１６日、高知市港南革新懇主催で、「里山の自然を守ろう学習シンポジウム～道の駅、防災、地域開発を考える～」が長浜で開催されました。
津波防災等の目的で、高知市内では里山の開発が進められており、その中でも高知市が浦戸地区の山中に作ろうとする”道の駅”はこの事業の出発点となる“高知市都市計画マスタープラン”が、策定委員会にも諮らず職員の独断で改ざんされたことが議会で明らかとなりました。また当該地区のほぼ９割が特定の地元開発業者が所有していること、官民連携事業といいながら直販所やレストランなどを経営したいという事業主体がいないこと、などその手順、権益、事業主体など多くの問題があり、日本共産党市議団は事業中止を求めています。
シンポではまず下元博司市議から、市議会での「道の駅」構想についてのこの間の経緯が報告され、高知民報連載記事”桂浜「道の駅構想」の怪“を執筆した中田記者からは、改ざんした市職員、特定の業者社長に聞き取りした取材の様子などが報告されました。
参加者からは「道の駅と防災は別物」「地元になんら説明がないのはおかしい」「大型事業よりきびしい暮らし応援優先の市政を」などの意見が出されました。
