業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

VERY GOOD!!

2006年06月28日 | 業務日誌
突然ですが、昨日ふと事業者台帳をめくっていたら、えてしてダサくなりがちな居宅介護支援の事業所名としては画期的にセンスのいい事業所名を見つけました。
まだ九州にいた頃、電話帳の広告で
大調(だいちょう)
という名前の興信所を見つけたときとハリぐらい、バツグンにいい。

その名も

ケアプランナー21センチュリー。

カッコいいです。思わずフラフラと転職してしまいそうになるほど、私の心をガッチリ掴みました。
略して“ケアセン”ですよ。V6!トニセンカミセン、海千山千!
「お電話ありがとうございます、ケアセンです」
電話応対してみてー!
「わたくしケアセンのハリケンと申します」
名刺出してみてー!!!!!


…取り乱しました…。
本当の“ケアセン”職員の方、勝手に盛り上がってしまって申し訳ありません。
ブログ“業務日誌”では、ケアプランナー21センチュリーを応援しています。


今日少しハイなのは、私のいま一番お気に入りの利用者久保さん(仮名:女性/80歳)のせいです。
今日は久保さんの初回の認定調査でした。

久保さんは今年1月までご主人と同居していましたが、そのご主人はアルツハイマーでその月に入院してしまいました。
それまで献身的に介護してきた久保さんは、ご主人の入院によって突然激しい気分の落ち込みに見舞われ、何もする気がなくなってしまったのです。
朝から晩まで自宅でボーッとして過ごし、ひどいときは座ったままご飯も食べず、じっとしていたこともありました。ガスや家電製品の使い方を忘れてしまい、それまでは出来ていた家事がまったく出来なくなりました。些細なことで涙が止まらなくなり、外出すれば信号が何色だろうとお構いなしに歩き出してクラクションの嵐です。
そんな母親の変化を心配し、ひがしの居介に連絡してきたのは久保さんのひとり娘のナオミでした。ナオミは帰国子女で家庭があり、姑の世話や実父の病院通いもしているためとても久保さんの面倒までは手が回らないと助けを求めてきました。

一番の問題は、このナオミが、自分の母親をウツ認知症だと決して認めない点です。
ひがしの系列のグルホの所長や職員、そして利用申し込みをしたデイケアの主任や相談員も、皆が久保さんの状態を「ひどいウツか、初期の認知症」ではないかと見ています。
ですが、ナオミは久保さんのことを「ブルーになっているだけ」と譲らない。

以下、ある日のナオミの話より。
※深夜の通販番組の調子でお読み下さい。ただし、ナオミ発言は一言一句そのまんま、手を加えてません。

ナオミ:
彼女(久保さんを指して:ナオミは自分の母親のことをこう呼びます)のドクターに相談したの。『ねえドクター、彼女はdementia(英語で痴呆のこと)じゃないのかしら』ってね。そしたらドクターは言ったわ。
『ナオミ、認知症というのはね、そこにあるものが何なのか、そのものの使い方も名前も忘れてしまうものだよ』
とね。

そしてナオミは、おもむろに手元にあったハサミを手に取り、久保さんの眼の前に差し出してこう聞きました。

ナオミ:
お母さん、私の持っているこれは何?

すると久保さんは怪訝そうな顔ですぐに
「はさみ」
と答えました。
ナオミは満面に笑みを浮かべて
「GOOD!!」
と言うのです。
それからまたナオミは久保さんに聞きました。

ナオミ:
ではお母さん、このはさみは何をするときに使うもの?

久保さんは今度は無表情に
「なんか切るときかな」
と答えました。
ナオミはまた嬉しそうに頷いて
『VERY GOOD!!!』
と手を叩き、私のほうを向き直り言いました。
「ほらね、ハリケン、彼女はやっぱり認知症ではないわよ!」

ナオミには、自分の横で「何かを切る」ためのハサミを両手で逆さに持ってパチパチやっている久保さんが見えないのでした。
これははさみ、ものを切るもの。
でもどうやって切るんだっけ?


私は、ナオミに無理やり「あなたのお母さんは認知症かウツかも知れません。どっちにしても、このまま独居で置いていては危ないので、なんとかしなくてはダメですよ」という現実を突きつけることはあえてしていません。
私は医者じゃないし、それにナオミはたぶん、まだその現実に耐えられないのではないかと思います。
幸い久保さんの家はひがしケアプランのすぐ近くで、暫定でデイケアへの通所サービスも組みましたし、実は私はほとんど毎日久保さんの様子を見に行っています。
そうやってナオミのフォローを少ししながら、ナオミが現実を直視出来る様になるのを待っているんです。

認定調査の結果が出て、主治医意見書のコピーをもらったら、それを持ってもう一度ナオミと話し合って、あらためて久保さんの支援について決めていきたいと思います。
そうでもしないときっとナオミは私ばかりでなくケアマネを受け入れなくなってしまうでしょうし。
もうしばらくしたら私はナオミの応援者になって、一緒に悩んだり考えたりします。それまではもう少しの間、ナオミを久保さんの娘でいさせてあげたいと思うのですよね。


とあるマジメなケアマネの集いサイトに、私が決して許せないと思ったケアマネ川柳がありました。
勝手に転載してはならないというお触書があったので、少しだけニュアンスをかえてここに写します。

知るもんか あんたの母だろ 父だろう

この川柳に“気持ちはよーくわかります(笑)”みたいなコメントを付けた編集者も含め、私は言いたいです。
私にだってその気持ちはわかる。
でも親の面倒は子供が見ろ、みたいなことしか言えないんだったらケアマネなんか辞めてしまえ。

おお、今夜はマトモなケアマネらしいことを書いた。


コメント (2)

思い出し笑い

2006年06月28日 | 重要事項説明書
画像は濡れネズミならぬ濡れネコ。ネコは怒ってますがヒトは笑えますね。

以前の職場での思い出し笑い的事例。

旧在宅介護支援センター、
現地域包括支援センターの某SW。

そうなんです、ハリケンの昔の職場は包括を取っちゃったところなのです。
もっとも、この部署が包括獲得のために犠牲にしたもののうち最大のものは、
この包括の所長の毛髪だったことから、周辺事業所からは

地域毛髪支援センターと呼ばれるようになりました。
※ウソです。

ブログ“業務日誌”では、心から地域包括支援センターを応援しています。

そのSWは新人の頃、現在では薬にしたくとも持ち合わせていない初々しさのカタマリでした。
彼はある日、極度に緊張して、どこぞのエライさんとの電話での会話のしめくくりに

『では、おはようございました』

と言い放ったことがあります。
「おはようございます」と、一体何がミックスされてしまったのでしょうか。
たぶん「ありがとうございました」でしょう。
これまで私は、この「いいまつがい(いいまちがい)」を自分の人生最大の思い出し笑いネタとして、大切に思い出して笑い続けてきました。
辛いときや寂しいとき、これはとても有用でした。



とうとう先日、この「おはようございました」を超えるネタを得てしまいました。

ネタ元は、あのアイリン女史です。

ちょっと不公平ですね、アイリン女史は在日フィリピーナですから、言い間違いのひとつやふたつはありますもの。
私が入職する前にも、事業者に電話で
「どちら様ですか?」
と訊ねられて、
「アイリン様です」
と答えたという逸話がありましたが、ガイジンさんならではのこの手合いの言い間違いはたいして思い出し笑えません。
だいいち、失礼です。
アイリン女史は大変日本語が流暢です。アジアの誇る才媛ですから、今では日本語を母国語のように扱えますし、違和感もさほど感じないほどです。

なのに、一体女史のどんな「言い間違い」が、私をツボに落としたのでしょうか。

それはある朝、これまた電話での会話ですが、とある利用者の家族からちょっとしたクレームを受けていた女史が、自分のミスに恥じ入ってあせってしまい、会話の締めくくりに言ったひとこと。

『おはようございません』

(爆)

「おはようございます」と「すみません」のコラボですね。

ひがしの事務所中が笑いに包まれたことは言うまでもありません。
あの暗い青田主任でさえ、パソコンモニターの影に隠れて肩を震わせていました。

さあ、次はもうこれしかないでしょう。
どなたかまた私を思い出し笑わせて下さいませんか。

そう、
『おはようございますか?』
です(笑)!!

辛く苦しく果てしない、ケアマネ業務を和ます、ほんの一瞬の清涼剤となり得る言い間違いをお待ちしています。

ところでさっき、自宅前のトラック道路で事故がありました…。

 交通安全
コメント (10)

つづき

2006年06月27日 | 業務日誌
画像は“ルコウソウ”という花です。花言葉は…ニチイさん。

私が浦田(仮名)さん夫婦や、“あおぞら”のサ責(サービス提供責任者)と電話でやりあっているのを聞いて、異常な興味を示したケアマネがいました。
そう、ニチイさんです。
ニチイさんは好戦的な性格ですし、優位な立場からものを言うことが何よりも好きな人です。退職目前だというのに、それまで自分がご主人のケアマネだったことを持ち出して来て(引継ぎは終わってるのに)、頼んでもいないのに
「私もそのサービス担当者会議に出ましょう」
と言い出しました。
以前ニチイさんのケアカンファを見学したときのイヤなかんじが甦ってきましたが、さすがに無碍に断るわけにもいきません…。
私が、忙しい“あおぞら”の都合に合わせて日時を設定しようとFAXで『時間はそちらに合わせますし、場所も私が“あおぞら”事業所に出向きますよ』と送信したのに対し、ニチイさんは私の知らない間に勝手に電話でサ責をひがしに呼びつけました。
私がキレ気味で
「こっちに呼ぶのならサ責ひとりしか来られなくなるでしょう、私は出来るだけたくさんのヘルパーさんの顔が見たいんです。こちらから“あおぞら”に行けば、そこに居合わせた他のヘルパーさんにも会えて会議も一層意義あるものになると思ったのですがね」
と抗議しても、ニチイさんは知らん顔です。たぶん私の言ったことの意味もわからないでしょう。
しかも私はその日午前中勤務だったのに、まったくおかまいなしで午後に設定しやがりました。誰のためのサービス担当者会議なのでしょうか。



さて、ケアマネ2人とサ責1人のサービス担当者会議が始まりましたが、私はもうその内容や結果を書きたくもありません。
結局担当ヘルパーの指名についても曜日についても、何もきちんとしたことは決まらなかったんです。仕方ないので会議の記録でそのことについて追記でもするしかない。“あおぞら”さんの意見を引き出すなんて全然ムリでした。
意見を聞く気もないケアマネに呼びつけられて、ただ居心地悪そうに座っていた“あおぞら”さんがかわいそうでした。
ニチイさんといえば、自分のサービス提供責任者時代の自慢話や苦労話をするために担当者会議をやるのだとしか思えません。
「浦田さん夫婦がヘルパーにここまで依存するようになったのは、“あおぞら”さんの過剰サービスのせいですよ」
と“あおぞら”サ責を責めたり、「これからの訪問介護事業所とは」の演題で演説もブチかましたりしました。
私がいくら話を本題に戻そうと努力し、時間に縛られるヘルパーさんとの、この貴重な時間を無駄にすまいと頑張っても、ニチイさんの暴走は止まりませんでした。
挙句には「私が前に勤めてた事業所は、ええ、一応大手なんですけどォ」と、今も心無いサービスとヘルパーやケアマネにノルマを課すやり方とで利益を追い求める、自分のもとの職場をほめちぎりました。
もうたくさんです。
椅子の肘掛に両腕をかけ、足を組んでふんぞり返っているニチイさんが、いまここに自分の同僚として横に座っていることが恥ずかしくてたまりませんでした。

7月半ばまでなどと言わず、早く退職してほしい。
でないと私、マジ切れしそうですわ。

ルコウソウの花言葉は出しゃばりです。
コメント (6)

戦意喪失3部作

2006年06月26日 | 業務日誌
その3

ヘルパーもケアマネも大事な社会資源です。ご利用は計画的に!
今月から担当している浦田さん(仮名)夫婦。
ご主人はアル中、奥さんはリウマチ。
とっても仲のいいご夫婦で、公団にふたりで住んでいます。
もとはニチイさんがご主人のケアマネだったのですが、4月の更新で要支援1になってしまったため予防給付に移行しました。するとそれまで入っていたヘルパーの利用回数が2/週⇒1/週に制限されてしまい、キレイ好きな奥さんがゴネはじめたのです。ご主人のヘルパーの仕事は2日とも掃除でした。
で、私が奥さんを担当して代行申請したら、奥さんのほうには要介護1が出ました。ニチイさんの退職も重なり、必然的に私がこのご夫婦をふたりとも担当することになったのでした。

奥さんは、認定がおりるとすぐさま訪問介護を利用すると言われました(「したい」ではなく「するったらするったらする!」です)。しかも「慣れているから」という理由で、これまでご主人が利用していた事業所から、つもりもう1日派遣を増回してもらいたいと言ってきかないのです。
確かに利用者にとっては、いくつもの事業所が派遣されるのでは面倒だし気も遣うしで、同じ事業所に依頼したいのは当然のことですから、私はそれまで入っていた事業所“あおぞら”さんに調整を依頼し、なんとかひとり確保しました。
ただ、ご主人のヘルパーを好きなように使い、エアコン掃除や絨毯の交換など過剰な依頼をしていた奥さんだったのでちょっと心配だったのですが、火曜日に奥さんのヘルパー、木曜日にご主人のヘルパーを派遣することにし、予防給付であるご主人へのサービス内容と、介護給付である奥さんへのサービス内容とをきちんと分けて考えてもらい、適正に利用してもらうよう説明をしたつもりでした。
ですがこの夫婦は、私の知らないうちに“あおぞら”さんに直接交渉して派遣日を変更したり、ヘルパーを指名したりしやがりました。
最初に派遣されるはずだったヘルパーが、自分の知っているヘルパーではなかったことが気に入らなかったようなのですが、“あおぞら”は利用者に言われるがままに担当を変更し、派遣日も水曜:奥さん、木曜:ご主人と調整してしまいました。かなりムリして調整したようです。
私は、そんなことをして“あおぞら”さんは困らないのかな、と不思議に思いました。

訪問介護の利用者は大抵そうですが、この夫婦は特に『ヘルパー=使用人』という感覚が強く、以前にも「今度のヘルパーはトシをくっているので仕事が頼みづらい、もっと若くて丈夫なヘルパーに変えてくれ」と、どこぞの包括のブ長がソープランドでやったのと同じようなことをしたことがありましたし、ヘルパーやケアマネにだってお休みは必要だしその権利もあるということを全然理解しないところがありますから…以前私はこの奥さんから「あなた日曜日休んでたでしょう、どうして?」と責められたことがあります。
私が「はあ、日曜はウチの居介自体休みなんスよ」と答えると、「じゃあ電話をとった居介の方はどうなの?仕事なさってたわよ」と、まるで私が怠慢ケアマネであるかのように言い返されてしまったのでした(奥さん正解ですw)。
電話に出たのはナース河合で、たまたま週末に終わらなかった仕事を済ますために出勤し、たまたま奥さんの電話に出てしまったのですが…。
この浦田さん宅の担当ヘルパーは休まないのでしょうか。
私は特定のヘルパーを指して「○○ヘルパーでなければイヤ」だとゴネる利用者には、実は訪問介護なんて必要ない、という信念を持っていますし、そのような求めに応じてしまう事業所はプロではないと思っています。
ケアマネもヘルパーも、利用者が何を望むかということよりも、利用者に何が必要かをまず考えて仕事をしなくてはならないと思うんです。
この場合、浦田さん夫婦にとって、お気に入りのヘルパーだけを派遣しなくてはならないという必要性はあるでしょうか。否、ない(反語)。

とにかく、初っ端からこれでは先が思いやられるし、自立支援どころかヘルパー依存に拍車をかけることになりかねません。
“あおぞら”も“あおぞら”です。
どうしてハッキリと「ヘルパーの指名はできません」と、「うちのヘルパーは誰が派遣されてもみな同じ仕事が出来ますのでご心配なさらないで下さい」と、自信を持って利用者を説得出来ないのでしょうか。
まして、いくら希望があったからといっても、水・木曜と続いてはご主人と奥さんのサービスの間隔が短すぎます。しかも家事の内容はどちらも掃除なんです。絶対に過度な『2日がかりの掃除』になってしまうのは目に見えてます!プロのヘルパーである“あおぞら”のサービス提供責任者に、それが予想出来ないはずはありません。

私はとりあえず、サービス担当者会議を開いて、“あおぞら”と業務の内容について話し合うことにしました。

参考資料:メイド・サーバント症候群

⇒つづく

今夜は




コメント

戦意喪失3部作

2006年06月25日 | 業務日誌
画像は“アタマを抱えるネコ”…かわいいです♪

その2

突然ですが、ひがしケアプランからまた退職者。

現在30ケースを抱えるハリケンですが、退職する糸居さんの35ケース、一体誰が引き継ぐんだろうとか言ってたら、青田主任が「求人してますよ」と、問題はとーに解決済みであるかのようにアッサリ言われました。
…でもねえ…
「あああ減算が、減算がああああぁぁぁぁ!!!」
って、事務長、あせって採用するとまたロクでもないケアマネ採用しかねませんよ。
私って前例もあることですし、ね、落ち着いて役に立つケアマネ探しましょうね。

糸居さんは勤務4年のベテランで、正直言ってひがしケアプランは彼女に、請求や雑務など、かなりの部分を頼ってます。
通勤電車の時間のせいもあるけれど、そうだとしても毎日誰よりも早く来て、事業所の中を掃除して、私たちが出勤してくる頃にはもうデスクについていて、長い脚をキレイに組んで座り、汗ひとつかかずに微笑しておられるというのは誰にでも出来ることではありません。糸居さんはそんな、花のような方でした。
退職されるのは本当に残念です。

都会はケアマネの離職率が高い。
以前はなかなか辞めないお局様(現在は世捨て賢人と化す)たちの中で仕事をしてきた私にとってはかなりのカルチャーショックです。
でもねえ、ヒトには色々な事情があるのだから仕方ないことですね。
以前東介研で、某地区包括のエライさんが言ってたのですが、そこの包括でも現在4通の辞表を預かっているとか。
「メンタルを病んでいるようで」
なんて冗談まじりに話しておられましたが、包括の職員なんざみんなもともと病んでるのはわかってますんで、私は笑えませんでした。
ケッ。
人の作ったプランを何度も何度も添削して返しやがって。
ただでさえA3⇒A4縮小して無理やりFAXで送ってるんだから、そう何度も送り返されてちゃ印字がつぶれて読めないんだよバーロー。
誰がなんと言おうと、その計画の期間は私が1年間っつったら1年間なんだよ!
わざわざ「印刷ミスだと思いますのでせめて半年以下に書き直して再度送信して下さい」注釈入れやがってイヤミか!
(結局1年間で押し切りましたよ)

予防プランなんて大嫌いです。
そもそも私は介護予防と言う言葉がキライなんです。
「予防」というのは、前にくっつく言葉を否定する単語だろうと思うので、介護予防と聞くとどうしても「介護はよくないから予め防止しましょう」と言われているような気持ちになります。
虫歯予防とか、ガン予防とか、ね、そうでしょう?
介護を家族だけの問題ではなく社会的責任と認識することから始まっているはずの介護保険で介護を否定って、それはおかしいだろうが、とね。
で、介護予防とか予防介護とかに変わる言葉を作ってみました。
プレ介護。
プレ [pre] (接頭)名詞に付いて、「…以前」の意を表す。
どうでしょうか。
? 
いいえ私はいたってマジメですよ。

…とにかく、介護予防も予防プランもキライなので必然的に包括もキライです。
ていうか包括がキライだから介護予防も予防プランもキライです。
袈裟が憎いので坊主がキライなんだよこの大袈裟野郎!
ペペペッ←天にツバ

…来月も怒涛のような忙しさになりそうです。
みなさんもそうだと思いますが、頑張ってお仕事いたしましょうね。

“業務日誌”では、地域包括支援センターを応援しています。



コメント (7)

戦意喪失3部作

2006年06月24日 | 業務日誌
画像は「あしたのジョー」のラストシーン。ちばてつやは永遠なり。

その1
今日、ニチイさん担当だった利用者の家族に会うために、区でも指折りの高級住宅街某町の、海と高速道路の見えるマンションまで出かけました。
外壁レンガ造り、高層12階建て、そびえたつその分譲マンションのエントランスである日転倒したまま放置されていたその利用者の息子は、自宅に居ながら母親の悲劇には気付かず熟睡していたらしいですよ、と、そんなオトロシー話を聞いていた私たちは(ニチイさんもこの日その息子とは初対面)、どんなに薄情そうな、どんなに凶悪そうな顔をしたヤツだろうと身震いしながら玄関のチャイムを鳴らした。
家人の応答待つ間、ふと見ると、ニチイさんの足元がミョーにもったりしてる。
「ニチイさん、どしてこんなにクソ暑いのに、ストッキングの上に靴下重ね履きしてるんですか?」
するとニチイさんは一瞬「しまった」という表情で私の顔を見、
「ごめんなさい、言うの忘れてた。
ここんちゴミ屋敷なんですよう」
とすまなそうにのたもーた。
絶対ウソだろそれ。いや、ゴミ屋敷ってのがではなく、言い忘れてたっての。
私今日、足らくらくハイパワーサポートストッキング・シアーベージュ・ダイヤ柄1足2500円を履いてるんですけど。破ったり伝線したりってカンベンなんですけど。
ニチイさんを殴りたい気持ちが湧き上がってきたところで、玄関のドアが開きました。

ドアの中から出てきたのはなんと
竹之内豊激似なイケメンだった!!


人間は衝撃が大きすぎると脱力感に見舞われます。
母親とふたり暮らし、未婚、30代後半の介護一切完全放棄ネグレクト息子。
ヨレたTシャツ、無精ヒゲ、破れたジーンズ。
なのになのに、なんつー美男子。ホントに驚きました。
でもこの竹之内豊はアメリカ帰りに違いないです。
だってここんち、クツ脱がずに上がれるんでしょ?え?違うの?単にキタナイだけ?
これじゃ外のほうがキレイだよ…少なくとも外通路は床の模様がわかるもん…
そして竹之内豊の背後に広がっているのは…まごうことなきゴミの山。
ゴミの山。
ゴミの山。
ゴミの山。

利用票とサービス計画書に捺印してもらうために中に入れてもらおうと思ったら、涼しげな声で
「あっ、ちょっと…部屋がとっちらかってるもんで」
とぶっきらぼーに拒否された。(ちょっとって程度かよ)
これ幸いと仕方なく玄関先で内容確認してもらい、カラカラに乾いた朱肉で印もらい、早々に辞去させられたふたりのケアマネ。私といえば、滞在10分の間ずっと竹之内豊の顔を凝視していましたw。うーん、特に竹之内豊は好みじゃないけど見とれてしまった。

母親の病状とADLの低下について、曇天の日などいかに母親の身体から異臭が漂うかについて、今日こそキッチリ息子と話つけたるわ!とイキまいていたニチイさんもすっかり毒気を抜かれてしまい、やっと正気に返った帰路の車中で、あの竹之内豊がなぜ結婚しないのかについて勝手な想像をめぐらしてニヤけていたのでした。ニチイさん独身、30代後半です。

とりあえず、ストッキングの伝線は免れた。

 

コメント (2)

事故報告が事後報告なんだよボケ!!

2006年06月23日 | 担当者会議
画像は“ベルサイユの薔薇”のパクリ

怒涛の2日間だった。
やっとの思いで今回の、この最悪の事態に収拾つけた今、系列法人の特養だからと思ってぐぐぐっと我慢してきたことを、今日という今日は言わせてもらう。

特養もみじ(仮称)の介護主任・ショートステイ棟相談員に告ぐ。


利用者が入院したら、すぐにケアマネに報告しやがれ!


入院してから1週間もたった頃、しかも利用者の家族からの電話で初めてそれを知ったケアマネの立場を考えてみろ。
私がこの2日をまるまるつぶしたのは全部キサマらのせいだ!
この月末のクソ忙しい日に、予定していたスタンプラリーはすべて未消化でてめェらんとこのクレーム処理のために走り回ったんだぞ!!!
こんな特養を紹介したばっかりに、私がどんなに申し訳なかったか、どれ程家族に頭を下げたか、おまえらには分かるまい。

そもそもこの利用者の入院は、おまえらがショート中に転倒させたせいだろうが!
ましてやその事故を、利用者の履いてきた靴のせいにしやがって!
この利用者の家族はな、ものすごく自分たちを責めて、入院先の病院の看護師やドクターに
「この靴を履いていると、転倒しても仕方ないと言われてしまったのですがそんなに危険なのでしょうか」
と涙ながらに聞いたそうだぞ!
そしたら
「そんなバカな!」「誰がそんなことを!」
と呆れられてしまい、だんだんキサマらに対する怒りが湧いてきたそうだ!
大体、問題の靴というのは小学校で上靴なんかに指定されるバレエシューズで、認知症の利用者がしょっちゅうかかとを踏んだまま履いていたらしく、それが危ないからと前から利用者や家族に何度か注意をしていたのにと言い訳しやがったが、それでリスクマネジメントのつもりか!そんな言い訳で利用者が転倒した責任を回避できると思ったら大間違いだボケ!
家族は訴訟を起こすと言ってるぞ!
そしてそうなれば、心せよ、キサマらは必ず負けるであろう。
(今ハリケンに、福祉の神様降臨中)

大体、フツー注意しても聞き入れがないのが認知症だろうが!
おまえらは素直で理解力があって、例え1日中でも言われた通りに南を向いてジッと座っているような、そんな従順な認知症高齢者を見たことでもあんのか!
家族はこの利用者をショートに送り出すだけでも暴れられて大変なんだ、靴のかかとまで手が回らないのがわかんないのか。第一、そんな利用者だからこそショートに出しとんちゃうんかい!
靴のかかとぐらいおまえら特養職員が入れてやれば済むことちゃうんかい!!

介護事故はあっちゃいけないことだけど、絶対にないとは言い切れない。
だから、事故を起こしたあなたたちを責めるつもりは全然ないです。
ただ、事故後の対応処理がお粗末すぎます。
ここまでこじれた問題を、一介のケアマネにどうしろと言うのだ。
ケアマネージャーは示談屋じゃねーぞ!!

私はもう家族に会って、誠心誠意謝罪※参考:ラーメンズ「日本之形」土下座編して「ハリケンさんにはお世話になってますから、どうかもうその手を上げて下さい」と3回言われてからやっと立って辞去してますんで、あとは自分たちでなんとかして下さい。
あ、この利用者、これから先1年365日のうちほぼ半分お宅におカネ落とす予定でしたが、来月からは他所に移すことになりましたので、お手数ですが7月の提供票は破棄願います。
そちらは私に報告ひとつナシでしたが、私はいちお社会人ですのでキッチリご報告しときます。

もひとつ。

もみじの介護主任とショート相談員。
ご家族様がおっしゃるには、「入院治療費請求書の宛て先、そちらに変更しとく」そうですので、たぶん来週早々施設長ともども本部に呼び出しあると思います。私はもうとっくに苦情受付票(A4様式6枚)書き終えましたんで、あんたらも始末書顛末書に進退伺い、どれでもいいからとっとと書いたほうがいいッスよ。



コメント (4)

抗うより従え

2006年06月20日 | 業務日誌
画像は謎のサイトより
モチはモチ屋』秀逸イラスト置き場

♪今日のォ~ 仕事は辛かったァ~♪
山谷ブルースじゃないが、ホント辛かった。
午前中ニチイさんからみっちり担当引継ぎを受け、午後からは東部介護事業者研究会、略して東介研(注:東事連とはちと違う)に行き、地域医療に尽力されている高名なお医者様の講義を聞いた。お約束どおり居眠りしてしまったので疲れてないはずなのに、往復の地下鉄移動の乗り換え乗り換えでクタクタになってしまった。電車が通過する瞬間ホームに突き落としたい衝動に駆られる、チョーうるさいコギャルの団体との遭遇や、日本男児としての潔さをどこかに置き忘れてきたヅラ使用者たちとの接近戦…地下鉄って、田舎者には刺激の強い乗り物。地下にあるってそれだけで息が詰まりそ。
私は明日公休のはずだった。なのに今朝突然、ある利用者のめったにお目にかかれないという家族がやってくるという情報のおかげで休みを返上して拝顔するハメになってしまった。明後日も明々後日もベッド搬入やらデイサービスとの契約付き添いやらで休めそうにない。トホホのホ、私って要領が悪いのだろうか。
そんなブルーなことを考えながら帰社し、簡単に東介研の報告を済ませ、机の上の電話メモやケースファイルを片付けていると、不機嫌な顔をした青田主任が、左手に業務日誌を携えて、私のデスクのほうに歩いてきた。
「この前も言いましたけど、業務日誌を書き終えたら、事務長ではなくまず僕の机に提出して下さい」

どこの職場にも序列ってあるでしょ。
どこの事業所でも出すでしょ、業務日誌。
どこの業務日誌も、まず直属の上司に提出するでしょ、普通。
いきなり主任を飛び越えて、そのまた上司の事務長に提出する人いないでしょ。
私は新人のせいか、こんなときは真っ先に疑われる。
公用車の運行日誌が未記入だったり、パソコンのログオフの手順を間違えていたりすると、決まって「これってやったのハリケンさん?」と言われる。
私の以前の職場にだって公用車はあったし、運行日誌を書いて降車するのなんてもう習慣になっているので、忘れたりなんかしないのに。
ましてやパソコンの操作を間違うなんて、てめえ誰に向かって言ってんだとキレたくなる。私は自他共に認める電脳介護人だったんだぞ、ここの職場の連中が何ヶ月もかかってやっと覚えた○イズマン、私は2日とかからなかったというのに。
その日の“犯人”も、私ではなかった。私は無意識にしろ故意にしろ、主任の存在を消したことなんてなかった。
でも、グッと堪えて笑顔を作り「わかりました主任、以後必ず気をつけます。でもそれ私じゃありませんモゴモゴ」と返事をした(小心者w)。
“犯人”が誰かなんて、主任にだってホントはわかっているくせに。

犯人は、在日20年、本国フィリピンでは才媛と呼ばれていたアジアンエリート、アイリン女史。
アイリン女史は決して青田主任のことを「主任」と呼ばない。
いくら注意されてもわざと「青田さん」と呼ぶ。
序列も職制も無視して、報告も相談もまず事務長にする。
つまりそれは、アイリン女史が青田主任を主任と認めていないということなのだ。
そのおかげで青田主任はいつも不機嫌になり、事務所の雰囲気がどよ~んと暗くなってしまう。
青田主任は今年ケアマネを受験されるが、彼がなりたいのはケアマネではなく管理者なので、合格してもケースを持つ気はない。故に「名ばかりの主任」というのがアイリンさんの青田評なのだ。
実力主義で、見知らぬ日本でこれまでずっと周囲の偏見や無理解と戦ってきたアイリン女史にとっては許せないことなのだろう。

私なぞがアイリン女史に意見するなんてブルブルとんでもないことだが、それでもあえてひとこと言いたい。
いくら抵抗したところで、上司は選べない。
それが職制というもの。
役職名を呼ばないことや、序列をムシすることでは何も変わらない。
姑息な手段で反抗の意を示したところで、自分の立場が悪くなるだけなのだ。
主任がケアマネ業務に関わろうとしないことが許せないなら、ムリヤリ仕事に引きずり込めばいいのだ。報告もせずにいると、いざ責任問題になったときに逃げられてしまう。
私は他の部署との関係で悩んだときや、クレーマーな利用者のことを逐一主任に報告連絡相談する。つい最近も、主任が作った居介の契約書に不備を発見したので(なんと契約の期間についての記載がなかった!これまで誰も気付かなかったのが不思議)契約したまま2年間サービス利用のなかった利用者との再契約を引き合いに出して、それとなく主任に尋ねてみたりしている。自分の身を守るために。
社会では、ルールを守らない者はルールからも守ってもらえない。
それがどんなにくだらないことに思えても、文句があるならまずルールを守ってから意見すべし。
アイリン女史は優秀なケアマネだし、努力家なところはつくづくアタマが下がる。私の好きなタイプのケアマネさんのひとりだ。
でも、頼むからそのストレートな性格もすこしなんとかして。

イラストの中央の人物が、アイリン女史にも青田主任にも、そして自分自身にも見えてきて考えてしまった日でした。
やれやれ。




コメント (3)

「当たり前」という言葉

2006年06月18日 | 業務日誌
画像は“あたり前田のクラッカー”

あたり-まえ ―まへ 0 【当(た)り前】 goo辞書より

(名・形動)[文]ナリ
〔「当然」の当て字「当前」を訓読みした語〕
(1)だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。
「困っている人を助けるのは―のこと」
(2)普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。
「―の人間」「―にやっていたのでは成功しない」

当たり前というのは、実は私の一番キライな言葉。
うまく説明出来ないが、この単語をうっかり
「当たり前の生活」
とか
「当たり前の仕事」
のように使ったあとは、ものすごい自己嫌悪と後悔が私を襲う。
言った本人である私が、私おかしくないかな、当たり前かな、と不安になったりもする。
たぶんこれって、フツーにしなさいとか当たり前のことをしなさいとかって異常なくらい言われ続けた幼少の頃のトラウマだと思う。

森師長にペディキュアの色を注意されたときのことを以前書いた。
あれを読んだ方々のほとんどが
「叱られて当たり前だね」
と思われたことだろうが、ヘルパーとして働いていた頃の私にとっては、足に派手なペディキュアを塗るのが当たり前だった。
誤解しないでね、雑誌の見出しチックに
「見えないところこそおシャレを楽しむ」
という意味ではない。
高齢者は、結構キレイなヘルパーが好きなもの。
考えてみて欲しい、自分の家にボサボサの髪の小汚いカッコのヘルパーが来て、必死こいて掃除していくのはイヤじゃないかな。
だからといって、メイクやファッションをバッチリ決めていけとは言わないけど、常識の範疇でキレイにしていったほうが、印象がいいと思うということ。
ジャージだってそう。
ジャージは確かに動きやすいし、洗濯してもすぐ乾くし、ヘルパーの作業着としてはもってこいだけど、いかにも「汚れても構わないカッコで来ました」と鼻息ならして派遣に出るのはどうかと思う。
で、ペディキュアだが、私はヘルパー時代、わざわざ塗りたくもないのに塗っていた。ヘルパーの足は結構高齢者が見てるところのひとつで、あまり外出もしない高齢者なんかだとこれがとても刺激になるらしくて「わあ、キレイじゃない」と喜んでくれたりするのだった。それが小さなきっかけになって、利用者がふだんの部屋着を着替えてお化粧なんかしたりして、最終的には外に出てみようかなと思ってくれるトコまでいけたらな、と思ってた。大抵はそんなにうまくいかなかったけど。
ヘルパーが、なんだかシャレて掃除に来た。
それによって、高齢者がヘルパーに対して抱いている、ホントはウチのような汚いところの掃除なんてイヤなのではなかろか、的申し訳なさが少し払拭されるようにも感じていた。
ホントうまく言えないけど。

でも、森師長のいったことは確かに当たり前のこと。
私がどんな理由で派手なペディキュアを塗っていたんだとしても、ここは母体が医療施設で、職員は全員清潔を保つことに真面目に取り組んでいるのだから、それを無視してはならないのだ。
森師長だって、私がフツーの色のペディキュア(ピンクとかオレンジとか)を塗ってたんだったら別に叱ったりなさらなかったと思うし…でもラメラメの黒じゃねw。清潔感を醸すのには役立たないな、やっぱり。
それはよーくわかってるから、もうこのトシで反抗したりはしない。

どうも私は、TPOというものが理解出来ていないらしいです。
社会人として当たり前のことがわかんないようで、情けないカギリ。

今テレビでは、いつの間にか日本国民が勝つのが当たり前と思うようにになってしまった日本代表が、プレッシャーの中ドイツで戦っている。
当たり前、っていうのはホントは、人によって解釈が違うものなんだからさ、「ここはゴールを狙うのが当たり前というシーンでしたね」みたいな実況はもうやめようよ。

明日も寝不足です 







コメント (7)

トシオさんの杖は凶器不法所持罪

2006年06月17日 | 業務日誌

すみませんが、このブログ見てる誰か、流涎の読み方を教えて下さい。

あと私担当の利用者さんのひとりが、腰椎圧迫骨折のことを「ようすいが折れた」と言うのですがそのとき笑わずにいられる方法を教えて下さい。
切実なのでお願いします。


先日当ブログに登場した田中トシオさん(仮名)72歳ですが、なんと一昨日脳梗塞で入院しちゃいました。
15日木曜日の朝、電話で『なんだかおかしいんじゃい。箸を持とうとしてもすぐ落とすし、うまく喋れなくなってしもたんじゃい』と訴えられ、たまたま電話に出たナース河合がすぐに救急車を手配。近所の大きな病院に搬送され、そのまま1週間の入院となりました。
しかもたまたま私の公休の日…やっと担当離れたのに対応してくれたナース河合に申し訳なかったッスw。
今日早速その病院に行ってきました。

トシオさんの入院しているのは東部大病院(仮称)。
そこはトシオさんが、不自由な眼をおして月に2回、たったひとりで通っていたところです。トシオさん宅から東部大病院までは距離にして500mくらいでしょうか、広い道路をまっすぐに歩けばすぐの場所にあります。
病院までの道のりには、なが~く続く手すり(というより、道路と歩道を隔てるためのガードレールです)があり、そのおかげでトシオさんのような性格…じゃなくて視覚障害者の方でも歩いて通うことが出来ます。
それにしたって、糖尿性足症のトシオさん、50mごとに休んでは足を揉み擦り、数十分かかってやっと辿り着くのですから大変だったと思います。
もちろん、通院介助もつけようとしましたが、その都度トシオさんは
「これがあるから大丈夫じゃい」
と、ご愛用の杖を撫でて笑っていたのでした。

ん?
トシオさん、それって杖ですか?
なんだかミョーに長くないですか?
それに杖にしちゃ細いし、握りが逆円錐形…

ってソレ、ゴルフクラブだし!
しかもアイアン

そうなんです。トシオさんはアイアンを杖がわりに使用してます。
それがトシオさんのチン○ラらしき風貌にピッタリマッチしてるんです。
薄い色のサングラス、尖った襟の黒いポロシャツ、スリッパ履き、一見しただけでは視覚障害を持つ方とはとても思えません。まるで引退したヤ○ザです。
トシオさんはこの杖のおかげで、これまで何度も近辺住人から警察に通報されましたし、実は何度か開始した通所サービスも初日に断られています。
他の利用者さんが怖がるので、クラブの持ち込みは困ります、と説明しても
「これはわしの杖じゃい!」
と言い張り、歩くときはヘッドを振り回し、障害物を感知しようとして他の年寄りの足元をすくってしまったこともあります。
認知症の方は、トシオさんが近づくと
「私の後ろで死神がゴリゴリ(クラブが床を擦る音)石臼をひいている!」
と錯乱状態になってしまうそうです。
クラブ杖のせいでデイサービスも2箇所ほど利用中止になってしまったトシオさんですが、ある日とうとうトシオさんが道を歩いていたとき、警察に
「このままだと凶器不法所持になるから、区役所に白杖を申請しなさい」
と叱られ、しぶしぶクラブの持ち歩きをやめました。
白杖の申請についてはナース河合だって何度もお願いしたんですが、聞き入れがなかったんです。
今でもトシオさんはクラブを家の中で杖がわりにしてますが、金属性のクラブヘッドが自宅内で壁や家具にぶつかってすごい物音がし、そのせいで隣の部屋の方ともトラブってしまうらしく、最近までナース河合には団地の自治会からもよく電話がかかってきていました。

さて、入院中のトシオさんですが、梗塞は軽く済んだらしく、心配された後遺症もたいしたことはなさそうです。呂律もしっかりしてましたし、麻痺もさほどではなくなりました。

私の顔を見るなりトシオさんは
「となりのベッドのばあさんが、わしに因縁かけるんじゃい。
腹が立ってちょっと大きな声を出したら、医者がとんできてわしを叱ったんじゃい。
アタマにきたから明日絶対に退院するんじゃい!」



入院した次の日に、となりのベッドの患者さんを転室させてました…。

たちまちひどい頭痛に襲われた私に、トシオさんからトドメのひとことが。
「あんたもうすぐわしの認定調査するじゃろがい。
今こうやって梗塞起こしたわしのことをちゃんと見て書くんじゃい!
そしたら要介護3は出るじゃろがい!」

たとえ要介護3が出ても、この性格までは介護保険ではどうにもこうにも。

ムリです






コメント (4)