東北震災後、私は安岡正篤先生の
若い頃の本を手に取るようになった
「東洋的志学」「童心残筆」
そして、会社の行き帰りに先生のテープを
聴くようになった
このテープはがんで亡くなられた大成会で
一緒だった道友の鈴木さんが「是非、脇田さんに!」と
土浦の自宅の書庫にあったものだそうだ
「息子が興味ないから、ゴミになるような気がしてね~」
それを思っていたら私の顔が浮かんだといわれていた・・・
今となっては「鈴木さんの遺品」となった
きのう「暁の鐘」を聴いていたらトインビーの話
国が滅ぶときの指導者像
1.指導者が次第に創造力を失って
無為無能になって国民のために
責務を尽す能力を失うこと
2.多数の民衆がその少数の支配者
指導者に対する尊敬や信頼を失うこと
3.そして民衆が指導者に対して
「軽蔑・反感」を持ち、反乱し
社会の秩序が乱れ混乱に陥る
なんと今の宰相やその取巻きの指導者を
そのまま連想できる・・・
(トインビーの大著「歴史の研究」より)
歴史は例証なる哲学
国民が「この人の言うことなら!」
そういう指導者を今ほしい!!
