今は木の花の少ない時期でツバキやロウバイに加えて早咲きの梅が出始めたところだ。
そんな中、近所を歩いているとフェンスに咲く花に気がついた。
白いバラも品種がいっぱいあって名前は分からないけれど、
ちょっと日陰の場所で明るく輝いていた。
道ばたの笹の斜面では草の紅葉が残っていた。
サルトリイバラだ。ほかの場所ではみんな葉が落ちているのに珍しい。
サルトリイバラはバラの仲間ではないが、このトゲがあるので名前にイバラ(茨)がついている。
トゲの機能の一つとして動物の攻撃から身を守るというのもあるらしいが・・・
蔓植物の場合は他の植物にトゲを引っかけて成長するという意味もあるそうだ。
この写真では手前の赤っぽいのがノイバラで向こう側の緑色がサルトリイバラだ。
ノイバラにはトゲがいっぱいなのに、このサルトリイバラにはトゲが無かった。どうして?
それよりも托葉から長く延びた巻きひげがノイバラに絡みついている。
他のものにからみつくのに2種類用意するとは周到なものだ。
托葉の脇で冬芽が春に向けて用意をしている。