ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

西赤石の花、キッコウハグマなど

2011-10-22 21:07:54 | 野の花
愛媛県西赤石山に登るには、ポピュラーなルートとしては、東洋のマチュピチュって言われている
新居浜側の東平(とうなる)からと、
南側の別子山村日浦からの二つのルートがあります。

今年5月のアケボノツツジの時に、初めて東平から登りましたが、
今回は単独だったことと、この花が見ごろではないかと思って南側の日浦から登る事にしました。



キッコウハグマ(キク科)葉の形をみれば、ほんと亀甲ですよね。(はっきり写ってないです)

ハグマって?
白熊(ハグマ)の毛に似てるからだと? 「白熊」って「北極熊」の事ですよね? 日本にいたの?

それはともかくとして、この花、直径1cm位で、実際に見るととても小さな花、
10年位前に、いつも登っている里山で見たのが最初でした。
もちろん名前も分からず、検索の仕方も知らなかったのですが、偶然読んだ誰かのHPで
「キッコウハグマ」という名前を知ることができました。















近くの山でも葉はたくさん見るのですが、開花しているものはとても少なくて
花が咲くと思っていても、実は最後まで開かず終いの「閉鎖花」が多いのです。

確実に子孫が残せる方法、他人には頼まない、信じられるのは自分だけという
悟りの境地にも似た閉鎖花の自家受粉、
このままいくと、いつか花を咲かせる必要はないわって事になるのかしら?


でも、ここのキッコウハグマはまだ悟りの境地には至っていないようで、
毎年(ここ3年ほど)可愛い花いっぱいで迎えてくれます。



キッコウハグマに満足したので、後は出会った花や実を並べてみます。

おなじみのアサマリンドウ
ここでは、ふつうのリンドウは全く見かけませんでした。









アカモノの実、もうアカモノになってました。



アキグミの実が赤く



サルトリイバラ
葉も実も綺麗でした。




ツルリンドウの実です。



標高1000mあたりの牛車道の様子、紅葉はまだちょと先かな



ドウダンツツジの葉は綺麗に紅葉してました。




銅山越えの近くでいつも見るオトコヨウゾメの実





東山あたりでは、コメツツジの葉が赤くなり始めてました。



一日中、こんな青空が続いて
石鎚方面もクッキリ見えています。













西赤石へ 兜岩からの紅葉\(^o^)/

2011-10-20 21:18:05 | 登山
10月に入ると、四国ではまず石鎚山天狗岳あたりから紅葉が始まります。
ネット上でも、石鎚や三嶺の紅葉情報が続々と入ってきます。

皆さんそれぞれお気に入りの場所で紅葉を楽しんでいるようです。

私はここ3年ほどは、西赤石で紅葉を楽しんでいます。
昨年は、紅葉と霧氷の素晴らしいコラボを見る事ができて興奮しました。
ア~~~、辛い事に昨夜その画像を、外付けHDから呼び出して、ウットリその時の事を思い出していたんだけど、
そのあとなんでかゴミ箱に入ったみたいで
寝ぼけ眼でパソコンいじっていたら、全部消えてしまいました。どこを探してもありません(大泣)



気を取り直して、10月18日の紅葉の様子を並べて見ます。
この日は雲一つない秋晴れ、これ以上のいい天気はないと思います。

まずは、頂上手前から銅山越え方面を



南斜面のカラマツの紅葉はまだのようです。
今からこのカラマツが鮮やかな黄色になるのか、このままくすんだ色で終わるのか分かりません。



兜岩を見下ろします。赤い色が少しくすんでいるようです。
今日は、平日だからでしょうか、登山者は少なく出会ったのは7人だけ
兜岩には誰もいないようです。



新居浜市街がはっきり見えます。
今日は新居浜祭りの最終日だと、出会ったご夫婦が話していました。




頂上へはちょっと寄っただけで、すぐ兜岩に降りて行きました。
まあ、証拠写真だけですが(ほんとに誰もいないでしょ!)




急な斜面ですが、ロープや梯子も設置されていて15分ほどで降りられます


降りた所で、後ろを振り返り、見上げた斜面はこんな様子でした。



今年の5月アケボノツツジの頃、この斜面はこんなにピンクに染まっていました。






そして今はこんなに赤く燃えています。










もう何度もシャッター押しました。







誰もいません。
ゆっくりゆっくり静かな時が流れるってこんな事なんだと思いながらコーヒータイムです。








ちょっと家族で島根プチ旅行♪ ハマベノギクなど

2011-10-18 22:56:54 | 旅行
島根海洋館アクアスで、一通りのコースを見て歩き、最後にまたまた、シロイルカを見に行きました。

愛らしいつぶらなまなざし、純白のカラダの優雅な泳ぎ、いつまで見ていても飽きません。

水族館、老若男女みんな楽しめて、いい所です。

今日のお泊りは、国民宿舎千畳苑、リーズナブルという理由だけで選んだんです
(いえ、違います! 海が見たいと孫が言うもんで(-_-)zzz)



食事は、海が近いというだけあって、魚がメイン。
肉好きの私にはちょっと物足りなかったけど、まあ仕方ないです。
でも主役の爺ちゃんは、魚好きなので喜んでもらえました。

お風呂は、海を見ながら・・・夜なので何も見えません(ー_ー)!!

翌朝は、少し風が強そう、波が寄せては返し~~
海の風景は日常的には見られない分、珍しさもあり、ついついじーっと眺めてしまいます。


2日目、今日の天気は快晴ヽ(^。^)ノ
宿から車で5分もかからない所に、石見畳ヶ浦という海岸の景勝地があります。

景勝地と聞けば、寄らないわけにはいきません。
畳ヶ浦、もともと景色の綺麗な所だったのですが、1872年(明治5年)の浜田地震(M7,1)の際に
海底の岩盤が隆起してできた珍しい腰掛岩、専門用語ではノジュール(団塊)や、
大きな岩盤に規則正しく亀裂が入って畳を思わせるような今の景色になったそうです。







残念ながら、私たちがついたのは潮が引き始めたばかりの時間だったので
全景を綺麗に見る事はできませんでしたが、ボランティアガイドの方が詳しく説明しながら歩いてくれて
この地の歴史や景観の仕組みを理解できました(つもりです)



説明を聞きながらふと砂浜に目をやると、何か野菊のような花とヤクシソウのような黄色い花が咲いています。
この時点で、心ここに在らずです。

帰って調べてみると、野菊のような花はハマベノギク、黄色い花はホソバワダンでした。
どちらも、四国では見る事が出来ない、日本海側の海岸沿いに咲く花だったのです。
思いがけず、珍しい花を見る事が出来て、すごく得した気分。

ハマベノギクは、富山県以西の日本海側の砂浜に咲く野菊、砂浜に這うように広がって咲くということですが
なんの前知識もないままの撮影だったので、適当に撮ってしまいました。
ちょっと残念ですが、花には何の興味もない者が一緒なのであまり時間をかけるわけにはいきません。

ハマベノギクです。











ホソバワダン
キク科アゼトウナ属

日本では、島根県、山口県の日本海側、沖縄の海岸の岩場に生育するとあります。
一見、高知で見たアゼトウナによく似ていると思ったのですが
アゼトウナは、伊豆半島から西の太平洋側に自生するので、ここ島根県にはありません。







急な崖に咲いています。







もう、これだけ見る事ができたので、あとは何処にでも行ってちょうだいって感じです。

このあと、ここまで来たら一度は寄ってみようと、世界遺産石見銀山に行って
短い1泊2日のプチ旅行は終わりました。

最初は、山陰は寒いからとあまり乗り気でなかった父も、孫やひ孫と一緒にお風呂に入ったり、食事をしたり
、特に小5のひ孫がなにやかやと面倒を見てくれたのが嬉しかったみたいです。
また行きたいって、新しい旅行カバンをギフトセットで注文してました。















ちょっと家族で島根プチ旅行♪ 海洋館アクアスへ

2011-10-17 20:18:54 | 旅行
9月14日・15日、友人と二人で島根県に行ったばかりなんだけど
今回10月15日・16日、1泊でまたまた島根に行ってきました。


いつも私ばかりあちこち出かけて遊んでばかりでは、ちょっと心苦しいので
今年89歳になる父親とどこかに出かけようと計画したのです。

そんな話を、近くに嫁いでいる長女に話したら、一緒に行きたいというので
急遽話がまとまり、皆で出かけることになりました。
ここだけの話、父ももう90才近くになり、自分の足で歩いて旅行できるのは、あともう何度もないだろうし
ましてや、孫達と一緒に行ける機会も、あえて作らなければ行かず終いになってしまうと思い
たった一泊の車旅行ですが、親子4代(父、私、長女、孫2人)水入らずのプチ旅行を楽しんできました。

行先は島根県の中央部にある浜田市の島根県立しまね海洋館アクアス
孫の希望でもあり、天候に関係なく楽しめる施設なので、長時間の歩行を嫌がっている父がいても安心です。

当日の早朝まで、雨の予報でしたが、次第に回復して曇り空ながら雨になることはなくてまずは一安心です。
高速を走ったり、下道に降りて産直市に寄ってみたりとゆっくりペースで進みます。

9時過ぎに自宅を出て、水族館に着いたのはもう14時近くになっていました。
15時からアシカショーがあるので、それに間に会えばいいというわけです。




館内の様子はこんな感じです。光の具合や壁面の色がとてもきれいです。
魚の名前は分かりません






クラゲ各種取り揃えています







ウミガメや○○サメなど



ペンギンの給餌タイム



アシカとアザラシのショータイム(アザラシは、岩の上でジッと待っているだけ(-_-)zzz)






お見事(@_@;)



人気ナンバー1 シロイルカ




可愛い小さな目でこちらを見たような~~








広い館内だったけど、じいちゃん、何とか自分で歩いて見て回る事が出来ましたヽ(^。^)ノ


風が強くて肌寒くなってきました。




もう宿に向かいます。

















秋の梶ヶ森花散策登山 パートⅣ 棚田の風景を見る

2011-10-14 21:46:28 | 野の花
頂上でゆっくりした後は、山荘梶ヶ森方面に降りてゆきます。

下りはじめてすぐ車道沿いには、ナギナタコウジュが咲いています。
これは、こんな標高の高い所にもあるかと思えば、
私の住んでいる丸亀近くの里山でも見かけるんですよ。
どんな環境にも適応する柔軟な野草のようです。



この花の形が、ナギナタと似ているから



そしていつもの所に、ウメバチソウも






ヤマラッキョウは咲き始めたばかりです。



山頂あたりを振り返ってみると、ススキがこんなに白く輝いていい雰囲気です。






山荘の窓越しから見た風景です。



山荘ではこの近くで湧き出している「龍王の名水」でいれたコーヒーを
飲んでまたまた休憩です。

「ゆず」という名前に弱い私は、ここで高知特産の「ゆず」と「しょうが」の入ったジャムを買いました。
熱いお湯に入れて飲んだり、トーストに塗っても美味しかったですよ~~

お買いものを済ませて、これからは車道を歩いて駐車場まで下って行きます。

ノコンギク?、ススキ、アザミなどが入り乱れて咲いています。



上を見上げると、こんな変わった形の実がなっています。



ドングリ型のマタタビの実、これもKさんが教えてくれました。
マタタビの実には、これとは別にカボチャ型の実があるそうです。



色が綺麗だったので、またまた撮ってみました。
ヤマボウシの実です。



もう、実が出来ているタカネハンショウズル



綺麗な紫色の鞘はノササゲの実です。



14時50分に山荘を出て約1時間の車道歩きで、16時に駐車場着。

帰りはKさんが運転をしてくれました。

そして、今日の見納めは、こんな棚田の風景です。
もう稲刈りは終わって乾燥のために「ハゼ木」に懸けて干してあります。



向いの集落の風景です。徳島県の落合集落のように山の斜面のかなり上の方まで民家が見えます。




見たかった花はほとんど見ることができて、これで何だか胸のつかえがとれたようなホッとした思いで
帰路についたのです。