ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

高知県側から三嶺に登る パートⅢ カヤハゲから山頂へ

2011-10-29 20:07:30 | 登山
白髪分岐(通称 白髪の別れ)を10時15分に通過

その後は、韮生越えを目指して、落葉してしまって日ざしがたっぷり差し込んでいる
明るい登山道を進んで行きます。



北斜面のまだ日ざしが当たりはじめたばかりの場所では、霜をまとった草花が輝いていました。



オトギリソウ、少し赤くなっています。



アザミの葉が白く輝いています。



青空の中に赤く色付いた実が目に入りました。
ナナカマドの実です。もう葉は茶色くなって枯れています。



こんな赤い実もありました。枝には鋭いトゲがあります。
メギでしょうか? メギの別名はコトリトマラズ、そのまんまの命名がおかしいですね。




最初の斜面を下ってしまいましたが、韮生越えの場所がよく分かりません。
一か所、光石方面の堂床への分岐の道標があったのですが、そこが韮生越えでしょうか?



その場所についたのは、もう11時になっていました。
出発から、一度も座っての休憩はしていなかったし、そろそろお腹も空いてきたので
ここでちょっと座り込んでの休憩タイムです。

おやつを食べながら辺りを見回すと、うわさ通り、ここ辺りも鹿の食害の為に
笹原は見るも無残に土色の山肌があらわになってしまっています。






私たちが座った場所も、かつては緑の笹原だったのでしょうが、
今はその根っこだけが白く枯れて残っていました。
その昔は、もちろん緑の笹原が広がっていたのですよ。

お腹も落ち着きましたので、出発です。

日当たりのいい斜面にリンドウが綺麗に開いていました。



11時15分、カヤハゲ到着です。 ここにも鹿侵入予防ネットが張られています。
ここは展望も良くて絶好の休憩場所だったのですが、これではちょっと味気ないですね。
でも、鹿の食害を減らすためなら仕方ありません。



カヤハゲを少し過ぎたあたりから見た三嶺です。



剣山、次郎芨あたりの雲が晴れてくっきり見えてきました。



さあ、いよいよ三嶺南斜面への登りに入ります。
今日の登山の核心部です。(ちょっと大げさでしょうか?)

目印になる大岩がまじかに見えてきました。



大岩の横辺りにはしっかりした太い鎖も付いています。



大岩に登って辺りの展望を楽しんでいるKさん。高い所が好きなようです。



コメツツジと言えば三嶺と言われるくらい有名なのですが、白い岩と緑の笹と茶色く見えるのがコメツツジの群落です。



日が当たってこんなに赤くて綺麗に紅葉しているものもあります。



もう頂上かと思いきや、こんな鹿侵入禁止のテキサスゲートを通って最後の登りに入ります。



キツイ登りですが、「もうこれが最後の登りだからゆっくりこの登りを楽しんで行こう!」
と言いながら、息を整えます。
東に目をやれば、コメツツジの向こうに赤い屋根の避難小屋が見えてきました。




12時28分、やっと三嶺頂上に着きました\(^o^)/