大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

秋田チャレンジ100kmマラソン(はせ3)

2016-10-31 23:15:57 | 100キロチャレンジマラソン秋田
どーも、3年の長谷川です。

もう1か月前になってしまったのですが、遅ればせながら秋田100kmの大会録を書かせていただきます。端的にまとめるつもりなのでご一読を(^o^)

ちなみに秋田のウェブサイトに載っているコース紹介の動画を見ながら書いています。笑




【出場のきっかけ】
去年は42km地点でリタイアしてしまったので、そのリベンジ。あとは「ノリと勢い」。


【大会までの練習】
4月: 186.6km
5月: 191.7km
6月: 238.4km
7月: 251.7km
8月: 200.3km
9月: 168.3km(大会まで)

前回の100kmが3月の伊豆大島だったので、そこからの練習量をまとめてみました(ちなみに伊豆大島は素晴らしい大会です)。

こうして見ると毎月だいたい200km前後は走れているのだなあという感想。思い返してみれば、距離練をたくさんやりました。汗だくで店内に駆け込んでアイスを食べたり、汗だくで襷をつないだり、汗だくの似つかわしくない格好で鎌倉の寺をめぐったりしました。汗だくでたくさんのひまわりと写真を撮ったり、汗だくでどこまで行っても稲穂の田舎道を大勢で走ったりもしました。良い思い出。ウルトラに出るときの醍醐味の一つが距離練ではないかなと思っています。

大会にも出まくっていました。10km1本、ハーフ1本、フル1本に、ウルトラ4本。気付けばウルトラばっかりになっていましたが、良い練習になったと思います。周回コースの大会や、坂だらけの大会しかなかったのでメンタルや足腰の強化につながりました。


【大会当日】
1時半起床。4時半スタートのためこの時間に活動を開始しなければならないことが、秋田に対する唯一の不満かもしれない。笑

会場に着いてからスタートまでは割と時間があるので、中間地点のトランジットや走る際の服装の準備などはここでできる。今年はそこまで寒くはなかったが、去年は起きた瞬間寒くて震えたのでウィンドブレーカー等の防寒着は一応持って行った方が良い気がする。走る時は着けたい人は手袋、アームウォーマーがあればいいかも(暑くなったら中間地点で置いていけばいい)。

ちなみに100kmレース中雨が降った時などに意外と重宝するかぶる用ゴミ袋は、受付の時にもらう封筒の中に入ってます。頭と腕を通すための穴は受付会場にいるおばちゃんとかに頼めばハサミで開けてくれます。


・スタート~10km
号砲とともに4時半スタート。同じくらいのペースで走るホノマラーがいなかったため孤独走。

スタート時に真ん中くらいにいた人は、だいたい5kmくらいで人混みがばらける気がします。そして10kmくらいで夜が明けます。笑

・10km~20km
日本昔話に出てくる金太郎のコスプレをしたおじさんがいた。ほんとにまさかり担いでた。笑

ペースも丁度いいくらいだったのでストーカーすることに決定。笑
ゼッケンを見たらクリスタルランナーの方でした。「今年は金太郎のコスプレなんですね~!」みたいに話しかけている人がいたので、あ、去年は違うコスプレしてたんだ~ふ~んみたいなことを考えてました。

動画を見ながら書いていますがここら辺のコースの記憶は全くありません。笑
特にめぼしいものはない気がします。笑

・20km~30km
金太郎をストーカーしてたら僕も他のおっさんにストーカーされてた。笑

第5エイドでトイレに寄っていたら、ホカン女子の栗原さんと淺沼さんが先に行くのが見えた。ので追いかける!


・30km~40km
金太郎とはぐれた。

淺沼さんに追いつく。初めましての挨拶をこのタイミングでした。笑
足が痛いと言っていたので先に進ませてもらう。

第7エイドで詰んでいる西さんを発見(=゚ω゚)ノ笑
サブ11できるか怪しいなみたいな会話をした気がする。
休んで会話をしているうちに五反田と淺沼さんも追いつく。大集合。笑

その後栗原さんにも追いついて初めましての挨拶をした気がする。笑

・40km~50km
西さん淺沼さん五反田栗原さんと抜きつ抜かれつしながら峠を上る。

おなじみコーラエイドで一服した後は中間地点まで一気に下った。

中間地点で補給をしたあと、西さんと淺沼さんに声をかけて出発した。

・50km~60km
ここらからは去年走っていないので正直楽しみだった。笑

50km過ぎてすぐまた大集合した気がする。笑
半分すぎてからの集団走はなかなかないので楽しかった。笑

・60km~70km
再び詰んでる西さんを発見(=゚ω゚)ノ笑
追い越すがすぐ追い抜かれた。自分も詰みかけていることが発覚。

・70km~80km
記憶が曖昧。笑
ここらへんでタイムを狙うのをあきらめ始めたと思う。笑

ほかのホノマラーに会うこともなくひたすら孤独走してた。

・80km~90km
ひたすら詰んでたけど、歩きつつ走りつつを繰り返すという感じ(これが結構重要)で、去年応援で先回りしたエイドまで進んだ。

とりあえず補給しまくった。基本的におにぎり(食べやすいように寿司のシャリの形になってる!)とバナナを食べるようにしたが、秋田のエイドは梨が美味しかったのが印象的。水分補給にもなるし食いまくる。笑

食いまくったせいでこの後の道にある弁当屋に駆け込んでトイレ借りた。笑

この先は詰みゾーンの田んぼ道だったけど、もともと詰んでたので問題なし。笑
下田さんと会う。同じく詰んでた(=゚ω゚)ノ笑

・90km~フィニッシュ
どこかの家の小さい女の子が「おにいさんがんばって」と応援してくれたことによって強く元気づく。笑
完走できたのはこの女の子のおかげです。(大げさ笑)

でもここらでいよいよゆっくり走るのもつらくなったので、あーとかうーとか言っていたらおじさんが声をかけてきたので会話した(92km地点)。

おじさん「今日朝にアップで5km走ったんですけどそれよりも長いあと8kmあるなんて信じられないですよね…」
僕「ほんとそうですよね…絶望ですよね…」

みたいな。笑
情報量としては0の会話だけど極限の状態においては気がだいぶ紛れた。笑
おじさんありがとう。笑

最後は商店街のなかを通るコース。99km地点でようやく元気が戻って今までの疲れが嘘のようにラストスパート。そしてゴール!


【まとめ】
結局12:08:18という記録でした。
伊豆大島からは42分短縮できたけど、正直もっと狙えるなあとは思いました。

秋田後に体調を崩してしまったことから、身体に相当疲労が溜まっていたのではないかと感じています。胃腸の調子も治らなくてわんこそばも十分に食べられなかったしなー。

まずは体調管理ですね。。。
あと来年は毎月ウルトラ出るとかは控えたいです。笑
ウルトラの疲労は思ったよりなかなか抜けないということが実感できました。積極的休養期間を設けるべきだった。笑

でも去年のリベンジ、という点では大満足です。
応援してくれた皆さん、ありがとうございました。この場をお借りして感謝の意を申し上げます。笑

去年リタイアした方々がいつか再チャレンジしたい!と言っていた気がするので、次秋田に行くのはその時かなあと考えています。その時は記録狙える身体にしとこ。


【おまけ ~大人の修学旅行 in えちご~】
体調を崩した僕は断腸の思いで出走しないことに決めましたが、30人以上という大所帯、まさしく「大人の修学旅行」状態のえちご遠征にはどうしても行きたかったので、応援で付いていきました。笑

「運動してもいいですよ~。」

医者からはこう言われました。僕はもちろん、100kmの大会に実はエントリーしているなんてことは口が裂けても言えませんでした。笑
100kmは果たして、広義の「運動」に分類されるのでしょうか。笑
僕にはそれを聞く勇気など微塵もありませんでした。笑

話題がそれましたが、えちご、心の底から楽しかったです。それは勇者たちの大会録を読めば伝わってくることでしょう。勇者たちの楽しんでいる姿、苦しんでいる姿、応援者という立場からそのようなランナーの色んな表情を見ることができてよかったです。

今度は僕もランナーとして、今回のような大所帯でウルトラ走ってみたいなー!素直にそう思いました。よかったらまた一緒にウルトラ出てください。幸いウルトラは日本中にたくさん大会があるので行きたいところが見つかるはずです。笑

2年後えちごもう一回行きたいなー。カニ美味しかったなー。宿のカニ食べるためだけに行くまであるなー。カニの剥き方分からない方、教えてあげますよ。




それではまた!(端的にまとまんなかった…。笑)

えちごくびきの100kmマラソン(はまちゃん)

2016-10-27 18:01:45 | えちご・くびき野100kmマラソン
最近前前前世からマラソン走ってる気がしてきてます、ホノマラ5年の濵田です。

今回は、①ラップタイム ②初100kmの感想 の2点を書きます。それ以外に関しては別の人の記事参照。
人名が多くて楽しそうな大会録みたい方は別の人の見てくださいな。

§1 ラップタイム
《0-10km》区間:0:56'46"【出発】
《10-20km》区間:0:55'00"【快調】
《20-30km》区間:0:57'34"【楽々】
《30-40km》区間:0:57'49"【長谷】
《40-50km》区間:0:58'38"【半分】
《50-60km》区間:1:06'31"【峠峠】
《60-70km》区間:1:25'00"【終戦】
《70-80km》区間:1:51'27"【絶望】
《80-90km》区間:2:08'34"【意味】
《90-100km》区間:2:07'16"【暗黒】

※-10kmと峠区間以外の1kmごとのラップは、こちら
参照

《0-10km》区間:0:56'46"【出発】
0.00 km 0:00'33"88
1.00 km 0:06'11"96
2.00 km 0:05'23"00
3.00 km 0:05'36"96
4.00 km 0:05'26"98
5.00 km 0:05'39"01
6.00 km 0:05'46"99
7.00 km 0:05'29"98
8.00 km 0:05'33"97
9.00 km 0:05'23"95
10.00 km0:05'39"96
5:45/kmで走る予定を最初立ててたが、あまり辛さは変わらなかったので5km以降は5:20-5:40くらいで走る作戦に変更。(5km以降その時間より遅れている箇所は基本エイド)
後ろからスタートしたはせさんが結構なスピードで走ってて、ちょっと呼び止めて並走。割とすぐにかなりのスピードで置いて行かれた。5:10/kmくらいででそうだった。あとは前からスタートした河田さんと会って1km弱並走。楽しかったけど、もう少しスピード上げても疲れは変わらなそうだったので先に行った。
あとは自分の研究室の准教授が関わっているジョグパト
のビブスつけている人と会話したりして楽しかった。

《10-20km》区間:0:55'00"【快調】
特に変わりない様子。快調。

《20-30km》区間:0:57'34"【楽々】
エイドを除いてペースはほぼ一定。30kmがこんなに楽に走れるなら100kmもそんなに遠くないな、とこの時は思っていた(フラグ)

《30-40km》区間:0:57'49"【長谷】
34kmで長谷くんに会った。気分良く走れてたこともあり、応援がすごく嬉しかった。はせさんが2,3分前に行ったとのことで、これからの登りで頑張って詰めていくと宣言して別れた。いい目標ができた。
後でオールスポーツで確認すると、32km地点で前の青くんとの差が10分、はせさんとの差が3分程度だったよう。

《40-50km》区間:0:58'38"【半分】
41.00 km 0:06'55"01 
42.00 km 0:06'19"98
43.00 km 0:06'05"98
44.00 km 0:05'22"99
45.00 km 0:05'03"00
46.00 km 0:06'09"99
47.00 km 0:06'39"98
48.00 km 0:05'13"97
49.00 km 0:05'07"98
50.00 km 0:05'38"99
※フル通過(手元41.88km)3:59'46"
50km通過(手元49.66km) 4:43'54"
登りはキロ6分代、下りは5:00-5:10/kmくらい。
フル通過サブ4できたのは気分が良かった。
ただ、峠2つこえた区間で割と快調に走ってたのに、未だはせさん見えず。はせさんもいいペースで走ってるだろうから自分も頑張んなきゃなーと漠然と思いつつ走った。

《50-60km》区間:1:06'31"【峠峠】
51.00 km 0:07'23"01
52.00 km 0:06'14"00
53.00 km 0:06'33"97
54.00 km 0:07'02"03
55.00 km 0:05'39"96
56.00 km 0:05'04"99
57.00 km 0:05'20"97
57.72 km 0:04'12"45
57.75 km 0:01'45"86
58.00 km 0:01'47"61
59.00 km 0:08'48"98
60.00 km 0:06'36"00

峠の3、4つ目。3つ目までは良かったが、4つ目で若干足にきている感じはあり、4つ目の峠は歩きも入れつつの走りになってしまった。エイド滞在時間の関係や登りが多かった区間のため時間はかかっているが、走れていなくはなかった。
尚60km地点ではオールスポーツ写真では、前の青くんとの差は9分でほぼ変わらず、はせさんはいつの間にか15分ほど後ろにいるようであった。

《60-70km》区間:1:25'00"【終戦】
61.00 km 0:05'12"96
62.00 km 0:05'27"02
63.00 km 0:06'06"03
64.00 km 0:06'45"92
65.00 km 0:06'42"99
66.00 km 0:07'24"03
67.00 km 0:09'38"01
68.00 km 0:10'15"93
69.00 km 0:18'15"02
70.00 km 0:09'11"97

ちゃんと走れたのは4つ目の峠を越えて少し下った61kmくらいまで。
それ以降は下り坂なのに足の甲が痛くて、だんだんと足首まで痛くなって、片足だったのが両足痛くなり、終わった。70km着く頃には全然走れなくなっていたが、あと30kmなら歩けるかなと思い早歩きを続けた。また、歩いているうちに回復することも期待した。69kmキロのレストエイド直前で雨が強くなったので、雨宿りも兼ねてマッサージしてもらった。太ももとか、走ってて一般的に疲れてきている部分は楽になったが、足の甲の部分の痛みはほぼ変わんなかった。

《70-80km》区間:1:51'27"【絶望】
回復しない。絶望した。78kmのトランジットまで誰もぬかしてくれなくて寂しかった。トランジットでマッサージなどしてもらい、だらだらしてたら、小野田と久住が追いついてきてくれた。小野田は快調そうだった。

《80-90km》区間:2:08'34"【意味】
なぜ自分が今歩いているのか意味が見出せなくなってきた。久住と一緒に歩いたりしたが、いつの間にか久住は回復して走っていってしまった。さすがである。漆原や河田さん、いのうぇいに抜かれたのもこの区間な気がする。全員結構走れている様子で頼もしかった。この区間最初はまだ早歩きはできた。がだんだんと辛くなりキロ12〜13くらいに。

《90-100km》区間:2:07'16"【暗黒】
※手元では99.54km。
早歩きもできず、とぼとぼ歩きしかできなくなっていた。キロ13〜14に。暗くなってきた。誰かに会うかと思ったが会わず。ポムやあーりー、みなみちゃんに抜かれているはずだけど、多分トイレとかで抜かれたのか。青くん以降の完走したホノマラー男性全員とはすれ違ってるのに、女性とは誰もすれ違わなかったのが自分らしいw
早歩きも無理になり、10kmが長かった。

…暗い。

…やめたい。

…秋田。

…じゃなくて飽きた。




こんな感じだったが、最後青くんがゴール前で並走してくれたのは本当にありがたかった。並走というか並歩だけど。ヘイホー。自分も疲れているだろうに。他の人もゴールで待っててくれたり、車から応援してくれて嬉しかった。最後の花道だけ走ろうと思ったが無理だった。ホノマラーが応援しているところだけでも走ろうとしたが、2歩しか走れなかったww
ポーズだけはそれっぽいの作ってなんとか制限時間ギリギリでゴール。



§2 初100kmの完走
100kmロードを走ることについて、トレイルとの比較も適宜しつつ、書き記します。

①エイドの多さ
もちろん大会によるけど、圧倒的にエイドが多いのがロード。えちごなんて、100kmで約35箇所のエイドが。こんなになくてもいいのに!ってくらいエイドが充実してる。トレイルだったら15kmに1回などが多いので、それと比較して本当にたくさん。
えちごは、「基本的に何も持たなくても走れるような大会運営」がされているのが印象的。途中マッサージしてくれるとこもあったりして、本当に至れりつくせり。

これに関しては、どこまで甘やかしてほしいか、による。
例えばハセツネみたいに70km以上の行程で1回の水しか補給できないのは、自分は現状はちょっと遠慮したい。ただ、トレイルの大会でザック背負って走るのは、そんなには苦ではない。今時のザックって本当に快適に走れるので。しばらくロードでてなくて久々にえちご出たら、「えっ、こんな甘やかしてくれるの?」って思った。
この辺りは、もうその人が何を基準に大会を選ぶかによる気がする。
ただ、数が多くなくてもいいけど、その場その場のエイドで地元の小学生だったり高齢者だったりが心を込めてもてなしてくれるのは素直に嬉しい。
その意味では自分が最近出たウルトラの、えちご、スパトレイル、STY、熊野古道はどれも当たり大会。野沢温泉が若干劣るけどそれでも自分としては十分ありがたい、といったところである。

②足へのダメージ
個人差や環境条件にもよるけど、トレイルの方が脚のつりに関してはきやすいかと。主に急な登りで太ももを酷使してしまうのと、下りでヒャッハーして飛ばすのが原因だと思う。一方、えちごは急な坂はあまりなく、峠はあるもののそこまで一つの峠が長くない。その意味で脚はつりにくいかな。

問題なのは今回走れない原因となった、足の甲から両足首にかけての腫れ。自分自身あまりそこが痛くなったことがないため原因はよく分からない。
シューズが古くてソールがすり減ってたからなのか、走り方に問題があるのかどうなのか?
ただ、トレイルで72km走ってそのような症状が出たことは全くなかったので、シューズの問題か、もしくはアスファルトを長い距離走ることに慣れていなかったこと辺りが原因だと考えられる。また、靴紐を強く結びすぎた可能性も否定できない。
原因究明と対策に努めたい。

③完走ってすべき?
結論から言うと、「どっちでもいい」と自分は思います。
これは完全に自分のマラソン・トレイルランに関するスタンスなのだけれど、「マラソンは趣味で楽しくやっている」に過ぎない。完走やタイムは二の次。走っている今この時間を楽しむことが一番大事。

ただ、今回は後半の歩きは100パーセントは楽しめなかった。前半は沿道の応援者ほとんどに手を振ったり挨拶したりして楽しめてたけど、後半は余裕がなさすぎて声援に十分応えられなかった。応える余裕がない状況が辛すぎて、自己嫌悪からさらに楽しむ余裕がなくなるという悪循環。
足が痛すぎて全然走れる感じはしないけど、歩けなくはない。歩いても制限時間には間に合いそうなのでとりあえず歩く。歩く。とぼとぼ歩く。
完走を無理に意識しなければ、どうにかしてもうちょっと楽しく歩けたかな、とも思うけど、それもどうだか。
完走を意識しないなら、そもそもやめてる可能性高く、その時点で「楽しく進む」のは無理だし、そもそも完走を意識しないように意識しても、負けず嫌いもあって完走目指しちゃいそうだし、、、

「楽しめないくらいなら完走するな」、と言ってみる。

楽しめなくなっても、気力を最後の1滴まで絞って完走すべきだと思いますか?

自己嫌悪で楽しめなかったのはハセツネ30Kが一番酷く、次がえちごかな、と。結局どっちも完走してて、未だDNF未経験なのでリタイアに関する経験が足りていないのは承知で、記してみました。

「100km走ったこと自体にある程度満足してしまい、もうその後は100kmにでない人」と「1回目に完走できずに悔しく、その後も練習を続けて100kmにはまっていく人」のどっちが幸せかはわからない。1回目で完走できずに懲りてやめる、という選択肢も十分にあり得るしね。

約35kmをとぼとぼと歩き、完走とは言い難いながらもゴールした自分は、達成感と同時に何かを失った気もする、そんなレースでした。
ロングレースはとにかく思い出が美化されがちなので、あえて暗く書いてみました。


最後に。
100kmまた出たいと思う?








































最高。また出たいわ。

えちごくびき野100kmマラソン(おのだ)

2016-10-19 15:48:17 | えちごくびき野100...
こんにちは。2年の小野田です。
えちごの大盛況を経て、ホノマラにもウルトラの流れが強くなるのではと思い(笑)、これから挑戦する人たちの参考になるようなことが、感想も含めて書けたらと思います。初めての大会録で読みにくい点などあるかも知れませんm(_ _)m

【出場のきっかけ】
4月上旬、いつも通りのアフターズ。
ホノマラのアイドル、久住さんが先輩たちの熱心な勧誘に折れて、えちご100kmのエントリー&入金をしたのを目撃した自分の中で、「出るなら今回だ」という気持ちが沸き起こった。
何日か迷っていたけど、ある日の昼休み、久住さんにえちごに出ようか相談していたはずが気づいたらエントリー&入金してしまっていた(笑)。
ウルトラに出ようか迷っている方、一歩踏み出すのに必要なのは「ノリ」だと僕は思います!

【練習】
4,5,6月は走らなきゃと思ってるうちに過ぎてしまった。通常練で走るほか、学校も楽だったからちょくちょく自主練してた気もする。
7月。箱根、鎌倉練、小谷さん練と、最も距離を積めた時だった。今回のえちごは、初ウルトラの人が多いということで先輩が色々企画してくれた。
メンバーもえちごに出る人が多く参加していたから、みんなで完走したいなーって思いながら練習できて団結感も高まった感じがした。
8月。帰省中はあまり走れなかった気もするけど、野田くんと30kmくらい走ったりした。北海道マラソンが終わってからは遂にえちごに向けて気持ちも高まった。
9月。合宿で50km走った以外は、雨や旅行で思うように走れなかった。もうえちごまで少しで不安だった。
大会直前期。学校が忙しくなり、通常練に参加するのがやっとだった。大会5日前に20kmをキロ6くらいで走って感覚を掴もうとしてみた。その翌日に筋肉痛がきてさらに不安が増してきた。。。

振り返ってみると8,9月は思ったより距離は走れてなかったけど、全く走らない期間も短かったから調子自体は良かったと思う。

【大会準備】
雨予報がほぼ確実になり、気温もあまり上がらないようで、一応アンダーとロンスパを持ってくことにした。
先輩方の大会録を読み漁り、アミノバイタルを買っておいた。
五反田のアドバイスにも従って、なんかの漢方と鎮痛剤も用意した。

【レースプラン】
目指すのはとにかく完走!
タイムは気にせず着実に走る作戦だった。
後は充実したエイドを楽しもうと思っていた。峠の登りは歩いてもいいかなと考えていた。

【当日】
起きたのは朝3時。それはもう眠かった。
朝ご飯がなかなか喉を通らず辛かった。
遂に始まるんだなー、辛いんだろうなーと気持ちも少し落ち込んでた。
バスで会場に着くと早くも雨がぱらついてて、気温も低かった。
先輩方のワクワクしてる感じを見てたらだんだん気持ちも上がってきて、楽しく走れればいいや。とふっ切りにも似た感じになった。

《スタート ~ 20km》
まだ日も昇らない朝5:30にスタート。
人も多いし水たまりも多いし、避けて走るのには神経を使った。
ホノマラ10人くらいで固まって走っていたことが多いけど、みんな思ったよりもペースが早くて最初のエイドまでがとても長く感じられた。
だんだんと集団もバラバラになってきて、僕も久住さんと秋山と走ってたけど、久住さんがペースを上げたそうにしてたから先に行ってもらった。またしても久住さんの「一緒に行こう詐欺」にあった。延々と広がる田んぼの中を、霧がかった遠くの山々を眺めながら走るのは本当に気持ちが良くて、途中で会った江沢さんに「気持ちいいですね。」と言ったら「どこが?」と否定されてしまった…。そんなこんなで最初のレストエイドに着いた。ここでエイドで楽しみにしていたものの1つ、「笹団子」を見つけた。初めて見たので食べ方が分からず、スタッフの方が親切に笹を剥いた状態で渡してくれたのに、さらに草餅の部分も剥がそうとしてしまって笑われた。めちゃめちゃ美味しくてこれからエイドの度に食べようと誓った。と、ここでまさかの久住さんと合流、ペースを上げたのを反省?していたようで「一緒に行こう」をまた持ちかけてきた。しょうがないから乗ってあげた。

《20km ~ 40 km》
とても快調だった。足は疲れてきたけど、この距離を走れば疲れるはずだし気にしないことにした。久住さんとしゃべりながら気持ち良く走っていた。途中で前方に見慣れたシューズを発見して嬉しくなって少しずつ距離を詰めた。横田さんは快調そうに走っていて、ウルマラーの貫禄を感じた。3人で少し並走してると思いがけないところに長谷川さんがいた。バスで先回りされてるようで、応援がありがたかった。少しずつアップタウンが出てきて、山場が近づいてるのを感じた。
坂を登って40kmのエイドに着くと、おぼろ汁があった。休憩所で座ってのんびり楽しんだ。少しして横田さんもいらっしゃったが、あっという間に出発してしまった。

《40km ~ 50.5km》
エイドを出てすぐ分かった。最初の峠だ。明らかに今までより勾配のある坂が続いていた。走って登りきるのがきつそうだと思っていると、久住さんが「1分走って1分歩く作戦」を伝授してくれた。これがなかなか良い作戦で、連続して走るのは1分が限界だった。また、歩き過ぎて体が冷えるのも防げた。それを何度か繰り返して、何とか登りきると今度は打って変わって延々と続く下り道。「♪この長い長い下り坂をー」久住さんと歌いながら気持ち良く下った。見逃しそうな位置に甘酒エイドがあった。さすが米どころ、とてもおいしかった。さらに下った。いつの間にか2つ目の峠も越え、50kmを通過した。あと半分。気持ち的には完走できそうだと思った。というより、1回心が折れると持ち直すのは大変だから完走できると強く信じることにした。
そこからすぐ、ボランティアの中学生がランナーのゼッケン番号を伝言している所を通り過ぎると50.5kmのトランジットエイドに着いた。長谷川さんに再会できて嬉しかった。トランジット袋のポムポムプリンも「つらいの気のせい」と言ってくれたし、「全然余裕」とも書いてあった。励まされた。
しかしここで久住さんが足の痛みを訴え、救護に行ってしまったので泣く泣く1人で出発した。彼ならそのうち追いついてくれると思った。

《50.5km ~ 78.4km》
案の定久住さんが追いついてくれた。僕はペースを落としたわけではないが、エイドに人一倍長く入り浸っていたので割とすぐに再会できた。久住さんはやはり足が痛いようで、鎮痛剤をあげた。こういう時彼は結構協力を拒んでくるけど、その性格を知ってるので強く勧めた結果受け取ってくれた。それでも下り坂は辛いようで、下りは僕が先に行き、次の登りで再会しというのを繰り返した。自分が登りを苦手とすることがよく分かった。
最後の峠、1人で登ることになったけどそこで心が折れた。1人で登る峠はこんなに辛いんだと思った。距離は短いと分かってたからもう歩くことにした。歩くと眠気がどっときてフラフラと何度もドブに落ちそうになりながら登った。そういえば、マラソンのエイドではコーラが置いてあることが多いけど、今回の大会でその必要性を強く感じた。とにかくカフェインが欲しくて今思えばエイドの度にコーラを飲んでいた気がする。そんなこんなで何とかラストの峠を乗り越えた。
この辺、記憶が曖昧でどの区間だったか覚えてないけど周りにランナーがあまりいなくて、応援もスタッフもいない山あいの区間を走っていた時ざーざーの雨に降られた。コンタクトがふやけてきて辛かった。
次のきのこ汁のエイドに久住さんと一緒に辿り着いたのは覚えてる。数分後漆原さんも来た。きのこが苦手できのこ汁は食べられなかった。そのエイドを出ようとした時、寒さに震えているとスタッフの方が温かいタオルとかぶるゴミ袋をくれた。本当にありがたかった。ゴミ袋ってこんなに暖かいんだと感動した。自分の準備不足を悔やんだ。これを書いてるつい前日にもTシャツ、短パンで学校へ行き、季節感のズレからめっちや浮いてしまうほどの暑がりの自分でも新潟は寒かった。ここからも久住さんとは半並走という感じだった。走って久住さんを抜き、エイドで抜かれ…次の大きなエイドでゆっくりしようと言いながら走りを進めた。
2つ目のトランジット前の坂が地味に辛かったけど再び長谷川さんに会えて嬉しかった。久住さんもすぐに来てうどんとそばを食べてた。ここのボランティアの中学生が異常なほどに勧めて来たゼリーは普通だった。濱田さん、漆原さんにも会った。ここまで来ると完走が見えて来た。正直楽しかった。走る前は苦笑いして見てたトランジット袋の「あと21.6kmしか楽しめない」の文句も、その時は深く共感した。さすが長谷川さんって思った。「おのぴっぴ ぴ〜」の文字には走る前同様に笑った。さすがはっしーさん(笑)。
次は海賊汁を目指して走ることにした。久住さんは再び救護に行くとのことで、たぶんゴールまでもう会うことはないと直感で感じた。それでも久住さんなら完走してくれると思った。それより無理をしてケガをしないかが心配だった。

《78.4km ~ 92km》
足が自分でも驚くくらいに生きていた。天気も安定してきて気持ち良く走れた。漆原さんとエイドで何度か会った。漆原さんも元気そうだった。90kmあたり、急に日本海側へ開けるところがあった。風が強く、とても荒れている日本海はそれでも綺麗だった。海沿いの道はやっぱり好きだ。海賊汁エイドが近いこともあり、最小限のレストで走り続けた。
92km、楽しみにしていた海賊汁エイド。海賊汁は思っていた味とは違ったけど美味しかった。元気も回復し、ゴールまで頑張れそうだと確信した。

《92km ~ ゴール》
あと代々木7周。そう考えると、ここまでよく走って来たなと改めて感じた。この辺は人も多く住んでいて、暖かい声援をたくさん頂けた。うるっときた。92kmエイドを出たのがちょうど16:30頃で、このままいければ12時間切れると分かった。ここにきて初めてタイムを意識した。いけるところまでいってみようと決め、キロ6くらいで走った。エイドの滞在時間も頑張って減らした。とにかくゴールを目指して気持ちが高ぶっていた。いつの間にか天気も回復し、広大な上越の風景と夕焼けがとてもきれいだった。
ゴールまでは意外とすぐだった。
最後の角を曲がってゴールゲートが目に入ると、ついにここまで来たんだなとワクワクした。上杉さんたちの声援もあり、ラストスパートをかけた。ゴールテープを走り抜けようとした時、10mほど先にお父さんランナーが少年に両手を繋がれて「感動のゴール」をしようとしていたのが目に入って急ブレーキ。気持ち良くゴールするためだけに100kmリベンジはありなのかなぁ…笑


【ゴール後】
足が死んだ。歩くのが辛かった。でもそれは自分だけじゃなくて、みんな宿の階段に苦戦していた。それでもきりちゃんなんかは難なく登っていてウルマラのすごさをひしひしと感じた。食事、コンパも大人数で楽しかった。

とても拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。読み返してみると、最初に目標にしていた「これからのチャレンジャーの参考になること」がほぼ書けてない気がします笑 記憶が曖昧だしラップ取るのも苦手でデータ見ても良くわかんないし…
また大会録なのか久住録なのかはっきりしないような気もします。が、とにかく初ウルトラ、最高の思い出でした^ ^
パンフレットや写真を見るたびにえちごロスを感じるくらいに楽しめました。旅のメンバーの皆さん、本当にありがとうございました!
おわり。

えちごくびき野100キロマラソン(PPP)

2016-10-19 01:12:28 | えちごくびき野100...
4年生のPPPです。
大会の参考にはならないと思うのですが、楽しかったので書きます(^ω^)
_____________________
【えちごくびき野100kマラソン 】
10月9日(日) スタートAM5:30
新潟県上越市から山へ入り峠を5つ越え町をぐるっとするコース
制限時間13時間半、獲得標高1,573m
_____________________

エントリーのきっかけは、いつも通りその辺のウルマラーに誘われて。
2年に一度、完走メダル、新潟というワードに惹かれました(´▽`)

今回はメーリスを流し、かなりしつこく宣伝と勧誘を行い、人が人を呼び、たくさんのホノマラーの参加となり賑やかな遠征でした。
初ウルトラの人も多く、騙されてノリでエントリーしてしまった人もいるかと思います。。。来てくれてありがとう(´;ω;`)
T丸さんis河さんとのアフターで盛り上がった「ウルトラマラソンを走る会」のしおりを作ってみることに。みんなの初ウルトラの思い出が形に残るようにしたくて頑張りました。作っていくうちにどんどん楽しくなってしまい気づいたら練習もせずに出発前夜までほぼ3徹してました(おかげで足の疲労が抜けた)
ウルトラの前にてるてる坊主を作るのが恒例になってきましたね。毎日一個ずつ作ってくれる青くんめっちゃかわいいです(^ω^)



【練習】
エントリーをしてから5ヶ月くらいは毎月200キロ走るようにしていて、距離練は遊びという青くんの言葉の意味がわかった。ジョグノートでみんなの練習量に刺激され、時間の空いた日は雨の日も日差しの強い日も走った。楽しかった。多分友達減った。
恥ずかしい話ですが初めて練習を積みました。まともにマラソンの練習を始めたのは4年の山手線企画から。それまでで一番多く走ったのが、伊豆大島(3月)の大会前直前の月間50キロの練習程度だったので、自分の中ではかなりの練習量。距離練をするたびに受けるダメージが少なくなっているのがわかった。

【出発】
朝は早い。電車でランニングウォッチを家に置いてきたことに気づいた。
今回もホノマラーに加え、2年生にしてウルマラ中毒のKIRIちゃん、ずいぶんと派手なリレマラの先輩(伊豆大島大会録参照)も参加。←あんこさんに誘われたんだって笑。バスに乗車する時にしおりを全員に配った。バスの隣はMつんさん。ずっとお菓子を食べながらおしゃべりに付き合ってもらった。せっかくのホノマラーとの時間を睡眠で削りたくないのでバスの中ではずっと起きてた。
途中のパーキングではスーパーウルマラーのODNさんと同じものを注文した。サバの味噌煮。完走できそうな気がした⤴︎観光で滝を見に行ってから、買い出しのためスタート近くのイオンへ。朝ごはんのついでに時計を買った。バナナとアミノバイタルはいつも家から持ってきている。

【前夜】
ゼッケン引換後、トランジット袋にみんなで寄せ書きを書き合って遊んだ。楽しくて明日100キロ走る実感が全くなかった。やっぱり人が多いと楽しい。
宿の夕食は大きなカニが出てきて豪華だったけど刺身以外嫌いな食べ物だった。悲しみ。向かいの席に座っていた目玉焼きおじさんが米をめっちゃ食べてた。はっしーとお風呂で遊んだ。ODNさんと西野カナを聞いた。あべみきが寝言の心配をしている。みなみちゃんとリカさんが準備にあたふたしてるのを見て、嬉しくてニヤニヤしてしまった。とにかく人が多くて楽しい前夜だった。手洗い場にも人が溢れる。10時半頃布団に入ったけどなかなか寝付けなかった。

【スタート前】
3時起床。ついに当日!半年楽しみにしていた大会だけあってテンション高め。会場についてもワクワク。写真をいっぱい撮った。
朝ごはんは、おにぎり二個とバナナ、栄養ドリンクとクリーム玄米ブラン。(みかんゼリーは食べきれなかった)
服装は、サンバイザー、浦佐T、短めタイツの上にランパン、ぴよすけ(ペット)のイラストが入った靴下、もう限界がきているシューズ、ポーチ(ケータイ、絆創膏、バファリン、塩分チャージ)、超でかいゴミ袋を被るというスタイル。
今回はポムポムプリンを持って走る距離で世界一の記録を出すため、ポーチにポムポムプリンのぬいぐるみを紐で結びつけた。もちろんビニール袋で防水加工。13時間ずっと一緒。絶対寂しくない。可愛い(^_^)/ 
人ごみの中60キロ組のみんなに見守られてスタートを待つ。スタートした時superflyのBeautifulが流れていたのでこの曲を聞く度にえちごを思い出しそう。今それを聞いて書いてる。笑

【レースプラン】
最初の平地30Kまで頑張ってタイムを稼ぎ、その後の登りで歩き貯金を崩す。下りは走る。ラスト30Kは気合。ラップは取らない。目標は完走メダル。あわよくばサブ13。

【スタート〜10K】
小雨。周りにホノマラーがたくさんいて楽しかった。しばらくホノマラー10数名でおしゃべりをしながら並走。道で横一列になることもあり、まるで通常練。
水溜りに足が入るだけで面白かった。あんことアーリーが少し前を走っていたので付いていった。

【10K〜20K】
10キロ通過1時間5分。余裕があったので少しペースを上げランナーを抜きまくった。ら、ホノマラーが周りに居なくなってしまった。
少し明るくなってきて、前の方に去年の秋田Tを着ているランナーが見えたので追い抜き際に声を掛けようとしたらアキャマツだった。彼はずっとホノマラーと会ってないらしく寂しそうにしていた。みんな後ろにいることを教え、置いていった。

【20K〜30K】
20キロ通過1時間55分。まだ7時半。ちょっと早くなっちゃったけど貯金のためにそのまま走った。ランナーを抜いていく。タヌキが路上で寝ていた。キュンキュン鳴いていたので私の胸もキュンキュンした♡おはよ♡(^_^)/
26キロのエイドで蕎麦とお土産で貰うような笹団子を食べた。ゴミを捨てようとしたらゴミ箱の横に蕎麦を食べる久住さんがいた。おのPにも会った。

【30K〜40K】
田んぼ道を走っていると前方に袖の穴を開けていないゴミ袋を着ているとても不思議な人がいた。横をスルーしたらその人に声をかけられてしまった。kw田さんだった(^ω^)(^ω^)
平坦はまだ続くよと聞かされて絶望した。平坦は30キロまででそろそろ終わりかと思っていた。3時間もキロ6で走ったことがない。早く峠を理由に歩きたい、疲れた。と、先輩に愚痴りながら並走した。振り向くとk住さんとおのPがすぐ後ろを走っていた。二人で仲良く走る姿を見て元気になったのでとりあえず40キロあたりにある一つ目の峠まではこのまま頑張ることにして、2人とはエイドで離れ追いつきを繰り返していた。k住とおのPと3人で走っていると36キロエイドの手前から応援のはせくんが現れた。50キロにいると思っていたからビックリした。それしか覚えていない。
ここからようやくじわじわ登りが始まってきた。2人には置いて行かれた。kw田さんも消えた。

【40K〜50K】
40キロ地点エイドでk住とおのPに追いつく。おぼろ汁(具なし)を飲んでさっさと出発した。(止まると足が痛くなるからゆっくりできない)
明らかに山を登る急な坂が出てきた。とりあえず走ってみたけど続かず、ついに歩いた。振り向くとk住さんとPの2人が走って登ってきていた。また振り向くと今度は歩いていた。私に気付くとニコニコしてくれた。めっちゃ可愛かった。二人は時計を見て何やらやり取りをしながら走ったり歩いたりを繰り返して並走していた。雨の中おのPが寒い寒と言っていたのをすごく覚えてる。その後数キロは二人を追いかけるようにして峠を越えたけど、いつの間にか視界から消えた。
道中にカカシがいっぱいいた。柳葉ひまわりという黄色い花がたくさん咲いていいたけど雨で全部倒れていた。
2つ目の峠に入るところで両足のふくらはぎから足の裏にかけて痺れてきた。ジワジワするけど対処法がわからなかったので走って治そうと思いそのまま数キロ進んだ。そこにkw田さんが後ろから現れ、ここでも愚痴をこぼした気がする。先輩には愚痴しかこぼしていない。痺れの話をしたら塩分を取ってみればとアドバイスをいただいたので持っていた塩分チャージを2つ食べ、その後エイドでは塩をばくばく食べた。先輩は先に行ってしまった。
ゴール後に発覚したことだけど、42キロの通過でフルのベストが出ていた。44キロの甘酒はすっかり忘れていた。
48キロあたりの下り坂で漆に声をかけられ、いいペースに持ち直せた。50キロの関門を一緒に目指し、一緒に踏んだ。何を話したか覚えてないが彼は元気そうだった。

【50K~60K】
みんなお待ちかねのはせくんエイド。道中で会ってきた数名のホノマラーが集まった。すぐにいのウェイも来た。一回目のトランジットは黄色い袋。用意しておいたアミノバイタルを飲み、ズボぬれの靴下を履き替えた。(すぐ濡れたけど)
k住さんが怪我をしたらしく、ピーが「それじゃあk住を宜しくお願いします。」とはせくんに告げて一足先に去っていった。優しい子だ。
数分休んだだけで足がガチガチになってしまった。先に出発したホノマラーとはこれ以降会わなかった。速ええ(^ω^)
3つ目の峠。いのウェイが後ろからやってきた。上り坂がとってもエグがった。目の前に上り坂がずっとずっと続く。くねくね坂道がずっと先まで見える。本当に凄かった。。。(^ω^)。いのウェイを追いかけながら歩いたり走ったりした。辛かったので神奈川から来たのおじいさんとおしゃべりをして、サークルとポムポムプリンの説明をしといた。食欲はないけどお腹が空いてきた。
ちょうど12時。58キロのエイドでいのウェイに追いつき、川をバックに記念写真を撮った。ツーショットだウェイ(^ω^)
「峠は後一個だよ。70キロ過ぎたとこに緩いのがあるけどほぼ平坦だよ」といのウェイに言ってしまった。ダウト。実際はきつい峠が後2つあった。ミスだよごめんね笑
20分後60キロの山頂のエイドでもウェイに会った。ウェイの60キロ突破記念写真を撮った。いいスマイル。そして下りが始まる。淡々と下っていくウェイに着いていけなくなり、ついに視界から消え、雨もひどくなってきて寂しさが増した。笑

【60K~70K】
豪雨。ゴミ袋を捨ててなくて本当に良かった。ゴミ袋を再び着た。ずーっと雨。前後のランナーが遠く、孤独走に近い状態だった。寒い。
4つ目の峠が終わり、やっと平地に戻ってきたが、歩いてしまった。なんでこの人達は100キロも走ってるんだろうと考えてたら電車(ほくほく線)が通った。
おじさんと並走。君かなり練習してきたでしょ。次のエイドまで一緒に頑張りましょう!と言われたのがすごく嬉しかった。おじさんは新潟のウルトラランナーで、えちご3年目の浦佐の常連さん。私が浦佐のTシャツを着ていたので話が盛り上がった。新潟のランナーにとって浦佐はえちごの練習に最高らしい。千葉県民の私が両大会とも出場したことにかなり驚かれた。
5つ目の峠の入り口。70キロのエイドで和太鼓の演奏があった。大雨なのにたくさんの人に応援してもらった。お兄さんのファイトォオ!!!という力強くいい声の応援で送り出され、嬉しさのあまりついつい目から鼻水が出てしまった。お兄さんはゴリゴリのイケメンだった。あと30キロ。もうすぐ終わる・・・!(´;ω;`)

【70K〜80K】
雨は降ってた気がする、5個目の峠もかなりきつかった。
78キロ付近でエイドっぽいややこしい建物がいくつかあって萎えた。ようやく人の声が聞こえるようになり、上り坂を一踏ん張りしてエイドに到着。はせくんとハイタッチ。そして50キロのエイドで置いてきたはずの久住さんが既に到着していた笑。なぜ?どこで抜かれたのだろう笑。しかしすぐに出発してしまった。ウェイも数分前に出発したらしい。緑のトランジットに入れておいたアミノバイタルを飲みながらメッセージを読み、靴下を履き替えた。ふやけた足の裏がスレて切れそうとはせくんに弱音を吐いたら、横にいたおっちゃんに「足の裏が切れても死なねーよ」と言われ我に返った。そうかその気持ちがないと完走できない。あと22キロ。足が痛い。これからだ〜!(´;ω;`)
出発際にみなみちゃんがエイドに到着。またねと言って先に進んだ。

【80K〜85K】
さっきトイレに行っておけばよかった。どこも混んでるし並んでも入れない。結局7キロも我慢した。
85キロの大きめのエイド。謎のゆるキャラが2匹いたので握手した。人参羊羹とおかゆがとても美味しかった。少しストレッチをして出発。振り向いたら人参羊羹を食べるみなみちゃんが見えたのですぐに引き返し、ゴールまで一緒に行こうと声をかけた。
ラスト15キロ。なんとかなりそうな気がしてきた。ゴミ袋はこの辺で捨てた。

【85K〜100K】
並走のおかげで不思議なくらい走れた。すでに90キロ近く走っている足でランナーをポンポン抜かしているは初めての経験だった笑
日本海が見えた。海風が強い。コース上に設置してある工事用のライトがつき始めた。残りが9キロになったところで歩いているk住さんを発見。一緒にゴールしようと誘ったけど、怪我のためもう走れないらしく断られてしまった。歩いても完走できそうな時間だったので、煽りはせず別れを告げて先を急いだ。(=゚ω゚)ノ
92キロ。最後の大型エイド。Perfumeが流れていた。海賊汁をくれたお姉さんが優しくて、具は残してもいいですよ♩と言ってくれたので具を全部残した。看板の前で二人で記念撮影。日が落ち始めてきた。明るいうちにゴールできるだそうか・・・ここで蛍光テープを渡された。
ゴールまでのカウントダウンが始まった上に孤独走じゃないことが嬉しかった。後は通常練だね!という内容の話をして走った。キロ7・8ぐらいのスピードで走っていたけど、足が重く走っても走っても進まない気がした。みなみちゃんが足を痛そうにしてなかったので驚いた。私は痛くて死にそうだったよ。
信号や踏切で止まったり他のランナーと話しながら進み、田んぼ道へ入り最終エイドに到達した頃にはもう日が落ちて暗くなっていた。ゴールのライトと会場の明かりが遠くに小さく見えた。このレースもあと2.9キロとなった。
青くんがみなみちゃんのトランジット袋に「ラスト1キロで待ってます」と書いてくれたらしく、青君がいる99キロ地点を目指す。青君に会ったらほぼゴール。後1.9キロ頑張ればいいんだと気持ちになりかなり楽になった。すごくありがたい。前を走っていたセラームーンコスプレのおじさんが体にLEDライトをたくさん巻きつけていて非常に眩しかった。発光しすぎ。
そして青君。暗かったけど、バックとのシルエットですぐにわかった。本当にラスト1キロで待っていてくれた!
青君が遠征で使っているバックは3年生からの贈り物らしい。青君も3年生もみんないい奴だなあ素敵だなあと思った。そんな話をしながらゴール会場へ。ホノマラーが暖かく迎えてくれた。ラスト100メートルくらいはあっちにもこっちにもホノマラーがいて嬉しかった。12時間29分。長い長いレースをみなみちゃんと手を繋いでゴール。

長かったけどあっというま。いろんな人に助けられての完走。よかったよかった。
特にラスト15キロはみなみちゃんおかげで登り坂以外全部走ることができた。一人だったら絶対にありえない。感謝しかない。

すぐにみんなが集まってきてくれて、久しぶりの再会。完走メダルを持っている子、特に初ウルトラの子を見ると嬉しくてたまらなかった。
大きな怪我をした人はいなそうだったし、みんな元気そうだった。

【レース後】
トランジット袋、更衣室、おかゆの距離が離れすぎていて、走った直後に回るのはキツすぎた。着替えとシャワーを済まし、会場での食事は断念した。
宿ではまたカニが出てきた。カニはもういらないよう。
入浴後は布団の上に倒れこむように寝てしまい、コンパに遅刻し美味しい日本酒を飲み損ねた。
ピスタチオに顔を描いて遊んだり、ダーラがポムポムプリンチョコを食べたそうにしてたのであげたりした。

【3日目】
遅めの起床。ご飯は全部食べた。カニじゃなくてよかった。
レンタカー組で酒造と温泉へ。お昼に食べた酒粕バター味噌ラーメンはあまり美味しくなかった。あべみきが頑張って車を運転してくれた。ありがとう♡。
後半はバスに移動。楽しみにしてたMつんさんとりいちゃんが買ってくれた最後のポムポムプリンチョコを車内に置いてきてしまったので食べられてしまった。

新宿に到着は9時頃。まっすぐお家に帰りました。(^ω^)


【まとめ】
今回の怪我は、両足裏の豆、爪3つ、右足の膝と甲で、少ないような気がします。
四回目の挑戦で二回目の完走。大会前の緊張や大会後の疲労は少なくなってきたし、レースプランやエイドや峠でのペース配分など、ようやく自分なりのやり方がわかってきました。
半年前の伊豆大島より40分早くゴールでき、練習すると走れることを実感しました。えちごに向けての距離練や大会に誘ってくれた方々や一緒に練習してきてくれた方々のおかげです。ありがとうございました。体力が付いたというよりは、痛くても慣れで走れるようになったような気もします。笑
夏からずっと一緒に練習をしてきたメンバーとの100キロだったので今までよりも大会へのモチベーションが高く、レース中にこんなにホノマラーに会う事はないので貴重な体験ができました。
ウルトラを誘ってきた身だけあって、またウルトラにチャレンジしたいと数名に言われた時とても嬉しかったです。是非また走りましょう。そしてまた色んなところで距離練をやりましょう!


ポムポムを持って走った距離でギネス記録を作りました(^ω^)
ウルトラマラソンの呪いは解けないようなので早く次のウルトラに出たいです(^ω^)
あと、2男、ラブラブすぎ(^ω^)(^ω^)

最後に、後輩の皆さん、来てくれて本当にありがとう!

おわり!



えちごくびき野100kmマラソン(あお)

2016-10-13 00:59:04 | えちごくびき野100...
えちごくびき野100kmマラソン(2016/10/9)

1km 5:20
2km 5:02
3km 5:16
4km 5:14
5km 4:58(0~5km:25:49)
6km 5:22
7km 5:17
8km 5:12
9km 5:12
10km 5:18(52:10,5~10km:26:21)
15km 26:16
20km 26:17(1:44:43)
25km 26:10
30km 26:51(2:37:43)
35km 28:26
40km 27:59(3:34:09)
45km 30:16
50km 27:36(4:32:00)
55km 34:43
60km 34:43(5:41:26)
65km 30:33
70km 38:03(6:50:02)
75km 42:46
80km 43:03(8:15:51)
82km 19:57
84km 23:46
85km 8:47(80~85km:52:30)9:08:21
86km 9:47
88km 12:57
90km 16:31(9:47:36,85~90km:39:15)
91km 5:55
92km 6:38
94km 15:52
95km 7:09(90~95km:35:33)10:23:09
96km 5:46
97km 5:55
98km 4:45
99km 7:53
100km 5:49(95~100km:30:06,後半6:21:15)
10:53:18(自己ワースト、6:32/km)

3年の青です。
秋田に引き続き大会録書きました。凡走ではありましたが、今回出た皆に大会録書いてもらうきっかけになればいいなと思ったと、えちごが終わって沈んでいる自分の気持ちを整理するつもりで書いてます。
いつもの大会録のコピペみたいな感じなので適当に読み飛ばして下さい。

【出場の経緯】
2年前に出た人たちの大会録を見てエイドとか魅力的だし楽しそうだなと思ったのがきっかけだった。当初は秋田に行く人がほとんどだろうから、こっちはいつものメンバー+αでの遠征みたいな感じになるのかなと思ってたけど、人が人を呼び、秋田からえちごへ、60kmから100kmへ、どんどん人が流れて気がつけば30人超の大所帯。
ただただ驚くばかりだったし、秋田の勧誘に失敗して自分の人望のなさが明らかになってしまったので少し悲しかったけれど、これだけ多くのホノマラーと一緒に100kmに出られることは嬉しかったし、自分自身もともとえちごはファンランのつもりだったけど目標に向けて頑張る時間を皆と共有したいなと思うようになってそこそこタイムを狙ってみることにした。

【練習】
秋田の大会録に書いたので割愛します。えちごの前にやった距離練のこととかは誰かがきっと書いてくれるでしょう。秋田の後の2週間は、

9/26
帰京。大会当日は普通に歩けたのに翌日になってみると右足裏とか両足の爪3本くらいとか筋肉痛とかがひどい。

9/27,28
バイト辛い

9/29,30
筋肉痛は改善。足裏と爪が痛いままだったのと、風邪を発症したので休走

10/1
通常練5周jog
足の痛みは治ったが、走るとつりそうな感じ。

10/2~4
風邪が辛かったので休走。

10/5
通常練7周jog(ゆっくり)、調子はまあまあ。

10/6
5kmjog(ゆっくり)

10/7
10kmjog(5:40/kmくらい)、足動かないし、走ってる途中に咳き込んだりして思ったより調子悪いかも。

という感じで過ごした。秋田の疲労はさほど残っていないように感じていた一方で、カーボローディングしたりレースペースに慣れる練習ができなかったのみならず風邪で少なからず身体が弱っているような感じであったが、去年の秋田も前日までひどい風邪で当日走っているうちに何とかなったし、今回もまあ走っているうちに治るだろうと思っていた。


【レースプラン】
秋田との2連戦ということで、それぞれ違うレースプランで臨んでみることに。後半が短い&下りの秋田は前半突っ込んでも後半ある程度もつだろうと考えられた一方で、えちごは中盤のアップダウンまでに疲れると50~60kmで心折れそうだったので、前半抑えめに入って、後半もイーブンに近いくらいで刻んでいくことを目標にすることにした。えちごに出た人たちのブログやjog noteを漁って、5kmごとのラップの目安を

27-27-27-27-27-27-27-30-30-32-32-27-28-29-28-28-28-28-28+rest5分
Total:9:30

という感じで設定。秋田の後半の走りから、前半抑えて、ほとんどの人が苦戦している50~60kmの3つ目、4つ目の峠を心折れずに乗り切れば、後半は5km28分くらいでももつだろうと考えていた。

【レース前日】
8:00 工学院大学前に集合
12:00 小布施SAで昼食
13:30~15:00 苗名滝
16:00 イオンで買い出し
16:30~17:30 会場で受付
18:00 宿着
18:30 夕食
21:30 就寝
といった流れ。

旅行記は文才のある人に任せます。
とりあえず、明日皆で100km走るのだと思うと夢のようでわくわくしていた一方、雨の予報が時間を追うごとに強くなっていて、体調が悪かったのもあったので、明日のレースが自分にとっても皆にとっても過酷なものになるような気がして不安で仕方なかった。

【レース当日】
たっぷり5時間以上寝て3時に起床。朝食はおにぎり(少し大きめ)3つとミカンゼリー。4時に宿を出発して4時半前に会場に到着。思ったより雨は弱く、傘を刺さなくても歩けるくらいだった。50.5kmには着ないことにしたアンダーシャツ、レッドブル、ワセリン、78.4kmには着替えと補充用のサプリ系のものを送った。スタート時はアミノバイタル3本(うち2本を40km、60kmくらいで消費)、塩分タブレット5粒くらい、ガストール、ロキソニン(いずれも未使用)をポーチに入れて携帯した。ボランティアの人が空いているトイレに誘導してくれるので、そのあたりのストレスはかなり少なかった。もうちょっと皆と話したかったけど、スタート20分前に皆と別れて整列、Arakiさん、Kiriちゃん、kawataさんと目標タイム9時間代のところに並んだ。屋根のある通路に並ばせてくれるので、スタート前の雨は気にならなかったが、会場に着いたときよりも雨はかなり強くなっていた。スタートまでは15秒くらいのロスで済んだ。

Start~10km
市街地を出て田んぼ道へ。色々な人に付いたり離れたりしながら1kmごとの距離表示(距離表示は、前回のkawataさんの大会録にあるように、ラスト10kmの1kmごとを除けばおおよそ正確だという印象。)を参考に徐々にペースを落ち着かせようと努める。予定よりは少し早めだったが、エイドの時間を含めればちょうどいいくらいになりそうだったし、体感的にはかなりゆっくりだったのでまあいいかという感じ。

10~20km
田んぼ道をひたすら進む。時々集落に入るとたくさんの人が応援に出てきてくれていた。鼻水が出て辛かったり、口呼吸すると咳き込んだりするので去年の秋田で習得した鼻呼吸で走っていたりしたが、ラップはいい感じなのでそこそこ調子いいのかなと思った。序盤の補給はエイド、レストエイドではバナナを取って歩きながら皮向いてゆっくり走りながら食べるみたいな感じでなるべくロスが少なくかつ後半でガス欠にならないように心がけた。

20~30km
ひたすら田んぼ道。30km手前で早くも疲れてくる。完全に練習不足。でも30km通過が予定より4分くらい早くて、秋田のときみたいに復活すれば借金にはならないだろうと思ってあまり気にしなかった。

30~40km
30km過ぎのエイドでおにぎりを取って走りながら食べていたら、秋田のおにぎりよりも大きくて、なかなか食べきれず辛くなった。そうこうしていたら30~35kmがかなり遅くて萎えたが、峠の手前の登りで失速すると思っていた35~40kmでの失速が小さめだったので問題なし。余談だが、35kmくらいで宮古島、横浜、伊豆大島とレース中に何度も遭遇している例の女性(伊豆大島の大会録参照)に抜かれてびっくりした笑(その女性とは1つ目の峠で抜きつ抜かれつして登りの終わりで離された後、2度と見ることは叶わなかった)

40~50km
40kmのエイドを出てすぐ1つめの峠の登りが始まる。かなりきつい登りに感じた(斜度としては1つ目の前半と4つ目の峠が一番きつかったと思う)が、2つ目の峠までは歩きたくなかったので頑張って走っていたら2kmもしないうちに登りが緩やかになった。フル通過は3:49くらいだった。足はそこそこ疲れたけど、下りを走るのには問題ないくらいだったので、タイム稼ぎのためにそこそこ頑張って下っていたら何人か抜くことができた。下り少し得意になったかも。
2つ目の峠もあっという間に終わり、予定より5分早く50km通過。
この辺りで予想通り風邪も気にならなくなっていた。

50~60km
50.5kmのレストエイドはあまり時間を使いたくなかったので、トランジットを受け取って皆からのメッセージだけ読んで笹団子を取って2分もしないうちに出発。35kmのときと同じ感じで笹団子に苦戦していたら歩きの割合が思ったより増えてしまって、もともと歩きと走りを混ぜつつ32分くらいで通過できたらいいなと思っていた50~55kmに35分くらいかかってしまった。
歩いたはずなのに足は回復しないどころかかなり疲れてしまって、3つ目の峠の下りはゆっくりでしか下ることができなかった。
55~60kmも半分以上下りだったのに同じくらいかかって60km通過の時点で中間点で5分あった貯金がなくなってしまった。
ここから平地を5km28分で走るなんてとてもできない気がして絶望した。

60~70km
60kmで4つ目の峠の登りが終わり、ゆっくり下っていたら秋田のときみたいに頭までぼーっとしてきた。絶望してもうサブ10でいいやってなって、63kmくらいのエイドでトイレに行ったりしつつ長めに休憩。ここからは泥沼。下りが終わってからは走っててもキロ6も切れてないくらいになり、69kmのエイドでもうサブ10もいいやってなった。折角皆と一緒に出られるまたとない機会なのにいつものように頑張れなくなってしまう自分に絶望するばかりだったが、もうどうしようもなかった。

70~80km
70kmからの峠は歩こうと思っていたが、急に雨が降りだしてかなり寒くなってきた。もう走りたくなかったけど、走らなかったら宮古島の時みたいに低体温になって完走も危うくなるような気がしたし、ゆっくりなら走れないこともなかったので、そこそこ走った。が、峠が終わって雨が弱くなってきたらまた歩きが増えてしまい、とりあえずトランジットのある78.4kmを目指しつつ進んだ。
78.4kmのエイドにたどり着くと、はせくんが応援に来てくれていた。そこで皆の様子を聞いたり、そばを食べたりして長めに休憩。袋に書いてある皆のメッセージを見たけど、「底力」は見せられそうになかったし、「あとちょっと」な気もしてこなくて本当に情けなかった。
やる気を取り戻しきれないまま出発。

80km~Finish
走り続ける気は起きないし、歩こうとしても全く足に力が入らなくて、まっすぐ歩けず、時々立ち止まったり、エイドでは椅子に座って休んだりと散々。
そろそろ濱田さんあたりのホノマラーが追い付いて来そうな気がしていたからそれを待とうかと思ったけど、追い付かれても並走できなさそうだったから、休み休み進んだ。
最早歩く方が辛くなってきたので、84kmくらいからほとんど足が地面から浮いてないくらいの感じで走っていたら、85kmのエイドの辺りから徐々に復活してきて、そのあと92kmのエイドで11時間は切れそうなことが発覚したので、残り8kmはそれを目指して走って、(へωへ)さんに迎えてもらいつつゴールした。

【まとめ】
今までで一番酷いレースだったけど、60km前後で絶望するいつも通りの展開だったし、特別コースがきつかったり、タイムを狙うのに厳しいコンディションだったりしたわけではないので、偶然ではなかったと思う。
練習が足りないことによるスタミナ、スピード不足とか、前半突っ込みすぎとか、下り飛ばしすぎとか色々原因はあると思うけど、何よりも辛い状況で目標を諦めることなく復活を信じて走り続けられる気持ちの強さが足りないのかなと思った。
今回が9回目の100kmで、こうも毎回頑張れないと、自分は100kmには(少なくともタイムを狙って走るのには)向いていないのかなと感じてしまうけれど、その分目標を達成したゴールの喜びは格別だろうし、何よりも自分のような人間のことも受け入れてくれて、エイドにたどり着いたときには拍手で迎えてくれ、エイドを出るときには「来年もまた来てね」と優しく声をかけてくれるウルトラマラソンという場が、そしてそういうウルトラマラソンを一緒に走ってくれる先輩、後輩、そして同期のいるホノマラが自分の居場所だと思うから、これからも100kmは続けていきたいし、1年かけて練習を積み直してまた記録にもリベンジしたいなと思います。

自分のレースについてはこのくらい。
最後に、今回ウルトラ中毒な先輩方やひたむきに完走を目指して頑張る後輩たち、そして自分がウルトラに出る度にいつも応援してくれる同期と一緒に100km走ったり、それに向けて練習したりして濃密な時間を共有できて幸せでした。
こんな機会は多分最初で最後だっただろうから、その中でちゃんと練習してきたのに思うような走りができなかった人がいたことが本当に悔しいし、自意識過剰なのは分かっているけど自分に何かできることはなかったのかなと思うとやりきれないです。そういう人たちに対して気安くリベンジしましょうなんて言うことはできないけれど、今回皆で練習したり大会出たりした時間を少しでも楽しかったと感じてくれていたらいいなと思うし、これからもウルトラとは言わず大会や練習で一緒に走ってくれる人がいたら嬉しいです。ウルトラにも、もしもう一度気が向くことがあったら是非一緒にリベンジしましょう。
今回一緒に出てくれた皆さん、ありがとうございました、そしてこれからもよろしくお願いします。

また深夜テンションで最後につまらない私情を書いてしまいました。
次回からは新しい切り口でもうちょっと面白いことを書けるように頑張ります。

オシマイ