●池袋フクロウ物語(豊島フクロウ物語でもいい)作成のためのポイント
・かつては江戸の近郊農村として人びとは野菜を栽培し季節の花木や秋の虫などを江戸市中に行商したりして暮らしていました。辺りのうっ蒼とした森や池や沼の多い平地に駒込・巣鴨・池袋・高田・長崎などの村がありました。(豊島区郷土資料館編集総論で林英夫著から)
・フクロウは森の守り神、学問、知恵の象徴と言われます。ただの語呂合わせだけでなく、鬼子母神のすすきみみずくのお土産があるように、昔はこの辺りにフクロウがたくさん住み付いていたと想像できます。
・人間のエゴでここまで自然を破壊してきて今日、環境問題が叫ばれ、豊島区でも本物のフクロウを住める環境を作ろうとの運動まで出てきました。石のフクロウ、緑のフクロウ(モザイカルチャー)、生きたフクロウがいたら何とも楽しいまちになることでしょう。
・都市化されたまちを急に緑豊かなまちにはできません。出来ることから始めましょう。
甲斐徹郎氏が提唱する「まちなか緑化」の手法、考え方が素晴らしいと思います。具体的に示して行動しています。
まずは向こう三軒両隣の民有地を緑化しましょう。最初はそれが点在で構わないんです。でも続けているうちに緑の線となり、やがて将来は山と海が緑でつながっていく・・・。
・緑が増えると鳥も虫も集まってきます。人間だって緑が多いと気持ちが豊になってきます。
でも、山の緑も、都会の緑も手入れが必要です。都会には土を増やさないと緑は増えません。だから線路のように土の道を作っていきましょう。池袋のモザイカルチャーフクロウから土道は山とつながり、海につながっていきます。
・おじいちゃん、おばあちゃんにはそして子どもにも草木のある広場が必要です。田舎のおばあちゃんは「しょうがないけんど、自分たちの食べる野菜くらいは作るんだよ」と毎日雑草を取ったり種を植えているから、よく動き、健康にもつながっています。都会も狭い場所でも土に親しみ草木をかわいがって下さい。庭がなくても、道路の植栽帯をフィールドにして下さい。官民協働が大変重要になります。
雑草も緑、雑草も刈れば芝生と言う考え方もとてもいいと思います。でも、実のなる木、花が咲く木、きれいな草花を植えましょう。
・豊島区は23区で一番人口密度が高い区です。人手に関しては最高の条件です。特におじいちゃん、おばちゃんに一肌脱いで欲しいんです。夢も希望もないと言っている若者にちっとは希望を示せます。それがお年寄りの置きみやげでしょう。時間はたっぷりありそうだし、外で動くと何よりも健康に良いです。
・池袋フクロウはみんなを見ています。考えるフクロウでもあります。自分が住める環境を作るように示唆する親分フクロウ。家族や子分をたくさん作ります。
池袋、豊島区に住んだら、住民も、企業も、行政もみんなで行動(社会貢献)をしなければいけません。何かしてもらうより、してあげられる方がずっとうれしいでしょう。そして緑のつながりと同時に人のつながりも生まれてくると思います。
その姿を池袋フクロウはずっとずっと見続けていきます。
親フクロウからタマゴが生まれ、雛になるとその子は「えんちゃん」フクロウ(縁結び)になります。
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