの下にある相手のカードを見ます。今度は自分が同じことをします。カードを覚える必要はありません。お互いが選んだカードを「せーの」と言って同時に言います。相手とピッタリ一致します。
(2)健康診断
 12枚のカードから1枚選んで覚えてもらいます。ボトムから4枚を左手に持ちその上に戻してもらい残りのカードを重ねます。トップから奇数を上に偶数を下にずらして重ね持ち上の6枚を捨てます。残りも同様にして最後に残ったカードが相手が選んだカードです。

 後半は、12月に開催される「発表会」で参考になるようにマジックの演技のルーティンを披露してみました。今年研修をしたなかで自分の好きな作品を3つ披露してもらう「発表会」が楽しみです。


マジックの演技を披露
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WBC優勝トロフィー

2023年11月18日 | スポーツ
 東京ドームにあります野球殿堂博物館へ行きました。

 野球界で活躍された人たちが殿堂入り顕彰されています。
 古葉竹識氏も顕彰されています。東京国際大学硬式野球部監督に就任していたので親しみを感じています。プロ野球では広島カープ監督で日本シリーズ制覇もしている名将です。

 WBCで優勝したトロフィーが飾ってあります。今年の春に行われたワールドベースボールクラシックで日本チームは優勝しました。優勝後、トロフィーを観るために博物館に集まった人たちが多かったのでその時は入ることはできませんでしたが、その後全国各地を廻って披露してきましたが、現在は野球殿堂博物館に飾ってあります。入場者も少なくゆっくりと見物できました。

 優勝トロフィーは優勝した瞬間の写真と選手たちの集合写真とともに飾ってあります。また企画展示室には2006年と2009年にWBCで優勝した時のトロフィーとユニフォームも飾ってあります。イベントホールには大谷翔平選手のユニフォームをはじめ今回のWBCに出場した選手たちの資料がたくさん展示されています。あの時の感動を再び味わうことが出来ました。

  
殿堂入りの古葉竹識氏       WBC2023日本チーム優勝写真

2006年と2009年WBC優勝トロフィー 

 
2023WBC大谷翔平選手ユニフォーム 2006WBCイチロー選手ユニフォーム
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(想い出)神田明神前の天野屋さん

2023年11月17日 | 演芸
 (想い出)林家正楽師匠(前列中)と天野屋さん一家

 神田明神前に天野屋さんがあります。神社の大鳥居の脇で店の構いは昔の風情を醸し出している。

 明神甘酒をはじめ伝統の風味を生かす食品を数々販売している。創業は弘化三年というから、170年もの歴史がある。店頭には「神輿」が展示してある。二年に一度行われる神田祭の本祭りでは、この神輿を女性だけで担いで宮入をする。「天野屋の美人神輿」として評判となっている。神田祭本祭でも、多くの町会神輿の宮入のトリを「天野屋美人神輿」が担当することとなっている。
 
 販売店の隣は、古美術を展示している喫茶部となっている。入り口の雰囲気がまたいい。江戸時代の茶店の雰囲気が味わえる。中に入ると、大都会の喧騒を忘れ、大正ロマン、明治のノスタルジック、江戸の美を観賞しながら、心休まる異次元の空間が存在する。客はいつも混んでいる。名物の甘酒が400円。その他甘味のメニューも揃っている。

 その天野屋さんへ、紙切り芸の第一人者である林家正楽師匠を案内しました。私が主宰している「豊島文化研修会」の講師として林家正楽師匠が担当してくれたときに、6代目店主の天野博光さんと奥さんのさかえさんが出席していたことが、縁となってお連れしたもの。
 
 天野屋の和風の特別応接室では、6代目ご夫妻をはじめ、5代目天野彌一会長と寿美子奥さんとご家族が集まり、林家正楽師匠を囲んでの懇談のひとときがありました。
 正楽師匠はハサミと紙を出すと機嫌よく紙切りを始めた。身体が左右上下に動かしながら、紙のなかをハサミが進んでいく感じ。出来上がったものは会長が午年ということで「疾走している馬」を見事に切り抜いてくれました。更に男と女がひとつの傘に入っている「相合傘」もあっという間に出来上がりました。二つの作品とも紙の途中で切り離していないものだから、切り抜いたところと同じように、周りの残った紙を切り抜いたところが、左右対称に全く同じ切り絵が出来上がっていた。

 となりの明神前の蕎麦屋「きやり」にて食事をすることとなって、皆で移動しました。個室に家族が集まると、天野彌一会長が昔の思い出話を始めました。日本語の美しさを伝えていかなければいけないと話す。会長さんのお話は、とても含蓄のある内容であり、昔のよさを私達に諭してくれます。大人が子供のことをよく観察していて指導もしていた。
 
 きやりの女将さんは和服姿でとても艶っぽい人である。天野屋さんとは日頃から親交のある店でもあり、特別に私達に純米にごり酒「さゆり」を振舞ってくれました。
 林家正楽師匠は、意気に感じたのか、女将さんに紙切りで「線香花火をする女の子」を作ってくれた。また、この場を大いに盛り上げてくれた由佳子さんには「ミッキーマウス」をプレゼントしてくれました。楽しい懇談のひとときでした。天野彌一会長もとてもご機嫌に酔っていたようです。

 「神田祭にはまた来ますよ」と言って天野屋さん一家と約束して別れました。帰える途中、林家正楽師匠は「天野屋さんは老舗のお店であるのでとても堅い人たちと思った。しかし、皆さんと会っているととても感じがよくざっくばらんに接してくれたのでとても気分がよくなった」と話しておりました。(2007年1月30日)




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芝大門 更科布屋

2023年11月16日 | 飲食店
 芝大門更科布屋に入り、三色そばを堪能しました。

 このお店は、寛政三年(1791年)創業ということで230年の歴史のある蕎麦屋です。店の角には石碑が建っております。店内のすべての椅子には創業者の家紋章が付いているのも老舗のこだわりでしょうか。

 更科布屋は、そば打ち上手として知られた信州の反物商・布屋萬吉が江戸行商の折、領主・保科兵部少輔の助言でそば屋に転向して、東日本橋の薬研堀に「信州更科蕎麦処」を開店、芝大門では大正二年より営業。徳川家の菩提所である増上寺の門前は江戸有数の盛り場であり、芝大神宮の境内は「め組の喧嘩」の舞台でもあります。この地で創業230余年を数え当代で7代目となります。(更科布屋HP)

 (店主の独り言) 季節を感じる要因には「気温」「風景」「植物」「虫」など目で見て、耳で聞いて、肌で感じてと様々あるが、何と言っても食べ物によって季節を感じるのが最も多くの人が自然に体験している事かと思います。和食は世界無形文化遺産としてユネスコに登録されましたが、その和食の特徴は「素材主義」で素材が本来持つ持ち味を活かす事=旬にこだわる事で四季を表現すると言われています。現在、そんな和食の原点である江戸生まれの食文化が広く世界から評価されたといっても良いのではないかと思います。

 江戸の食文化が、今も伝承されていることは喜ばしいことで、特に日本そばを美味しいと感じております。
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