そろそ提供票の時期ですね。
ウチではケアマネ5人全員でこの作業をやってます。
同じ事業所を使っている場合が多いので、それが合理的っちゃ合理的なんですが、ときどきウザいです。
提供票のスミにひとこと書きたいとか、微妙に調整したいとか思うことがあっても、印刷された順にガンガン送ってしまいますのでそれが出来ません。
たとえば、介護タクシーの提供票。
朝9時に病院に行く人が、復路は電話をかけてタクシーを呼ぶ。
でも提供票は融通のきかないワイズマンで作製し、時間を設定しなくてはならないので、大体2時間後くらいの時間で派遣を依頼しちゃいます。
で、そのまま送ってしまうと、たまたま早く診察が終わった人が介護タクシーを電話で呼ぶと、『11時って聞いてます』と言われることがある。
そこで提供票を送る前に復路の時間を修正ペンでピッと消して、手書きで『電話対応』と書き込むとか、そうゆーふーにしたいんですけどね。
自分の利用者のぶんだけ抜き取ってそれをやろうとするとかなり面倒なんですよね。
また、最近、要介護4・5の人の介護タクシー(身体介護として算定される場合)の2時間ルールってのでトラブルが相次ぎまして、まあそれはまたそのうち詳しく書きたいと思うんですけども。
私の担当する利用者、狩野英孝さん(仮名)73歳・要介護2。
パーキンソンで、歩行能力が低下してきました。
もとは芸能関係の会社の社長をしていた方で、学もあり、おしゃれです。
ひがしのデイケアに週2回通っています。
月曜と木曜、比較的男性利用者が多い曜日です。
つい先日、この狩野さんのことで相談がある、とデイケアの介護スタッフ、バービー(女性スタッフ・職歴10年のベテラン)に呼ばれました。
その相談というのは、狩野さんの服装のことだったのですが-------------------
狩野さんはいつもスラックスをはいてデイケアに来る。
さすがもと社長だけあって、スラックスにきりりとベルトをしめ、きちんとしておられる。
が、このスラックスとベルトのおかげで、自分たちスタッフは大変迷惑をしている。
なぜなら、狩野さんは頻尿。
10分おきにトイレに行きたいと言われる。
立ち上がり時に転倒することが多いので、トイレは必ずスタッフが連れて行くことにしているが、このとき狩野さんのスラックス、特にベルトがとても面倒である。
おしゃれで、きちんとしていたいという狩野さんや奥さんの気持ちもわかるが、なんとかゴム入りのズボンにしてもらうようケアマネから話してほしい。
バービーからそういわれたとき、私はいきなり噛み付こうかと思いました。
正直「そりゃないでしょ」と思いました。
たしかに面倒でしょうよ。
そりゃゴムなら楽でしょうよ。
でも、わざわざデイケアにきちんとしたカッコで来る狩野さんの気持ちとか、たとえふらふらでもパリッとしたカッコでよこす家族の気持ちとか、もうちょっと考えてみてもいいんじゃねーの。
が、なんとか
「ちょっと考えさせて下さい」
とだけ言い、この話をケアマネ事務所に持ち帰って主任に相談してみました。
まー大体私が思っていたことと同じではありましたが、もしかしたら服装が原因で失禁させてしまうことだってあるワケだから、スラックスはいいとしてもベルトは検討の余地があるかもねってことになりました。
それでも、それでも、私はまだ、これを次回訪問時に狩野さんに相談する気になれずにいます。
それでも、人に世話をされるということはこういうことなんです。
「年だけはとりたくない」
という、高齢者のキマリ文句は結局これが原因なんです。
でも、でも、デイケアに来てる利用者にそう思わせなくてはならないとしたら、介護保険って一体なんのためにあるんでしょうか。
そう思ったのは私だけでしょうか。
ウチではケアマネ5人全員でこの作業をやってます。
同じ事業所を使っている場合が多いので、それが合理的っちゃ合理的なんですが、ときどきウザいです。
提供票のスミにひとこと書きたいとか、微妙に調整したいとか思うことがあっても、印刷された順にガンガン送ってしまいますのでそれが出来ません。
たとえば、介護タクシーの提供票。
朝9時に病院に行く人が、復路は電話をかけてタクシーを呼ぶ。
でも提供票は融通のきかないワイズマンで作製し、時間を設定しなくてはならないので、大体2時間後くらいの時間で派遣を依頼しちゃいます。
で、そのまま送ってしまうと、たまたま早く診察が終わった人が介護タクシーを電話で呼ぶと、『11時って聞いてます』と言われることがある。
そこで提供票を送る前に復路の時間を修正ペンでピッと消して、手書きで『電話対応』と書き込むとか、そうゆーふーにしたいんですけどね。
自分の利用者のぶんだけ抜き取ってそれをやろうとするとかなり面倒なんですよね。
また、最近、要介護4・5の人の介護タクシー(身体介護として算定される場合)の2時間ルールってのでトラブルが相次ぎまして、まあそれはまたそのうち詳しく書きたいと思うんですけども。
私の担当する利用者、狩野英孝さん(仮名)73歳・要介護2。
パーキンソンで、歩行能力が低下してきました。
もとは芸能関係の会社の社長をしていた方で、学もあり、おしゃれです。
ひがしのデイケアに週2回通っています。
月曜と木曜、比較的男性利用者が多い曜日です。
つい先日、この狩野さんのことで相談がある、とデイケアの介護スタッフ、バービー(女性スタッフ・職歴10年のベテラン)に呼ばれました。
その相談というのは、狩野さんの服装のことだったのですが-------------------
狩野さんはいつもスラックスをはいてデイケアに来る。
さすがもと社長だけあって、スラックスにきりりとベルトをしめ、きちんとしておられる。
が、このスラックスとベルトのおかげで、自分たちスタッフは大変迷惑をしている。
なぜなら、狩野さんは頻尿。
10分おきにトイレに行きたいと言われる。
立ち上がり時に転倒することが多いので、トイレは必ずスタッフが連れて行くことにしているが、このとき狩野さんのスラックス、特にベルトがとても面倒である。
おしゃれで、きちんとしていたいという狩野さんや奥さんの気持ちもわかるが、なんとかゴム入りのズボンにしてもらうようケアマネから話してほしい。
バービーからそういわれたとき、私はいきなり噛み付こうかと思いました。
正直「そりゃないでしょ」と思いました。
たしかに面倒でしょうよ。
そりゃゴムなら楽でしょうよ。
でも、わざわざデイケアにきちんとしたカッコで来る狩野さんの気持ちとか、たとえふらふらでもパリッとしたカッコでよこす家族の気持ちとか、もうちょっと考えてみてもいいんじゃねーの。
が、なんとか
「ちょっと考えさせて下さい」
とだけ言い、この話をケアマネ事務所に持ち帰って主任に相談してみました。
まー大体私が思っていたことと同じではありましたが、もしかしたら服装が原因で失禁させてしまうことだってあるワケだから、スラックスはいいとしてもベルトは検討の余地があるかもねってことになりました。
それでも、それでも、私はまだ、これを次回訪問時に狩野さんに相談する気になれずにいます。
それでも、人に世話をされるということはこういうことなんです。
「年だけはとりたくない」
という、高齢者のキマリ文句は結局これが原因なんです。
でも、でも、デイケアに来てる利用者にそう思わせなくてはならないとしたら、介護保険って一体なんのためにあるんでしょうか。
そう思ったのは私だけでしょうか。