業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

コーヒーが飲みたい

2006年11月02日 | 業務日誌
※ 画像はながいけん作/神聖モテモテ王国。

10月×日
TO:ひがしケアプランセンター河合様


いつもお世話になっております。
先日○○様のお宅で、担当ヘルパーが、○○様の依頼によりコーヒーの摂取を介助しました。生活3⇒身体1・生活2 変更をお願いいたします。

FROM:ひがしヘルステ主任(鼻くそ)

TO:ひがしヘルパーST主任様


何度も説明しておりますように、○○様は脳血管性障害で嚥下障害(喉の神経,筋肉の働きが正常にはたらかない)があり,嚥下反射や咳反射が減弱しているため肺炎を起こしやすくなっており、そのために胃ろうが造設されていますので、主治医から経口摂取を一切禁止されています。○○様がヘルパーさんに、お好きだったコーヒーを飲みたいと依頼されるのは知っていますが、決して飲ませないで下さいと派遣開始時にお願いしたはずです。
担当ヘルパーさんへ再度指導をお願いします。

FROM:ひがし訪看管理者兼ケアマネ/河合

TO:河合様


承知いたしました。担当ヘルパーに注意いたします。ご迷惑をかけました。

FROM:ひがしヘルステ主任(鼻くそ)


10月○日
TO:ひがしヘルパーST主任様

昨日○○様宅を訪問しましたら、また缶コーヒーがありました。○○様にお聞きしたところ、ヘルパーさんが「コーヒーが飲みたいでしょう」と、ストローでひと口だけ介助して飲ませて下さったとのことでした。○○様のお気持ちはわかりますが、生命に関わることですので液体のものを経口摂取することは絶対にお止め下さいとご本人様にもお話しましたので、決して購入または飲ませることはしないように担当ヘルパーさんへ厳重注意をお願いします。
今回は2度目ですので、苦情受付表の提出をお願いします。

FROM:ひがし訪看管理者兼ケアマネ/河合

TO:河合様


承知いたしました。再度担当ヘルパーに注意いたします。申し訳ありませんでした。(苦情受付表・反省文添付)

FROM:ひがしヘルステ主任(鼻くそ)


10月△日
TO:ひがしヘルパーST主任様


何度も申し上げますが、○○様宅にコーヒーを買い置きするのはやめて下さい。
何かあった場合、ヘルパーさんに責任がとれますでしょうか。
再三お願いしているにも関わらずこのようなことのくり返しですので、担当ヘルパーの交替をお願いします。再度苦情受付表と反省文を提出願います。私のほうからは職域長へ報告書を提出します。

FROM:ひがし訪看管理者兼ケアマネ/河合

TO:河合様


担当ヘルパーに聞きましたところ、今回のコーヒーは、○○様がどうしても買ってほしいと言われ、ヘルパーの説得にも聞き入れがないため、必ず訪問看護婦さんがいらしたときだけ飲ませてもらって下さいときつくお願いして置いてきたものだそうです。現場のヘルパーに利用者様の依頼を断ることは難しいことがおわかりいただけず残念ですが、ヘルパー交替とまで言われるのはどうかと思います。

FROM:ひがしヘルステ主任(鼻くそ)





ナース河合、キレる。

その後当然ながら、事業所ごと交替となりました。


アンタッチャブル!part5

2006年11月02日 | 担当者会議
事務長に概要を報告した次の日、詳しい経過を教えてほしいと言われていたので事例報告書を提出。
あとはトントン拍子でした。
ただ、事務長から私の報告書を見せられた森師長がすッ飛んで来られたのには少しオドロキでしたが、この法人の稼ぎ頭である透析ルームの患者でサービス利用者であるリンダさんに関する一件、その上併設事業所のヘルパーがしでかしたとんでもない恥サラシ、医学無知が外部にもれ、森師長の人生のステージであるこの法人がバカにされてしまうかもしれないこの事態、師長が出てこないハズないか。

.........しかし森師長の怒髪天のイキオイは........大変怖かったです(失禁)。

「一体何をやってるの?ヘルステは!」
すぐにヘルステ主任を呼んで!マリリンとかいうバカヘルパーも呼んで!いっそのことヘルパー全員呼んで!!と師長はすぐにさくさく対処しようとなさいましたが、黙って森師長案を聞いていた事務長から、その場にいた全員が耳を疑うようなひとことが。

法人の本院の大事務長が
鼻くそ『ヘルステ主任をもう虐めないように』
とおっしゃったと言うのです。

「なんですって?え?虐めとおっしゃいました、今?」
森師長、おキレになる。

本院の大事務長は、前日のうちにこの一件をザッと報告したひがしの事務長に対し、『「体調不良」で「退職」する鼻くそをこれ以上責めるな』とクギをさされたと。
森師長は
「冗談でしょう?」
と一蹴。
「これは業務に関することで、個人攻撃ではありませんよ。ふん、ヘルステ主任はふだんから院長に、ひがしの事務長は自分のことを集中的に攻撃するだのなんだの告げ口するような管理者ですからね。大事務長まで丸め込まれているという訳ですか。は、揃いも揃って!」
と、汚いものでも吐き捨てるようにおっしゃり、
「いいでしょう、じき退職する管理者に何を頼んでもムダ、本院もアテにならないようですから、これは私が対処します。」
と、その日のうちに透析ルームの主任に話をつけ、マリリンさんの勤務表を取り寄せ、彼女の空き時間に合わせてクリニックに呼び出しをかけました。
それから瞬く間にひがしクリニックに勤務しているドクターに依頼して、マリリンさんにB型肝炎・HBs抗体・ガウンテクニックに関するミニ講義と指導を実施されたのでした。

.......................さすがです

あとで森師長ジキジキにご報告いただいたところによると

講義と指導が終わったあと、マリリンさんは
「とてもよくわかりました、これで安心して仕事が出来ます」
と頭を下げたと。
そして、鼻くそからはどんな話を聞かされ、その話のどこらへんに納得出来なかったから区役所にまで相談になど行ったのかを聞かれると、マリリンさんは

ヘルステ主任はどうして利用者の病気のことをヘルパーに教えてくれないのかと聞くと、ヘルパー業務に感染はつきものである、それらから身を守りたいのならケアマネがやれと言った仕事以外には一切手出しをしないなどの自衛が肝要だと言った。つまりリンダさん宅でいえば移乗移動介助に限定だと。

(!!)

リンダさんのことも、「だったら排泄の介助はどうすればいいのか」と聞くと、ヘルステ主任は「あの人(リンダさん)はそのくらい自分で出来るからやらせればいい」と言った。それがヘルステ主任の業務指導だった。

…リンダさん、実は今月の更新で要介護4が出た人です。
片足壊疽で、超のつく栄養失調状態(体重34キロだぞ)、もうしばらく待って介護放棄事例として包括に持って行こうとしているネグレクトな方です。
鼻くそが本当にそんな業務指導をしているとしたら告訴するぞ。
(※あとで鼻くそに言及すると「そんなバカな!」と絶句していましたが、正直言って私はもう、マリリンさんと鼻くそとどちらを信用していいのか判断つきませんしもうどっちでもいいです)

とにかくこの一件はこれで解決されてしまいました。
すごい残尿感ですが、今こうして振り返ってみれば、これは事務長や森師長、そしてマリリンさんまでもが、完全に鼻くそを見捨てた瞬間だったのではないかなと思います。
ひがし側のトップ全員.........事務長・森師長・ドクター・ナース河合(安全対策委員長なので)..........が出てきてまで鼻くそ(とその不愉快な仲間たち)の尻拭いをさせられたことは、事務長とすりゃやはり納得出来なかったらしく、このあとに鼻くそに対して経過の報告をしたらしいですが、鼻くそはンモー完全に
あっそ
的態度だったということです。(事務長ジダンダ)


希代の悪徳ヘルパー鼻くそが退職するまでの数週間の出来事を時系列でお知らせしております。
このブログは、これ以後しばらくハリケンの個人的エンマ帳となります。