大病院の待ち時間を思う。2時間待って診察10分間

2015-04-16 19:38:17 | 日記

 大病院の待ち時間を思う。2時間待って診察10分間

 

  今日は三ケ月に一回の外来通院日であつた。予約の時間は11時30分台とある。つまり11時30分以降何時になるかはわからないという意味がその裏に込められている。夜中にトイレに立つ回数が多く、前立腺の検査で「要精密検査」の診断書が渡された。「かかりつけ医」からは必ず検査に行くようにと指示された。そして間もなく市から通知がきた。どんな病気もそうだが、喜んで行く気にはならないが、事、この検査については嬉しくはない。結果は前立腺が「鶏の卵」程度に肥大しているという。

  何時ぞやのブログに書いたことであるが、まず患者の多いことに驚く。男性特有の疾患ということなのだろうが、診察室の前の廊下にある長さ30メートルはあるだろう長椅子にぎっしりと男が坐っている。予約を取っていてこうであるから、診察予約券に「○○分台」と記載するのも当然である。

  さて今日は、予約時間30分前に受付を終え、コップを渡され採尿である。そして外来窓口へ。何時ものように患者がいっぱい。そこで予測時間を聞くと「約1時間30分後ですね」の回答を得て近くのデパートに行く。買い物をするわけでもなし、目的のない「店内散歩」は疲れる。「当てもなく、品定めをして歩くことは楽しい」という妻たちの言葉を聞くが私にはわからない。

  そろそろ時間かなと思い例の「長椅子」に戻るが、受付に提示されている予約時間は10時半、つまり10時半を予約した患者の診察はまだ終わっていないという意味である。あと1時間待たされるのかと思うとうんざりする。隣の男性もいらいらしている。彼の予約時間は11時である。そこで彼は近くにあった血圧計に腕を差し込む。「もしもしやめた方が良いですよ。きっと高い数字が出ますよ」と余計な言葉を掛けてしまった。案の定168という高い数字が出る。本人は慌てて再度腕を差し込む。3回ほど繰り返したか。そして自席に戻って目を閉じている。多分数字はさらに上がっていたであろう。

    受付の開始・・・・11時

    診察の開始・・・・13時15分

    診察の時間・・・・10分間

    会計の支払い・・・14時

    投薬の受け取り・・14時30分

  川柳に「待った時間3時間 診察時間は10分間」というものがある。大病院志向は改めなければならないのだが、自宅近くのクリニックに替えることをお願いする事も言いにくい。もう通院をやめてしまおうか。それともクリニックに事情を話して相談してみるか。この三ケ月の間に結論を出そうと思う今日の外来通院日であった。