ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

落合峠紅葉(10/29) その1 松尾川ダム湖あたり

2013-10-31 23:07:19 | 日記
10月29日

ここ数日、天気予報は晴れマークが続いており、いつものお出かけ仲間のSさんご夫妻と
落合峠辺りへ紅葉を見に行く事にしました。

丸亀7時30分発、猪ノ鼻峠~三加茂~桟敷峠~深淵へと走ります。

桟敷峠を過ぎたあたりから、そろそろ周囲の山の紅葉が目に入ってきはじめました。
鮮やかな黄色は、シロモジですよね。
      


松尾川ダム湖辺りにくると、車道沿いにアサマリンドウ発見!
これはもう咲き終わりかしら? 今年はアサマリンドウは梶ヶ森でチラッと見ただけだったので
もう終盤の花でも、出会えただけで嬉しい♪
     

     


今日は朝から雲一つない青空、その上全く風もなく辺りの木々の葉もソヨっとも動かない。
ダム湖の水面も本当に鏡のように波一つありません。
     

もう少し紅葉が進んでいればもっと良かったかも知れないけれど、そんな贅沢は言ってられない
こんな湖面を見られただけでも良し!です。
     

      

深淵キャンプ場あたりでは、ちょうど朝日に照らされたススキが輝いていい感じ\(^o^)/
     


まだ朝露が残っているノコンギク
      


アケボノソウはもうこんなになっている。
ここから落合峠までの林道沿いではアケボノソウが沢山ある。
花の時期に見たかったなあ
      


今日の松尾川は水量も多く、水は澄んでいる♪
紅葉はあともう少しで見ごろかな?
     


この後、いよいよ峠を目指して林道を上がってゆきます。
今年の紅葉はどんな塩梅でしょうか?

菊間祭り その2 牛鬼など

2013-10-27 22:27:06 | 日記
朝から降り続けていた雨も、祭りに合わせたように止んでくれて
加神社境内では、賑やかにお供馬の走り込みが続けられていました。

1時間ほどたった頃に、走り込み一時中断となり
ちょっと小ぶりのお神輿が賑やかに担がれてきました。
      


町内には全部で8台のお神輿があるそうですが、他のお神輿はもうすでに
本殿前に上がって、奉納をすませています。
これは少し遅れてきたのでしょうか?



それから、これはなんという物なのでしょうか?
遠目では、何かの花が咲いているように見えたのですが・・・・
      


近くで見ると、何か白い紙に赤い丸が刷られた紙を、まるで七夕の短冊を飾っているように
竹に飾ってありました。
      

取材不足で、名称も云われも分かりませんが、この花のような飾りの神輿はこれ1台だけでした。


そして、いよいよ進軍ラッパのような鳴り物とともに現れたのは
     

そう、これこそ牛鬼


首を精一杯伸ばして、力強さをアピール
     


    


    


黒い胴体の部分の長さは8、幅は2m、 首の長さは4m
      


牛鬼は特に愛媛県南予地方(宇和島あたり)の祭りの山車として有名ですが、
遠く離れた東予地方では、ここ菊間にだけ残っているそうです。

宇和島の牛鬼も、実はまだお目にかかったことはないのですが
ネット検索で見てみると、顔は鬼、胴体は牛で、
この菊間の牛鬼に比べてみると荒々しい形相で迫力があります。

アップで見てみましょう
まずは正面から・・・ 丸い大きな目、赤い舌もなんかひょうきんな感じ
    

凛々しい?横顔も見てね
    


大きな胴体が急な石段を登っていきます。
白い塀越しに見ると、ほんとに生きている大きな牛がゆっくりと登っているように見えるのです。
     


本殿でお練りを奉納した後は、大きすぎる胴体なので狭い本殿前ではちょっと邪魔かな?
すぐに御下がり
      

祭り終盤まで、控え場所で大人しく休んでました(-_-;)
そんな姿が見えるのも面白いわ
     


再び、空いた馬場では「走り込み」が再開されていましたが、
本殿への登り口では、走り込み、お神輿、牛鬼の登場にも全く動じることなく
こんな獅子舞が黙々と続けられてました。
     

     
この獅子舞は昔から池原地区で守り続けられている由緒正しい獅子舞なんだそうです。
もっと、皆さんに紹介してあげて下さいよ~~




11時30分
菊間祭りは、お供馬の走り込み、牛鬼、お神輿、獅子舞など、
無事境内での神事を終えました。

この後は、皆さんうち揃って少し離れた御旅所まで帰ってきますが
歩く順序も決まっています
最初に歩くのは、牛鬼
     

一番最後は、お供の馬  (それでお供馬と呼ばれているそうです)
     


御旅所での様子はわけありで(お腹が空きました)見られませんでしたが
もう十分、お祭りを堪能できました。

来年もまたこの菊間祭りを見に来たいと思いながら、再び降りはじめた雨の中を
帰途についたのでした。

タバタヤさん、お世話になりました。








初めての菊間祭り(10/20) その1 お供馬の走り込み

2013-10-24 22:10:30 | 日記
10月20日

愛媛県今治市菊間町へ  「菊間祭り」  を見に行ってきました。

丸亀から約2時間30分、松山方面には何度も高速で走った事はありますが
菊間町のある今治方面に行くのは初めてです。
丸亀では、朝から小雨状態が続いていますが、
多少の雨でも、とにかくダメ元で行ってみようということで、5時30分出発です。

約2時間30分ほどで、予定通り8時に菊間町に到着。
まずは、昨年四国カルストでお知り合いになった和菓子屋「タバタヤ」さんに
ご挨拶です。
カルストでたまたま立ち話をした際に、菊間祭りの素晴らしさを熱く語って下さり、
こちらに来る切っ掛けとなったのです。
      

名物は鬼瓦最中ですが、
このバナナボートも美味しそうでしょ、
勿論帰りに買って帰りました♪
     


かなり雨も降っていますが、「テレビ局も来てるし少しは走らせるそうですよ」
ということで、雨の中を傘をさして加茂神社へ向かいます。
止んでくれるといいのですが・・・
     


近くまで来ると、祭りを仕切るマイクの声が聞こえてきます。
この雨の中でも、やはり馬を走らせるようです。
     


神社の鳥居にかかっている幕には、京都の葵祭りで有名な賀茂神社のフタバアオイとよく似た
タチアオイの紋が入っています。

  この加茂神社は、約600年前の室町時代に、京都の上賀茂神社で行われる
  賀茂競馬(かもくらべうま)の神事の流れを汲む行事です。
  上賀茂神社の競馬(くらべうま)に使う馬は全国の荘園地から集められ、
  上賀茂神社の社領だった菊間町も馬を奉納しました。
  上賀茂神社とのつながりから、お御霊をご分霊して創設されたのが加茂神社で、
  競馬に倣って始められたのが「お供馬(おともうま)の走り込み」だといわれています


             ダイドー日本の祭りより一部引用させていただきました<(_ _)>

ということで、京都の賀茂神社と深い関わりがあったのですね。
タチアオイの御紋の幕も納得です。

この鳥居をくぐって行くと、仕切られた馬場があり、馬はこちらから向こうに見える
高い土手の横(クスノ木の下あたり)を走り上がって行きます。
     

本殿はこの馬場の横の石段を上がった所にあります。
    

雨の中、引手の方も乗り手の子供もカッパを着ています。
     


馬の背中に載せてある、色鮮やかな大きな座布団も雨よけのビニールで覆われています。
     



この走り込みは、8時30分から11時まで何度も繰り返して行われるので
はじまっていても慌てる事はありません。
見物も天気が良ければ、奥の土手に座って見れば最高なのでしょうが
今日はそういう訳にもいかず、ずっと立っての見物となりました。

30分程で、次第に雨も小降りになり、本格的に走り込みが始まりました。

まずは、中央辺りにある控え場所から、引手さんに連れられて鳥居を目指して
ゆっくり歩いて行きます。
    


いわゆる今の競馬(けいば)のように、各馬一斉に同じ場所からのスタートではなくて
スタート場所はこの写真にある位の間隔でずらせてあります。
速さを競う物ではないので、安全の為だと思います。

引手さんの合図で、各馬はゴール方向に向きを変えて走りはじめます。

     

     

     

     


中学生ともなれば、両手を離しての技も見せてくれました。
     


この日の乗り手は12名?だったかな?
小学1年生から中学3年生までの男子が、着飾った馬に騎乗して300mの馬場を走ります。

全員が一人ずつ名前を呼ばれて 馬場中央辺りで紹介されます。

マイクを持って仕切っている方は、勿論プロのアナウンサーのような流暢なしゃべりではありません。
乗り手の子供たちを励まし褒めながら温かい言葉をかけていきます。
地元の事、祭りの事すべてを知り尽くしている故の味のある説明をしてくださるのです。
      

この子は小学1年生かな? 馬に乗る時はいつも真剣です。
     


「〇○君、この子は3歳です」
自分が乗っていた馬から降ろされて、まだ乗りたいと泣いていたそうです。
     

見ている方も、何だかほんわかした温かい気持ちになれて、「あ~~、いい祭りだ」と思えました。




今日の馬の中には、数頭のの農耕馬がいます。
さすが、脚も太くてたくましく、お尻も「象のような」と説明されてましたが
確かにどっしりした大きな馬です。
    

走るために育てられていないので、馬場の中を上手く走れるかどうかわからないそうで
引手さんも必死です。
     


その農耕馬の走りです
    

どちらへ向かっていくか本当に分かりません、必死で手綱をさばいているこの子は
小学4年生だそうです。
    

坂道になると、やはりスピードは落ちますが、乗り手も必死で鞭打って頑張っています。
    


やっと上まで駆け上がって、安堵の時
    

     


ふ~~、ちゃんと走ってくれてよかったけど、脚がちょっと痛いなあ
     


このお供馬は、全頭あぶみは付けていません。
細い綱を足の指で挟んで乗せているだけ、それってかなり不安定じゃあないの
     




大きなお尻を振りながら、ゆっくり降りてゆきます。
     


菊間祭りは、お供馬の走り込みだけではありませんよ。
他にも見どころたっぷり♪
招かれていた吉村作治さんもご機嫌で祭りを楽しんでおられたようです。
     






   




秋の梶ヶ森ドライブ散策(10/14) その2 センブリなど

2013-10-21 21:42:07 | 野の花
梶ヶ森山頂へ行く前に、龍王の滝に寄っていたら、時間はもうお昼前になってしまいました。

この日は、山頂までお手軽に車で行く予定なので、時間はたっぷりあります。

車道沿いの花は、アケボノソウが咲き残っているくらい、勿論タカネハンショウズルや
オオバショウマなども完全に終わってしまっています。

山荘手前近くになって、アサマリンドウの姿も見えましたが
狭い林道では後続の車が気になって停車もできず、帰りに撮影しようと
ここはパスすることにしました。

日当たりのいい車道沿いに出てくると、鮮やかなブルーの色が目に入ってきました。
最初は、「わぁ~、リンドウがまだ残っている~♪」と何度も車から降りて撮影していましたが
ナント、この日は「リンドウの日」と言って位、リンドウ花盛りの梶ヶ森だったのです。

      


      

      


      

      

この日一番の美人
      


青空にススキが輝いていて、秋の風情たっぷり
暑い位の天気だったけど、吹く風がとても気持ちよかったあ~~
     

     


こんなススキの原の足元には、背丈の低いかわいいセンブリたち
     


     


      


ヤマラッキョウはちょっと笹原に入ると、ポツポツと咲いていました。
笹に負けないように、草丈はかなり高いわね
     


山荘横には、ゲンノショウコがまだ咲いている。
     



妹と二人でゆっくりのんびり過ごせた秋の梶ヶ森でした。
      



















秋の梶ヶ森ドライブ散策(10/14) その1 アケボノソウなど

2013-10-15 22:28:50 | 野の花
10月14日 朝から体育の日にふさわしく雲一つない青空が広がっています。
 
こんないい天気の日に家でいるにはもったいないということで
12日からこちらに帰っている妹と二人で梶ヶ森に行く事にしました。

考えてみると、ここ数年、梶ヶ森へは毎年一度は来ていますが
野草図鑑でしか見た事がなかったアケボノソウに初めてであったのも
可愛いタカネハンショウズルを見たのもこの梶ヶ森でした。

山の花に興味を持つようになったのは、多分この梶ヶ森の花たちに出会った故だったかもしれません。


今年は、9月末に山友さん達から梶ヶ森への登山に誘ってもらったのですが
諸事情あって参加できず、是非見たかったタカネハンショウヅルやシコクブシ、
サンヨウブシなどに出会えず仕舞いでした。

それからもう20日も経っているので、もう見たいと思っていた殆どの花は終わっていると覚悟で
出かけたのでした。


いつもの八畝(ようね)の棚田が見える所で、ちょっと撮影タイムです。

9月末にはまだ緑色だった棚田も稲刈りが終わり、整然と並んだ「ハゼ」で(私の実家ではこんな言い方をしていた)
天日干しの最中
      


      


対岸に見えるのは、フクジュソウで有名な南大王の集落です。
こんな風景は、四国の山深い所ではよく見かけるのですが
都会暮らしが身に沁み込んでいる四国音痴の妹は、「こんな所に日本人」を見ているような目で
この景色を眺めていました。
という私の実家も、先日のNHKのど自慢では「山あいの町」って紹介されました(-_-;)
       


車道沿いには、ヒキオコシが点々と咲いている
       


この黒い実は、アカネかな?  花は小さくて可愛いけど、実はわりと大きいね。
       


細い林道に入って行くと、もう終盤のアケボノソウが咲き残っていてくれました。
やはり秋になると一度はこの花を見ないと落ち着かないわ
       


花盛りの時期には群がっているアリンコはもうこんな終盤の花には寄りつかないのでしょうか、1匹も見えませんね。
       



龍王の滝駐車場近くになると、ナギナタコウジュが群生、スッキリしたシソ科独特の香りです。
      


車で山頂まで上がるつもりなので、時間はたっぷりあります。
往復で30分位なので、妹は初見の「龍王の滝」まで行って見る事に・・・

日本の滝100選に選ばれている滝です
      

      

 
滝の近くに群生で咲いているハガクレツリフネソウもシコクママコナももう種になっていて
咲いていたのはモミジガサくらいでした。
      


やはり来るのが少し遅すぎましたね。

お昼も近くなりましたが、お昼ご飯は山頂で食べる予定なので
ここはちょっと我慢、我慢!!
出かけに慌ててむいて来たナシを食べて一息いれて、山頂を目指しました。

どんな花が咲いていてくれるでしょうか、楽しみです。