画像は昨年春行ったミカドオオアリのケース内ペアリング。
黒化ムネアカオオアリの混血説を立証するためには、DNA鑑定や交尾器の解剖的検証が必要と思われる。
生態面からの接近では、カラフトクロオオアリとムネアカオオアリを人工的に交尾させ、両者のワーカーを得ることが考えられる。
その結果、黒化ムネアカオオアリが出れば、混血説を裏付けられることになるだろう。
人工的な交尾方法には、私は「ケース内ペアリング法」を活用している。
今までケース内ペアリングを成功させている種は、クロオオアリ、ケブカクロオオアリ、
ミカドオオアリ、サムライアリであるが、
ミカドオオアリを成功させる技術があれば、オオアリ亜属はすべて成功させることが出来ると思っている。
さて具体的方法であるが、
1 カラフトクロオオアリとムネアカオオアリを採集する。
それぞれメス羽アリは10匹以上、オス羽アリは20匹以上、ワーカーは50匹以上必要である。
2 それぞれの集団を箱型蟻巣に営巣させ、充分栄養を与える。
3 冬場に氷結する環境で越冬させる。
それぞれの動かなくなった集団の構成員の数を記録する。
オスアリを取り出し、カラフトクロオオアリはムネアカオオアリの蟻巣に、ムネアカオオアリはカラフトクロオオアリの蟻巣に入れ、オスアリの相互交換を行う。
4 春になって、羽アリが活発になってきたら、ペアリング用ケースに入れ、ペアリングさせる。
5 ペアリングが終了したら、脱翅メスを1匹づつワーカーと共に飼育する。
6 産卵の後、ワーカーの羽化を待つことになる。
このブログにケブカクロオオアリとミカドオオアリのケース内ペアリングの記録があるので参照されたい。
ふじひろ
黒化ムネアカオオアリの混血説を立証するためには、DNA鑑定や交尾器の解剖的検証が必要と思われる。
生態面からの接近では、カラフトクロオオアリとムネアカオオアリを人工的に交尾させ、両者のワーカーを得ることが考えられる。
その結果、黒化ムネアカオオアリが出れば、混血説を裏付けられることになるだろう。
人工的な交尾方法には、私は「ケース内ペアリング法」を活用している。
今までケース内ペアリングを成功させている種は、クロオオアリ、ケブカクロオオアリ、
ミカドオオアリ、サムライアリであるが、
ミカドオオアリを成功させる技術があれば、オオアリ亜属はすべて成功させることが出来ると思っている。
さて具体的方法であるが、
1 カラフトクロオオアリとムネアカオオアリを採集する。
それぞれメス羽アリは10匹以上、オス羽アリは20匹以上、ワーカーは50匹以上必要である。
2 それぞれの集団を箱型蟻巣に営巣させ、充分栄養を与える。
3 冬場に氷結する環境で越冬させる。
それぞれの動かなくなった集団の構成員の数を記録する。
オスアリを取り出し、カラフトクロオオアリはムネアカオオアリの蟻巣に、ムネアカオオアリはカラフトクロオオアリの蟻巣に入れ、オスアリの相互交換を行う。
4 春になって、羽アリが活発になってきたら、ペアリング用ケースに入れ、ペアリングさせる。
5 ペアリングが終了したら、脱翅メスを1匹づつワーカーと共に飼育する。
6 産卵の後、ワーカーの羽化を待つことになる。
このブログにケブカクロオオアリとミカドオオアリのケース内ペアリングの記録があるので参照されたい。
ふじひろ
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