日向林道を降りて少し進むと雨降山石雲寺があった。
大山には同じ山号の雨降山大山寺というのがある。
古来、付近の農民たちは水の重要性から大山に雨乞いの祈りを捧げていた。
大山は雨降山(あめふりやま)、転じて阿夫利山(あふりやま)とも呼ばれ、
阿夫利神社は社伝によると崇神天皇の代に創建されたとされている。
雨乞い信仰に関連し石雲寺には雨降石が伝えられており、
江戸時代には大山寺との間で雨降石の争奪戦もあったそうだ。
石雲寺の近くで日向川を覗くとカワガラスがいた。
望遠の効くカメラを持っていなかったので存在が分かる程度だが、
川の中に入って何かを捕まえようとするのも見られた。
しかし、すぐに飛びたって早い速度で飛んで行った。
浄発願寺の先から日陰道を進んでいくと突然目の前が開けた。
なにやら花が咲いている。
最近の田んぼには珍しくレンゲが咲いているのだった。
ゲンゲ(マメ科) レンゲソウ
このあたりはヒガンバナが盛んに咲くが、レンゲ畑も残されているのは素晴らしい。