※ 画像は拾い物。下ネタですみませんね。
どうでもいいことなんですが、最近よそのブログに立ち寄って
忙しい人のグチでよく聞く「身体がふたつ欲しい」と言うのは、実は自分に自信がある証拠で、仕事が充実しているからこそ言えるセリフ。
反して「1日が48時間あったらいいのに」と言うのは単なる逃げ。その人に処理能力のない証拠。
という一文を見つけました。
では、身体がふたつあって1日が48時間でも満足に仕事を終わらせられそうにないハリケンはどうなのよと超ムカつきました。
それじゃ、ザ・たっちのように双子のケアマネだと便利だなと思うのは優秀な証明なのかと(またそんなしょうもないコトを)。
安田さん宅から職場に帰り、早速デイケアへ。
デイケアのPT主任と介護主任に安田妻からの要望を伝え、相談してみました。
ひがしのデイケアでは通所開始の際に主治医の診断書をとっています。
摘便に関しては、原則として『主治医の指示があればOK』ということでしたが、厳密に言えば医療行為ですから外来等で行うべき、となります。
ご存知のように、医療施設に併設のデイケアなどで、通所のついでに外来診察を受けたりすることはご法度です。しかしたまたま通所中に排便困難などがある方が、その都度いったん自宅に戻って再来して受診というのはリアリティがないため、実際にはデイケアで(医療点数的には)無報酬で摘便処置、ということになっているものと思います。(※このあたり定かではないので詳しい方教えて下さい)
いずれにせよ、安田妻の申し出のように、
「せっかく看護師さんのいるデイに行くんだし、どうせなら摘便してお腹をスッキリさせて返してほしい」
というのは安易すぎてよろしくない。摘便はそんなに簡単に出来るもんじゃない。
せめて主治医のきちんとした診断があった上で、通所時の排便では適宜摘便を、と指示をもらっとく。最低でもそのくらいはやっとかなくてはならない。
とすれば必然的に、なごみ園で毎回摘便をやってもらっている、ということがいけないということになりますよね。
おいおい、なんだか面倒なことになってきたぞ。
しかし、クレームにはきっちり正しい返答をすることをモットーとしているハリケンです、このまま放置するワケにはいきません。
ここは透析ナースさんたちに相談をと、クリニック透析ルームに向かいました。
安田妻からの希望についてナースのご意見をまず聞き、それから主治医先生に相談しようと思ったのです。
透析ナースの反応は「ええっ、主治医の指示もなしに毎回摘便ですって!なんて家族なの!それに一体どこのデイサービスなの!」とお怒り。
しかし安田妻のことはよーく知っているナースたち、「あの奥さんならやりかねないわね」と納得。
とにかく、いくら正規のナースがいるデイサービスでも、いくら家族の希望でも、うちの透析患者に勝手なことをされては困る。このことは主治医に聞いてから答えてあげるから来週まで待ってよ、という返答でした。
ご面倒かけます。
安田妻の希望も理解は出来る.............実際自宅で家族が摘便となると大変ですから..............なので、デイケアやデイサービスで希望通り摘便をやってもらいたいということであれば、主治医の診断と指示をとるべきか。では居サ計画にもそれを書くのか?うーんわからん。
ここはひとつなごみ園側にも事情を聞くべきとて電話してみんとす。
で、これが意外な結果となってしまったのです。
つまり、なごみ園側が大慌てとなってしまって。
私が電話をし、
「安田さんの奥様から、なごみ園では摘便をしてくれるのに、ひがしデイケアではやってくれないのはどういうことなのかとのお問い合わせがあったので、実際のところをお聞きしたいのですが」
と言うと、電話をとった事務?の方から介護職員?、そして介護職員?からデイ付きナースへの取次ぎまで、すごく長く待たされました。
おそらくその間、電話の向こうでめまぐるしく相談・打ち合わせが行われていたものと思われます。
私が「摘便⇒無許可⇒責任問題」の流れで電話をしてきたものと思われてしまったのかもしれん。
やっとのことでデイナースが出たと思った途端、まるでこちらがクチをはさむスキもないほどの言い訳が始まったのです。
デイナースは、
「安田さんの摘便ですね、実はこれまでご家族のたっての希望でやってました。やってましたというか送迎の朝に奥さんから毎回『ここ1週間便通がないので昨夜下剤をかけました』との申し送りがあるものですから、それはお辛いでしょうねわかりましたとお引き受けし、午前中の入浴の際に排便がなければ午後の食後の排泄介助の際に摘便を行っておりました。」
との報告に加えて
「もちろん当方も、透析の患者様に関する知識はあります。ヘパリン(※血液透析に使用する抗凝固剤。凝固時間の延長により出血を助長)のことも知っていますし注意して行っているつもりです。何よりも、ご家族(安田妻)が、週に1度しか排便がないとおっしゃるものですから放置できなかったというのが本当のところなんです。もしも主治医の先生からダメというご意見があるのでしたら、ハリケンさんからもご家族に説明していただきたいのですが」
とドン引き回答です。
やっとクチをはさめるようになって
「うーん、事情はよくわかりました、実は私も通所での摘便のことはこれまでよく知らなかったものですから事情をうかがいたかっただけで、別になごみ園での摘便に問題ありと申し上げているのではないんですよ。しかしそちら様のほうでもお困りのようですし、ここは1度、私から主治医に指示を仰ぐことにいたします。それからまた後日必ず情報連絡を差し上げますので少しお待ちいただけますか。」
そう言っていったん電話を切ったものの、10分後になごみ園から
「来週月曜の利用の際にはどうしましょう」
という相談の電話。
とりあえず摘便はしない方向で自然に任せてみて下さいと返答。
すると再度10分後に
「すみません、今思い出したことがあって…安田さん、毎回奥さんが職員にキシロカインゼリーをお渡しになるので、主治医からとっくに指示や許可が出ているものと思っていた職員もいるようなのですが」
とダメ押しの電話が。
キシロカインだと?医事課で確認したけど透析ではそんなもの出ていないぞ。
ましてや摘便用にそんなもの出るか普通。
(※アダルトショップで売られているという話は知ってたが)
ああそうか、安田さんは確か泌尿器科も受診してた、家族が導尿したりするのでそこで処方してもらっているんだろう。
…というか、デイサービスでキシロカインゼリーなんか扱っていいの?
キシロカインって確か、痙攣発作や呼吸の停止、更に適切な治療がされない場合は心停止事故もあり得ると聞いたことがあるのですが、そんな緊急処置の準備、デイサービスにあるのでしょうか。
それともゼリー程度だったらいいのかな。調べたらゼリーだと2%程度だったので、それほど心配はないのかな。そういうものなのかな。
…ものすごく話がややこしくなってきた。
なごみ園は医療に強いデイサービスなのですが、それにしては穴だらけな気もするし、でも私は医療職ではないので突っ込みドコロがいまイチわからない。
こういう事例を掘っていくためには、私自身が医療に詳しくなければ勤まらないなと実感します。
ともあれ、この一件は来週主治医に確認してから。
この事例については知りたい方もおられると思いますのできちんと結論を書き終えたいと思いますが、それ以前に何か情報をお持ちの方はコメント欄より是非お寄せ下さいませ。
思ったよりも長文ブログになってしまった。
ま、ここは私の備忘録兼業務日誌なので大目に。
どうでもいいことなんですが、最近よそのブログに立ち寄って
忙しい人のグチでよく聞く「身体がふたつ欲しい」と言うのは、実は自分に自信がある証拠で、仕事が充実しているからこそ言えるセリフ。
反して「1日が48時間あったらいいのに」と言うのは単なる逃げ。その人に処理能力のない証拠。
という一文を見つけました。
では、身体がふたつあって1日が48時間でも満足に仕事を終わらせられそうにないハリケンはどうなのよと超ムカつきました。
それじゃ、ザ・たっちのように双子のケアマネだと便利だなと思うのは優秀な証明なのかと(またそんなしょうもないコトを)。
安田さん宅から職場に帰り、早速デイケアへ。
デイケアのPT主任と介護主任に安田妻からの要望を伝え、相談してみました。
ひがしのデイケアでは通所開始の際に主治医の診断書をとっています。
摘便に関しては、原則として『主治医の指示があればOK』ということでしたが、厳密に言えば医療行為ですから外来等で行うべき、となります。
ご存知のように、医療施設に併設のデイケアなどで、通所のついでに外来診察を受けたりすることはご法度です。しかしたまたま通所中に排便困難などがある方が、その都度いったん自宅に戻って再来して受診というのはリアリティがないため、実際にはデイケアで(医療点数的には)無報酬で摘便処置、ということになっているものと思います。(※このあたり定かではないので詳しい方教えて下さい)
いずれにせよ、安田妻の申し出のように、
「せっかく看護師さんのいるデイに行くんだし、どうせなら摘便してお腹をスッキリさせて返してほしい」
というのは安易すぎてよろしくない。摘便はそんなに簡単に出来るもんじゃない。
せめて主治医のきちんとした診断があった上で、通所時の排便では適宜摘便を、と指示をもらっとく。最低でもそのくらいはやっとかなくてはならない。
とすれば必然的に、なごみ園で毎回摘便をやってもらっている、ということがいけないということになりますよね。
おいおい、なんだか面倒なことになってきたぞ。
しかし、クレームにはきっちり正しい返答をすることをモットーとしているハリケンです、このまま放置するワケにはいきません。
ここは透析ナースさんたちに相談をと、クリニック透析ルームに向かいました。
安田妻からの希望についてナースのご意見をまず聞き、それから主治医先生に相談しようと思ったのです。
透析ナースの反応は「ええっ、主治医の指示もなしに毎回摘便ですって!なんて家族なの!それに一体どこのデイサービスなの!」とお怒り。
しかし安田妻のことはよーく知っているナースたち、「あの奥さんならやりかねないわね」と納得。
とにかく、いくら正規のナースがいるデイサービスでも、いくら家族の希望でも、うちの透析患者に勝手なことをされては困る。このことは主治医に聞いてから答えてあげるから来週まで待ってよ、という返答でした。
ご面倒かけます。
安田妻の希望も理解は出来る.............実際自宅で家族が摘便となると大変ですから..............なので、デイケアやデイサービスで希望通り摘便をやってもらいたいということであれば、主治医の診断と指示をとるべきか。では居サ計画にもそれを書くのか?うーんわからん。
ここはひとつなごみ園側にも事情を聞くべきとて電話してみんとす。
で、これが意外な結果となってしまったのです。
つまり、なごみ園側が大慌てとなってしまって。
私が電話をし、
「安田さんの奥様から、なごみ園では摘便をしてくれるのに、ひがしデイケアではやってくれないのはどういうことなのかとのお問い合わせがあったので、実際のところをお聞きしたいのですが」
と言うと、電話をとった事務?の方から介護職員?、そして介護職員?からデイ付きナースへの取次ぎまで、すごく長く待たされました。
おそらくその間、電話の向こうでめまぐるしく相談・打ち合わせが行われていたものと思われます。
私が「摘便⇒無許可⇒責任問題」の流れで電話をしてきたものと思われてしまったのかもしれん。
やっとのことでデイナースが出たと思った途端、まるでこちらがクチをはさむスキもないほどの言い訳が始まったのです。
デイナースは、
「安田さんの摘便ですね、実はこれまでご家族のたっての希望でやってました。やってましたというか送迎の朝に奥さんから毎回『ここ1週間便通がないので昨夜下剤をかけました』との申し送りがあるものですから、それはお辛いでしょうねわかりましたとお引き受けし、午前中の入浴の際に排便がなければ午後の食後の排泄介助の際に摘便を行っておりました。」
との報告に加えて
「もちろん当方も、透析の患者様に関する知識はあります。ヘパリン(※血液透析に使用する抗凝固剤。凝固時間の延長により出血を助長)のことも知っていますし注意して行っているつもりです。何よりも、ご家族(安田妻)が、週に1度しか排便がないとおっしゃるものですから放置できなかったというのが本当のところなんです。もしも主治医の先生からダメというご意見があるのでしたら、ハリケンさんからもご家族に説明していただきたいのですが」
とドン引き回答です。
やっとクチをはさめるようになって
「うーん、事情はよくわかりました、実は私も通所での摘便のことはこれまでよく知らなかったものですから事情をうかがいたかっただけで、別になごみ園での摘便に問題ありと申し上げているのではないんですよ。しかしそちら様のほうでもお困りのようですし、ここは1度、私から主治医に指示を仰ぐことにいたします。それからまた後日必ず情報連絡を差し上げますので少しお待ちいただけますか。」
そう言っていったん電話を切ったものの、10分後になごみ園から
「来週月曜の利用の際にはどうしましょう」
という相談の電話。
とりあえず摘便はしない方向で自然に任せてみて下さいと返答。
すると再度10分後に
「すみません、今思い出したことがあって…安田さん、毎回奥さんが職員にキシロカインゼリーをお渡しになるので、主治医からとっくに指示や許可が出ているものと思っていた職員もいるようなのですが」
とダメ押しの電話が。
キシロカインだと?医事課で確認したけど透析ではそんなもの出ていないぞ。
ましてや摘便用にそんなもの出るか普通。
(※アダルトショップで売られているという話は知ってたが)
ああそうか、安田さんは確か泌尿器科も受診してた、家族が導尿したりするのでそこで処方してもらっているんだろう。
…というか、デイサービスでキシロカインゼリーなんか扱っていいの?
キシロカインって確か、痙攣発作や呼吸の停止、更に適切な治療がされない場合は心停止事故もあり得ると聞いたことがあるのですが、そんな緊急処置の準備、デイサービスにあるのでしょうか。
それともゼリー程度だったらいいのかな。調べたらゼリーだと2%程度だったので、それほど心配はないのかな。そういうものなのかな。
…ものすごく話がややこしくなってきた。
なごみ園は医療に強いデイサービスなのですが、それにしては穴だらけな気もするし、でも私は医療職ではないので突っ込みドコロがいまイチわからない。
こういう事例を掘っていくためには、私自身が医療に詳しくなければ勤まらないなと実感します。
ともあれ、この一件は来週主治医に確認してから。
この事例については知りたい方もおられると思いますのできちんと結論を書き終えたいと思いますが、それ以前に何か情報をお持ちの方はコメント欄より是非お寄せ下さいませ。
思ったよりも長文ブログになってしまった。
ま、ここは私の備忘録兼業務日誌なので大目に。