奈良の最低気温は-0.3℃と霜が降りていますが、朝日が射し
こむ初釜の朝を迎えました。稽古茶事で11時席入りになり、
庭の椿を採りに降りると、枝垂れ白梅の蕾が膨らんでいました。
寄り付きのしつらえは、
万年青、翁(九谷焼)、小槌(奈良一刀彫)、干支の戌と
色紙は、鶴が舞う「鶴図下絵和歌巻(部分)」俵屋宗達、
本阿弥光悦筆(京都国立博物館蔵)、山部赤人が詠んだ歌を
『あすからは若菜 つまむとし めし 野に
昨日も今日も 雪は ふりつつ』
お客様を迎えました。
初釜のお客様は四名、稽古茶事ですので子育てで忙しい方二名も
濃茶点前より来ていただくことになり、都合六名となりました。
お迎えする水屋等は、私を含め五名で。
さあ、お客様はこの待合いでお待ちください。
いつもは寒い8畳間も朝7時過ぎより暖房を入れ、さらに火鉢も
用意しており、大丈夫でしょう。
待合いのしつらえの色紙は、『鍬はじめ』小川芋銭
*「小川芋銭(うせん)」は日本画家で牛久で数軒隣には、
奈良県出身の住井すゑが住居しており親交を深めた。
鍬はじめ
床のしつらえは、結び柳に炭飾りの蓬莱山飾り、
紹鷗棚にも小さいですが、三輪の掛け蓬莱も。
松の生花と日陰蔓の懸蓬莱も
軸は『松無古今色』柳生・芳徳寺住職 橋本紹尚筆
引用は『禅林句集』五言対句からで
『松無古今色 竹有上下節』
松に古今の色無し 竹に上下の節あり
”松は昔も今も、常に青々していて その色を変えることがない
竹はいつも青々しているが、上下の節がある。”と
このことから、好きなようにお考えください。
・・・・・・
時間になり、待合いを出られて、腰掛待合い、
そして広間へとお入りに。
(次回へ続く)
こむ初釜の朝を迎えました。稽古茶事で11時席入りになり、
庭の椿を採りに降りると、枝垂れ白梅の蕾が膨らんでいました。
寄り付きのしつらえは、
万年青、翁(九谷焼)、小槌(奈良一刀彫)、干支の戌と
色紙は、鶴が舞う「鶴図下絵和歌巻(部分)」俵屋宗達、
本阿弥光悦筆(京都国立博物館蔵)、山部赤人が詠んだ歌を
『あすからは若菜 つまむとし めし 野に
昨日も今日も 雪は ふりつつ』
お客様を迎えました。
初釜のお客様は四名、稽古茶事ですので子育てで忙しい方二名も
濃茶点前より来ていただくことになり、都合六名となりました。
お迎えする水屋等は、私を含め五名で。
さあ、お客様はこの待合いでお待ちください。
いつもは寒い8畳間も朝7時過ぎより暖房を入れ、さらに火鉢も
用意しており、大丈夫でしょう。
待合いのしつらえの色紙は、『鍬はじめ』小川芋銭
*「小川芋銭(うせん)」は日本画家で牛久で数軒隣には、
奈良県出身の住井すゑが住居しており親交を深めた。
鍬はじめ
床のしつらえは、結び柳に炭飾りの蓬莱山飾り、
紹鷗棚にも小さいですが、三輪の掛け蓬莱も。
松の生花と日陰蔓の懸蓬莱も
軸は『松無古今色』柳生・芳徳寺住職 橋本紹尚筆
引用は『禅林句集』五言対句からで
『松無古今色 竹有上下節』
松に古今の色無し 竹に上下の節あり
”松は昔も今も、常に青々していて その色を変えることがない
竹はいつも青々しているが、上下の節がある。”と
このことから、好きなようにお考えください。
・・・・・・
時間になり、待合いを出られて、腰掛待合い、
そして広間へとお入りに。
(次回へ続く)