冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

Jazz現代の名盤 その18

2011-05-01 10:45:55 | 息抜き
本日はちょっと変化球を。
ジャズではないですが、CD屋ではワールドミュージックでなければなぜかジャズのコーナーで売っていたりします。

イデアの街。ビセンテ・アミーゴ。本国スペイン、特にフラメンコの故郷であるアンダルシアでは、アイドルであり神であるギター奏者。

私は20歳のときに数日間スペイン旅行をしました。
初めての海外旅行で、今からは考えられないくらいおのぼりさんで、南欧の都市を回るだけの旅でしたが。
マドリッドでの夜、タブラオに行ってみたんですね。フラメンコをやるバーです。
とにかく感動した。音楽と、何よりも男の踊りに。
フラメンコはバラを咥えた女の人のダンスのようなイメージしか持っていなかったのですが、認識を一変。
日本の能とは異なる軸にある、しかしながら芸術性と精神性の非常に高い舞であると思いました。
あのギターと手拍子はすばらしい。
男の舞のパワーと情熱も素晴らし過ぎる。

ビセンテはフラメンコギターに現代的な解釈をしています。
ですから、メロディも斬新です。
古典的なフラメンコのイメージとは異なりますが、しかし現代人である我々としてはやはり本物の音楽の進化を感じられるこうしたアーティストの演奏を聴くことは喜びなのではないでしょうか。
ギター奏者は、ハードッロクやメタルにも超絶技巧の人たちがいますが、ビセンテ・アミーゴはある意味世界最高峰でしょう。
叙情性あるギターを聴きたい向きには推奨。


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