ひーこの わくわく♪ 野の花 山の花

香川の里山の花、ちょっと頑張って登った遠くの山の花など、見て撮って楽しんでます。

信州夏の花散策の旅 池の平湿原 コマクサなど

2013-07-29 17:20:17 | 野の花
広い池の平湿原をぐるっと巡って、飽きもせずテガタチドリを何度も撮影
       


今から目指す三方ヶ峰へは約15分程の緩いのぼりです。

池の平湿原は三方ヶ峰の爆発でできた火口ですが、今から登るのはその三方ヶ峰です。

自然林の中の岩場の上にはコキンレイカ(ハクサンオミナエシ)が咲き始めたばかりです。
      

顔のすぐ横にハクサンシャクナゲの花が迫ってくるようです。贅沢な話です。
      


今年は是非見たかったサラサドウダン、時すでに遅しでしたが
鮮やかなは花色は残ってくれてました。 こんなんでも見れると嬉しい♪
       


樹林帯を抜けて岩場に出てくると、これはオンタデ? メイゲツソウ??
 分からないけど綺麗な花色♪
     

     


日当たりがいいからか、ここではもうコキンレイカが開花している
      


白い色が爽やかな、ウスユキソウ  白い花弁のように見えるのは、苞葉と言われるもので花弁ではなく葉です。
大きく広げて虫を呼び寄せる役目があるそうです。
      


かわいた岩場に咲いているのは、高山植物の女王コマクサです。

金網で保護されていて、近づくことは出来ませんが、カメラ撮影できるように
所々大きめのスペースが開けられています。
    


    


花はもう終盤で、よく見ると枯れたような花ビラもありますが、群生している様子は
分かりますか?
    


    



三方ヶ峰から見下ろした湿原の様子です。手前に見えているのは鏡池 
     


私たちは、ここ三方ヶ峰から見晴岳登り、この湿原を取り巻くようにつけられている遊歩道を歩いて
駐車場まで帰ります。コースタイムは約1時間ですが・・・・


草原の中にグンナイフウロが群生です。 好きな花なので何枚も撮影しました。
     


     


グンナイフウロとテガタチドリのツーショット  四国では見られない贅沢なショットです。
     




展望のよい「雲上の丘」
     


明日登る予定の根子岳と四阿山(あずまやさん)  長く延びた緩やかな根子岳の尾根が見えます。
     


遠く北アルプスの山々(山名は確信が持てないので曖昧に) 運が良ければ槍ケ岳も見えるそうです。
    


名前がおかしかった「雷の丘」 落雷が多いのかしら?  今の時期怖いね(-_-;)
     


ここでもグンバイヅルの群生
     


遊歩道と言っても、アップダウンはわりと多くて一休みしていると、
至近距離、ほんとに5mくらいのところでウグイスが茂みに隠れて鳴いている。

こちらが鳴き声を真似て「ホーホケキョ」と鳴くと、それに応えてくれるように「ホーホケキョ♪」
何度も繰り返し、鳴き返してくれるので、時を忘れて遊んでしまいました。


こんな事しているから、遅くなってしまうんですね。
16時にやっと駐車場まで帰ってきました。

  幸いにも雨にも会わず、テガタチドリ、コマクサ、グンナイフウロ、アヤメの群生など
    期待以上の花々を見る事ができました。


さあ、元気を出して今夜の宿泊予定の、上田市菅平まで行きましょう。



■数日、夏休み中の孫の顔を見に行ってきますので、ブログお休みします。

   それでは今から行ってきま~~~す。
 











   

夏の信州花散策の旅 池の平湿原(7/16) テガタチドリなど

2013-07-27 23:16:20 | 野の花
池の平湿原を目指して走っていく車道沿いに、リンネソウの群生を見つけて
これを見ただけでも、ここに来た甲斐があったものだと
嬉しさを隠しきれませんでした。
 

11時35分池の平湿原着、車山のホテルを出発してから3時間もかかっています。
(途中で道を間違えて30分程のロスはありましたが・・・)
     



  池の平湿原は標高2000m、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。
   池の平周辺の浅間山麓一帯は、温暖な里山から、一気に標高2000m超の山頂へと
    急峻な地形になっています。
    内陸性気候ということから昼夜の気温差、年間の気温差がとても大きい
      特色ある気候条件にあります。

  そのため里山に生息する動植物から、本来ならば3000m級山岳地帯に見られる
    高山性の動植物までが、この狭い一帯に混在しているのです。
       そのような特有な環境が、池の平湿原を多様な自然がおりなす、
          ”高山植物の宝庫”としてくれたのです。
                           東御市観光協会のHPより


駐車場で準備を終わって、出た途端にテガタチドリの群生に出会いました。
     


前回は開花期ではなかったため見られなかったのですが、今回はちょうど開花期になるので、
出会うのを楽しみにしていたのです。
リンネソウに引き続き本当にうれしい出会いになりました。


駐車場から10分程は遊歩道を下ってゆきます。


ハクサンフウロ
      


お馴染みのシャジクソウ
      


マルバダケブキは咲き始めたばかり 大きな黄色い花は夏の高原にピッタリです。
      


あれあれ、ワレモコウがもうこんなに咲いている
     


ここでもエゾスズランは咲いてない。
      


これはシュロソウ  チョコレート色の花は地味ですが背丈が高いので草原ではよく目立ちます。
ホソバシュロソウのように 嫌な臭いはしませんでしたよ。
     

シュロソウの葉を写してみました。ホソバシュロソウとの違いは、この葉の幅の違いで区別するのかな?
ホソバシュロソウの葉は3cm以下だそうです。
     東赤石や石鎚など四国ではホソバシュロソウしか見られません。シュロソウの分布は北海道から本州、
ホソバ・・・は関東以西の太平洋側、四国、九州です。




いよいよ広い湿原に降りてきました。
     

湿原は今はアヤメの季節です。
入笠山はノハナショウブでしたが、ここはアヤメです。

     


垂れた花弁の網目模様が特徴です。
     


     


湿原を囲むようにつけられている木道をユルユルとお花を眺めながら歩きます。

カラマツソウが花ざかりです。
     


わずかにレンゲツツジが残ってました。
     


ここでもバイケイソウが
     


岩場の多い所では、コケモモが群生です。
照りのある葉が特徴的   
     


これは黒豆の木
小さな可愛い花です。
     

下からアップで覗いて見ましょう
     


秋の紅葉の時期には、この葉が赤く染まって見事な赤い絨毯になるそうですよ


あっ、まだハクサンチドリが咲いています。
     

ハクサンチドリが終わるとテガタチドリが咲き始めると聞いていたので、これも嬉しい出会いでした。

これは湿原の中で咲き始めたばかりのテガタチドリ
     

     


シュロソウに似ているけど、これはアオヤギソウ
     


ツマトリソウ
     


これはハクサンタイゲキ???
去年八方尾根で見た記憶がある
     



途中の木陰で、甘い砂糖をまぶした餡子なしのおはぎを食べて、湿原の木道を1周してきました。
     


これからもう少し高い所に上がって行きます。
コマクサが咲いているはずです。




 

信州夏の花散策の旅 池の平湿原へ(7/16) リンネソウなど

2013-07-26 22:35:01 | 野の花
第一日目の宿は、車山の宿泊ゾーンにある ホテルリゾリックス車山高原

宿泊ゾーンのかなり奥まった所にある静かなホテルです。屋根しか写してない(-_-;)
     

窓から見えるのは木々の緑ばかり

朝は野鳥の鳴き声が気になり、早く目覚めましたが、声はすれども姿は見えずです。

朝食までに時間もあるので、一人でホテル周辺をぶらっと散歩してみました。

ヒンヤリした空気に包まれて、歩いても汗をかくことはありません。

ホテルの周辺にはそこここにペンションがありますが、どこも大きな木々に囲まれていてとても静かです。
     


     


シモツケやイブキジャコウソウが普通に草むらの中に咲いている
     

     


これは何処かのペンションの入り口に咲いてたもの、ハマナス?
     


バイキングの朝食をすませて8時30分出発予定。
何か珍しい花はないかとホテルの庭をウロウロしていると
こんな見慣れない虫  ヘビトンボだそうです。
     


なんだか気持ち悪い名前。昆虫が専門だという物静かな青年に偶然お会いして教えて頂きました。


これは ギンボシヒョウモン(って教えて貰ったかな?)
     


予定通り、8時30分ホテル発で、池の平湿原を目指します。


途中で湯の丸高原や池の平湿原の入り口に当たる東御市の道の駅「雷電くるみの里」で
当日の昼食や行動食を調達しました。
私は大好きなおはぎとパンなどを購入。
     

雷電の銅像

     



とりあえずレンゲツツジで有名な湯の丸高原を目指して高度を上げてゆきます。

途中の車道沿いでは、シモツケやヤマホタルブクロが嫌という程咲いていましたが
横目で未練がましく眺めるだけでやり過ごしました。


これは車道沿いに咲いていたオニノヤガラ
    


ついでにシモツケも撮影しとこ
    


湯の丸高原から、さらに進んで池の平湿原(標高2000m)まで上がって行きます。

3年前に来た時に、この車道沿いで、とても可愛い花に巡り合えて感激したのですが
何処だったか記憶が曖昧で、確信がもてないまま車は高度を上げて走ります。

「止めて~~~」
見覚えのあるカーブの所で、車を止めて貰いました。

間違いなくこの場所です\(^o^)/
でもその時より2週間は遅い訪問なので、もう終わっているかもしれない
ドキドキしながら、巡り合えたのは、リンネソウです。
     


     


是非会いたかった花だったので、小躍りするほど嬉しくてゆっくりと撮影させて貰いました。

     


そして隣にはゴゼンタチバナも
     


すぐ近くにトゲブキ これも3年前にもここに在ったね ここにきて 段々と記憶がよみがえってきました。
     


キバナノヤマオダマキは何処にでも咲いている
     


ヤマオダマキも標高が上がるにつれてポツポツ見え始めました。 
     


スキー場の草むらの中にはピンクのレンゲのような、これはシャジクソウです。
     

葉が車軸のように広がっているのでこの名前が

もちろん四国にはありません。
 本州でも長野県 群馬県 宮城県だけに分布があります。


これも四国にはないグンバイヅル(ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
    


長野県北部、群馬県の一部のみに分布とありますが、
でも、ある所にはかなりまとまって咲いていました。

ネバリノギランも多い野草です。茎はネバネバです。
     


時間はもう11時を過ぎています。
池の平湿原はすぐそこです。どんな花が待っていてくれるでしょうか?
















四国カルスト ヒメユリなど(7/23)

2013-07-25 23:02:56 | 野の花
突然ですが、信州花散策の旅、1日目のアップが終了しただけなのですが
今日は、ちょっと気分を変えて四国の花情報をアップしたいと思います。


7月20日
お知り合いの写真が趣味のSさんから
「ヒメユリが見ごろやで~~もうなるべく早よう、出来たら明日にでも見に行きな~~」
いつもはもの静かなSさんが、珍しくかなり興奮気味に四国カルストのヒメユリ情報を繰り返し
(多分3回位繰り返したかな?)教えてくれました。

偶然ですが、信州からの帰りの車の中でも、
今年は一度もカルストに行ってない事が話題になりました。

どうせ行くならヒメユリが見ごろの「今でしょう」という訳で
話はその日のうちにまとまり、メンバー4人、23日朝6時丸亀発で出かける事になりました。

行きなれたカルストとはいえ、やはり香川からは遠いです。
6時発で、カルストに着いたのは9時半になっていました。

途中で見えたボタンヅル 今年初見です。
      

いつもの車道のカーブの所に、今年はちょうど見ごろの鮮やかなカワラナデシコがお出迎え
      


天狗荘の近くにはハンカイソウ  黒いアゲハチョウが戯れている
      


もう、すでにヒメユリが数本天狗荘前の斜面に咲いている\(^o^)/ ちょうどいいですね。
      


キレンゲショウマが咲く場所ものぞいてみましょう、勿論花はまだまだ先ですけどね
      


白い花はイケマ  ガガイモ科
      


ヤマホトトギス 思いっきり花弁が反り返っている
      


ウバユリがひっそりと、ここでは控えめ
      


オカトラノオの白い色が清々しいです
      



そして本命のヒメユリ、学習館前で大事に育てられているオヒメ様
      


今の時期、この花の群生は見応えあります\(^o^)/ ハンカイソウです。
      


      


放牧されている牛も食べないので、こんなに群生してます。
       


白い石灰岩を背景に、お互いに引き立て合っています
       



さあ、草原の中を歩いてみましょうか

ツリガネニンジンは咲きはじめたばかりです。
      

      


いつものようにカキランも群生です。
     

     


そしてお目当てのヒメユリ、今年は時期がよかったのか、当たり年なのか
草原の中に点々と赤い花が見えています。
      


      



爽やかなカルストの風景、風が気持ちよかった~~
     


     

     


一番の美人さん
      




愛媛のテレビ局が取材に
      

      


可愛いキャスターさんに色々質問されたので、控えめにしゃべってみました(-_-;)


         

    
     
姫鶴平の東屋で涼しすぎる風に吹かれ、いつもの風景を眺めながら昼食
     





帰りは大川嶺、松山経由

ここでも青空が広がっていて、車から降りると涼しい風が吹き抜けていました。
     

     


シモツケソウはまだ咲きはじめでちょっと残念
     


コオニユリは1本だけ
     


イブキトラノオは本場の伊吹山でもこれほどはないでしょう、という程の大群生でした。
     

     

    



帰りは久万町の美味しいスィーツのお店によって、美味しいケーキとコーヒーでお喋り♪♪



信州の花酔いもまだ醒めていないのに、飽きもせずやってきた四国カルストでした。







       

      

信州夏の花散策の旅 霧ヶ峰 ニッコウキスゲなど

2013-07-23 23:37:46 | 野の花
入笠山を後にして、午後からは車山・霧ケ峰高原へ移動です。


途中で、一度は食べておかないとと思っていた信州ソバでお昼にしました。
     
ちょうどお昼の時間帯だったので、かなり待たされましたが、
盛りソバのセットを頂きました。
      

  はっきり言って、私お蕎麦の味はよくわかりません。
    うどんなら、やれコシがどうの、茹で加減や出汁がどうのと言えるのですが
       どうもお蕎麦を口にする機会も少ないさぬき人の私には
         ソバの味はよく分かりません(-_-;)

  やはり、私は食べなれたうどんが好き、ですね。




昼食後約1時間ほどで車山駐車場に付きましたが、今の時期、霧ヶ峰といえばニッコウキスゲでしょう!
というわけで、平日とは思えないほどの人出(@_@;)
駐車場もかなり混んでいました。
週末になると、車も進まない程こみあうそうですので、それに比べるとマシですが、
あっさりここを諦めて、もう少し霧ヶ峰方面に進んだ場所でも、ニッコウキスゲの群落を見られるところがあったので
そこに登る事にしました。
       

ここ霧ヶ峰のニッコウキスゲも四国の鹿の食害と同様に、鹿にたべられてしまってその数は激減してしまったそうですが、
人工的に保護されたエリアでは、沢山の花が見ごろを向かえていました。


此処には、ニッコウキスゲ以外の物は何にもないよと言う位、丘全体がキスゲ一色です。

    

    

    


    



   


昨年8月に初めてここ車山湿原で出会ったバアソブの蕾です。今年も、あちらこちらでこのような状態の蕾を
見かけましたが、咲いているものがなくて本当に残念でした。
開花は8月に入ってからになるのでしょうか
     



ニッコウキスゲを堪能したあと、予約した車山のホテルに行くにはまだ少し時間があったので、
昨年歩いた車山湿原見て回ることにしました。
この日は、生憎午後から曇り空で、広い草原も輝きが無かったのは残念なことでした。
今は夏の花には少し早くて、草原はヒヨドリバナだけが一面に広がっていました。
      

      


草原の中には、ハクサンフウロが咲きはじめ
   


これはキオンでしょうか、草丈70cmほど  葉を撮影してない(-_-;)
      



これはヤマサギソウ? 
  

     長い距が特徴、草原のクリオネって言われているそうですが、そういえばそんな顔に見えるかな?
     
        


午前中に行った入笠山では開花が進んでいたカラマツソウも、ここでは咲きはじめたばかり
     


小さな蕾も可愛いです。
     


林道沿いでは、オオダイコンソウがまとまって咲いていました。
普通によく見かけるダイコンソウよりその名のとおり花も葉も大ぶりで、よく目だっていました。
     



そろそろ16時近くになりました。
昨夜は殆ど眠らずに運転して、そのまんま入笠山、そして車山・霧ヶ峰と2か所も散策したので
皆さんお疲れでしょう、早くホテルに行って休むことにしましょう。
ホテルはここから車で約10分程の所にあります\(^o^)/