気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

黒砂糖を半分使った葛菓子「むしの音」

2018-09-03 09:02:33 | 主菓子とお干菓子
一昨日は長月の朔日、防災の日になり、この一週間は防災週間
今年も今までも色々とありましたのに・・・、さらにまた
明日にも台風21号が、台風20号同様なコースで四国から近畿に
21年ぶりの非常に強い勢力で上陸になるそうです。
この台風は、韓国語でツバメのJEBI(チェービー)をさし、
ツバメ返しっていう訳にはならないものでしょうか。

この日の稽古のお菓子何にしましょうかと
京菓子読本(中央公論社‣暮らしの設計196)をめくっていますと


p79に白砂糖と黒砂糖を半々に使った葛製の菓子
夏の菓子にある『西湖の月』が目につきました。
白楽天の詩で有名な月の名所(蓮の名所でもある)の西湖に
うつる月を菓子にされたもの。
 *白楽天の七言律詩「春湖上に題す」より抜粋
 ・・・・・
 月点波心一颗珠
 湖面に浮かぶ月は一粒の真珠のように輝いている 
 ・・・・・

早速、朝から黒砂糖を半分使った葛を練り上げ
トラ豆甘納豆を入れて作りました。近づく台風になぞらえ
暴れまわるトラを退治し平穏無事になるように、夜の帳に
聞こえてくる音は・・・『むしの音』と。
  

床の花は、ムクゲ、藪茗荷と虫にやられたた「吾亦紅」
負けずに花芽を延ばし、やっと咲いてくれました。


泊まりに来ている孫三人のチビギャングも
相方が連れ出してくれましたので、お出でを待つだけに。