気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

紅梅のシジュウカラ(四十雀)から

2018-01-16 17:35:50 | 日記
今日は昨日よりも良いお天気、奈良の最高気温は16.2℃と3月
下旬の気候になり、茶道クラブの初釜から帰り着き、東には
若草山が夕日に映えており、よく見ると左奥の大和高原の雪は
消えております。本当に温かかったのですね。
でも疲れました。
 

昨日のひとコマから、朝の忙しい最中にさえずりが、
「ツー、ピー、ツー、ピー」と白いほっぺに黒いネクタイを
つけたような姿、シジュウカラ(四十雀)が2羽、椿にやって
来ました。止まると相前後して小さな鳥がすっと飛び去ります。
メジロですが、同じ目に。矢のように飛んできた鵯に追われ、
隣の紅梅の木に追いやられました。
『四十雀二羽をり梅の枝越しに』
            愚句
  
でもその家の屋根に、嘴太烏(ハシブトガラス)が縄張り全体に
にらみを利かしています。無視するかのように、
二羽で地鳴きの「チ・チジュクジュク」も交え鳴き合い、
恋の季節なのでしょうか?

シジュウカラという名前の由来は諸説あるそうで、有力な説は
・地鳴きから「シジウ」という鳴き声を表す言葉に変化し、
 「カラ」はヤマガラの「ガラ」と同じく、鳥類を表す語に。
            (語源由来辞典
その他には
・たくさん群れるから(四十は多数を表す)とか、
・シジュウカラ一羽はスズメ四十羽分の値段だった
・四十雀の「四十」を「40羽」と数で考えるから
 これには五十雀(ゴジュウカラ)の名前の由来は
 シジュウカラに似ていたため付けられており論外かも

むずかしやどれが四十雀五十雀
             小林一茶

四十雀五十雀よくシヤベル哉
              尾崎放哉

松尾芭蕉はもっと意味深な句を詠まれております。
老いの名もありとも知らで四十雀
50歳で亡くなる一年前の句だそうで、「許六宛書簡」より。