ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

高知県側から三嶺に登る パートⅣ 頂上は霧氷♪

2011-10-30 20:52:40 | 登山
三嶺南面を登って、頂上に着いたのは12時半近くになっていました。

平日のためでしょうか、登山者は、青空の広がるいい天気の割には思ったより少なく
静かな山頂でした。もう皆さんそれぞれにお昼の食事タイムのようでした。

ホッと一息ついて、私たちも山頂で即お昼にと思っていると、先に来られていた方から
北面は霧氷が付いているよと教えて貰いました。

えっ、霧氷~~~(*_*)
もう、食事どころではありません。

ザックも下さずに、慌てて霧氷の見える場所まで下に降りていきました。
時間的にももうお昼は過ぎていたので、かなり溶けてしまった状態なのでしょうが
今季初の霧氷に、心躍る気持ちでした。




























一通り、心ゆくまで撮影した後は、今度こそお昼ご飯にします。
それぞれ、おにぎりやラーメン、スープなどいただきました。
食後は、お決まりのコーヒーを飲みながら、今日、ここに来てほんとによかったと何度も繰り返し思っていたのです。


もう下山してくる人も見えます。




こちらに降りてくる人は、おそらく徳島県側の名頃からの登山者だと思います。

三嶺、名頃といえば、つい最近 下山途中で遭難騒ぎがあったコースです。
その後は、分かりやすい新しいルートや道標が立てられたそうですが、他人ごとと思わずに
いつも気を引き締めて歩かなければいけないと思ったことでした。


三嶺避難小屋と池は、やはりこの山の象徴的な風景です。
この小屋には、今まで何度お世話になったことやら~~、

語り出せば切りがないので、今回はやめておきます。



広い笹原に人も小さく見えます。



そろそろ、下山のタイムリミット13時30分になります。
山頂に登りかえすと、男性が二人で西熊方面を眺めながら座っています。
米子から、3時半出発、
中国地方には高い山がないので、こうしてはるばる四国まで遠征してこられるそうです。




遠くに目をやれば、雲の上に石鎚山系の山が見えています。




静かな山の空気の中に身を置いて、素晴らしい展望を眺める事ができる、
こんなひと時が至福の時っていうんでしょうね。

お互いに体に気をつけて、これからも出来るだけ長く山に登れますように~~










高知県側から三嶺に登る パートⅢ カヤハゲから山頂へ

2011-10-29 20:07:30 | 登山
白髪分岐(通称 白髪の別れ)を10時15分に通過

その後は、韮生越えを目指して、落葉してしまって日ざしがたっぷり差し込んでいる
明るい登山道を進んで行きます。



北斜面のまだ日ざしが当たりはじめたばかりの場所では、霜をまとった草花が輝いていました。



オトギリソウ、少し赤くなっています。



アザミの葉が白く輝いています。



青空の中に赤く色付いた実が目に入りました。
ナナカマドの実です。もう葉は茶色くなって枯れています。



こんな赤い実もありました。枝には鋭いトゲがあります。
メギでしょうか? メギの別名はコトリトマラズ、そのまんまの命名がおかしいですね。




最初の斜面を下ってしまいましたが、韮生越えの場所がよく分かりません。
一か所、光石方面の堂床への分岐の道標があったのですが、そこが韮生越えでしょうか?



その場所についたのは、もう11時になっていました。
出発から、一度も座っての休憩はしていなかったし、そろそろお腹も空いてきたので
ここでちょっと座り込んでの休憩タイムです。

おやつを食べながら辺りを見回すと、うわさ通り、ここ辺りも鹿の食害の為に
笹原は見るも無残に土色の山肌があらわになってしまっています。






私たちが座った場所も、かつては緑の笹原だったのでしょうが、
今はその根っこだけが白く枯れて残っていました。
その昔は、もちろん緑の笹原が広がっていたのですよ。

お腹も落ち着きましたので、出発です。

日当たりのいい斜面にリンドウが綺麗に開いていました。



11時15分、カヤハゲ到着です。 ここにも鹿侵入予防ネットが張られています。
ここは展望も良くて絶好の休憩場所だったのですが、これではちょっと味気ないですね。
でも、鹿の食害を減らすためなら仕方ありません。



カヤハゲを少し過ぎたあたりから見た三嶺です。



剣山、次郎芨あたりの雲が晴れてくっきり見えてきました。



さあ、いよいよ三嶺南斜面への登りに入ります。
今日の登山の核心部です。(ちょっと大げさでしょうか?)

目印になる大岩がまじかに見えてきました。



大岩の横辺りにはしっかりした太い鎖も付いています。



大岩に登って辺りの展望を楽しんでいるKさん。高い所が好きなようです。



コメツツジと言えば三嶺と言われるくらい有名なのですが、白い岩と緑の笹と茶色く見えるのがコメツツジの群落です。



日が当たってこんなに赤くて綺麗に紅葉しているものもあります。



もう頂上かと思いきや、こんな鹿侵入禁止のテキサスゲートを通って最後の登りに入ります。



キツイ登りですが、「もうこれが最後の登りだからゆっくりこの登りを楽しんで行こう!」
と言いながら、息を整えます。
東に目をやれば、コメツツジの向こうに赤い屋根の避難小屋が見えてきました。




12時28分、やっと三嶺頂上に着きました\(^o^)/














高知側から三嶺に登る パートⅡ 素晴らしい三嶺南面

2011-10-28 21:40:58 | 登山
9時、いきなりの急登から始まり、脚慣らし心臓慣らしの為にゆっくりゆっくり登っていきます。
足元には小さなナギナタコウジュやヤクシソウが咲いています。

顔を上げると、青空をバックに黄葉した木々が朝日に輝いています。


もう落葉してしまっている木々もあり、タンナサワフタギの黒い実がはっきり見えます。



ブナの葉はもう黄葉が終わって、登山道には落葉した葉が多く見られました。
ブナ特有の灰色の木肌が目立っています。




ずっとこんな自然林の中を登っていくと目指す白髪避難小屋辺りの稜線が見えてきます。
その稜線辺りまで、およそ1時間の登りです。





何の実でしょうか、遠くにかわいい赤い実が見えています。
ウロウロ、キョロキョロするのは相変わらずの登山スタイルです。

フウリンウメモドキ? カマツカ? オトコヨウゾメ? ガマズミ? メギ?
知っている限りの名前を挙げて見ましたが結論は出ません。




そして9時55分、見えていた稜線に出てきました。
満天の青空ですが、稜線に出るとやはり風が強くて持ってきたヤッケを羽織りました。
寒がりの私の今日の登山服はもう冬仕様で、パッチも履いてきました。
手袋ももう薄手の毛糸の冬用のものです。

稜線に出ると、周囲の景色は一変します。
東の方には、剣、次郎芨が雲の中から見え隠れしていますし





そして振り返るとコブが二つある石立山がクッキリと見えています。



ここから少し上がって振り返ると、笹原の窪地に小さな白髪避難小屋が見えています。



あ~~、懐かしさでいっぱいです。
最後にここに泊まったのはいつだったか、(15年位前かしら?)
もう忘れてしまう位の時が経ってしまいましたが、
冬の剣~三嶺縦走の時、へとへとになって魚肉ソーセージ入りのカレーを作ったなあ、
石立から三嶺の縦走の時は、う~~ん、どうだったかはっきり覚えてないけど、
疲れた体に鞭打って、水場に水を汲みに行った事だけは覚えてるわ

もう、今はそんな元気はありませんね。 若いって素晴らしい!!

感慨深く、そんなことを思い出していると、突然Kさんの叫び声が聞こえてきました。
「うわ~~、三嶺が見える~~~、すご~~~い(@_@;)」

今日初めて見た、高知からの三嶺の姿です。



Kさんは、こちらからの三嶺の姿を見るのは2年ぶり(だったかな?)
そして私は15年以上もこの姿を見ていません。
ので、この景色を見て感動、興奮状態がしばらく続きました。

この後も、だんだんと近づいてくる三嶺を見るたびに何度も撮影します。
それほどに今日の三嶺の展望は素晴らしかったんです。

15分ほど、緩やかな登りをすすんでいくと、白髪分岐に到着です。
ここは、白髪山からの縦走路との合流点になります。
道標の右に見えているのが、白髪山です。



しばらく歩いて行くとはるか向こうの西方向に、綺麗な三角錐の天狗塚の頭が見えてきました。





それに続いて西熊山から三嶺方面への縦走路も見えてきました。



めざす三嶺がまた少し近ずいてきました。


















高知県側から三嶺に登る パートⅠ 登山口まで

2011-10-27 22:21:50 | 登山
三嶺(1893・4m)は高知県・徳島県境に位置する山で、登山を始めたら
まずはここに登る事を目標にする人も多い、とても人気のある山です。

高知の方はこの山を「さんれい」と呼び、徳島のかたは「みうね」と呼んでいます。
香川県人の私は、なぜかいつも「さんれい」と言っています。
最初にその呼び名を教えて貰ったからなのかもしれません。

登山靴を買って初めて登ったのがここ三嶺ではなかったかと記憶しています。
ザックはデイバックやったし、帽子はいつも使っていた麦わら帽子で笑って写っている写真がありました。


登山ルートは、徳島県、高知県側からそれぞれいくつかありますが、
私たち香川県人は、登山口までの時間が丸亀からだと2時間ちょっとで行ける
徳島県の名頃(なごろ)から入る人が多いようです。

今の紅葉の時期は、暑くもなく寒くもなしで、登山にはとてもいい季節、
ネット情報では、休日ともなると山頂は紅葉や展望を楽しむ大勢の人で賑わっているようです。

そんな中昨日26日、10月7日に梶ヶ森へ一緒に登った山友のKさんと高知県側から三嶺に登ってきました。
久しぶりに見る高知県側からの三嶺の眺めにも感激しましたが
山頂に着いて目に入ってきたのは、今季最初の霧氷です。
コメツツジに着いた霧氷はまだ融けずに、わたしたちこんな素晴らしい光景を見せてくれたのです。





この日は、この秋一番の冷え込みで香川県でも最低気温は10度、最高気温19度の予想が出ていました。
もしかして山では霧氷も・・・
(標高100mで0.6度下がるから・・・え~っともしかして山頂は氷点下(@_@;))
という思いは、登山前夜にはあったのですが、
私もKさんも当日にはそのことはすっかり頭にありませんでした。
なので、なおさらこの霧氷の光景に驚くやら嬉しいやらでした。


いつもの場所に5時30分集合、
家を出る時には空は真っ暗、見上げると南西の方向にオリオン座が綺麗に輝いていました。
狭い山道を走るので、車は私のジムニーを出すことにしました。

南国インターでおりて、R195号線を大栃まで進み、左方向に入ります。
(右に行くと紅葉の綺麗な別府峡に行きます。)

どこまで行っても、思いもよらないような山の奥にいくつかの集落がありましたが、
いよいよ最終集落の「影」から林道西熊線に入ります。
うす暗い湿ったような林道沿いの石垣に、ジンジソウ(ユキノシタ科)が咲いていました。
今年初見です。もう花期としては少し遅い位でしょうか。
花弁の下2枚が「人」の字に似ているからジンジソウ




良く似たダイモンジソウは、花弁の上3枚がジンジソウに比べて大きく、「大」の字ににているのですが、
最初は、なかなかその区別ができませんでした。

さらにこの先では、また今年初見のシマカンギクが咲いていました。
最初はヤクシソウかと思っていたのですが、よくみると間違いなくシマカンギク
この2つはもちろん、近寄ればすぐに見分けはできますが
、遠目には本当に区別がつかない位良く似た鮮やかな黄色い花を咲かせます。








これは、今日県境の道沿いで撮影してきたヤクシソウです。よく似ているでしょ!



林道から見える近くの山の様子です。少し色づいていますがまだ本格的な紅葉は先のようです。



途中で道端に咲いていた園芸種の野菊? 鮮やかな紫色があまりにも目だっていたので撮影しました。




高知から三嶺や天狗塚に登る時には、光石(ひかりいし)登山口から入りますが、
今日は、もっと先にすすんで「白髪避難小屋登山口」から登ります。

9時に登山口着です。南国インターを降りてから約2時間30分もかかっています。
丸亀からは、なんと3時間30分もかかっています。

花や山の撮影はいつもに比べるとかなり省略したつもりだったのですが~~
さっきも書いたのですが、徳島県側からだと2時間10分位で登山口に着きますので、
1時間以上も所要時間に差があるという事になります。
遠いはずです。

このあたりの標高はどのくらいなのでしょうか(1000m位?)、ブナの紅葉がちょうど綺麗です。




林道の少し広くなった場所に駐車しました。ここから先は別府峡方面への下りになりますが
事前の問い合わせではこの先で土砂崩れがあり、通行止めということでした。

「熊出没注意」こんな看板も出ています。
が、今日は大丈夫です! 熊鈴なんていらない位によくしゃべりますから(@_@;)



登山口辺りにはナギナタコウジュがあちこちで咲いていました。



9時05分、いよいよ出発です。ここから登るのはKさんは2度目、私は初めてなのですが、
登山道はしっかりしているし、迷うような所はないようです。
いきなりの急登です。
Kさんは、およそ20日ぶりの登山なのでアキレス腱が伸びるって言ってました。



これはシロバナサクラタデ?

2011-10-25 21:30:40 | 野の花
近所の田んぼの稲刈りが終わる頃には、シロバナサクラタデ(だと私が思っているだけかも)
が咲く所があります。

遠目にも、雑草の中で風に揺れている白い花を確認できました。

田圃の持ち主の方は、なぜか毎年その場所だけは草刈していないので
この時期、丁度綺麗に咲いているこのシロバナサクラタデが見られるのです。

私が「シロバナサクラタデ」だと思っているタデです。
サクラタデに比べて花が小さく、花色は白い位しか違いがよくわかりません。

サクラタデは、毎年、津山の休耕田で見ているのですが、かなり群生して咲いていて
淡いピンクのお花畑という感じさえしますが、
ここのシロバナ・・・は毎年増えもせず、減りもせずバラバラと咲いているという印象です。









少しピンクがかった花もありました。これもシロバナサクラタデでしょうか?





こちらは、私が「サクラタデ」だと勝手に思い込んでいるものです。

あまり桜色が強くはないですが、花も大きくてどこか華やかさもあるような気がするのですが~~












結論が分からないまま、3年が過ぎました。
いつかはっきり結論出さなくては!!