業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

飼い犬に手を咬まれる

2006年09月06日 | 業務日誌
※画像.......カップリ。
公益通報への道 いつまで続くんだ編




ここにきて、事態は思わぬ方向に急展開!
メアリー、石井さんを“手土産”に、他ヘルパー事業所へ移籍!!





皆様、開いた口は塞がりましたか?





今日私、ヘルパーの給与計算をしていた事務長から突然呼ばれました。
「正しい解釈で訪問介護をやって下さい」と再三注意してきたのに、メアリーのお給料が先月と同様なのは「どういうこと?」と聞かれたのです。
そんなこと私に聞かれても知るかよと思いましたが、私は、今月のレセですごく悩んだこと、鼻くそから受けた説明の全容(メアリーは現在改心して別居であるから8月までは従来通り業務を行った云々)を事務長に説明しました。
事務長はそれを聞いて、すぐさま私に7,8月ぶんの実績入り利用票と、9月ぶんの提供票を提出するように指示。
そして、ひがしヘルステから上がってきた実績、メアリーの勤務記録などを突合されていました。それから鼻くそを呼んで話を聞いたり、青田主任と一緒に相談室に入っていったり。



それから5時間後の終業間際。


再び事務長に呼ばれた私が受けた報告は、
なんとメアリーが、石井さんを手土産に、他所のヘルステに登録ヘルパーとして勤務登録をしたというものでした。



まさか!
だってメアリーは、実はひがしヘルステで唯一の社会保険加入の登録ヘルパーです。
登録ヘルパーが社会保険に加入するためには、常勤ヘルパーの全派遣時間の3/4相当働かなくてはならず、メアリーは石井さん宅への派遣のおかげもあり、その加入資格をクリアしている、いわばひがしの稼ぎ頭。
今更他所ヘルステに登録するなんて、そんなこと可能なんでしょうか。
いえいえ、可か不可か以前に、道義的にムリでしょう。
メアリーの社会保険加入のために、鼻くそはメアリーに毎月の派遣を確保してあげていました。メアリーの担当利用者が長期入院や老健入所になったりすれば、ほかの登録ヘルパーの仕事を充当してまでバックアップしていた、いわば鼻くその秘蔵っ子ヘルパーなんです。

そのメアリーがまさか、このような暴挙に出るなどと、誰が予想したでしょう。

私は話を終えてウンザリした顔の事務長を尻目に、その足でヘルステに走りました。

鼻くそは私の顔を見るなり言いました。
「聞いたのねえ」
私は
「じじじじじ、じゃあ、ホホホホホントなんですか?」
と聞きました。
鼻くそはさすがに神妙な面持ちでただ頷くだけでした。

鼻くその話によると、いきさつはこうです。

メアリーは昨夜突然、鼻くその携帯に電話をかけてきて、『ピーチヘルパーSTに登録した、だから来月もヘルパーとして石井家の派遣を担当することになった、ピーチヘルステには居介もあるので、石井さんのケアマネもそこに依頼することにした』と言ったというのでした。

ちょっと待て。

「え?今なんと?」
じゃあ鼻くその紹介による、りんご園のモモエさんはどうなるんですか?
鼻くそは苦々しげに言いました。
「そうなのよう。私の顔、見事につぶしてくれちゃってさあ」

メアリーはどうあっても、石井さんの介護をタダでやる気はないのです。
他所の居介、他所のヘルステに二重登録してまでも、石井さんとジャックから、そして介護保険税制から、お給料をむしり取るつもりでいるのでした。

私はその場に崩れそうになりましたが、必死で体制を立て直して聞きました。
「それで、鼻くそ主任はどうするんですか?」
鼻くそは興奮気味に言いました。
「このままじゃ済まないわよう、もちろん。メアリーから社会保険証を取り上げてもらうよう、さっき事務長にもお願いしてきたしさあ。もううちの派遣もよこさないし、辞めるんだったらさっさと辞めろって言ってやったわよう。これまでさんざん世話かけておいてさあ、冗談じゃないってのよう。」

これまで鼻くそは、メアリーを庇って言わなかったらしいのですが、(こうなったら可愛さ余って、なのでしょう)ジャックや石井さんは、メアリーが石井家でやっている仕事のどこからどこまでが業務で、どこからどこまでが内縁の妻としての勤めなのか、まったく話していないらしいのです。
そればかりか、石井家の家政を取り仕切っているのですから当然といえば当然ですが、ジャックは石井さんの介護ぶんとしていくらがひがしに報酬として流れ、そのうちいくらがお給料としてメアリーの懐を潤しているのか、まったく知らされていないというのでした。
ジャックは私たちケアマネの前には一度も姿を現していません。この2年間1度もです。それというのも、ジャックが利用票の内容の説明などを私たちから受けられては困る人物、つまりメアリーのせいだったのです。

ジャック迂闊。
メアリー狡猾。
おそるべしメアリー。




私は我慢できなくなって、とにかくメアリーから連絡をもらえるようにしてもらいたいと言いました。ムダでしょうが、どうしようもない怒りがこみ上げてきました。ひとこと言いたい、殴りたい、つかもうどうしてくれよう。
こんな女にヘルパー業務を続けさせておいていいものでしょうか。
ヘルパーは自分の天職だと言い切った、それがこのメアリーなんです。
私は絶対に許せません。
こうなったら、この一連の出来事を、ヘルステもケアマネも利用者(石井さん&ジャック)も、みんなメアリーに騙されていた結果としてどこかに突っ込むことも出来るんです。
そうなったらメアリーは一体どう申し開きをするつもりでしょうか。

今、私は自分の怒りを抑えるのに必死です。
感情に流されず、ひとりのケアマネとして対処せねば。そしてこのとんでもない不正をどうすべきかを再び考えています。
明日はレセ提出日。
忙しくなりそうです。
まず、国保連提出直前にもう一度青田主任にかけあって、石井家の実績を抜くかどうか、主任に決めてもらいます。
その後の顛末はまたこのブログでご報告したいと思います。


許さん!