東京の下町風景。左は醤油などを売るお店。正面は銭湯だ。
裏に回ると井戸ポンプがあったり植木鉢が並んでいたり。
乾物屋ではタバコも売っている。
ここは江戸東京たてもの園の東ゾーン。
昔の商家、銭湯、旅館、居酒屋などの建物が移築・展示されている。
江戸東京たてもの園は緑も多い広い敷地に文化的価値が高い歴史的建造物を移築・復元・展示している。
西ゾーンにはさまざまな建築様式の住宅と昔の茅葺き民家など10棟が展示されている。
センターゾーンには旧自証院霊屋、高橋是清邸など歴史を伝える建物6棟が展示されている。
そして東ゾーンには下町の風情を伝える14棟だ。
鍵屋は下谷・言問通りにあった居酒屋だ。
安政3年に建てられたそうだが、昭和45年頃の姿に復元されている。
一升瓶や徳利が並び冷奴、ゆどうふ、御新香などの札がかかっている。
50年近く前のこと、60円、80円のものが多い。
こちらで売っている物には「本嶋椿香油」と書いてある。
池ノ端・不忍通りに面して建っていた村上精華堂という小間物屋(化粧品屋)だ。
村上精華堂は和洋折衷の看板建築になっていて、正面にイオニア式の柱を並べている。
イオニア式は渦巻き型の柱頭が特徴だ。ギリシア・ローマ建築ではほかにドリス式、コリント式があるそうだ。
万世橋交番は明治後期に建てられたものらしい。
内部には宿直部屋、流し・ガスコンロなども設けられていた。
都電7500形は昭和37年製で渋谷、新橋、神田須田町を走っていた。
ほかにも午砲(お昼のドン)、瀬戸岡1号墳、寛永寺灯籠など29点の屋外展示物がある。
ビジターセンターにも展示室があり、全ての展示をゆっくり見て回ると、1日たっぷりかかりそうだ。
ずいぶん前に玉川上水を羽村から歩いたことがあって、小金井公園を横目に通りました。
それ以来気になっていましたが、ようやく公園と江戸東京たてもの園を訪ねました。
明治村はまだ行っていませんが、重要文化財の建物が多いようですね。
機会があったら行ってみたいです。
セピアの写真はちょっといたずら心です。
ずいぶんたくさんあって、庶民が生活していた町の、馴染みのある
雰囲気という感じで、愛知の明治村(いらしたことおありですか?)とは
また違う魅力を感じました。
冒頭2枚のお写真はセピア色でノスタルジックですね♪