上瀬谷の田んぼ。ミゾソバが幅を利かせている中にポツポツとセリの花が見られる。
こういう花のつき方は複散形花序というのかな。3mmぐらいの小さな花がたくさんついている。
セリは雄性先熟で、この雄性期には雄しべがいっぱいだ。
雌性期になると雄しべが落ちて、すっと伸びた雌しべが目立つ。
花弁の先が内側に曲がっているのも面白い。
セリの上に小さなバッタがいた。
触角が長いのでキリギリスの仲間、多分キリギリスの幼虫だ。
小さい体なのに、すーっと伸びた長い触角が見事だ。
草の間から飛び出たバッタが水面に落ちて慌てて泳ぎ出した。
雌におんぶばかりして単独では距離感が不十分なオンブバッタの雄だろうか?