ひーず のーと

旅、食、落語・・・と日々思うこと、思い出したことの備忘録

新橋演舞場 寿初春大歌舞伎 夜の部

2011-01-10 22:51:48 | 観劇!感激!
9日は新橋演舞場の歌舞伎夜の部
◇ 寿式三番叟
・翁:梅玉
・千歳:魁春
・附千歳:鷹之資
・三番叟:三津五郎
~幕が開くと同時に場内至るところから「天王寺屋!」の掛け声が。本来は、梅玉と2人の翁で出演するはずだった富十郎を偲んで、掛け声が止まない。そして、鷹之資が舞台に上がると、やさしく「天王寺屋」の掛け声が。新年の御祝儀らしく格調高い舞踊だけど、それ以上に天王寺屋を失った喪失感が強く漂う一幕でした。

◇ 源平布引滝 実盛物語
・ 実盛:團十郎
・ 御台葵御前:福助
・ 瀬尾十郎:段四郎
・ 小万:魁春
~源氏に思いを寄せる実盛、屁理屈で腕が生れることもありうる事の説明や、大きな仕種で小万の腕を切り落としたことを語るところ、そして、最後に将来の敵討ちでの再会を約して、場を去るところといい、團十郎の大きさが良かった。そして、最初は悪役も、孫のことを思って、自分を刺す瀬尾の段四郎も前半の憎々しさと後半の孫への思いがある愛情ある姿がまた良かった。

◇ 浮世柄比翼稲妻 山三浪宅の場~鞘当
・ 名古屋山三:三津五郎
・ 不破伴左衛門:橋之助
・ 下女お国・傾城葛城・茶屋女房お梅:福助
~福助が密かな恋心からひたすらの愛情を示すお国、美しい傾城、そして争いの仲裁役のお梅の3役をうまく仕分けて大活躍。三津五郎の山三の貧乏長屋でのおおらかな雰囲気も良かった。最後の鞘当てを3人の鮮やかに見せます。

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