ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

8月の花 湿性・水生植物 ミズオオバコなど

2012-08-31 22:05:38 | 野の花
今日は、8月31日、あすからはもう9月です。
1ヶ月の経つのはなんと早いこと!
8月初旬には、憧れの八方尾根で花三昧の日々を過ごし、いまだその余韻を楽しんでいますが、
こちらでも8月に咲く花はたくさんあるので、いつものようにチョコチョコと野草散策にも出かけていました。

8月後半の花のまとめとして、数か所でみた湿性・水生植物を見て頂こうかと思います。


まずは、ミズオオバコです。分かり難いですが水中にオオバコに似た葉が見えます
      


     



これは普通のオオバコの葉ですが、ほんとによく似ています。
      



   主に水田・用水路・溜池などで沈水状態で生育する1年草。
    特に里山環境を良好に残す地域に多い。これは人の手で保存されている場所ですが、何年か前まではこの近くの水田には
     沢山あったらしいと聞きました。地元の方は貴重な植物だとは知らずに、水田の邪魔な雑草という感覚で扱っていたそうです。
       花期:8~10月



同じ場所には、アサザが数輪咲いていました。                
       
 


オモダカ
  花の中心部のシベが黄色の花が雄花で花茎の上部に付きます。、シベが丸く淡緑のものが雌花で花茎の下部につきます。
  もう実もできています。

      



ガガブタは小さなため池で今が盛りと咲いていました。
蕾の時には水中にいて、開花と同時に水上に出てくるとのこと、そういえば、ガガブタの蕾って見た事ないですね。
これも儚い1日花です。 
      


       



       




ミミカキグサも湿地の花です。
栄養分の少ない湿地で生育する食虫植物、泥の中にある捕虫嚢で微生物を捕まえるらしい
  


「耳かき」に似た種がつくので、この名前
          



ホザキノミミカキグサも同じ食虫植物です。
 



水田の畔でいつも見かけるミゾカクシ、2個で1個の花かと思ってしまうユニークな花の形は一度見たら忘れません。
     


       




明日から9月、早く涼しくなってくれますように~~
このところ高知によく雨が降ったので、今日の早明浦ダム情報では、100%の貯水量だそうです\(~o~)/












塩塚高原の花 オオナンバンギセルなど(8/19)

2012-08-29 23:18:48 | 野の花
今日は8月29日
孫たちも慌てて夏休みの宿題の追い込みに入っているみたいで、我が家に遊びにも来ていません。

孫たちの事はさておき、私も8月の散策でまだアップできていない物が残っていましたので
急ぎまとめる事にしました。

8月19日
いつものように徳島県側から塩塚高原に向かいました。
青空も見えるまずまずの天気ですが、最近の山の天気は午後から急な雨や雷などで不安定な状態のようです。
できるだけ午前中に散策をすませる予定で、7時に自宅を出ました。

高原近くになると、ナツズイセンが見頃で、車を止めて撮影
近くに人家らしきもの(廃屋かもしれない)が見えるので、栽培されていたものかもしれないけれど
茂った雑草に埋もれるようにさいていたので、手入れはされていないようです。
      


クサアジサイが咲き始めている
       




オミナエシはこの高原には多いのですが、今からが見ごろのようです。
       


        



塩塚峰方面、雲が多くてスッキリした青空ではありません。
     



今日の目的のオオナンバンギセル 昨年に比べて少なかったのでガックリ
       



            


      



シラヤマギク
        



コオニユリもここでは多い花 もうそろそろ終わりかな?
       

             



時折こんな青空になってくれる
    


        



青空に映えるノリウツギ

            



下を向いて歩いていてもこの花の匂いはすぐわかります
           



いつもの所にコキンバイザサ、全体に毛深いけれど特に花弁の先の白いヒゲが目だっています。午後には閉じるそうです。
     


ゲンノショウコ、ここは白も赤もあります。                     ヤマジノホトトギス
 


ヒオウギ、もう種になっているものも
         



ワンちゃんも涼しい高原に連れてきてもらって、はしゃいでいました。
        




          





今日の里山 ミヤマウズラなど

2012-08-27 23:50:01 | 野の花
8月27日
ここの所、朝夕は涼しくなっては来てるけれど、日中は今日も35度近い暑さ(いつまで続くんやろうか)

家にいても暑いのは同じなので、ちょっと足の訓練のために1週間ぶりに飯野山に登ってきました。

本当はもう少し早くから登ればいいのに、のんびりと掃除や洗濯などしていたら10時前になってしまいました。
急いでお茶やポカリを用意して登山口へ~

こんな暑い日でも、ここは人気の里山なので駐車場には車がたくさん止まっています。

10時15分少し登ると、前の方に小さな子供さんを連れた家族がゆっくりゆっくり登っています。
一番小さな女の子は、まだ2歳ちょっと前だとか(@_@;)
頂上まで、大丈夫?
   



実は、今日は、先日高知で見かけたマキエハギの様子を見るためでもありました。
高知では絶滅危惧種ⅠA類に指定されているということを知りましたが
飯野山では、わりとよく見かけたことがあるような気がしたので、その確認をしたかったのです。

まず目に入ったのは、この小さなハギ
          


ネコハギです。茎にも葉にも毛があります。丸い小さな葉が地を這うように伸びています。
          



そして、こちらがマキエハギ 
とても細い花柄があるのが特徴です。
          

       


マキエハギの葉です。
        

あまり肥沃な土地には生育しないそうですが、そういえば5合目あたりの岩場に根付いているものもありました。
乾燥にも強いのでしょうね。
このマキエハギ、登山道沿いだけでも、そこかしこにありました。


北斜面を登っていると、1週間前には見かけなかったツルリンドウが咲き始めていました。
      


汗が目に沁みます。
なんと頂上(422m)での気温は、11時30分時点で30度近くありました。
          


山頂で暮らしている猫ちゃん達も、木陰に入ったままでいつものようには出てきません。

美味しい物ある?  ちょっと、首だけ出して様子を伺っている
           


手水鉢の中には手作りの金魚を泳がせています。
         



下山コースでは、ミヤマウズラが開花、毎年見ているけど、いつみてもユーモラスなお顔、
思わずこちらも笑顔になってしまいます。
           



         



ツリガネニンジンが咲き始めていました。
        


暑いけど、花は少しずつ秋のものになっているようでした。

あっ、あの女の子、下山時にまた会いましたが、お父さんにだっこされて上がって来てましたよ\(~o~)/





高知花散策 キセワタなど

2012-08-26 21:21:39 | 野の花
8月25日、この日高知ではこんな花もみることができました。
HPや掲示板でしか見た事がない憧れの花たちです。

まずは、キセワタ(シソ科メハジキ属)、草丈は1m程、

       


        


まだ今から開こうという可愛い蕾をたくさん付けています。
       



同じシソ科メハジキ属のメハジキと花の雰囲気はよく似ていますが、葉が全然違います。
     





近くには、これはまた超レアなヤハズマンネングサが岩の上に貼りついていました。
もちろんこの岩は石灰岩です。 高知県の石灰岩の岩にのみ分布している固有種です。
         


葉の先端にわずかに「矢筈」のような切れ込みが見えます。
        



これも今回是非見たいと思っていたマヤランです。
午前中の場所では、もうすでに終わっていて花の姿を想像だにできませんでしたが
此処のは決して美しいとは言えませんが、かろうじて花らしい姿を見る事ができました。
 

来年は、いい時期に是非もう一度来ようと思いました。


上に上がれば、キセワタももっとあるらしいのですが、なにせ石灰岩の山
恐怖の「マムシ」が潜んでいるらしいのです。
もう、話を聞いただけでも怖くて、綺麗な花は見たいけどここで諦めて帰る事にしました。


道端には、高知では絶滅危惧種ⅠA類に指定されているマキエハギ
        


香川では飯野山でも見ているハギ、これが高知では絶滅危惧種?
同じ四国でもちょっとした生育環境の違いで絶滅が危惧される状態になってしまうのですね。

飯野山で、近々にもう一度見てきましょう~


キツネノカミソリ
            


クサギ
          


田圃の畔には、シロバナサクラタデがもう綺麗に咲いていました。
            










高知花散策 ウスキキヌガサタケなど

2012-08-25 23:10:03 | 野の花
今日は、花・山友さん達と、高知へ花散策に行ってきました。

高知自動車道に入ると、それまで日が射していた空が、どんより曇り空になってしまいました。
最近の高知は雨の日が多いようで、そのせいか最高気温は晴れが続く香川の方が高いのです。

今日の目的の花は、ウスキキヌガサタケとコオロギラン、ナツエビネなど、

お知り合いの流れ星さんややまももさんから、事前に花情報をお聞きしていたのですが
さて、どうなんでしょうか?

まずは、コオロギラン
とにかく細くて小さいとうのが第一印象(約5~6cm)、目がなれるとそこいらにいっぱいあるのだけど
慣れるまでに踏みつけてしまいそう。
小さいうえに、咲いているのはうす暗い杉の林の下、そのうえ今日は雨~曇りの生憎の天気
時折差し込む薄日をまって、必死に撮影するが・・・・

 

何だか撮りなおしに行きたい気分です。


雨が降ったり止んだりの天気だけど、散策中は大降りになることはありませんでした。



今度はこの不思議な形をしたキノコ
ウスキキヌガサタケです。

鮮やかな黄色のレースのスカートをはいているよう









よくみると網の中には小さな虫がいっぱい(@_@;)
美味しい蜜でも出すのでしょうか?

このキノコは食用にもなるようで、地元では栽培もされているようです。

他の場所でも、丁度これを撮影している方がいて、「ありますよ」と、教えていただきました。
ご親切に、ヒメノヤガラも~~ありがとうございました。

ヒメノヤガラはもう種になっていましたが、この赤い種もかわいいですよ
 


ナツエビネはもう終わっていると言われましたが、場所の確認だけでもというわけで
探しに行ってみました。

案の定、花は終わっていましたが、なんとか新しく出た若い茎に小さな花が1個だけついていました。
        


他にも
マツカゼソウ
       



クサアジサイ
       



車道沿いには、スズムシバナがさきはじめていました。