業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

そんなにしてまで

2007年01月09日 | 業務日誌
パソコンがない居介で仕事なんか出来ません、辞めさせて下さい。」

今日言いました。
ま、さすがの青田主任もわかってくれたようです。
結果的にはPC不足が原因で返戻を出してしまったこと(実はこれが1番効いたようです)、PC不足でサービス残業をしてしまっていること、PCのある人しか請求業務が出来ないこと(ワイズマンに触る機会が少ないため覚えようにも覚えられない)、全部2年前からわかっていたことです。
「しかし、僕にとっては、ケアマネひとりをPC1台、ソフトひとつで失うなんて納得できません、辞めるのはやめて下さい」
そう言って下さったので正直安心しました。
青田主任が本院にかけあって下さるそうですので、結果を待つことにします。
ダメだったらとっとと辞めます。
近所の医療法人に、いい求人があるんです(ただし包括なのでかなり躊躇)。

人によっては「そんな無茶苦茶な」「わがままだ」と思われるかもしれませんが、決して自分にマイクの回って来ないカラオケボックスを想像してみて下さい。
時間の無駄です。
私にとっては、自分の能力を知ることの出来ない職場は無意味。
これ以上、人に迷惑もかけたくはない。
「ホントはもっと仕事が出来るんです、でもごめんなさい、すみません!」
そんな仕事はもうイヤです。


1月9日(火)
トシオさんから電話がありました。

「ハリケンさん、わしゃ一昨日救急搬送されてしまったんじゃい!」

!!

「いいいいい一体何があったんですか!?だだだだ大丈夫なんですか!!」

ワケはこうです。
お正月の間、リリーさんは自分のお国のお友達を数人連れて、トシオさん宅に泊めていた。生活リズムが江戸時代並みのトシオさんにとっては迷惑千万、そのことでまたケンカになってしまった。
うるさい!ココを誰の家だと思ってるんじゃい!
ワタシあなたのオクサンになる女、だからワタシの家と同じ!
出て行け!
出て行く!
リリーさん再び家出。土曜日の夕方のことでした。
しかし「どうせすぐに戻って来るはずじゃい!」とタカをくくっていたトシオさん、リリーさんが帰宅する頃をアタマで計算し、そろそろ帰って来てメシを食わせてくれるじゃろうと、インスリン自己注射をして待っていたそうです。
しかし!
暗くなってもリリーさんは帰って来ない…。
異常な空腹感・脱力感・手指のふるえ・冷汗・動悸…意識が朦朧としてきて…

夜中近く、友達と一緒にやっとトシオさん宅に帰ってきたリリーさんが見たものは
低血糖性昏睡に陥ったトシオさんの姿でした…。


話を聞いた私はもう唖然。
トシオさんは処置がなんとか間に合って、月曜日には帰宅していましたが、リリーさんはまたどこかに行ってしまったそうです。
それでも
「どうせまたすぐに戻って来るんじゃい!ケッケッケッ!」
と力なくせせら笑うトシオさん。

もうダメだ。
こりゃとても、私ひとりで解決出来る問題ではない。
とりあえず明後日トシオさん宅訪問の約束をし、トシオさんの担当ケースワーカー吉田さんに電話報告。
吉田さんも電話口で絶句。

吉田さん、吉田さんさえ「OK」と言って下されば、私もすぐにヘルパーの派遣を組みます。ええ、無職で障害もない元気な同居家族がいるお宅に生活援助のサービスを計画できないことは承知の上です。
しかし吉田さん、このままではトシオさんの身が心配です。

わかりました。実は今度の12日、トシオさんが新しい眼鏡の購入の申請で区役所に来られることになっていますので、そのときにトシオさんとハリケンさんと僕と僕の上司の4人で話し合いをしましょう。


私だって人並み以上に恋もしました。
見境や理性も失くしたことがないとは言わん。
しかしトシオさんのこの恋は、なんつーか、執着とか拘束とか必死とか、利害とかウソとか見栄とか、そういうドロドロしたものが詰まりすぎていて、もうドブのようにプンプン匂うので我慢出来ません。

トシオさんとリリーさんの入籍予定日まであと約17日







働きマンにはなれません

2007年01月08日 | 重要事項説明書
正月休みが6日間。
そのあと3日間働いて、また2日間の休み。
おかげで超ダルダルというか、なんというか。
ま、休みとはいえ、やっぱり仕事を持ち帰っており(去年末の新規利用者のケースファイル作りと6表記入です)カタトキも仕事から離れられない生活を送っております。
画像は弟が持ってた「働きマン/安野モヨコ」という漫画の1巻の名ゼリフ。
流行っていますのでご存知の方も多いと思いますが、主人公の松方弘子が
仕事したなーと思って死にたい
というこのひとことに、読むたびいつも
勝手に死ねよ
と突っ込んでしまう私です。
でもねえ、この漫画は大好きなんです。
ヒロインの松方弘子は仕事が好きなんですよね。
仕事をするのがスキな人が過労で死ぬのは本望でしょうから、別にいいんですけどね。どうせなら、私もこのヒロインのように、仕事を好きになれたらいいのになと思ってしまいます。
あれれ、私って、ケアマネになりたくてなったのではなかったのか?


先日の元旦(元旦というのは元日の朝限定の言い方だそうです)、アイリン女史の担当する男性利用者の奥さんが、自宅から有り金全部持って家出してしまいました。
アイリン女史宅に地元の警察から電話があったそうです。
ええ、元旦に。
「○○さんが警察に来て、奥さんが出て行ったと言ってわめいてるんですがどうしたらいいんですかねえ」
それを聞きたいのはこっちのほうですとアイリン女史は答えたらしい(笑)。
とりあえず、ひがしのヘルステに連絡をして事情を話し、様子だけでも見に行ってくれないかと頼んだらしいのですが、目くそは
「出来ません」
ととりつくシマもなかったと。
まあ元日ですからヘルパーにも諸事情があろうとは思いますが、それだけではなく、目くそとアイリン女史のあいだにはもう決定的に溝ができてしまっているので
「まるで『あんたの利用者なんか知ったこっちゃない』と言われているような気がしたのよね」
とアイリン女史は言いました。
で、アイリン女史は、もう目くそたちをヘルパーと思うこと自体をやめてしまいました。
つまり、もう仕事を頼まないことにしたんです。
新規の仕事をふらないだけでなく、現在クレームのある利用者に関しても事業所を変えることにし、うまくいっているケースに関してはそのまま派遣続行してもらうが、環境整備だの臨時派遣だのがあった場合にはアイリン女史自身が対応することにしちゃったんです。
実際アイリン女史は、ヘルパーに断られた買物(売っている店が遠かったり)をやってあげたり、ヘルパーが出来ないところの掃除(押入れとか玄関の外とか)をやってきたりしています。
でもねえ、これって絶対によくないと私なんかは思うのですけど。

年末に、ナース河合が担当している、障害をもつ利用者さん宅で
「うちにくるヘルパーさんが、誰も頼んでいないのに勝手に団地の掃除当番を引き受けて来てしまった」
という事件が起こりました。
各県市町村の公団の事情は、ケアマネ諸氏もよくご存知のことと思いますが、団地居住の障害高齢者にとって大変な負担になっている、掃除当番とか自治会の役目とかのアレです。
ナース河合のその利用者さんは、これまで1度だってヘルパーさんに自分の掃除当番をやらせたことなんかありませんでした。
団地によって違いはありますが、毎回「掃除に参加協力できない場合の罰金(免除金)2000円を支払ってごめんなさいでうまくいっていたのです。
たまたまヘルパーがいるときに、団地の自治会長さんが
「来週のゴミ置き場の掃除当番の件ですがどうしますか?」
とたずねて来られ、対応したヘルパーが簡単に
「掃除なら私がやりますよ」
と即答してしまったのでした。
ご存知のように、介護保険のヘルパーは、他者との共有部分の掃除は出来ません。
なのにこのヘルパー、この利用者に限ってこのような返答をされては、結局のところヘルパーも、事業所も、ひいては利用者自身も困ることになります。
もっと大きな見方で言えば、介護保険制度上の訪問介護のあり方に関わる問題です。
当然モメました。
勝手に引き受けたヘルパー自身が「私は人助けのつもりで申し出たのに、なぜ咎められなくてはならないのか」と抗議したからです。
私は「だったらボランティアでやっていただけるんですね、とすまして実績から外せばいいじゃないですか」とナース河合に笑って言いましたが、団地からは
「この利用者さんはどうして介護保険で団地の掃除をさせるのか」
と非難され、利用者からは
「まるで私が不正利用をしているかのように思われてしまった」
と苦情を言われるナース河合にしてみれば笑うどころの話じゃなかったんです。

危機に陥った高齢者に対する温情のカケラもないのかと思えば、人助けのつもりでと仕事をして、それで有難がられなかったら逆ギレか。

今ひがしヘルステでは、内部抗争が起きています。
そのおかげでまあ、なんというかケアマネの仕事が増えているというかそんな状態が相変わらず続いているんです。
今年こそはこの状態をなんとかしよう、少なくとも私だけは、たとえこんな事業所でも、私の利用者さんのところでは誇りをもって仕事のできるヘルパーになってもらう手助けが出来たらと思うのですが、道は相当に険しそうです。

仕事のできるヤツになりたいと、それはホントに思います。
でも、たいして仕事を好きでもないのにそれって可能でしょうか。
それとも、いいオトナのくせして
「仕事をもっと好きになりたい」
なんて思うことが間違いなのでしょうか。

あ、いかん。
明日も休みたくなってきた。




レセが終わって

2007年01月07日 | 業務日誌
※ 画像はハリケンの尊敬する、鳥肌実中将。鳥肌先生の講演も見られます。鳥肌実/youtube←見る方によっては大変な不快感を覚える場合がございます。くれぐれもご注意下さい。

レセが終わりました。
私は今回2件の返戻を出してしまったため、大変肩身の狭い思いをしました。

1件は、もう11月末から返戻とわかっていたのですが防げなかったケース。
要支援1の方が、10月はじめに2回だけ予防通所リハビリを利用し、自宅で転倒して骨折してしまったのですが、この方はひがし一族の身内だったため、ひがし会の本院へ入院。
介護病棟に入れるため、入院中の区分変更という裏技を使えと本院のMSWからせっつかれ、10月25日に区変、調査となりました。
結果は11月30日に要介護4と、ハリケンも初体験の5段階特進。
本来ならこの認定結果が出た10月25日の日付で、居宅サービス計画作成依頼届出書(旨の届け)を出さなくてはならなかったのですが、利用者本人は入院中で介護サービスが使えない状態だったし、ただでさえよくわからない予防の方のケースだったしで、日付をどうしたらいいのかわからなかった。
で、区役所で聞いてみたところ、区役所の窓口の職員は、確かに
今日(旨の届を提出に行った日)の日付でいいです
と言ったのです。
そこで私は、届出年月日を12月1日の日付で提出したワケです。

まともなケアマネさんならわかりますよね。
給付管理は、その月の末に利用者の居宅介護支援を担当している事業所が行います。
従って、この方の場合は、10月末には予防から介護給付に変更になっているのですから、地域包括支援センターではなくウチが行うべきなのです。
で、私は区役所からたっぷり厭味を言われました。
いくら私が「だって区役所の人が、届出年月日は提出日でいいと言ったんだ」と文句を言っても、これはケアマネとして当然知っていなくてはならないことですから言い訳にはなりませんよね。
私としては、もう11月の請求にも間に合わなかったし、月遅れ請求として処理したかったのですが、包括がこの給付を請求して返戻になってるのでやっぱり返戻ったら返戻ったら返戻なんです。
もうちょっときちんと考えれていればわかったことなのですが、なんせ予防はまだ今年度始まったばかりの制度ですのでどうかご寛大に。
このブログをご覧のケアマネさんの中にも、このようなおたんこナスをしでかす方がおられるかもしれません、どうかご注意下さいませという意味合いをこめて、あえて失敗を晒すことといたしました。

ブログ『業務日誌』は、ケアマネさんの転ばぬ先の杖を目指しています。

もう一件の返戻は、私にとって大変不本意なケースでした。

ある利用者の、福祉用具の実績だけがまるまるっと抜けていたんです。

一体どうしてなんだか、全然わかりません。
11月はカニちゃんがコトブキで、長期の休みをとったため、手の空いたケアマネがみんなでフォローをしあいました。
この私も11月末はとっても忙しかったし、相変わらずワイズマンは足りないしで、なかなかゆっくり実績入力をするヒマがなかったもんで、私の担当の実績入れも、一部はアイリン女史がやってくれたりしました。
そこで私がちゃんと確認すればよかったんです。
でも、実績画面でも確認したし、読み合わせもしたのに、どうしてこの利用者の福祉用具の実績だけが抜けてしまったのか、今もわかりません。
とはいえ、結局1番責任があるのは私です。
わかっちゃいるけど、自分のデスクのパソコンに、ワイズマンが入っていたらこんなミスはしなかったのに、と思わずにはいられません。
何度も入力画面を見てチェックをする、という作業が出来ないんです。
1,2度の作業で確実に間違わずに計画と実績を入れにゃならん。
言い訳になるかよ、と思うけど、誰かが休む⇒パソコンが空く⇒そのスキに仕事をする、とならざるをえない現状にもだんだん限界を感じています。休めないんです。

来週にでも、青田主任にこのことを訴えようと思っています。
ま、とりあえずは今月のレセも終わったことだし、ひと休みです。

無題

2007年01月05日 | 事例検討
※ 画像と本文はまったく無関係です。あまりにも怖い絵で、自分だけが怖いのが怖いので、いつかブログで使おうと思って拾ってきたのですが、まったく使えないのでこの際、と思って…。すみません…

ずっと前に、秘かに尊敬していたもとの職場のSWが、とあるシンポジウムに参加したときの話を聞かせてくれたことがありました。
そのシンポジウムでは、これからの高齢者問題を考える、的なお題目だったらしいのですが、地域では有名らしいある人が
『今後の高齢者福祉の問題を一挙に解決するすごい策がある。
それは、独居高齢者にヨメをあてがうことだ
と発言したとか。ちなみに会場はドッと笑いが起こったそうです。
職場のSWは、
「高齢者問題を考えるという真面目な席で、そんな発言をするヤツも信じられないが、ヨメをとらせて問題を解決できると思っているのも信じられない」
と大変憤慨していました。
その話を聞いて、私もすごく嫌なカンジがしたのを覚えています。
介護保険制度は、高齢者介護という大変な仕事を家族任せにせず、社会全体の問題として支えあおうという制度です。その問題を話し合う席で、たとえ冗談であっても『独り身になった高齢者にはもう一度結婚させて介護をさせればいい』なんて発言が出てくるなんて
不謹慎極まりないことです!!


さて、トシオさんとリリーさんですが、めでたく復縁されました。

内心ホッ←不謹慎。


年が明け、私が出勤していることも知っているはずのトシオさんからいっこうに電話がない。
私やトシオさんのナマホ担当相談員は、年末ギリギリに区のナマホ課に提出した情報連絡票のことですったもんだしていました。
私が提出した情報連絡票には、
同居の婚約者が出て行ったのでヘルパーを派遣してくれというトシオさんの依頼に対し、すんなりヘルパーをプランに組んでもよろしいか。
また、
在留特別許可を取得するためにトシオさんと入籍しようとしているリリーさんを、トシオさんの婚約者⇒同居家族として、「同居家族がいる居宅への生活援助ヘルパーは出せない」と説明した私は誤っているのではないか。
________トシオさんのナマホ担当相談員として、どうか相談に乗ってほしい。

と書いたのですが、これが区のナマホ課でちょっとした問題になっちまったらしく。

トシオさんのナマホ担当はまだ若いフレンドリー吉田さん(仮名)。
私の情報連絡票をみた吉田さんが上司に相談。
上司の方は絶句だったそうです(笑)。
で、吉田CW(ケースワーカー)から
「ハリケンさん、トシオさん宅にまたヘルパーを派遣できるかどうか、という問題に関して、また、リリーさんをトシオさんの同居家族として扱うべきかどうかに関しては、是非私と上司をまじえて話し合いの場を持ちたいと思うのですがどうですか。トシオさんの居宅で話し合いをすると、どうしてもトシオさんのペースになってしまうので、区役所の相談室でどうでしょうか。」
とのお申し出です。
ありがとうございます吉田さん、是非その方向でお願いします。
早速これからトシオさんに電話して、その後リリーさんとはどうなったのか、また、リリーさんが出て行ってしまったあと、トシオさんはどんなお正月を過ごしていたのか(私、すごく気になっていたので)聞いてみて、それからまたご連絡します。

しかし1月4日、お昼前に電話してもトシオさんはいない。
病院にでも行ってるのかと思い、午後はつい電話をかけ忘れてしまった。
(※トシオさんは夕方17時頃にはもう眠くなる人で、16時以降に電話するとチョー不機嫌なので午後はかけづらいんです)
翌日1月5日、つまり今日もトシオさんからの電話はない。
おっかしーぞー。
いつもならとっくに電話がかかってきてもいい頃なのに。
私は14時頃、トシオさんに電話をかけてみました。
トシオさん、やっと電話に出た。

ハリケン
「ああよかった、トシオさん。今年もよろしくお願いしますね。
ところでリリーさんと、あれからどうなりました?」

新年の挨拶もソコソコに、トシオさんに聞いてみた。

するとトシオさん、
「ああ(照れ笑い)戻って来たんじゃい!
あの女め、わしがいくら『出てけ』と言っても結局そうして帰って来るんじゃい、行くところが他にないせいなんじゃい!だっはっはっはっは!」


…テメェが泣いてすがりついたんじゃないんかい!
と言いたいのをぐっと堪えて、それはよかったですねとかじゃもう心配ないですねとかテキトーなことを言いながら、アタマの中でぐーるぐる、
いつこのエロジジィを区役所に呼びつけたろか
と考えていた私でした。

リリーさん、目を覚ませ。
いくら日本国籍が欲しくても、こんな人と入籍なんかしちゃいけないよ。
…でも、同居はしてほしいなーと思ってしまう私というケアマネのジレンマ…

こんな私にケアマネの資格はなかろう。



1月4日木曜日 遅出

2007年01月04日 | 業務日誌
私はフツーのマウスではなくWACOMのFAVO(ペンタブレット)を使っているのですが、なぜか昨晩突然レスポンスが悪くなりました。ええ、ホントにいきなり。
ダブルクリックしてもいないのに勝手に走るし(おかげでスパイダ・ソリティアをやっているとき立て続けに2回カードを配られてしまう)、そーっとクリックするとシカトされるし。
こういうの、イライラしますよね。
昨晩やっと仕上げた担当者会議の記録が変なところで改行してるのも、文章が拙いのも、全部WACOMのせいです。まったくイヤなカンジです。
明日になったら速攻で近所の○マダ電気かエ○デンにマウス買いに行かねば。




今日という日は、私にとって絶対に忘れられない1日になりました。

am9:45
出勤。
愛車のダイハツ流星号をひがしの駐車場にとめたとたん、目くそからお仕事携帯に電話。独居で認知症のマイケルがベッドから出てこられないくらい衰弱しているとのこと。脳梗塞とかではなく、たぶん低栄養。
マイケルはいくら呼んでも出て来ないので、目くそは窓から侵入したらしい。
私も急いで着替えもせずにそのままマイケル宅へ。そこは扇風機がブンブン回る極寒の2DK…。
「なんですかあんたは!」
と大声で怒鳴るマイケルは、ご飯も食べたし具合も悪くなんかない、と口では言うけどまったく立てないし歩けない。
なんとか説得して車椅子でひがしクリニックに連れ込み、点滴をしてもらいました。ミキサーがやってきたのであとはお任せ、針を抜いてしまうマイケルについていてもらい、2時間後失禁しているマイケルをミキサーとふたりで自宅に連れ帰り着替え・昼食・服薬。

マイケルが点滴している間にも、正月早々意識を失って救急搬送されたり、散歩の途中で転倒骨折した利用者の家族から電話で報告を受ける。
各事業所に連絡というか連絡しまくる。
トシオさん宅にも電話してみたけど、通院でもしているのか不在。
ナマホ課の相談員からは、近日中に面談しますのでハリケンさんも同席して下さいと電話があった。ナマホ課ではこの事例のせいで、かなり大騒ぎになっているらしい…。(詳細はまた後日)

pm12:30
やっとメシかと思いきや、予防給付の細木さんが使っている、ひがしヘルステとひがしデイケアの11月ぶんが揃って返戻という事態に陥っており、医事のブリトニーから「ハリケンさん、11月の利用実績出した?」と聞かれる。
慌てて委託料請求書控を確認したが、私にミスはない。ひがし地区東部包括に電話で確認すると、主任のジュリアナも
えー、どうしてかしら、ちょっと調べてみますねー
と不思議そう。
しかしその5分後、ジュリアナから
「すみませーん、私としたことが、なぜかデイケアの運動器機能向上加算をヘルパーのほうにつけてましたー」
とお詫びの電話。
そりゃ返戻にもなるっちゅーねん、このボケ包括が!と言いたいところをぐぐぐっと我慢して、やっと昼メシにありついたのがpm1:30。

pm14:00
目くそが、ある独居男性宅でメアリーが勝手に元旦のサービスに入ったが、請求していいかとやってきた。
その利用者は元旦のサービスは要らないと言っていたのでヘルパーは休みにしておいたのに、体調でも悪かったのかと思い理由を尋ねると
お雑煮が食べたいと言われたので作りに行きました



身体中から力が抜けたけど、独居の人だからまあいいかと思い生活2に。

pm15:00
実績を入力していて、ある利用者のデイケア利用の時間とヘルパー利用の時間がまるまるっと重複しているのを発見。事業所はひがしヘルステ、担当ヘルパーはメアリー。9:00から2時間、身体2生活2でサービスしているのに、デイケアは9:30から利用していた。

アタマが煮えそうになったけど、もう今日は目くそと戦う余力がないので付箋をつけて明日明日、と放置。明日キッチリお仕置きしてやるからなブツブツ。

pm16:00
アイリン女史と、アイリン女史の利用者のサービスは一切受けない、と決めたらしい目くそが、臨時の派遣をめぐってまたまた大口論に。
もうこのふたりの仲は決定的に壊れてしまったようで、修復は不可能だ。
いくら私たちがアイリンさんに加勢しようとも、対応できるヘルパーがいませんと言われればもうどうしようもない。
アイリン女史には悪いけど、これが目くそから仕事を取り上げる口実になれば結果オーライですよと慰めた。アイリン女史ももう気持ちを切り替えて、他所の事業所を探し始めた。

pm17:00
今度は間違いなく、私のミスによる返礼が。
福祉用具の11月利用実績を一件入れ忘れた。
先月に引き続き、またまた返戻を出してしまった…。
トホホホホホホホホ…。


しかしそれから、ヘコむ間もなくとり憑かれたように怒涛の実績入れ。
なんとか仕事にケリをつけて、やっと帰り支度を始めたのは18;30。
明日は絶対、青田主任に
「ワイズマンを入れてくれないのなら辞めます」
と言おう。
言い訳するワケじゃないけど(ホントは言い訳なんだけど)、ちゃんとパソコンが足りていたらこんな凡ミスは減るはず。


…今日みたいな日があと数回あったら、たぶんあたし死ぬと思うな。
そんな疲労困憊の仕事始めでした。

どこのどいつだい!?

2007年01月02日 | 業務日誌
どなた様も 新年明けましておめでとうございます。
突然ですが、新年に相応しく新カテゴリーを追加しました

新カテゴリー【個人情報】
仕事のブログは仕事のことのみを書こうと思っていたので、極力プライベートなトピックを避けていた私ですが、とはいえ、ハリケンのリアル・ライフが仕事にまったく無関係とは言えない。
また、最近goo!メールを通じて
『こんにちわ!ハリケンさんはいつも困難事例に悩まされておられるようですが、ご家庭に支障はないのですか』
などとご心配下さる方もチラホラ出現傾向(笑)なので少しは自分のことを書かせていただいてもよかろうと思い、カテ増設となりました。

新カテゴリー【事例検討】
もともと、私が行き詰ってしまっているような困難事例を業務日誌にカテゴライズすることがもう無理だったのです。長文になるわ、続編化するわ。
今後は番号フって別出ししてみます。



さて。

年末年始の休みが6日出来たからって、欲張って4冊もAmazonで本を購入したのは

どこのどいつだい!
※画像はちょっと前からハマっている“にしおかすみこ”

…アタシだよ!!
ずっと昔に読んだけど、もう一度読みたくなった2冊/三島由紀夫(「憂国」「禁色」)、「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術"/谷原誠、それから「介護予防プラン作成ガイド」(今サラかよ)の4冊です。

突然本のことを書き始めたからといって、決してアフィリエイトに加入したワケではありません。
せっかく休みのために買った本ですが、たぶん一冊も読めずに仕事に復帰するであろう自分に腹が立って、また仕事に戻ったら一体いつゆっくり読めるのか皆目見当のつかない自分に腹が立って腹が立って。

実は今、自宅で仕事をしています。
年末にやったサービス担当者会議記録を1件、そして年末までに出すことが望ましかった(泣)認定調査票1件、モニタリング票を3人分。

以前ヘルパーだった頃は、年末年始の公休は基本的に元日だけでした。
派遣を調整して、なんとかみんなで2~3日の休みをもらっていましたが、休みづらい仕事であることは間違いありません。
主任なぞは年間何(十)日も年休を捨ててましたしね。
そんな中、私だけは年休も完全消化してました…今考えると恐ろしいことです…よくもまあこんなサービス提供責任者を雇ってくれてたもんです…。
しかし、ケアマネになってから私は、まだ半日しか年休が使えていません。
休もうにも休めないんです。

ヘルパーは、無理すりゃなんとか派遣代行出来ます。
でも、ケアマネの仕事は代行出来ませんね。
急なショートを取ってあげたり、介護タクシーを予約したり程度はフォロー出来ますが、例えば遠方居住の利用者家族が
「どうしても○月×日にケアマネさんに会いたい」
などと言えば休みを返上せざるを得ない。かわりに他のケアマネに会ってもらう訳にもいかないからです。
そういうワケで、月出勤日数22日のところ、26日出て仕事しなきゃならなかったりするんです。せっかくの休みを半日ずつ振り分けたりしますので“出勤”扱いになってしまうんですね。
だからといって、残業もイヤです。
残業するくらいなら休日出勤するほうがいい。
そう思って休みを半日削ってせっせと出勤していたのですが、それでも仕事が終わらない。
一体なんでなんだろう嗚呼ムカつく。
そんなことを思っていたら、某掲示板でこんな書き込みを見つけました。
あるケアマネさんの『毎日毎日残業で大変です』というボヤキ?に対する、掲示板常連のベテランケアマネさんからのレスでした。
__________________________________________________________________________

書類整理等で毎日残業が必要ということは、
①仕事の進め方・全体像が見えているか
②パソコンに拠るデータ処理技術不足
③給付管理に関する知識不足
④仕事仲間とのチームワーク不足
上の各項目のいずれかに該当するのでは?

※本文そのままだとまずいので微妙に校正しました。
__________________________________________________________________________

…なるほどと思う部分もありますが、上記の書き様だと、まるで『残業するケアマネは要領が悪い』ように感じます。
いーえー、マッコーから反論するつもりはありませんけど…。

ひがし居介のケアマネは4.5人。
パソコンは4台あります。
が、実は私のパソコンにはまだワイズマンが入っていません。
新人オリーブには素のパソコンすらない。
誰かケアマネが休みのときにその席に座って利用票や提供票を作り、計画を作り、モニタリングをするのですが、自分の席にパソコンが設置されている諸先輩方と違い、私やオリーブはパソコンが空いているときにダッシュで帳票を作るため、プランが変更になったり利用日が変わったりするたびごとにすぐ入力しとくという作業がスムーズに行きません。
結果、すごい数のミスプリを出します。
せめて提供票だけは落ち着いて作り、間違わずに出したいので、パソコンをもっと有効に使いたいと思い、私はモニタリング票を自宅のパソコンで打ち込みます。ワイズマンから出てくる書式とほぼ同じものをエクセルで作り、ファイルを持ち帰って自宅のパソコンでやっているのです。サービス担当者会議記録も自宅で作っています。その他もろもろの連絡票も、だいたい自宅で作って職場でプリントアウトすることが多いです。つまりなんとか自宅で作れる4,5,6表は持ち帰ってやってる状態なんですよ。
この方法だと色々と不都合がありますが、かといって他のケアマネさんとパソコン争奪戦をするのはイヤなんです。
ちなみに青田主任はこの慢性的パソコン不足について、去年の春本部に“ケアマネひとり一台・当然ワイズマンのインストしてあるもの”ってことで請求し、とっくに経理を通っているらしいのですが、いっこうにモノが届かないのです。

しかし、もういい加減にイライラしてきましたので、この春までにパソコンがもらえないのならこの職場を辞めることにしました。
私自身の能力と全然関係のないことで、残業するのは処理能力の不足だとかなんとか思われなきゃならないことが我慢出来ないんです。
自慢じゃないですが(しかもかな入力ですが)パソコンさえあれば、私は他のどのケアマネさんよりも事務処理だけは早いはずなんです。
しかも実地指導や監査じゃ「モニタリング書類不備」などの指摘が最も多いという報告例があるってのに、そんな文書指導報告が本部や併設からガンガン回ってくるのに、パソコンなしでどうやって完璧に揃えろってんだ。
ケアマネがワイズマンも与えてもらえず残業もするなと言われたらどうします?
出来るワケがないんです。

これだから、ケアマネじゃないヤツが管理者だと困るんですよね。
私が青田主任のことを、運転しない運行責任者と同じというのはそこなんです。

パソコンがないのならこの職場を辞めます。
そんなことを言うと
「なんて贅沢な!ウチの居介だって○台を△人で使ってるのよ!」
「この欲しがり屋さんめ!」
と言う方もおられると思います。
でも、これって別に企業の陸上部選手が
「ドームがないので雨天時練習が出来ずタイムが伸びませんでした」
と不服を言うのとはレベルが断然違うはず。
自己都合や贅沢なんかじゃありませんぜ。
少なくとも私というケアマネは、ワイズマンが無ければ思うように仕事が出来ません。
そのことを私の能力不足と思うなら思って下さっても結構。
でも、ワイズマンがあれば、他のケアマネの倍のスピードで事務をこなすことが出来、空いた時間をもっとガンガン訪問に使えるのだと思うとくやしくてたまらないんです。
訪問しないケアマネも、パソコンのないケアマネも、どっちも困るしどっちもイヤ。
医療法人ってホントにイヤですね。カネの生る木には水ではなくカネをそそがにゃならんことだけはよく知ってて、雑草には天恵だけで済まそうとする。
「ケアマネにパソコンを与えたからといって担当利用者数が劇的に増えるワケでなけりゃ、売り上げが倍増するワケでもないでしょ」
と、そんな返答しか出来ないバカは

どこのどいつだい!!



アタシの法人のバカ共だよ!!


まったく、どいつもこいつもブタ野郎だよ!