そろそろ、東赤石山にオトメシャジンが咲く時期になりました。
昨年は8月6日に登っていますが、私の記録ではオトメシャジンはもう終盤、と書いてあります。
そういえば、去年のオトメさん、たくさん咲いてはいたのですが、
乾いて茶色くなった花ガラがたくさん付いていて、あまり綺麗な状態ではありませんでした。
今年はもう少し初々しい、その名のごとく「オトメ」状態の花が見たいと思って登ってきたのですが、
結論からいうと、オトメさんには少し早すぎました(泣)
まとまって咲いているのがこの程度でした。
前回は6月29日にタカネバラ目的で登っていますので約1か月ぶりの東赤石です。
あの時の下界の気温は30度以上、まだ夏の暑さに体が慣れていなかったのでしょうか、
いつものようにしんどい山登り、「花でもなければ登れたもんじゃないわ」と思いながら登ったのでした。
今回は暑さ対策だけはしっかりしたつもり!
まず登山開始は6時30分、少しでも涼しいうちに登りを済ませておこうというわけです。
そして珍しく日焼け覚悟で上着は半袖シャツ、首にはネッククーラー(水で濡らして気化熱で熱を下げる)
そして登る直前に、スタミナドリンクをグイッと1本!!
これで準備万端、気合十分です。
今回のコースは、いわゆる沢コースで赤石山荘を目指して登るコースを歩きました。
登山道のすぐ傍を、勢いよく沢の水も流れ落ちていてマイナスイオンたっぷり、
時間も早くて、暑さはさほど感じませんでした。
今回は頂上付近までこれといった花はなくて、休憩以外は立ち止まることはほとんどありませんでしたが、
目に留まった花を並べてみます。
リョウブの白い花、近づけばいい匂いがするのでしょうが
一本橋のたもとのヤマアジサイはもう終わりです。
頂上が近くなると、シモツケが、これも咲き終わった花ガラが付いているものが多かったです。
そしてオトメシャジン(キキョウ科)も出てきましたが、なんとまだまだ咲きはじめでオトメになる前?
ツリガネニンジンの変種ですが、葉が極端に細くて、花柱が突き出しているのが特徴です。
東赤石を代表する花です。
少しピンクのものもありましたが、見たのはこれ1本
こんな状態のものを見たかったんですが、小さな蕾状態のものばかり
せっかく楽に登れたのにねえ~~
後はもう投げやり、気持ちが落ち込んでしまいました。
案内してもらった無口なSさんも、さらに口数が少なくなってしまいました。
そして今回も頂上手前まではいきましたが、八巻にも登らずに下山してしまいました。
もう少し行ってもよかったんだけど、あまり我が儘も言えず・・・
とは言いながらも他にもこんな花も見ましたよ~~
赤石山荘横にはシモツケソウが、咲きはじめでした。
ホソバシュロソウは今が盛りでした。鼻を近づけて匂いを嗅いでみると「臭~~~い」
二度と嗅ぎたくありません。
色の綺麗なカキランが咲いています。
シラヒゲソウはまだ固い蕾ですが、たくさんありますよ
シコクギボウシはまだ綺麗な色のものもありました。カンラン岩から垂れ落ちるように咲いています。
此処にはコウスユキソウも多いのです。
下山はタカネバラの時に登ったゴロゴロ岩の尾根コースを下りました。
タカネバラは今はこんな実になっています。
秋にはもっと赤い実になって綺麗なんですよ
ピンクのヤマアジサイに癒されながら下山です。
14時10分に登山口着
後の楽しみは、ほんの少し移動して筏津山荘のキレンゲショウマです。