業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

ケアマネ殺すにゃ刃物は要らぬ

2006年09月29日 | 業務日誌
※ 画像は昨日の私の心の叫び。

H18介護支援専門員実務従事者基礎研修 最終日

県指定の大会場から出てきた700人余りのケアマネの顔からは生気が失われていました。
研修や講義の内容が、あまりにも非情だったからです。

講師の先生は、県の社会福祉士会の顧問で、なんというか理想追求型な熱いお方で、基本姿勢についての講義でも事例検討でも、やりすぎというか言いすぎというか、とにかく「この利用者を救うためには」とか「この利用者とその家族を幸福にするためには」の方向に議論がツっ走っていく。
もう思い出しただけでもアタマが痛くなるので、詳しいことは書かないですけど、横文字も多いし、理屈っぽかった。時折壇上から「そんなことでケアマネとしてやっていけますか?」だの「やめたほうがいいのではないですか?」だのと、基礎研修からそんなに叩かなくてもいいじゃないかと言いたくなるくらい厳しいお言葉をいただきました。
もち、おっしゃっていることは至極マトモです。
尊敬しますし感服しました。

でもねえ。

つくづく思うのですが、ケアマネが35人から40人、中には私のように規定・許容量・能力体力オーバーの利用者を担当し、その全員を訪問し、うち何件かを認定調査をし(私は今月認定調査4名)、また何名かは新規利用者(私は今月新規2名、そのどちらも初回加算Ⅱ、つまり新規の上に30日を超える入院期間を経た600単位の加算の対象者)。
それを全部回るだけでも息切れがするのに、アセスメントにモニタリングに担当者会議、サービス提供日や時間の変更の連絡対応。
ヘルパーの作った料理の味が薄いだのデイケアの送迎時間が遅いだのの訪看ナースが若すぎてジジィの入浴にババァが嫉妬メラメラだのののののの苦情の対処。
それが過ぎれば今度はレセ、レセ、そしてレセ。
そしてときには過誤、修正、恐怖の返戻。

突然の入院や唐突なショートステイ依頼。
そのショートから帰ったら便秘したとか下痢したとか頻尿になったとか家族の顔がわからなくなったとかの相談の雨アラレ。
昨日搬入した車椅子を今日は返したいと言う、一見なんでもなさげなわがままのウラで、利用票や提供表の差し替えや、ひどいときには計画の丸ごと変更という憂き目に遭っている私たちケアマネ。

そんな私たちの一体どこに

地域とのネットワーク作りや、インフォーマルな支援の検索や、利用者の活動を阻害している環境因子の掘り返しなどをやる暇や体力や気力が残されているというのでしょうか。
私はやりますというケアマネがいたら、遠慮は要りません、超安月給で包括にでも召抱えてもらい、馬車ウマとなって過労死して下さい。
私はイヤです、そんな一生。

ちなみに私、事例検討にマイケルの事例を持っていってしまいました。
参照:民生委員のお仕事
事前に「基礎研の事例に困難事例は持ってくるな」とクギを刺されていたのですが、この基礎研は「探ろう地域の力、その人らしい生活を継続するためにケアマネができること」がモットーでしたし、目いっぱいその人らしい生活をやっててかつ事業者や権利擁護や地域が深く関わっているようなケースといえば私にはマイケル事例しかなかったんです。
マイケルの所業や、民生委員の暴挙や、ヘルパーさんの努力などを発表するたびに周囲から笑いやオドロキの声がさざ波のように沸き起こって快感でしたが(笑)、これから基礎研に出られるケアマネさんがおられましたら、やはり事例はほどほどに自分の優秀さをアピールできるものにとどめておいたほうが無難です。

今日のブログにはオチがありません。
明日はもう10月................................
とうとうあと○人、訪問できなかった。









心に残るひとこと

2006年09月27日 | 重要事項説明書
ひがしケアプランに就職してはや4ヶ月。
というと「ええっ、4年の間違いじゃないの?」と言われるほどのふてぶてしさを醸し出しているハリケンです。そんな私の最近の口癖は


チクショ~ッ!!

.....................なのだそうです(本人まったく気付いてません)。
知らず知らずのうちに悪態をついているんでしょうね..............
き、気をつけなくては。


先日とある利用者さん宅に行きました。
この方は要支援2なのですが、とりあえず現在のところ予防サービスを使うつもりがありません。
「使えるからといって何でも使っていては、いずれ自分が使われるようになるで」
というのがその理由。
私、この利用者さんが大好きです。
息子や娘の援助を拒否して、大きなお屋敷をひとりで切り盛りする資産家の奥様です。息子や娘は立派に所帯を持っていて、ときどきこの方の様子を見に来ます。
どんなところが私のハートにヒットしているかというと、とにかく言う言葉のひとつひとつが胸にグサッと突き刺さるところです。
「使えるからといって…」もそうですが、私と初対面のときにもまず私の年齢を聞き、ふん、だったらまだ働けるわ、と言い放ったあと
「働きなさいよ、女はカネのありがたみがわからんもんだでね」
と一喝でした。
日頃休みたい休みたいが口癖だった私は、まるでぴしゃりと頬を打たれたような気がしました。しかしその心地いいことと言ったら!
流暢な方言にのって、まるで音楽のように聞こえる辛辣な言葉は、さすがの人生の重みを感じさせ、軟らかい刃でもって私の心を切るのでした。
介護福祉を仕事としている方ならだれしも、こんな経験があると思います。
そんな経験が私たちをこの仕事に執着させるもののひとつだと私は思っています。
その方が私に言った、もっともココロに響いたひとことは

「人間、下見て生きとりゃええの」

でした。
ブランド大好き、もっと欲しい病にかかっていた私の心に確実に響きましたw。
.........でもねえ、この県の県民ってホントにブランドが好きでさあ。
次回の基礎研のとき、こっちのケアマネさんがどれほどブランドのバッグを持って研修にやってくるかを写メで撮ってきます。イナカ者の私にはホントに目の毒です。欲しくなるのも当然でしょってことで勘弁して下さい。
まったく、ケアマネって儲かると思われたらどうすんだ。



もとの職場に、若い社会福祉士がいました。
名前はコッサーといいました。
いつの間にか安月給に愛想をつかして退職していきましたが(笑)、彼が在介職員として働いていた当時は、在宅部のみんなが彼に色んな意味で頼っていたと思います。
私もしょっちゅう彼に、仕事のことで相談してました。
仕事のやり方を教えてもらうわけではないんです。
なんというか、福祉とはなんぞや、みたいな質問ばかりしてました。
私の相談の内容に、利用者の顔が見えてこないと彼は話を聞いてくれませんでした。それに気付くまでは、何度となく彼を怒らせていました。
会話の途中で突然スイッチが入り、
「今なんて言いました?」
と怒るんです。
あるとき私が『でもしょせん個人的な問題って全体には関係ないからさ』みたいなことを言ったとき、彼がうんざりしたように、でも大きな声で私に言ったひとことは、今でも私の“福祉とは”の答えというか要約のようになってます。
それは

「個人に関係なく全体はない、全体に関係のない個人はいない」

です。

他にも、私に道というかそんなようなものを示してくれた人の言葉はたくさんあります。
デイサービス職員時代に当時の相談員だったスージーのひとこと。
「とにかく話し合いましょう。皆で話し合ってはじめて、それがその人のケアになるんです。」

ヘルパー時代、カリスマM主任に言われた、まるで水のようにすーっと入ってくるひとこと。
(私が『どうしたら相手に自分の言いたいことをわかってもらえるように話せるんですか!』と切れ気味で聞いたとき…登録ヘルパーさんの指導?が全然うまくいかず)
相手の話を聞くこと。それからです。」

以前の居介の薄毛の部長が口角泡で言ったひとこと。
(利用者さんの無茶な要望のため、サービス提供時間の拡大を迫られてみんなが『対応できません』『人員が揃いません』とブーブー抗議したとき)
「最初にニーズがあってサービスがある。
サービスにニーズを当てはめるな!」


さすがです。
思い出すたび、やっぱりこの仕事辞められない、と感動の反芻。
私もいつか、誰かの心に響くような言葉を吐けるほどに成長するだろうか。
今は心に響くよりもウケるほうが大切とばかりに笑いを振りまく私でも、こんな真摯な気持ちで人の言うことを聞いたときがあったんだなあ。


うーん、今日はいいこと書いた(軽めだけど)。
皆さんも、機会があったら心の中の金言を教えて下さい。


誰がために資格はある

2006年09月25日 | 労働条件通知書
※画像はさいとうたかを先生の画ではないそうです。

ハリケンが18歳の頃一緒に住んでいた悪友(現在NTTで研修インストラクターとして活躍中)が、先日電話でシミジミと言いました。

「しょせん職場の“いい人”ってのは、仕事のデキる人のことなのよ」

今まで、自分のムードメーカー的なキャラは職場の雰囲気を和ませていると信じていた私ですが、この言葉に目が覚めました。
そうか、私って...............職場の大悪人だったんだ(今サラ)!

気付いたからには改心することなく、軽薄さに磨きをかけるハリケンです。
最近マジメなサイトからのTBが増えていて憤慨しています。
まともなサイトはここにTBなんかしないほうがいいですよ、いやマジで。



今年度、ひがしケアプランでは2人のケアマネが介護支援専門員資格更新のための専門研修課程IIを受講することになりました。
ナース河合とアイリンさん、どちらも2期のケアマネさんです。
おふたりは平成15年度から17年度の間に介護支援専門員現任研修の基礎研修課程Iを受講していますので、今回は課程Ⅱのみの受講となり、受講費用は約半額に減額されます。たしか17,000円くらいだったと思うのですが、先日この受講費用を法人でもつか個人がもつかでひとモメありました。
私は法人がもつものと思っていましたし、それが当然だと思ってました。
だってこの研修を受講しなければ、居介のケアマネとして業務にあたることが出来ず、法人が困ることになりますし、そもそも介護支援業務を行う事業所を抱えるということはそれに関わる事務費用をまかなう義務もあるだろうと思ったからです。その職場で働く職員の必要資格の管理なんかは法人の責務じゃないのかと。

しかし、ひがし会法人の考え方はそうではありませんでした。
業務に必要な資格は個人が管理すべき、なんです。
例えば、法人でデイケアの送迎運転などに関わる人はどうか。
運転免許の更新手数料を法人がもつのはおかしい。
その見返り?として、運転手当てを出しているではないか。
居介のケアマネにも、資格手当てとして毎月2万円支給されている、それを充当とすべきである。
そのかわり、研修への出張費用は出します。実勤務扱いにもします。
ただし居介職員のみこの扱いで、ケアマネ資格保持者でもケアマネ業務を行っていない職員に関しては有給を使って行って下さい。
とのことでした。まあこの↑部分はそのとおりだとしても。

なるほど。
でも、アイリンさんもナース河合もカニちゃんも、“基礎研修課程I”は受講費用を法人に出してもらっているのです…今年度からこれらの研修が「ケアマネ資格を保持し、実務を行うために必須の研修」と義務づけられた途端「これからは自分で払え」はなんかおかしいと思いました。
取らざるを得なくなると「自分で払え」かよ。
どんどん研修を受けていいケアマネさんになって利用者さんたちにいい介護支援をして下さいね、費用は当然法人が持ちますよ、って時代じゃないんだなあ。
それまで、研修や勉強会に参加すると事業所が評価を受けていましたが、今後は個々のケアマネが自分たちの意識や対外的な評価を保っていかなくてはならないということがハッキリスッキリ明確にされた、ということでしょうか。
よくわからないなあ。
だったら特定を取っている事業所なんかはどうなのだろうか。事業所が加算を受けるために各研修や勉強会への参加を義務づけられているのですから、当然法人が研修費用を負担するんでしょ。
そういうところが曖昧なのって、どうも気になるんですよね。

ま、どうでもいいんですけどね。
とりとめのないことを書いてしまった。

介護福祉はしょせん『人』。
みんなが同じ内容の研修を受けたからといって、ケアマネの能力は標準化できないよ。
ケアマネも、いいケアマネさんに利用者が集中するようなシステムだったらね。35人減算とかの縛りの上に指名料とかとって。資格保持費用自己負担とかいうんだったらそのくらいの融通きかしてもいいんじゃないかな。そしたら独立するケアマネ増えるよ、きっと。
ケアマネが指名制だとしたら私なんか、閑古鳥の鳴くよな閑ケアマネでいられそうです。

...........あ........墓穴掘った感。










転職ブルース(意味なし)

2006年09月23日 | 労働条件通知書
※画像…そろそろネタ切れです。どなたかいいソースあったら教えて下さいませ。

業務の合間?、併設悪徳ヘルステと無意味な戦いを繰り広げ、わがまま利用者に振り回される傍らで、ネットオークションに興じ、おバカなブログを毎日更新するヒマもありのケアマネライフ。
このブログを見ている皆さんは、私がとても条件の良い職場で働いていると思っておられることでしょう。
就職して間もない頃の舞い上がりログ
確かにお給料は、もとの職場よりも7万円アップ(手取り)しています。
ボーナスだって以前より年間1.5ヶ月ぶん多いです。
しかしそれは単に、いかに以前の職場のお給料が○○かったかということなのです。
※地域性も影響しています…ハリケンがもといたところは最低賃金額612円の県、全国でワースト3。ひがし会は東京・神奈川・大阪に次いで全国4番目に高賃金の県にあります。
なので、特別ひがし会が他所よりもお給料が良いというわけではありません。
他所の居介と比較するとくやし涙くらいは出てきます。
それに、ひがしはお休みが少ないです。
ちなみにひがしの年次有給休暇は年間10日間(夏季なし冬季休暇5日)。
以前の社会福祉法人は20日間(+夏季冬季休暇6日間)でした。
以前の職場では私だけは年休消化してましたが、ひがしのケアマネになってから月に平均26日出勤しています。このペースだとすでに年休未消化決定です。
これは、訪問の約束がうまくとれないなどの理由で、休めるはずの日に半日出勤せざるを得なくなり、まる1日のお休みが削られるせいです。
そもそも私はこんなにマジメに働くタイプではありませんでした!
原則残業ダメイコール休めない、となるだけなんですけどね。

以前の職場は人間関係がすごくよかったし、直属の上司も雲の上の上司も素晴らしい方々ばかりでしたが、ひがしの上層部はクソの塊りまたはそれ以下。
以前の職場の同僚はみんな、私という存在を容認というか受容してくれてたしあきらめてくれていましたが、ひがしの同僚は厳しいです。私に、能力以上の仕事を期待しています。ハッキリ言って大迷惑です。
以前の職場は部署間の連携がよく、フォローやカバーもし合っていました。
ひがしも居介とヘルパー、訪看とクリニック以外はうまくいってますがそれって一番カナメの部署間がギタギタだということです。

うーん。

「転職してみようかなあ」

なことを考え、よその居介の求人を検索してみんとす。

民間大手A/給料は高いしボーナスもいいが、ガンガン貯まるお金を遣うヒマがないらしい。聞いた話では、就職して10年足らずで分譲マンションを買ったケアマネ曰く『せっかく買った自宅に帰る時間がない

.................... ノーコメント。

有限会社B/ヘルステ併設の居介、バリバリの女性社長のもと、スタッフ7名で和気藹々と仕事が出来ます!従業者の平均年齢55.5歳!

..........あ、なんかヤバい雰囲気。やめとこう(笑)。
ウワサでは職場内で「おやつ当番」や「お茶係」があるらしい。そういう職場って和気藹々とは思わない。せっかくの休みにヨン様ツアーや氷川きよしのコンサートに強制連行されそうだ絶対。

社会福祉法人C/業務内容:ケアプランの作成、連絡調整、その他新規利用者開拓

わしゃ営業マンか!
でもこれホントにハロワの情報表で見かけたんです。
ここ、母体が保育園なので高齢者の新規獲得機会がないらしく、ケアマネはガキ連れで老人会やデイケアに慰問し、年寄りを奪っていくとか。
まさに仁義なき戦い。



.......ど、どんな職場でも大変だし、誰もが頑張っているんだなあ。
お給料が高いところはそれなりに忙しいし、安月給のところでも何かいいところがあったりする。
当然のことだけど、人間関係だったり条件だったり通勤距離だったり、仕事を選ぶキメ手は自分次第。

ひがしケアプランのいいところはぬるいところ。
まず残業がない。
大抵みんな定時(17時)に帰れる。
そりゃ今はみんな50人近く担当を持っているし、今月は祝祭日が多かったから少しは残業してるけど、普段はみんなあんまり残業しない。
訪問に使う公用車も、ケアマネ4人に対して3台あるのでだいたい回る←月末は軽の奪い合いだけど。
パソコンも足りてるし、電話もひとりに1台だし、部署は医事課の中なので留守番電話番もきちんとやってもらえる。訪問に出るときと帰所したときには医事課のみんなに「いってらっしゃい」「お帰りなさい」最初はこれにすごく感激した。
物品は物品購入担当者がすぐに揃えてくれるし、デイケアとヘルステ管理者には請求業務もない→専属の介護事務がひとりづついる。
(私の知っている他の病院には、ケアマネの給付管理も医事がやるという夢のような職場があった。ケアマネは定期訪問とサービス調整しかしなくていいそうだ!ただしケアマネ全員が病棟ナースとの兼務でした。)
たとえ上層部がクソの集まりでも、あたらずさわらず目立たず取り入らず、此方におなりになったときだけ頭を低くしていればいい。鼻をつまんでさえいられればクソは匂わない。
たとえヘルパーが揃いも揃って素人でも、新規利用者には使わないようにしているし、前任から引き継いだケースも徐々に他所に移すつもり。ムリに併設をプランに組まなくても別に叱られない。
そんなぬるさがひがし会の長所。

私はあまりひとつの職業を長く続けたことがなかった。
若い頃には派遣や水商売をしていたし、ひとつところに居ついたこともなかった。
以前の職場には8年半もいた。
そしてひがしに来て、また新人ケアマネとして最初からやり直し。
ペーペー同様なのに、そうそう職場を変わりたくないのがホンネ。
堪え性がないと思われはしないか、何か問題があって退職したのかと思われはしないかそれも心配。
それに、ケアマネの中心年齢層は50代だしまだまだ働けそうです。
もう転職つまり冒険できるトシじゃないと思っているわけではありません。
つか、ある意味このひがしで働くことがもう冒険だと思うよ
マジで。



とりあえずはもうしばらく、ここで頑張ってみようっと。
そのウチ誰か、ヘッドハンティングしてくれるかもしれないし♪(←妄想)

ヘッドどころかクビ切られないように気をつけましょう。






頑張れ事務長!

2006年09月22日 | 業務日誌
※説明不要のインパクト画像。たしかハリケンが介護福祉士に合格したときの厚生労働大臣、坂口力先生。

皆さんの資格登録証書には誰の署名がありますか?
トウキョのケアマネさんの登録証には当然石原慎太郎先生のお名前があるワケですよね。いいなあ芸能人、と思ったりなんかするミーハーなハリケンです。



指導監査を目前にして、辞表を提出した鼻くそ。
「この話はまだ他のケアマネさんにも言わないように」
と事務長に口止めされたハリケンでしたが


3分後にカニちゃんにバラす(笑)。


カニちゃんのコメント:
「またですか?」

鼻くそは以前にも何度か辞表を出したことがあるそうです。
ま、10年もひがし会にいる職員ですから、辞表の1通や2通は書いたこともあるでしょうが、
「そのときは、辞表を出して給料アップを交渉したらしいですよ」
とカニちゃん。
その当時、現居介管理者の青田主任はまだ医事課主任で、訪問介護の管理者を兼務していましたが、鼻くそがその人事にゴネて辞表片手に異議申し立て、結果現在に至る。つまり鼻くそは辞表と引き換えに管理者手当て5万円をゲットしたのでした。法人は訪問介護の管理者をハジかれた青田主任を降格するわけにもいかないので、居介の管理者に据えたというわけ。(余計なことを)
カニちゃん:ヘルステ主任は本部の大事務長とも懇意ですし、ひがしの副院長とも仲良しですから、たぶん今度の辞表もなんやかんやで慰留されて取り下げになると思いますけど........今回は何をゴネているんでしょうかね。

私は前回のログでコメント下さった方がたの予想通り、監査結果の責任問題からの逃避と見ています。
だってひがしヘルステ、信じられないくらい書類不備。
それと不備書類。
以前も少しお話ししましたが、これまで私たちケアマネが渡してきた居宅サービス計画書を最新のもの以外すべて破棄してしまってるというから信じられない。
ケアマネ4人ぶんですよ!利用者約50人ぶんですよ!
私の担当利用者は比較的新規が多いし、私が最初から関わっている方にはひがしのヘルパーを一切使っていませんので被害は少なかった(8名でした)が、勤務年数の長いナース河合やカニちゃんの被害は甚大です。特にナース河合は、自分が管理者となっている訪問看護部門も監査をひかえています。そんなクソ忙しい折に、20数名ぶんの過去の計画書を揃え直してあげにゃならんのです。
これには普段温厚なナース河合もブチ切れ気味でした←当然。
鼻くそヘルステは訪問介護計画書だって作成していません。
契約だってきちんとやってるかどうか怪しいもんです。
鼻くそは、監査まではここにいて、その後の始末を目くそ耳くそ歯くそに押し付けて、自分はどこかにヘッドハンティングされていくつもりに違いないんです。

そんな話をカニちゃんとしてから

更に10分後にアイリンさんにバラす(笑)。
昔から口の軽さには定評のあるハリケンです。

私もカニちゃんもそうですが、アイリンさんはもっと鼻くそがキライなんです。
アイリンさんのコメント:
「事務長とうまくいってないからでしょう」

現在の事務長は去年このひがし会東部に就任した方です。
以前の事務長は現場放任主義だったので、鼻くそはやりたい放題し放題だったそうなのですが、今の事務長はリスク回避主義。今回のメアリー事件やその他ちまちました不適正事例まで、何かと鼻くそに突っ込んでいます。
鼻くそはそれが気に入らず、ふたりはことごとく衝突してきました。
アイリンさん:辞表を出して、また本部や副院長が「一体何があったの」とスリ寄って来たら、事務長のことをあれこれ訴えるという手を使うつもりなのよ。日本ではそういうの、なんというのだったかしら........ああそうそれよ、『ゴネ得』ね。


この旧態然とした医療法人ひがし会。
同族経営のひがし会。
そんな中で自分の身を守って働き続けるためには、鼻くそのように狡猾でなくてはならないのかもしれません。
としたら鼻くそって勝ち組?

つい昨日本部から大事務長がやってきて、事務長と何やら話し合いをしていました
が、鼻くその辞表は受理されるのでしょうか。それとも破り捨てられるのでしょうか。
鼻くそがひがし会を去るのはもちろん見たいですが、監査とその後の追跡監査でメタメタになるのも見たい、そんな複雑な私です。

とりあえず、
当ブログでは、ひがし会東部事務長を応援しています。

事務長がんばれ!







駆け引きあれこれ/後編

2006年09月21日 | 業務日誌
※画像は私がネットで拾った漫画画像のうち、もっとも意味不明の逸品。この前後のストーリーをご存知のマニアなケアマネさんご連絡下さい、後生です。ちなみにホントのセリフは「サンタクロース反対!」でしたw。


唐突ですが、結論から言いましょう。

鼻くそが辞表を出しました。



前日の続き。

事務長と話しているうちに、私の中に色んな感情がトグロってきてイライラしてきちゃいました。

私は確かに細木さんの扱いを誤りました。
自分が嫌われてもいいから予防訪問介護を適正に使ってもらおうと思った、などと言いはしましたが、その実心の奥底でこのババァに嫌われて担当交替されたいなと願っていたのです。
だから必要以上にキップ(気風)がよかった。潔かった。怖いもんなしでした。
私のガンとした態度にさすがの細木さんもタジタジでしたし、すごく気分よかった......ですが明らかに私はやり過ぎました。
当然そのツケを払うのは私ですし、それはそれで仕方ないことです。

けれど、そもそも細木さんに予防訪問介護のなんたるかを説明し、制度の根拠や縛りを理解してもらい、その制約の中で細木さんへの家事支援をやってくのは本来鼻くその仕事です。
鼻くそは一部の利用者や同業者から「気が利く」「情が深い」「親身になってくれる」と絶賛されていますが、私に言わせればそんなの、ただの『断れないヘルパー』です。
ヘルパーもケアマネもそうですが、利用者の要望ってホイホイ聞き入れたほうがラクですよね。出来ないとかダメとかきちんと説明して、それでも信頼を得るという作業は本当に大変で根気が要りますから、安請け合いしてやってあげたほうがいいはずです。
でもそれが結果的に自分のクビを絞めることになる。
私の知ってる新設素人デイサービスの素人経営者が、利用者のニーズにお応えしますと大見栄をきって、サービスの帰路に利用者を好きなところで降車していました。
案の定2ヶ月もたたないうちに利用者の依頼がどんどんエスカレートし、送迎コースから何キロもとっぱずれた高島屋でおろせだの、パーマをかける間に他の利用者をおろしてまた迎えに来いだの言われてさんざんな目に遭ったそうで、挙句「ハリケンさんの利用者の○○さんなんとかして下さい」と訴えて来ましたが
※当然私はシカトです。結局デイは送迎ルートを変え、それまでやっていたお好きなところへお寄りしますサービスを取り止めましたが、その利用者はさんざん文句を言ってそのデイをよしました。
鼻くそのやっていることはこれと同じです。
よせばいいのに利用者を自分の車に乗せて通院や買物に行ったり、2階の掃除や店舗の片付けなどの過剰なサービスをやりまくり、利用者を付け上がらせてしまい、結果「ケアマネさんなんとかして」です。
ハッキリ言って知ったこっちゃありません。
ケアマネが計画に書いたワケでも頼んだワケでもないのに利用者獲得のために好き勝手をした挙句の結果です。
どうしてそんな事業所の尻拭いをケアマネがせないかんのだ。
その上法人のトップにまで誤解?されてしまって、これじゃ踏んだり蹴ったり。

反省ここから

.............でも、私も鼻くそにどうこう言えた義理ではありません。
最初からそのように「それはヘルパーの問題です、ヘルステで対処して下さい」と言えばよかったのです。なのに訪問ついでに余計なことを言って、細木さんの信頼を得るつもりもないのに得るマネだけしたからこんなことになったんです。挙句に失敗して「そんなの鼻くその仕事だろ」では、私も鼻くそと同レベルです。
私はたぶん心のどこかで、細木さんとうまくいっていない鼻くそたちの先を越そうと思ってたんです。そんないやらしい私の考えが、80も超えた生霊高齢者に気取られないはずがないんです。

反省ここまで

しかし!しかしですよ。
少なくとも私は同じ法人の仲間として、ホンネはどうあれ対外的には鼻くそヘルパーSTを庇ってます。現場で利用者に対面しては、そうそう嫌われ者になんてなれないヘルパーの気持ちがよくわかるから、あえてイヤな役回りをやっています。
私たちひがしのケアマネは皆そうです。決して利用者の前で同業者をけなしたり、責任をおっかぶせたりはしません。
なのにどうして、ひがしのヘルパー事業所にはその意識がまったくないのでしょうか。
そんな管理者とこれから先、どうやって仕事をしていけばいいんですか。

私は事務長にそう訴えました。

するとそれまで黙って聞いていた事務長は、私に教えてくれたんです。
実はヘルステ主任から、昨日辞表が提出されたんですと。

あ、心なしか事務長嬉しそう(このふたりも確執あるからなあ)。

私がそれを聞いたとき、果たしてどんな気持ちだったか皆さんにはおわかりですよね。
天にも登る気持ちでした!!

ま、この話にはもっともっとウラがあることにその後気付くことになるのですが…
それはまた後日。




駆け引きあれこれ/前編

2006年09月20日 | 業務日誌
天はケアマネの上に利用者を創らず・前編後編

そろそろ月末です。

連休明けの研修(3コマ目)が終わり、久しぶりに出勤した私は、職場でマッタリとコーヒーを飲んでいました。

出陣前のひととき。
すると突然、事務長から相談室に呼ばれました。

事務長の第一声。
「細木さんって、ハリケンさんの利用者さんですよね?」

ギク

..........聞けば細木さん、先日ひがし会の院長婦人とその娘である副院長に、私のことを陳情?に行ったらしいのです。
お宅の鼻っ柱の強いケアマネにいじめられた、お堅いことを言って私に威張って帰った、と。
このときはじめて知ったのですが、細木さんとひがし会の同族は、私が思っていたよりもずっと深い間柄だそうです。古い仲良しというヤツ。
例えそれを知っていたところで私が細木さんに対する態度を変えたかどうかはわかりません。私はこの法人に勤務はしていますが、別に養ってもらっているわけではないのですから。
ま、細木さんの行動自体は想定の範囲内のことです。
私は事務長に事情をざっと(細木さんとヘルパーの間のトラブルのこと、鼻くそから「あのババなんとかして!でなきゃもう派遣しないよ!」と言われ、それでは細木さん自身が困るのでケアマネである私が嫌われ役を買って出るつもりで制度の説明をしたことなど)説明しました。
事務長は話をよくわかってくれましたが、実は全然違う内容が院長婦人や副院長に伝わっている、と言いました。
「ハリケンさん、細木さんのお宅で、『細木さんが不適切な利用をすると私が上司に叱られます』と言ったりした?」
と事務長。
私は驚きましたが、すぐにおかしくなって
「事務長、私は、あとで自分自身が困るのがわかっているのに、何かをカサに着て利用者と話をすることはありません」
とキッパリ言いました。
ましてやこんな法人をカサに着ても、雨露がしのげるとは思っていません。

私は細木さんに
「私たちも制度には勝てません」
というようなことは言いましたが、上司命でここに来ただなんてひとことも言いませんでした。ただただ制度の縛りと主旨を、細木さんが呑まざるを得ない方法で説明したまでです。
強気に出たつもりもありません。
ただ一歩も後に引かなかっただけです。
(でも、これが間違いだったことにすぐ気付いた私です)

「それで、院長婦人はなんとおっしゃったのですか?」
私が聞くと、事務長はやれやれというように
「院長婦人たちも、細木さんの言うことを丸ごと鵜呑みにはしていないし細木さんの人柄も少しはわかっておられるが、そこはまだ入職間もないハリケンさんのこと、長い付き合いの細木さんと比較されれば、人情的には細木さんに肩入れしてしまっておられる様子だね」
と言いました。
私はアタマにきましたが、事務長に怒りをぶつけても仕方ないことです。
「細木さんはケアマネ交代と言われませんでしたか?」
と(かなり期待して)聞くと
「まだそこまでは」
と事務長。チェッ。
とにかく私はこのことで細木さんへの態度をかえたり媚びたりしませんよ。
でも図星をさされて怒っている細木さんを必要以上に刺激することもしませんから安心して下さいと言いました。
こんなくだらないことでわざわざ直属の上司を通してちゃちゃを入れてくる院長婦人、アホです。
そんなヒマがあったら、いつものように地元の名士としての名をあげるためにせっせと地域の活動に精を出していればいいんです。
神輿は暴れると落ちますよ。人に担がれたければじっとしていりゃいいものを。

それにしても細木さん、やってくれます。

そもそも嫌われ者の年寄りって、イヤなヤツだから嫌われるのか、嫌われるからイヤなヤツになっていくのか、どっちなのでしょうか。
でも私には、嫌われ者高齢者にはそれなりの理由がある、そのくそババァっぷりときちんと向き合っていきなさいと教えてくれる人がいました。
もとの職場のM主任がそのひとりです。
今回はたぶん私が、細木さんの嫌われ者っぷりとの向き合いっぷりが足りなかったんだろうなと思いました。ムリヤリそう思いました(笑)。
クチでは「細木さん自身が困るんですよ」と言いながらも、そこに細木さんに対する愛は微塵もなかったのですから(笑)伝わるはずはないのです。
私は介護保険制度の理念や趣旨や縛りをカサに着て、細木さんをねじふせようとしていたんです。
そこで細木さんは、逆に私をねじふせようと逆襲してきたのです。
当然のことです。

こうなってしまっては、もう細木さんに信頼されるケアマネへの道はとうぶんないなあと思いました。最初からやり直しか。やれやれ。



事務長の話はまだまだ続きました。
問題はこのあとです。
事態は思わぬ方向へ急展開!

つづく


薔薇って書ける?(意味なし)

2006年09月18日 | 重要事項説明書
敬老の日にふさわしいブログにしなくては!←まったく意識なし。

先日お受けした新規利用者ショーヘイ氏(仮名…だって見るからに笑福亭で、この仮名しか思い浮かばない…)は、某有名企業のもと研究者。
瓶底メガネに白髪の蓬髪と、いかにも学者さんらしい風情が隠せません。
入院中のため病院で初回面接を行い、その場には隣県から駆けつけたショーヘイの長男嫁も立ち会いました。うーん、学者一家だけあって上品そ。
大体の情報はもらっていたので、簡単に挨拶して、利用者の情報や要望を聞き取り。そして家族の情報なんかも書き留めます。
「ご長男ご家族はどちらにお住まいですか?」
私の質問に、長男嫁は自分たちの居住地区を教えてくれました。

私、手がとまる。

長男嫁は、私が聞こえなかったのかと思い、再度自分の住んでいる場所を教えてくれる。

私、白状する。
「いいえ、すみません、あのう、ギフって漢字で書けないんです(赤恥)」

本人も長男夫婦もその子も揃って京○大学出身のこのご家族、申し訳なさそうに笑いながら
「いいんですよ、どうぞカタカナでお書き下さい。」
と慰めて?下さいました。
あまりのミジメさに小さくなりつつ、寛大な方だと感謝しつつ書いたらば、カタカナで書いたにも関わらず

ギワ

.................すぐに気付き慌てて書き直したが、嫁の表情は笑いを通り越して哀れみが浮かんでいた。.....ハリケンの最終学歴は某自動車学校です。


さささ、そんなワケで今回は、素敵で笑える!な書き間違いについてのお話です♪
過酷な業務の合間にささやかな含み笑いをお届けするハリケンのおバカブログで
レッツ・ラフ!



その1:うどん?

前任者の書いた相談受付票で見つけた書き間違い。


対象者/○山○江氏 78歳 女性
相談者/○川○美氏 31歳 女性
対象者との関係:そば


................これって「祖母(そぼ)」の間違いでは?
つうか正しい記述は「マゴ」だろう。




その2:尊大な事業者

某福祉用具事業者からの実績が届くのが遅れていたため、FAXで催促した。
その日の夕方になってやっと届いたそこからのFAXの冒頭文。

この度は実績をお知らせするのが遅れてしまい
大変申し分ございませんでした。


..........「申し訳(もうしわけ)」じゃねーのか。
申し分(もうしぶん)なく遅れてどうするんだ、なんて偉そうな事業所だ。
怒。




その3:外人さんは卑怯です

.........アイリン女史ごめんなさい。
あなたが大変な努力家なのは重々承知です。
なのに外人さんの書き間違いをとやかく言うのは失礼です。
でも、でも、職場ではどうしても突っ込めないのでここで笑わせていただきます。

アイリンさんの介護支援経過記録より。

「..........持病に対する不安が強く、周囲に息苦しさをうたえ。.........数時間おきに血圧を測り、少しでも高いと主治医に電話するのが毎回のパターリとなっている。」

この利用者さん楽しそう♪と思ってしまった私はマターリ不謹慎なケアマネです。




その4:超高級化粧水

皆さんはオー・ド・ムーゲという化粧水をご存知でしょうか。
じわじわと口コミで広がっている化粧水なのですが、これ、皮膚専門の薬局などで勧められることもあり、高齢者にも人気があります。
アイリンさんの利用者さんもこの化粧水のファンなのですが、扱っているお店が少なくて利用者さんが百貨店に行ったときしか買えないのが難点でした。
そこで「近所の薬局でもし見かけたら買っておいてほしい」と頼まれたアイリンさん、私たちケアマネにもSOS。

「こんな名前の化粧水なんだけど見たことある?」
とアイリンさんが見せてくれたメモには

「オーデマ・ピケ」

..........み、見たことありません!
あったら絶対すごい値段です。
もしどこかで見かけても代金を立て替えられるかどうか心配です。
(もちろんアイリンさんには正しい商品名を教えましたが、笑いをこらえるのがひと苦労でした)





いかがでしたでしょうか。
皆様からも、楽しい書き間違いコメントをお待ちしています。

悲惨な書き間違いでもOKよ

ヘルステ監査まであと1ヶ月

2006年09月16日 | 業務日誌
※ 画像は『DMC(デトロイト・メタル・シティ)』のギターボーカル「クラウザーII世」。

昨日の朝、職場に来てみたらまた新規の依頼です。

ハリケン担当者、現時点で49名になりました。
予防2人と、ベッドや車椅子だけの要介護1の方を2人捨てたので来月からは45名ですが、もういい加減にしてほしいです。
ひがしヘルステに就職して4ヶ月。
正職員になったのはほんの半月前。
医事課には“おやつ番長”と呼ばれて親しまれています。
ケアプランセンターでは“ハリケンさんのお休みの日の事務所はお通夜”と誉め(?)られました。
ヘルステでは“悪魔”と噂され、私がヘルステの扉を開けると居合わせたヘルパーが目を逸らします。
んな具合で確実に「医療法人ひがし会」の一員になりつつあるハリケンですが、
まだまだ新人です。
地理を覚えるだけでも大変ですし、事業所や施設の見学にも行けてません。
利用者の話はじっくり聞くのをモットーにしていますので訪問にも時間がかかります。居介に使い慣れないMDSしかないので、居宅ガイドラインのアセス書式アプリを自作したりもしてます。
お願いですから、これ以上新規利用者をふるのは止めて下さい!
青田主任、マジで減算になってもいいんですか?

返事なし。

青田主任は今、チョー欝です。
原因は、来月22日にひかえた第八回(たぶん)介護支援専門員実務研修受講試験です。
青田主任は、今年この試験に合格できなければ、来年度はウチの居介の管理者の地位を奪われてしまいます。
現在主任がもらってる、法人からの管理者手当て5万円も、資格手当てとして支払われる予定の2万円もパーになります。
長年医事課の主任として、そして去年までヘルステの管理者としてやってきたのですから、万が一にも落ちるとは思えませんが、もしも落ちたら恥ずかしくて出社できないと思います。崖っぷちです。必死です。
…万が一にも落ちるとは思えませんが…

もし落ちたら、青田主任はおわ(自主規制)。



…とにかく、青田主任しっかりしてください。
いくら自分のことで手一杯だからって、いくら協力医療機関からの依頼だからって、のべつまくなしに新規を受け続けるのは勘弁して下さい。



さて本題。

金曜日、某利用者宅に、更新認定の調査をかねてスタンプラリーに出かけました。独居の認知症で、ヘルパーが来るとき以外は玄関に施錠しているので、いつもヘルパー滞在時か退出間際に訪問することにしています。



先月はヘルパーの来ているはずの時間に行ったら

利用者だけしかいませんでした。
利用者さんに聞いたら「今日は少し遅れると、さっき電話がありました」とのことでした。



30分いましたが、来ませんでした。

そして今月は、ヘルパーが帰る10分前に行きました。



ヘルパーは帰ったあとでした。
利用者さんによると、「もうかなり前に帰った」そうです。

なのに

実績はそのまんま、提供予定時間のまんま、何の変更もなしに返ってきます。

おかしいではないか。

まあ、ひがしのヘルパーは知能が幼稚園児並み。
時計が読めないので仕方ないです。
ささ、あきらめて連絡票連絡票。

そして同じ日、絶妙のタイミングで、アイリンさんと耳くそ、カニちゃんと目くそが事務所でなんやかやと言い争っていました。

バトル ラウンド1

炎のアジアンエリート・アイリン女史耳くそ:

利用者から「身体介護なんてやってもらっていないのに身体介護で請求された」との苦情があり、ヘルステに問い合わせたところ、耳くそが
「ケアマネさんがそのようにしろと言いました」
と答えたためにバトル勃発。
「確かに私は『散歩や買物など、利用者から身体介護の依頼があったときには身体介護の報酬で請求してもいいですよ』と言ったが、
身体介護の実態がないのに身体で取っていいなんて、どこのバカが言うか!
と怒るアイリンさんに対し、耳くそは
「そんなこと言われてもケアマネの指示だと思ったからやったのに」
と逆ギレ。
アイリンさんは
「ここの日本人は日本語わからないんですか!あなたは本当に日本人ですか!」
とキレまくりました。

まあ、ひがしのヘルパーは全員異星人です。
言語はすべて絵文字による筆談、コトバは通じませんから仕方ないです。
ささ、あきらめて過誤過誤。

バトル ラウンド2

(キャラは江角マキ子)カニちゃん目くそ:

入浴見守りの身体介護2でヘルパーを派遣しているはずの利用者さんが、「お風呂の介助は必要なくなった」ので生活援助に切り替わっていたのですが(同居娘の仕事のシフトがかわって早く帰宅するようになり、母親である利用者をお風呂に入れられるようになったのです)2ヶ月近くもそのまま身体介護で実績を上げてきていたことが発覚しバトル勃発。
「どうして内容が変わった時点でケアマネに報告しなかったんですか!」
と怒るカニちゃんに対し、目くそは
「カニちゃんなんてとっくに知ってると思ってたし忘れてた」
と返し、これにカニちゃんがマジギレしました。

まあ、ひがしのヘルパーは全員短期記憶がありません。
3歩歩くと忘れてしまうトリ並みなので仕方ないです。
ささ、あきらめて返戻返戻。

問題は

監査指導員がそれをわかってくれるかどうか
ですけどね。


マジで楽しみ♪監査ブラボー♪

天はケアマネの上に利用者を創らず! 後編

2006年09月13日 | 業務日誌
※ 研修や困難事例対応のおかげでもうすでに全員の訪問はムリっぽいですつかやりたくないです。で、画像は単なる願望です。気にしない気にしない♪

余談:ぬるま湯医療法人ひがしの事務長が、今朝またまた私を呼んで言いました。
「ヘルパーのメアリーさんのことですが、石井さんが別の居介に移られたからといって、今後また勝手にこっそり石井家にひがしからヘルパーを派遣したりしないように厳重注意しました。また、これからのメアリーさんの仕事量や内容についても、いちいち私に報告するように通達してあります。しばらく監視するつもりです。」
和訳:
「メアリーも石井さんも、この際まとめて他所に放り出すつもりだけどおおっぴらにやるとまずいから静観してます。鼻くそがまた暴走しないようにしばらく見張るつもり。」

ついでにご報告。

ひがし鼻くそヘルパーステーション、来月とうとう事業所開設○年目で初の監査です!
ハッキリ言って、見ものです!
経過はまたご報告.........なななんとこれまで私たちケアマネが必死こいて作って渡してきた居宅サービス計画書の大部分を紛失してやがり、おかげで今朝から私たちテンテコマイでした.........などなどまったく笑えない爆笑エピソード超満載!乞うご期待!!


前回のづつきです


細木さんはこれまで(6月まで)要介護2でしたが、7月からは要支援2になられました。その時点で、訪問介護で支援できる家事は軽微で簡単なもの、細木さんが自立できるように、やり方を考えたり一緒にやったりするという方法に変わったはずですし、介護計画もそのように書いてあります。
その計画で訪問介護をやっていきますよということで包括のジュリアナ主任にOKをもらっているので、それ以上のことをやってもらったりすると契約に反するんです。
(平然と)私ゃそんな計画のことは知らなかっただわ。
糸居ケアマネが説明して、細木さんの印鑑もいただいてますよ。
............................................
では、これまでのことは、訪問介護から予防訪問介護への移行途中ということで包括さんにも大目に見ていただくことにして、次回からあらためて仕切り直しましょう。
............................................
先週私が、こちらに伺う前にヘルパーさんから、細木さんのご様子を聞いたとき、こちらの担当ヘルパーさんは毎回お仕事の時間が足りなくて細木さんにご迷惑をかけているとのことでした。2階のお掃除ともとのお店のスペースのお掃除を省いていただければ、規定のお時間で充分間に合うと思いますので、次回からは細木さんの生活なさる範囲だけのお掃除ということで限定させていただいていいですか?
それじゃ、予防のヘルパーは年寄りが自分で上がっていけないところ(2階)の掃除もしてくれない、情のないヘルパーということなんだわね?
細木さん、ご自分で上がっていけないところということは、使用していないお部屋ということですので、予防でも訪問介護でも本来ダメなんですよ。
............................そう、それはあんたんとこのヘルパーや、あんたの事務所の方針なんでしょう?ヘルパーやケアマネを替えればいいんだわね?
細木さん、どこのヘルパーだろうと、どこのケアマネだろうと同じです。どの事業所にお願いされても私と言うことはまったく同じのはずです。納得していただけなければ包括さんにもご確認下さい。
(吐き捨てるように)介護保険も変わったもんだわねえ。年寄りイジメだわ。
ええ、まったくそうですね。こんな制度は早く止めさせなければと私もいつも思っています。
(勝ち誇ったように)それじゃ私の気が済まないから、今日のことはあんたんとこの院長先生にも話しとくからね。私ゃ昔からひがし先生とは親しいんだから。
そうして下さると助かります。私がどのお宅でも同じように公平にご説明していることを院長先生に知っていただけるチャンスにもなります、ありがとうございます(ニッコリ)!
(怒り頂点)ふん、ついこないだもあんたんとこのヘルパーがどんなに怠け者か、たっぷり話しておいたもんで、先生もウンザリなさるでしょうよ!
(大袈裟に驚いて)ええっ、うちのヘルパーさんは、いけないとわかっていながらも細木さんのご希望を無碍に出来ず、支援できない決まりの2階やお店の掃除をしていた以外にも、何か良くないことをやってるんでしょうか?
..................................................
細木さん、ご遠慮なくおっしゃって下さい。
私ゃヘルパーにトイレの掃除もさせずに自分で出来ることは頑張ってやってるんだとそう言ったんだわ!
(驚いた様子で)えええっ!
ちょっとヘルパーの訪問記録を拝見します。
............あら?トイレ掃除、ほぼ毎回ヘルパーさんやっておられますよ。
そんなものウソを書いとるだわ!
なんですって!じゃあこの記録はヘルパーのウソなんですか!それは大変な不正ですよ、確かですか?
ヘルパーがやっていない仕事をやったと記録してしまうのは指導や処罰の対象なんですよ。うーん、それはいかんわ、報告しなければ。

ここで細木さん豹変。

あんたって女は、まったく人間ができてないわ!そんなに四角四面のことばっかり言っておってはダメだ、もっと丸くなんなさい!
(笑いをこらえて)はい、いつもそう言われます、真面目すぎるって。
ヘルパーさんや包括さんは大変なんだから、いちいちあんたの報告なんぞで手間を取らせんでもええ!『今日細木さんとこ行ったら、ヘルパーさんはちゃんと仕事しとった』とそんだけ報告すりゃええんだわ!
わかりました、細木さんは本当に優しい方ですね、では今回は細木さんからひとこと、ヘルパーの記録は正しく、細木さんの目の前で書くように教えてあげて下さい。それから細木さんにご迷惑をかけるから、次回からは2階やお店の掃除はしないように、それだけは私からもヘルパーさんに注意しておきます。



..........その後も延々と、細木さんのお説教は続きました。
つごう2時間正座させられっぱで職業婦人について、日本政府について、人の優しさについてみっちりと。


そして今日、ひがしのデイケアにて、なかなか自宅を訪問することの出来ない要支援利用者を、事業所訪問の名目で訪ねて行ったアイリン女史が、運悪く細木さんにつかまってしまい
あんたらケアマネは、年寄りの自宅に会いに行ってカネもらっとるのじゃないのか!こんなとこに来てハンコもらうんじゃないだわ!
と、とっても四角四面な説教を喰らったそうです。
そして、自分とこのケアマネがいかにつまらないバカ者か、いかにお役人気取りのイヤなヤツかをアイリンさんに八つ当たりしたそうです(笑)。
ヘルパーさんはといえば、私の訪問以来「2階は掃除せんでええわ!」とイライラ言われ、仕事の時間が短縮できているが、説教時間が飛躍的に延びたということでしたザマミロ。私だったら2階の掃除してたほうがラクだ!

私は一生涯いいケアマネにはなれそうもありません。
贔屓もしたいしイヤなヤツはやっぱりイヤです。
顔に出さないようにしているつもりでも、海千山千の年寄りにはきっとバレてしまうんでしょう。
私が心の中で彼らに「くそババァ」と叫んでいることが(笑)。
年寄りには勝てません。
しかし
負けてばかりもいられません。