業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

ケアマネさんに聞いてから

2006年11月08日 | 業務日誌
※ 画像はベルばら。予防給付を予防しよう月間キャンペーンのメインキャラ。

11月9日木曜日の朝7時30分、ハリケンの仕事用携帯のベルが鳴りました。
かけてきたのは目くそ。
毎週火・木・土、リンダさんの透析通院の送り出しに派遣している最強ヘルパー、マリリンさんから目くそに電話があり
................リンダさん宅から応答がないので、ドアを開けて中に入ったら、リンダさんがトイレの中にいるのは確かなんだけど返事がないっていうの!

リンダさんはここのところずっと体調が悪く、つい先月もマリリンさんが訪問したら10分前に救急搬送されていた、ということがあったばかり。一瞬私も「またか!」と思いました。

意識はあるんでしょうか?
..................マリリンさんは「返事がない」と言ってるの。
家族は?
..................もう仕事に行ったみたいで不在なの。
トイレには中からカギがかかってるんですね?
..................そうなのよ、どうやっても開かないらしいの。

最悪救急車を呼んで、ドアをやぶってリンダさんを助けてもらうことを考え、私は家族に連絡し、目くそには現場に向かってもらうようお願いしました(幸い目くそはリンダさん宅の近所でしたので)。
しかし同居している息子は電話に出んわ。3交替制の仕事をしている息子氏なので、たぶん今仕事中なのでしょう。
そこでとりあえずリンダさんの通院先(ひがし透析ルーム)に電話をし、リンダさんが今日透析に来られるかどうかわからない状態であることを報告していると、その直後に目くそから第二報。

...............ハリケンさん、今マリリンさんから電話がまたあって、リンダさんがトイレの中から返事をしたんだって。意識はあるけどトイレのドアが開けられないと言うの!
よかった、では意識を失ってトイレで倒れているのではなさそうだ。
...............これからなんとかトイレのカギをこじ開けてみるそうなので、また報告するわ!
お願いしますと言って再度家族に連絡してみる。息子はやはり携帯に出ない。
最低「ドア壊して助けてもいいですか」のお許しだけでもとってやろうと思ったのですが、うーん、連絡が取れないんじゃ仕方ない。
目くそに電話をし、工具か何かでトイレのドアノブごと外し、なんとかしてリンダさんをトイレから救出して下さいとお願い。ドアを壊すことになっても、家族には私からあとで事情を説明しますから、と。

とにかく私も、リンダさんの透析先に向かおうと急いで支度。
化粧もそこそこに、あたふた服を着ていたら…。



目くそからの第三報。

.............ごめんねえハリケンさん、リンダさんの家に、息子いたわ!トイレも、マリリンさんがチカラいっぱい引っ張ってみたらなんとか開いたみたい!

・・・・・・・・


息子は持病のヘルニアで、自室の布団から出ることが出来ずにうなっていたらしい。もちろん、トイレの前でマリリンさんが格闘していたのも知っていた。

とにかく、時間には遅れたものの透析に行ってもらわなければならないので、マリリンさんと目くそとでリンダさんをタクシーに乗せて送ってもらうことにしました。私もいつもより早めに職場に到着、すぐ透析ルームへ。
リンダさんは無事でした。
無事というより、普段は朝から調子が悪いことが多いのに、早朝から騒いだおかげでいつもよりテンションが高かったくらいです。さぞや身体が暖まったのでしょう。
透析ルームのナースや主任たちに頭を下げ、2度とこんなことのないように、リンダさんには今後ポータブルトイレを購入してもらうとか、対策を考えますと報告してヘルステへ。

ヘルステに向かいながら、だんだんりがわいてきた。

なんなんだこの対応や報告のまずさは。
利用者(リンダさん)の意識の有無もちゃんと確認してないし、家族の所在さえも気付かず、ただただアワくってただけだなんて、緊急時の対処がまるでなってないし自己解決能力がなさすぎる。
結果的に関係者全員に迷惑をかけまくり、そのくせ「今日はいい仕事をした」ような顔で...............ヘルステにたむろしているこのおバカヘルパーども。
しかもおまえらの不手際のせいで、たった今透析ルームで頭を下げてきたケアマネに対して、状況説明もそこそこに
「ところで今朝の派遣、身体1⇒身体2生活1もらっていい?」
とは…。




○ねよ、もう。

私たちケアマネは、鼻くそがいなくなってからのひがしヘルステに大異変がおきていることにあらためて気付くのでした。