ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

イワウチワ咲く伯州山(4/27) その2 サンインスミレサイシンなど

2013-04-30 22:49:36 | 登山
ブナの芽吹きやハウチワカエデなどの木々の芽吹きや花を見ながらの林道歩きでは、
何種類かのスミレも確認できました。

これはコタチツボスミレかな?
かな?としたのは、コタチツボスミレを見たのは、ほんの1週間前に初めて香川での県境散策で見つけたばかりで
今日が2度目だったのです。単純に葉の形だけでそう判断したのですが・・・・(葉の基部が切形~浅い心形で、深い心形にならない)
      

      


これは、タチツボスミレのシロバナ
      


シハイスミレ、ここではシハイ・・・は珍しいのでしょうか?
今回この山で目に入ったのは、この1株だけでした。
      



今回この山でここで一番たくさん出会ったスミレは、サンインスミレサイシンです。
花色もバラエティーに富んでいて、楽しませてくれました。

この日、伯州山で見たサンインスミレサイシン達です。
      

      

       

一番豪華だった、この日一押しのべっぴんちゃん
      

      


淡い紫色が多いけれど、これは真っ白のシロバナサンインスミレサイシン(長い)
      


サンインスミレサイシン
   北陸地方以西の主に山陰地方の低山から山地の湿った林下や林縁に咲く。
   先のとがった大きな葉が特徴
   花期には葉の両端が巻いているが、開花とともに展開してくる。
   スミレサイシンより、葉が長い。


小さな花といえば、イワナシも今日は何度も見る事ができました。
     


いよいよ、イワウチワの群生地にやってきました。
もう咲いている事は、ネットで確認はしていたのですが、
数日前の雪でどうなっているのか、もう見ごろは過ぎたのかしら等々、この目で確かめるまでは安心できません。

じゃ~~~ン♪♪
     

     

     

     

     

     


今年は少し来るのが遅かったのか、裏年なのか、全体に花数は少ないなあと言うのが第一印象です。
2年前は、開花時期もドンピシャ、天気も良好で斜面に一面に咲くイワウチワを見ているので
今年の花はちょっと物足り無さを感じました。
が、まあ、こうして咲いているのを見られただけでも良しとしましょう。


この後、イワウチワ群生地を後にして、滝谷コースで山頂を目指します。
昨年まで通行禁止だったイワウチワの多い尾根ルートは、今年は通行可でした。
このルートにも惹かれましたが、もうイワウチワは何度も見ているので、通常の登山ルート確認の意味でも
滝谷コースに進みました。




イワウチワ咲く伯州山へ(4/27) その1 トキワイカリソウなど

2013-04-29 22:40:15 | 登山
今年のゴールデンウィークの中日(4/29~5/2)には、本来なら、佐渡島へ行く予定でしたが、
週間天気予報を見ていても、いつまでたっても回復の兆しが見えず、やむなく中止としました。

佐渡島に行くために、体調を崩してはいけないからと、遠出の花散策や登山は控えていましたが
中止となれば、早速どこかの山に登ろうと考えました。

慌ただしく、前日26日に山友Kさんに連絡、色々候補も上がったのですが、同行のE~ちゃんがまだ行った事のない
岡山県北の伯州山にイワウチワを見にいく事に決定しました。

4月27日
坂出北インター近くに5時30分集合ということで
当日朝自宅を5時に出る時には、西の空にはこんな満月が輝いていました。(ちょっと歪んでますね(-_-;))
      


天気予報では、岡山方面もよく晴れるはずですが・・・
瀬戸大橋を渡る時には、こんな日の出が見えてきました。
      


Eさんの運転で、、時間帯も早いからでしょうか、連休初日ではありますが高速もスムーズに走れます。
途中のSAでは、トイレに燕が2羽止まっていましたが、かなり近寄っても逃げる気配はありません。
      

こんなに近くで燕を見たことはなかったので、ラッキー\(~o~)/


今日登る伯州山へはこれまで2回来ていますが、いずれもイワウチワを見るだけで山頂に登った事がありませんでした。
皆さんの登ったレポートを見てもコースタイムもそう長くはなく、なだらかな山容だったので私の足でも大丈夫かな?

院庄ICで降りて、走り慣れた179号線を奥津温泉方面に進み、さらに上斉原~人形峠を目指します。
人形峠手前から、赤和瀬渓谷方面に入り、うたたねの里を過ぎたあたりに登山口があります。

赤和瀬渓谷沿いの山には、白いタムシバの花が見えてきました。
       

車道沿いには、こちらではよく見かける、オオタチツボスミレが咲き始めていました。
葉がクルッと巻いていて、距が白いのが特徴です。雪の多い日本海側で咲くスミレです。
      


登山口から少し奥に進んだ所に4~5台の駐車スペースがあります。
8時前に到着、登山準備をしていると次々に車がやってきて狭い駐車場はすぐ満杯になってしまいました。
天気は晴れてはいますが、車を降りるとあたりの空気は冷っとしています。

歩き始めると、早速ピンク色のトキワイカリソウが咲き始めたばかりの姿で迎えてくれました。
      

      

ここでもオオタチツボスミレが群生です。



オオカメノキの花が咲き始めています。
      



最終民家まで戻った所から林道に入り登山口を目指します。
      



この後、林道を進み登山道に入っても頂上まで雪は全くありませんでした。
2年前の5月2日に妹とここに来た時には、林道でもこんなに雪が積もっていたので、
今年はその時と比べると積雪量はかなり少ないですね。
       


民家横のヤマザクラはチラホラ咲き始めたばかりです。
      

     
此処の山にはブナの木も多いようですが、林道わきから見えるブナは、淡緑色の葉が開き始めていました。
      

      


赤い花を付けているのは、ハウチワカエデ(その場では、誰も名前が浮かばず、帰宅してからの宿題となりました)
カエデの種類はたくさんありなかなか見分けがつかず、机上で何度か覚えようとしたけれど、
いざその場になって、これは?と問われると、はてさてもう頭がゴチャゴチャになってしまうのです。
やはり、もうこの年になると、1本ずつでもジックリ覚えていくしかないですね。

ハウチワカエデ
分布は北海道・本州 なので四国での自生はないのかしら? 
大きなふっくらした葉が特徴で、鮮やかな黄色、橙色、赤色の濃淡の紅葉が綺麗なので庭園にもよく使われるようです。
      


足元にはまたいろんなスミレが出てきました。





春の紫雲出山 (4/22) タツナミソウなど

2013-04-28 21:24:33 | 野の花
毎年春に一度は訪れる紫雲出山ですが、
丸亀の自宅からは車で4~50分はかかるので、すぐ近くの飯野山のようにフラッと出かけるという訳にはいきません。
が、今日はあまりにもいい天気だったので、コーヒーやちょっとしたおやつなどを持って出かけてみました。

4月22日 晴れ

さて今日はどんな花が咲いているかしら?
まずは、途中にある海岸によってみましたが、昨年たくさん咲いていたハマエンドウは
全くありませんでした。
枯れてしまったのでしょうか?
ハマナデシコやツルナなどは元気に伸びてきはじめてました。

風もなく穏やかな瀬戸の海、
  向こうに見えるのはイリコで有名な伊吹島です。
       


フジの花は、まだまだ咲きはじめ、花色はまだ淡い紫色
        


これは、海岸のすぐ近くで見た物ですが、頂上に向かう車道沿いを少し上がっていくと
まだまだ、フジと分かり難い極々蕾の状態でした。
        

見頃をむかえると、これほどフジって多かったのかと驚くほど、近くの木に巻き付いて覆いかぶさるように咲いています。


初々しい若葉が色々

アカメガシワってどこにでもあるけれど、よくみるといい色してる!
       

カシワのように大きな葉は、昔は食器として使われ、新芽や、若い葉はテンプラにしても美味しいそうです。
タラノメやコシアブラは山菜として重宝がられますが、アカメガシワは何処にでもあるので、一度くらいは味見してもいいかな?



これは、ハリエンジュ(偽アカシア)
      


白い花から上質な蜂蜜が採れるそうですが、あまりにもむせ返るような甘さなので、近くにこの花があるとすぐに
分かります。
青の山の山裾に群生してますが、これが一度はびこると他の木は育たなくなると聞いたことがあります。


名前は分かりません(-_-;)
      

      


日当たりのいい車道沿いには、今はタツナミソウが見頃、ホタルカズラもあります
      


岩場にはりつくように
      


ひっそりと咲いているのもいいわね
      



この山には、真っ赤なオンツツジが多く、今が見ごろです。
      

      



山頂近くのヤブツバキの下では、スズシロソウが草丈を伸ばして、いい感じで咲いています。
      


浦島太郎の伝説が残るこのあたりの集落にふさわしく、「ウラシマソウ」も咲いている。
この長い釣り糸のような物を出している、なんとも不思議な花
       


何か睨まれているみたいで、不気味な感じです。
       



シロバナハンショウヅル
       



山頂からは、粟島がすぐそこに見えます。
今日は、遠出の花散策に一緒に行く予定(だった)Sさんが、心臓パクパク状態で、この島の「城の山」に登っているはずです。
       



ソメイヨシノが終わって今は八重桜が見ごろを迎えています。
       



静かな海を眺めたり
       



ワラビを採ったり
       



花も景色もいい紫雲出山でした。





      



県境の山で見たスミレ アケボノスミレなど(4/19)

2013-04-26 20:56:32 | 野の花
県境の山で、コゲラなどを見ながら一休みしたあとは、またお決まりの場所を覗きに行ってみました。

いつもの場所には、こんな大人っぽいスミレが咲きます。
クロバナアケボノスミレです。
アケボノスミレより花だけでなく茎や葉の色も濃いのが特徴です。
      

      


実は、アケボノスミレと名の付くスミレを見たのは、この色黒さんが初めてだったので、どうしても普通の淡い曙色のものを
見たいと思っていましたが、未だに出会えずにいました。

ところが、この日偶然にも曙色のアケボノスミレを見る事ができました。
ヤマルリソウがあまりにも綺麗だったので、車を止めて歩いて行った先に、なんか好きなピンク系のスミレが・・・・・
ワァ~~~、これがあのアケボノ・・・・(@_@;)  クルッと巻いて展開しきっていない葉を見て、そう思ったのですが~
      


      


肝心のヤマルリソウはビッシリと斜面に咲きほこっていました。
      


      



これはタチツボスミレに似た花色だけれど、草丈も小さいし、コタチツボスミレ?
      


葉の特徴も写しておかなくては! タチツボスミレとは違うわね。
帰宅してから、調べてみました。葉は三角形から腎形、基部は非常に浅い心形もしくは切形となる。
茎はほとんど立ち上がらず、地面をはう様に生育する。

      


ナガバノタチツボスミレは里山でよく見かけるけれど、このコタチツボスミレは殆ど見かけた事がないんだけど・・・
実の所、どうなんでしょう???
何年たっても、疑問符が消えません(-_-;)




県境の山で見たスミレ カツラギスミレなど(4/19)

2013-04-25 22:35:19 | 野の花
4月も半ばになって、里山ではもうナガバノタチツボスミレはもうこんなに草丈が長くなり、
       


近所の散髪屋さんのアリアケスミレももうそろそろ終盤になりました。
       



そんなこんなの4月19日
人里では見られないスミレを求めて、県境あたりを散策してきました。

麓の草むらの中には、濃いスミレ色、これぞスミレです。
      


ホオジロが咲き終わったサクラをついばんでいました。
      


コスミレがまだ元気、
      


林道をユルユル上がっていくと、これはキランソウ?
石垣に張り付くように、ヒトデ状態です。
      


このあたりでは、ナガバノタチツボスミレはまだ見ごろです。
      


いつもの散策ポイントでは、ヒゴスミレが咲き始めていました。
私の背丈より高い所にあるので、下から見上げるようにしての撮影です。
      

      


近くの斜面には、こんな可愛い色のシハイスミレがポツポツと咲いていました。
      


ヒゴスミレとシハイスミレが近くにあるので、もしかしてこの二つの交雑種のカツラギスミレがあるかもしれないと
探していると、ナント(@_@;)、そのカツラギスミレ発見\(~o~)/
      

花はシハイに似て淡いピンク系、葉を見るとシハイとヒゴの交雑種だと納得できる菊の葉のような大きな切れ込みがあります。
他にも無いかと、しばらく探したのですが、これ1株だけ、
滑りそうな斜面なので、ピント合わせるだけで精一杯、
何枚も撮影したけど、同じようなアングルばかりでした(-_-;)




これは、葉脈に沿って斑が入っているフイリシハイスミレ
      


色黒の葉は、ハグロシハイスミレ
      



昨年初めてここで出会ったヒナスミレ、今年も可愛く咲いてました♪
      


      


なんと車道沿いの、土ほこりの当たるような場所にアカネスミレ
      


これはちょっと離れた場所の、アカネスミレ、
パソコンで色補正しましたが、アカネスミレは花色も微妙に違うものが多いそうです。
       



いつもの場所で、毎年見ているトリガタハンショウヅル
里山でよく見かけるシロバナハンショウヅルは、はびこりすぎて困るほどズルズルと広がるけれど
このトリガタハンショウヅルは、かなり控えめなツル性植物で、毎年この程度ではびこる気配はありません。 
名前は鳥形半鐘蔓であり、高知県の鳥形山で始めて採集され、花の形が鐘の形に似ている蔓植物であることによる。
       



ちょっと林の中に入ってみると、さっきからコゲラが数羽飛び交っていました。
動くと遠くに逃げそうなので、しばらくそこで棒立ちになったまま・・・・

  上に何かある?
 



スミレ、沢山見て疲れました(-_-;)
ここらでちょっと一休みします。