大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

アクアラインマラソン2014(はまちゃん)

2014-10-27 21:05:42 | アクアラインマラソン
3年の濱田です。
先週アクアラインマラソンに出たので、どんな感じだったか興味ある人ももしかしたらいるかもしれない、と思い初めてですが大会録を書こうと思います。写真は濱田貴之のフェイスブックに少しのせたので興味があればそちらもみてってください。

【目次】
・佐々木、安定の遅刻。
・スタート地点がゴール地点かよ
・感動のアクアライン
・敗因はJKの黄色い声援
・まとめ


・佐々木、安定の遅刻。

今回のアクアラインマラソンは阿吹、清原、佐々木、濱田の3年生4人で参加。

濱田以外千葉県民じゃない上に千葉から遠いとこからわざわざ来たかわりものばかり。

そして佐々木は安定の遅刻。

まっきーがlineグループで朝一番に「今日は遅刻しません」といったのはなんだったのか……

東京駅京葉線乗換に失敗する、という典型的すぎる失敗をしてくれたらしい。


・スタート地点がゴール地点かよ

今まででた大会で、メイン会場からスタートまでが一番遠かったww

歩くだけでアップになるレベルで遠い。1キロ近くあるんじゃないか、ってくらい。
スタート地点のトイレ混雑は、しょうがないかな。
100メートルくらいのフォーク並びをしていて、日本人の民度を感じられてもはや、すがすがしかった。
森田知事のテンションが高い。よくわかんないけど「青春の1ページにしてくれ」的なことを言ってたw

AKBの(今はNMBらしい)藤江れいなさんがてをふってくれてかわいかった。吉木りさも来ていてハーフ出場してたらしいが、残念ながら見つけられなかった。


・感動のアクアライン


コースは最初10キロ千葉を走ったあと、木更津から出発して海ほたるまで、約片道5キロを往復してハーフはそこで終了。フルの人はそこから千葉のど田舎を走ったあと最後35キロ以降に高低差40メートルくらいの峠を2つこえてスタートにもどってくる、というコース。

やっぱり感動したのはなんといってもアクアライン。アクアラインに入る前から「アクアラインまであと何km」という表示を見る度に嬉しくなってペースあげそうになるのをおさえるので必死だった。

そして、料金所。当たり前だけど普段は車しか通れないとこです。ETCレーンで行くか普通で行くか迷ったけどそこはETCへ。こんなどうでもいいことすら楽しく思えてきて、初恋の気分みたいだった。いや、初デートの前の気分みたいな感じだろうか。

そしてそして、感動のアクアラインに突入。
快晴。
雲ひとつない。
左右をみると、海と空がつながってる。
前をみると、もともとつながってた海と空を人間がビルで切り裂いたのかなって。

そしてひたすら前に向かっていく色とりどりのランナー。

たとえば20年前にこの光景を予想した人がいたのだろうか。

人間の進歩から千葉の進歩から何から何までごちゃまぜになって嬉し泣きしそうな勢いだった。

そして、途中でトップで走る人達とすれ違えるのもこのコースの魅力。

そのトップの中でも圧倒的速さで走ってたのが埼玉県庁の川内選手。素直にかっこいい走りだな、と見とれつつ声援を送りました。


・敗因はJKの黄色い声援

今回は3回目のフルということで少しなれてきていたので、給水、給食などは比較的うまくとることができた。
当日は気温が25℃近くあり、雲ひとつない快晴だったので、特に給水と塩飴は入念にとった。
また、そもそもの練習不足もあるだろうが、自分は非常に足がつりやすいため、前日から芍薬甘草湯を飲んで当日も30キロ地点で少し足に疲れを感じた時にもそれを飲んだりして対策をしていた。

そして35キロすぎの一つ目の上り坂も、ペースは落ちていたもののキロ5分10秒ペースくらいでは走れていた。

しかし、この後が落とし穴だった。下り坂で結構かわいいJKとDK(男子高校生の略し方知らない(笑)。ちなみに修飾語“かわいい”は前半部分のみにかかってます。わりと本当にかわいかったと思う。まっきーも言ってた。)が連なって大声で応援してくれていたのだ。まさに黄色い声援といった感じで、何人かとハイタッチした後、テンションも上がり、下り坂であることも手伝って、残り6キロくらいだし、と思い少しペースをあげた。
そしたら案の定、というべきかなんというか、下り坂が終わったとこで両足がつり、だましだましストレッチしながら走るものの、歩いたり走ったりというう状態に、、、
残り5キロをキロ5.5で走ればサブ3.5はできただけに悔しい結果となりました。


・まとめ
悔しい結果になったとはいえ、千葉県民としてこの大会に出れたことは本当に良かったし、同学年のホノマラ―だけで大会出たのも初めてで、楽しかった。終わったあと食べた海鮮丼もおいしかったし、ランナー割引で、貝(なんかカタカナで難しい名前だけどすごくおいしかった)もその場で焼いて無料で食べれたし、で割と満足。
死ぬまでに走りたい大会100選に入ってるだけはあるな、と思いました。
みなさんも死ぬまでに一度は走ることをお勧めします。倍率も2倍くらいなので、どんなに運が悪い人でもたぶん死ぬまでにはあたるでしょう。

おわり。次はたぶん上尾ハーフに出場予定!

大阪マラソン2014(おかぴ)

2014-10-27 18:40:03 | 大阪マラソン
3年の岡田です\(^o^)/

ウルトラの大会録ばかりの中にフルの大会録書くのは少々気が引けますが書いちゃいますね\(^o^)/

自身11ヶ月振り5回目のフルマラソン、大阪マラソンを走ってきました。
去年の北海道よりも暑くて辛いレースでした(´・ω・`)



【当日までの練習】
私は練習が嫌いなので基本的に5km以上走ることはほとんどない。
ただ今年の秋田100kmために同期が練習を積んでいることがモチベーションとなり8、9月はなるべく10km以上走るようにしていた。
2週間に1回ペースで20km走る感じ。
学校が始まってからは朝練にシフトしたため、あまり長時間走れず、10km以上走ったのは1回だけ。
5~7kmくらいを週3、4日の頻度で走っていた。

9月の終わりに大阪に向けてシューズを新調しようと思い、高校時代から今までアシックスを愛用していたが、周りがアディゼロに変えていたこともあり、思い切ってアディゼロブーストを購入。
靴下も今まで滑り止めがないものを使用していたが、ちょっと試してみようかなって感じで滑り止め付きのものを買ってみた。

いっぱい練習していたわけではないので、自己ベスト出ればいいなぁって感じ。
40分代で走り切れればまあまあ、最低でもサブ4はしようと考えていた。



【前日~レース前まで】
金曜に京都の友達の家に泊まりに行き、そこから集合場所のコスモスクエア駅へ向かった。
お昼は会場近くの商業施設内の居酒屋ランチ。
ぬかのさんがトンカツにしよう!と言っていたが、私がトンカツの気分ではなかったのでトンカツ屋さんの隣のお店になった。
ぬかのさんごめんなさい。

食べ終わって受付してEXPOを周った。
「メッセージを書こう」みたいなボードにUSGさんがヽ(へωへ)ノを大量発生させていた。
バナナを無料で配布しているブースがあったが配布時間まで30分近くあったので、隣のブースで沖縄県で開催されるマラソンのPRを聞いていた。
何て名前か忘れたけど参加賞として泡盛が入ったロケットペンダントがもらえる大会があるらしいので、興味がある人は是非!
説明を聞いて抽選会に参加して参加賞のちんすこうをもらっていたら、バナナの配布が目の前で終了してしまった。欲しかった。
それから新大阪のホテルにチェックインしてから夕飯を食べに行き、たこ焼きのお店を探したりコンビニで買い出ししたり今川焼きを買ったりアイスを買ったりしてホテルに戻った。
多分10時過ぎには寝た気がする。

当日は5:15に起床。
おにぎりセット的なものと味噌汁、バナナを食べた。
天気予報を観たら気温25℃、降水確率0%と言っていて最悪だなぁジャージとか持って来なくてよかったじゃんと思っていた。
新しいシューズで走るとマメができるということが分かっていたので、足の裏にワセリンを塗った。
正直、家を出発する直前まで履き慣れてるけど靴底が削れまくってトゥルトゥルしている今までのシューズにするか、買ったばかりだけどマメができる新しいシューズにするか迷っていたけど、せっかくだし新しいので走ろうと思いそっちを持ってきた。
まぁいつもシューズ変えるとマメできるし大丈夫かぁと適当に考えていた。
滑り止め付きの靴下も練習で微妙に違和感があったけど、慣れてないだけだろうなと思って着用した。

6:30にホテルを出て、大阪城公園駅へ。
7:10くらいに会場に着いた。
アミノバイタルとかエネルギーゼリーとかガスター10とかを飲んだ。
高濃度酸素水も飲んでみたがやっぱり不味い。
ポケットには念のためのガスター10と、塩飴、ブドウ糖を入れた。
手荷物受付からスタートブロックまでがかなり遠いということだったので、7:45には移動を始めた。
実際トイレまで済ませてスタートに並ぶまで45分かかった。
8:40にはスタートに並べなくなるので、けっこうギリギリだった。
斜め前のおじさんが難しそうなプリントを読んで勉強していたので、暇つぶしにボーッとその文字を眺めていたらスタート1分前になっていた。


【レースについて】
Lap
1km 5:37
2km 5:01
3km 4:59
4km 5:15
5km 4:57
6km 5:14
7km 5:08
8km 5:11
9km 5:06
10km 5:05
11km 5:01
12km 5:06
13km 5:09
14km 5:03
15km 5:06
16km 5:08
17km 5:07
18km 5:07
19km 4:59
20km 5:12
21km 5:04
22km 5:10
23km 5:16
24km 5:08
25km 5:10
26km 5:18
28km 10:35
29km 5:26
30km 5:38
31km 6:14
32km 6:06
33km 7:07
34km 6:09
35km 6:25
36km 6:21
37km 6:18
38km 6:23
39km 6:44
40km 6:29
41km 6:43
42km 6:19
Finish 1:09
グロス3:57:48
ネット3:54:10

最初の10kmは5:20、32kmまでは5:10、残りは5:00でいければいっかという感じ。
結局設定タイム完全無視だったけど。

3kmくらいで汗がダラダラ出ていたし、マメが早速できているのが分かったので、今日多分しんどくなるなぁと考えていたら10kmはあっという間に通過。

12km過ぎからの直線でHらさん、ぬかのさん、M川、ほーりーとすれ違った。
他にも折り返しはいっぱいあるけど面倒になったので、そこの直線以外で探すのはやめた。

19kmくらいで吐き気の前兆が現れてる気がしたので、今日のレースの終戦を悟った。
前半に気持ち良いからと飛ばしすぎたからだろう。
それとも暑さによる軽い脱水症状か単に距離不足か(´・ω・`)
とりあえず予備のガスター10をハーフあたりで服用。
良い子のみなさんは1回目の服用から6時間経ってから2回目を飲んでください。

25km~30kmは日陰がないただの直線コース。辛い。
ここでマメの痛みが激しさを増す。
多分暑さで精神的に参っていたから、気になってしまったんだろうなぁ。
32km過ぎの給食エイドでちょっと歩いて、気持ち悪いけど何か食べなきゃと思いミニトマトを食べた。
特に回復する感じもなかったのであまり止まらずに出発。

35kmくらいでエアサロを持ってるおばちゃんがいたので、マメの痛みを紛らわせるためにとりあえず足全体にかけてもらう。
その時に初めて左足のシューズが血に染まっていることに気づいた。
あぁこれヤバいやつだ、でもそういえば去年Sのちゃんもつくばで同じ状況で走り切ったんだっけ、じゃあ大丈夫かなとか考えていた。
と同時にキロ7でいけばサブ4はいけるから頑張ろうと思った。
そう考えて走り続けないとリタイアしてしまいそうだった。

36km過ぎの坂は辛かった。
痛いし、惨めだし、何で練習で違和感あったのにシューズ変えちゃったんだろうという後悔で泣きそうだった。
でも歩くよりも走った方が早く終わるからさっさと終わりにしようという気持ちで走った。

ラスト5kmはとても長かった。
スパートをする気もなかったのでダラダラ走る。
最後にコブクロの小渕さんに抜かされてついていこうかと思ったけど無理だったので、小渕さんのゴールを後ろで見ながら自分もゴール。
走り終わった後、安心感と痛みとで涙が止まらなくて歩けもしないでフラフラしてたら救護室に連れて行かれた。
左のシューズがかかとの部分以外全部血で汚れていて、看護師さんに走り切ったことを驚かれた。

シーズン初めのフルはそんな感じで終了しました\(^o^)/


【終わりに】
違和感があったのにどうにかなるだろうとか大丈夫だろうと考えて、何か嫌な予感がするシューズや靴下を履くなんて走る以前の問題でした。
自分のアホさに本当に呆れます\(^o^)/
やっぱり使い慣れたのが1番ですね。
もっと履き慣らしてしておくか、思い切って古いシューズで出るべきでした。

でもとりあえず前半の貯金のお陰で最低限のタイムの目標は達成できたのは良かったです。

サンダルを買ってきてくれたり、歩く速度を合わせてくれたり、わざわざ遠回りしてエスカレーターやエレベーターを使ってくれたりと参加したホノマラーの皆さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m



2週間後のハーフ走れるかなぁ…(´・ω・`)

高田開府400年 第10回記念大会えちご・くびき野(謙信公の里)100kmマラソン(uesugi)

2014-10-21 00:27:18 | えちご・くびき野100kmマラソン
前日の流れとかは既にsanzuinokawataさんとたまるが書いてくれたので、60kmの部のレースに絞って書いていきたいと思います。

練習状況とかも秋田の大会録の方に書いてあるので省略。


sanzuinokawataさんからのメーリスで興味を持ち、2年に一度の大会ってこともあって出場を決意。
2名の猛者とは違って2週間おきの連続100kmを走る勇気はなかったのと、60kmという距離が、果たしてフルに近い感覚で走れるのかそれとも完全なウルトラなのか、身を以て確かめてみたかったので、60kmの部にエントリー。


60kmの部の大会全体の雑感としては、

・コースは、細かいアップダウンは多いものの、飽きない程度の刺激として丁度良く、非常に走りやすい

・エイドは、給水エイド(100kmの部と同じく、水やスポドリに加え塩やレモンも置いてありしっかりしたエイド)と給食エイドが2~3kmおきにあり、全部で23箇所と60kmという距離にしては破格の充実っぷり、ただ、給食エイドのラインナップは全体的にバナナやオレンジやパン等などばかりで特別なものは少なく、100kmの豪華さ比較すると普通な感じ

・途中何度も街中を走るコースとあって、沿道の応援は全体的に多く、その点はウルトラよりフルに近い感じ

・途中、神社の境内を走れるということをこのコースの特色として、スタート前の挨拶でアピールしていたが、ほんの少し通過するだけであまり印象に残らず、むしろ歩道橋を渡ったり何度も地下道を通ったり、という方が新鮮な体験



では、以下レースについて

【LAP】
 5km 21:29
10km 21:19 (42:48)
15km 21:31
20km 21:25 (1:25:44)
25km 20:40
30km 21:26 (2:07:50)
35km 21:27
40km 21:20 (2:50:37)
45km 21:52
50km 21:30 (3:33:59)
55km 21:54
60km 21:51
計4:17:44(@4:18/km)


【スタート前】
100km組の二人のスタートを見送ってから、大会の送迎バスに乗って60kmの部のスタート会場へ。
会場に着いた時点ではまだ寒かったが、8時のスタート直前には日が射してかなり暖かくなっていた。
会場の感じとしては、建物内の選手待機用のスペースが非常に狭かった。また、男性トイレが混んでいるのに対して女性トイレが全然並んでいなかったのが印象的だった。

出発式の段階で選手は目標時間のプラカードの前に並び、スタート直前にゲート前へと移動するのだが、4時間半以内のプラカードのところだけ全然人がいなかったので(10分前くらいまで2人しかいなかった)、スタート間近にトイレに行っても、余裕で先頭に並ぶことができた。

ゲートすぐ横でごーはらさんに写真を撮られているのに気づいたけど、顔を向けずストレッチしていたら、カッコ付けみたいなポーズでの写真を撮られてしまった><


【~10km】
スタートすると共に会場の外へ…ではなく、まさかの会場の建物の周りを1周してから外へ出る。海のすぐそばの建物ということで、このときコースで一番海のそばを走る事になる。
会場を出てしばらく民家が立ち並ぶ道を走っていくが、ここでは地元の方々が選手のナンバーと名前の書いた旗を全選手分持って応援して下さる。僕は発見できなかったが、HARA☆CHANが二人分とも旗を発見したらしい。

2kmもしないうちに、海沿いの国道に出て、途中一度地下道で右手(陸側)から左手(海側)の歩道に移りながら、しばらくこの道を進む。
この時点で、一人だけスタートから飛び出したランナーが100m以上前を独走し、2位が7~8人の集団になっている状態。
秋田の疲れのせいか足が重く、思ったよりスピードが出てなかったので、8km過ぎまで集団の中に位置するが、何だか集団のペースが落ちてきたので、集団を抜け出して走ることに。


【~20km】
13kmあたりでごーはらさんの応援を受ける。ここでの応援は予測していなかったので、給水中に声をかけられて結構びっくりした。
途中、一回だけ3位のランナーに追いつかれたけど、すぐに離れていなくなったので、ここから先は100mほど先を走るトップのランナーの背中を追いながら、ずっと孤独走。
20km手前で直江津市街を走っているところで、完走祈願のお守りを手渡される。嬉しいけど、プラスチックでラミネートされたカードの切れ端が手のひらに食い込んで、正直痛かった><


【~30km】
22km過ぎから春日山神社に向かう道は数百mほどきつめの上り坂が続く。この坂の終わり辺りで再びごーはらさんの応援を受ける。おかげで坂もあっさり上りきれた(^o^)

上った分を一気に下り、しばらく大通り沿いの直線を進む。ここでじわじわと先頭との差が縮まっていき、28kmあたりで先頭が信号待ちに引っかかっているところでようやく追いつく。ラッキー。
ここからしばらくピッタリ後ろについて走る。向こうは30km手前の急坂を辛そうに走ってたけど、こちらもあえて抜かず辛そうなフリ(へωへ)
30kmのエイドは唯一給食が豊富なエイドで、スキー汁(スキーブームの時代に作られた上越の郷土料理らしいが、要は豚汁)やおにぎりを高速で食べた。

【~40km】
しばらく後ろにくっついて追走を続ける。そしたら、高田駅前の商店街の折り返しコーンを揃って見逃して、スタッフに慌てて呼び止められた。
歩道橋を渡り下り階段で一瞬離されるもののすぐに追いついて並走、そして35km手前あたりのまっすぐ進むべきところで、並走していたランナーが、警備員が僕らの後ろにいた車に対して右に曲がるように指示していたのを、ランナーも右へ行くものだと勘違いし(先導の自転車はまっすぐ先を進んでいたので僕は間違わなかった)、一瞬減速したところで一気に前へ。

ここからトップでの単独走の開始。2~3km進む間はまだ2位がすぐ後ろを走っているのが見えていたが、40km付近の前島密記念館あたりでは見えなくなっていた。
また、後ろに追いつかれまいとエイドを速攻で通過することを心がけたら、給水等が上手くなって、アミノバイタルの摂取+給水+バナナを手に取り皮をむく、という行為が一切止まらずにできるようになった。


【~50km】
フルマラソンの距離の看板が見えたところで、丁度3時間間近であったので、一瞬だけペースを上げて2:59:58で通過。サブスリーも達成ヽ(・∀・)ノ

このあたりは、体力的には余裕があったけど、完全なる孤独走で精神的なつらさとの闘い。
先導車が、「まもなくトップのランナーが通過します。皆さん応援・誘導お願いします。」と放送しているのを聞き、沿道の方々からの応援を受けるのを励みにして、淡々と走り抜けた。



【~ゴール】
ひたすら、一定のペースを刻んで走り続ける。40km地点から1kmごとにkm表示があったが、50km以降は結構適当だったという印象(3:50/km~4:40/kmで変動したので)。
とにかく、トップでゴールテープを切る瞬間の喜びを想像して走ることで、1kmずつ通過していき、沿道の応援に対して笑顔を振りまきまくることで、気を紛らわしていた。
ラスト4km辺りにいたJC4人組の応援に笑顔で手を振り返したら、なんと黄色い声援がもらえた(へωへ)

最後の2~3km位はペースアップしようかと思っていたけれど、もう優勝を確信していたし、これ以上頑張る気力もなかったので、ラストスパートはなし。
ゴールゲートが中々見えず少し焦りながらも、先導車の「トップのランナーがまもなく帰ってきます」という放送を聞きながらだんだん嬉しさが溢れてきて、最後は赤カーペットロードを走って、会場にトップでゴールイン!!

大会で優勝なんて初めてだったので超嬉しかった(^o^)

ゴール後はインタビューを受けたり表彰されたり(優勝賞品のトロフィーと米20kgをゲット!)してから、レース中に堪能できなかった豚汁や笹団子やおにぎりを食べまくり、風呂に入ってから、皆のゴールを待ち受けた。


【まとめ】
レース後のインタビューや表彰台で、「次は100kmの部に出たいです」と言いまくったので、次出られる機会には、是非100kmを走りたい。

60kmの部は応援の多さやエイドの充実っぷり、コースの走りやすさなど、どれをとってもウルトラ入門にはちょうど良いと感じられた。個人的には、100kmよりは完全にフルに近いという距離に感じられた笑
次回以降はどうなるかは分からないけれど、60kmの部はそこまでレベルも高くなく、表彰は10位まで対象となっているので、走力に自信のあるホノマラーなら入賞・優勝も狙えるのもポイント。

さらに、前夜の海鮮料理(僕は海鮮丼に地魚の生春巻きに茶漬けと食べまくった!)やレース夜のカニ料理(こちらもとんでもないボリューム!)や日本酒や濁酒はとても美味しく、レース外の楽しみにも溢れていて、非常にオススメできる大会なので、一度は出てみて欲しい。

最後に、旅行を取り仕切って下さったsanzuinokawataさんとわざわざ応援のためにハードスケジュールで駆け回ってくれたごーはらさん、ありがとうございました!
2年後は、100km走れたらいいなぁ…

えちごくびき野100km(たまる)

2014-10-19 22:32:44 | えちご・くびき野100kmマラソン
観光録はsanzuinokawataさんが詳しく書いてくれました。なのでレースメインで。


出場経緯
ランナーの評価が高かった(ウルトラの大会で他のランナーと話しているとお勧めの大会としてえちごくびき野の名がよく挙がります。)のと、この大会は二年に一度しか行われないということで出ることにしました。100kmは5つの峠越えをしなければならないらしいので、秋田の2週間後だし比較的フラットな60kmにしようと思っていたら、なぜか100kmのほうにエントリーしてしまっていました笑。100kmの引力恐るべし笑。


前日まで
秋田の疲れで少し足が重いくらい。ジョグするには問題ないレベル。


前日
K田さんの運転するレンタカーで上越へ。
滝を見てアスレチックみたいなことを少しやって受付会場へ。その後は、近くで海鮮料理食べて日本酒も飲んだ。さすが米どころ。日本酒おいしい。
買い出しして、宿に行って、翌日の打ち合わせ。どぶろくも飲んだけどやっぱりおいしい。
だらだらしてたせいで23時すぎに就寝。

当日
3時15分に起床。朝食は、野菜生活と焼うどんといつものぶどうパン。
着替えて4時15分に宿を出発。駐車場を探していたりしたら4時45分くらいに会場着。外寒すぎ。急いでトランジットの荷物を預けて、あとはダラダラ。ヴァーム飲み忘れたことにはゴール後気付いた。
今回は、珠洲ウルトラのTシャツ着ていろんな人に話しかけてもらう作戦。あと、秋田と違いを出すためにロンタイをはいてみた。
目標は上りで歩かない、前半50kmより後半50kmのタイムがよくなるようにする、といったくらいで設定ペースなどは決めず。速すぎたときだけ修正しようと思ってた。


大会の概要はsanzuinokawataさんの大会録に詳しく書いてあるので割愛。
100kmの部は参加者が豪華です。有名なウルトラの大会で上位に入るようなランナーや神宮24hランナーも多く出ています。今年の優勝は、浦佐の2周で優勝された方でした。もちろんそんな人たちは速すぎるのでレース中に見ることはできませんが。


てなわけであとは感想録。
start~10km
スタートしてもモチベーションが上がらない。走りたくないということではなくて、これから何するんだろう、みたいな感じ。周りの人が走ってるからとりあえず自分も走ろうみたいな。100km走るんだという高揚感はなかった。9kmの小学校エイドでトイレ。体育館のトイレを使えたが、行列で6分くらい並んだ。ここはいつも混むとのこと。

10km~40km
田んぼ道を走ったり、集落の中を走ったり。12kmくらいでまぶたが重くなる。時折目をつむりながら走ってた。ふらふら走ってたから、後ろのランナーは怖かっただろうな。次のエイドでコップの水を頭からかけて応急処置。少し回復。そしたら蝦さんが沿道で応援していた。知り合いに出逢うと元気が出る。目も覚めた。各エイドで氷砂糖をもらい舐めながら走った。
40kmからの上りからが本番だと思っていたので、とりあえずそこまでは疲れをためないようにダラダラと走る。途中で地元が同じランナーと出逢った。偶然。うれしい。36kmくらいのエイドで再度蝦さんに応援してもらった。ロードバイクで回っているらしい。アクティブ。
40km手前から坂がはじまったがまだ急ではない。周りの人も走っている。

40km~50km
峠。1つ目は、傾斜は急ではありませんが一番長いです。歩いている人もちらほら。42.195kmの看板を発見。4時間38分くらいで通過。下りは脚に負担にならないよう気をつけながら走った。
2つ目は、よく覚えていません笑。距離はそんなに長くはなかったと思う。とりあえず走った。
下って50km。5時間30分くらい。秋田より30分くらい遅いけど、気にせず。

50km~60km
荷物エイドでゆっくりして、送っていたOS-1ゼリーを手に持って出発。脚は元気だったので後半ペースを上げるイメージを持って走ろうと思った。出たらすぐに3つ目の峠。ここが若干長い印象。歩いてる人が多いので、走ったらいっぱい人を抜かした。暑いのでところどころでOS-1を摂取しながら走る。
くだり。そして4つ目の峠へ。ここが一番傾斜が急です。でもそんな長くはないので、歩いてもそこまでのロスにはならないかもしれません。というか殆どの人が歩いてます。だけど、上りは走る、が目標だったので走りました。上りきったところが60km。

60km~75km
下り始めたら、前を行くK田さんに追いついた。曰く上りは歩いたとのこと。並走。次のエイドでわかれる。少し行くと、ごーはらさん出現ポイント。知り合いに会うとやはり元気が出る。この辺りから固形物食べると気持ち悪くなりそうな感じがあった。のども渇く。OS-1も全部飲んでしまった。
その次のエイドでK田さんにまた合流。この先1kmくらいで最後の峠だよ。とエイドの人に教えてもらって200mくらい進んだら坂が出現。絶望した。けどそこは峠ではなく、すぐに終わった。その後、蝦さんにみたび応援してもらった。少し並走。
そうしたら峠。一瞬歩いた。疲れがどっときた。走れない。やる気を失った。歩く。やる気ないし、リタイアも一瞬考えたけど、100km連戦はやっぱり辛いんだ、とかみんなに思われたくなかったので進んだ。次のエイドで飲み物を多めに飲んでゆっくり休んだ。エイドをでてすぐのところが峠の終わり。そして75kmポイントもあった気がする。

75km~90km
のどが乾きすぎてつらい。歩きまくる。78kmのエイドにOS-1のペットボトルを置いていたので、そこまでなんとか進みたいと思ってた。眠くなってきた。横になったら寝れそう。でも、気持ちよく寝れそうな場所がなかったのであきらめて歩いてた。そんなこんなで78kmエイド。戦意喪失してたのでファンランしてやろうと思ってそばとか食べてた。だらだらしてOS-1のペットボトルを持って出発。
エイド出た後は、歩いたり走ったりしながら進む。人についていくことでしか走る気力を保てない。85kmのエイドでごーはらさんが応援してくれていた。待たせてごめん。おかゆがおいしかった。ちょっと頑張ってペースを上げてみたけどなかなか距離表示現れないし、坂があるしで絶望しながら進む。

90km~finish
街中に入ってきた。多くの人が玄関先で応援してくれた。長時間、外で知っている人知らない人関わらず応援してくれているんだと思うとありがたくて泣きそうになった。92kmエイドで海賊汁。えびとか入っている海鮮汁だった。飲んだ。おいしい。
ここで反射タスキを渡された。暗くなったときに危ないのでそのため。安全面でも気を配ってくれている。いい大会。
暗くなると寒くなってきて、少し気持ちも悪くなった。歩く時間が長くなった。そしたら、96kmくらいで四度目の蝦さん。ロードバイクで並走(というか先導)してもらった。元気でたし、走れるようになった。残り3kmくらいからはラストスパート。ほかのランナーをどんどん抜かした。でも距離表示がなかなか出てこなくて軽く絶望。スパートがもたずに最後はペースが落ちてしまった。ラストの直線では、前のランナーとの距離を見て、アナウンスしてもらえる時間を作ってからゴール。このアナウンスのおかげである人にフルネームをちゃんと覚えてもらえた笑。ただ、特に目標とかなく走ってたのでゴールしても感動とかはあまりしなかった。

ゴール後は、地元の中学生が休憩スペースまで誘導してくれて、飲み物や荷物を持ってきてくれるなどいたりつくせり。

ちなみに、走った日の夜に体がだるくなって風邪をひきました。ゴール後はあったかい格好をして、体を冷やさないようにしましょう。



まとめ
総じていい大会です。エイドも応援も充実してるし。地元に愛されている大会であることを実感しながら走ってました。コースも少しは起伏があったほうがアクセントになって飽きません。

秋田との大きな違いは、秋田は角館-鷹巣という100km先へ向かって走るのに対し、こちらは大きく迂回しながらゴールを目指すという点かなと。個人的には100km先に向かう秋田のほうが、走ってやるぞという気になりました。
あと、100kmと60kmでコースがまったく違うので、両方の応援はしにくいかもしれません。ごーはらさんも前日にいろいろと悩んで応援ポイントを設定してくれていました。本当にありがとう。

今年でた、奥熊野、秋田、えちごくびき野はどれも素晴らしい大会です。エイドの充実度、沿道の応援、特色のあるコースなどなどウルトラらしさを楽しめました。どれもお勧めの大会です。他にもいろいろと大会はあるので今後もいろんなのに出てみたいです。

まとめが雑ですがご容赦ください。

高田開府400年 第10回記念大会えちご・くびき野(謙信公の里)100kmマラソン(sanzuinokawata)

2014-10-18 14:24:07 | えちご・くびき野100kmマラソン
節目の10回目のウルトラマラソンとして、えちご・くびき野100kmマラソンに出場して来ました。

この大会は予算の関係で隔年開催となっている珍しい大会です。
前回大会までは50kmと100kmでしたが、今回からは60kmと100kmの二つの部に変更されました。

コースは60kmと100kmでは全く異なり、一カ所の交差点とゴール会場以外共通部分がないというユニークなコース設定です。
そのため、60kmと100kmではまったく別の大会といってもいいかもしれません。
60kmでは海岸沿いのうみてらす名立をスタートしたのち海沿いから高田方面の観光名所の脇を通るアップダウンが全くないフラットなコース。
一方100kmは直江津のリージョンプラザをスタート後、平坦な田んぼ道を40km進んだ後、40~75kmまでの間に5つの峠をこえるという少しハードなコースです。

今回自分は100kmに出場したので、100kmの部の印象をもとに大会録を書いていきたいと思います。

100kmの部は5時半スタート。トランジットの荷物が50.5kmと78.4kmの2か所に置くことが出来ます。
コースは、はじめ40kmまでは平坦な田んぼ道。そこから72km過ぎまでに5つの峠を越えた後、親鸞ゆかりの地柿崎へ。
柿崎からはしばらく海沿いの細かなアップダウンを行き、最後5kmは再び田んぼ道をゴールへ向かうという感じです。

さて、今大会の特筆すべきポイントはなんといっても充実のエイド。
エイドは給水、エイド、レストエイドと三ランクに分かれて用意されています。
各エイド・レストエイドではおにぎりやバナナ・オレンジ、笹団子、翁飴等豊富な飲食物が提供されるほか、場所によっては豚汁やお蕎麦、羊羹、海賊汁など様々なものが用意されていてグルメレース状態。
給水所でも、水・麦茶・スポーツドリンク・コーラ・塩・梅干しが必ず用意されているという充実っぷり。給水所・エイド全部合わせると35カ所になり、3kmに一カ所は何かあるという抜群のサポート体制でした。エイドの充実という点では秋田と同程度あるいはそれ以上でした。
沿道から応援をして下さる方も多く、ゴール後は中学生のボランティアが飲み物から荷物から何でも持ってきてくれるというありがたいサービスまで付いている、ホスピタリティー溢れる大会でした。

距離表示も丁寧で、最初10kmは1km毎、それ以降は5km毎、最後20kmは2km毎に設置してあり、ほぼ正確だという印象を受けました。
コース図の高低差表掲載の距離ともぴったり一致していて、初めての大会でしたが事前にイメージした通りに走ることができました。

ランネットで異例の高評価を受けていたことも納得できる、ランナーに優しい大会でした。
少しアップダウンのあるきつめのコースですが他の人にも是非おすすめしたい大会です!




以下は旅行記

【事前準備】
秋田から2週間。回復不足が心配だったのと、右ひざに痛みを抱えていたため完走できるかどうか若干不安な状況。
そのため初めてドーピングを導入する事にし、アミノバイタルプロを購入。
前々日の金曜日は早めに帰るはずだったがなぜか日本酒でベロンベロンに。
結局帰宅は1時半。

【前日】
高田馬場でレンタカーを借りていざ直江津。
関越の渋滞を見越し8時出発にしたにも関わらず鶴ヶ島まですでに渋滞。
それでも12時には長野付近まで到達し、小布施PAで昼食。
自分は蕎麦。みんなが食べていたカツ丼が美味しそうだった。
その後PA併設の広場で謙信ごっこをして遊んだ。

いったん妙高で高速を降りて本日のメイン苗名滝へ。
この滝が思ったよりいい!
水量豊富で落差もある滝は圧巻!色づき始めた木々とのコントラストも綺麗で、さすが百名瀑。
滝壺間近まで行けそうだったので、みんなを置き去りにし道なき道を行き、岩また岩を越える。
が、途中足を滑らせ見事に両足とも入水。
誰にも見られず良かった。

そんなこんなで滝を楽しんだ後、カフェでソフトクリーム(トッピング10種かけ放題)やらカボチャプリンやら。
「パフェおーはら」に続いて「プリンたまる」が誕生した。

その後、たまる氏の運転で受付会場へ。16時半頃に着いて受付を済まし、みんなでホノマラおじさんを落書き。
しばらくの間、濁酒を購入したりコシヒカリを試食したり。
隕石を模した謎のゆるキャラもいた。

そして会場を後にし、夕日を観に日本海の海岸へ。
この辺り、日本海に沈む夕日が絶景とのこと。
しかし、時間はギリギリ。迫りくる日没とのデッドヒート。

結局夕日には間に合わなかったものの、しばらく日本海を堪能した。
そして本日二度目の入水。足はもうぐちょぐちょ。

夕食は「軍ちゃん」で海鮮を堪能。
日本海と言えばやっぱりお魚!自分は海鮮ちらしを注文。
これがまた最高に美味い。
ごーはらさんに付き合って日本酒を、といきたかったが運転手のためここは我慢。
それでも豪華な夕食に満足!

その後近くのヨーカドーで買い出しをして、谷浜の民宿「坪田旅館」へ。
駐車場が分からず狭路に突っ込んでしまい四苦八苦したものの、無事に到着。
さっき買った濁酒や夕食時の日本酒を嗜み、10時半頃就寝。就寝前にアミノバイタルプロでドーピングした。


【当日】
3時半前に起床。
朝ご飯にあんぱん、ジャムパン、かっぱ巻き。宿を4時15分くらいに出発して会場近くへ。
目の前の駐車場は既に満車だったが徒歩5分ほどの場所はガラガラ。スムーズに車を止めることができた。
会場でアミノバイタルプロを投入しスタートに備える。
気温は若干低く肌寒い程度。今回はタイツは履かず、半袖半ズボンスタイルでいざ出陣。
スタート前に会場内で予想タイム順に並ばされるが、スタート地点ではバラバラになってしまうのであまり意味はなかった。
スタート前は司会の女性が盛り上げてくれる。えちごくびき野100キロメートルぅぅマラソン!の連呼が印象的。

そして予定通り、5時半にスタート。

〜5km Lap 30:23 Total 30:23
スタート直後にえびさんを発見し、大声で声をかけるものの気づいてもらえず。
めっちゃ恥ずかしい。
走り出してすぐ痛めていた右膝に違和感を覚え始める。
さらになぜか両脇腹が筋肉痛。右膝が痛いのはわかるがなぜ両脇腹が痛むのか?
不思議に思いながらの不安な走り出しとなった。(その理由はのちのち田丸の名推理によって明らかになる)
しかし、ペース的にはキロ6を切る上々の立ち上がり。
今回はとにかく完走を第一目標にしていたので、ちょっと速いかなとも思いつつもこのペースを維持していく。
山の上から上る朝日が印象的だった。
給水所が以外と充実している事を確認してすぐに5km。

〜10km Lap 29:07 Total 59:30
くねくねと田んぼ道を進んでいく。
エイドも充実していて、おにぎりや笹団子をいただく。

~15km Lap 31:48 Total 1:31:19
レストエイドでトイレタイム。
このトイレロスで田丸に追いつかれるかなと思ったが、前後に田丸の姿は見えず。暇な田んぼ道を孤独に走る。
途中えびさんに遭遇。
今度は気づいてもらえ「かわた遅いじゃん」と言われる。
さすがドS姉妹の片割れ。

~20km Lap 29:20 Total 2:00:39
全く印象に残ってないが基本的に田園集落を走っていた気がする。
この頃から足取りが重くなってきて秋田の疲れがまだ残っている事をひしひしと実感し始める。5kmが遠い。

〜25km Lap 29:45 Total 2:30:24
20kmの看板のあとすぐにエイド。
おにぎりやら翁飴やらを食べる。エイドが充実していてほんとに楽しい。


〜30km Lap 32:34 Total 3:02:58
この頃にはキロ6がしんどくなってくる。レストエイドで長めの休息。ここで食べた五目おにぎりとお蕎麦が最高に美味しかった。
この辺り近くには北陸新幹線の高架が見える。この高架もコースの見所の一つらしいのだが、新幹線も走っていないただの高架が田んぼの上を通っているだけ。

〜35km Lap 34:11 Total 3:37:09
田んぼ道。ごーはらさんがいるという70km地点までやっと半分かと思いながら走った。果たして自分はそこまで辿り着けるのか。
日だいぶ高くなって暑くなりそうだったので、このあたりからは意識して水分と塩分をとるように。各給水所に梅干しと塩が用意されている事がありがたい。一本目のアミノバイタルプロ投入!

〜40km Lap 33:13 Total 4:10:23
岩の原葡萄園エイドで二度目のトイレ。エイドを出てすぐ、えびさんに遭遇。
道は緩やかな上り。40km以降の峠の予兆。40km手前の坂を上りきってエイド。

〜45km Lap 39:37 Total 4:50:00
40kmのエイドでいろいろ食べて小休止。
エイドを出ると予想以上の急坂。
さあ、歩くぞ。ということでここから上りは走りと歩きが半々ほど。
峠を越えると下り。そして再びの上り坂

〜50km Lap 33:55 Total 5:23:56
二つ目の峠

〜55km Lap 46:20 Total 6:10:16
50.5km地点でまたも長めの休息。預けておいたトマトやエアサロンパスで回復。
アミノバイタルプロも投入!
そして3つ目の峠へ

〜60km Lap 39:47 Total 6:50:04
3つ目の峠もクリアして下りきるとエイド。ここで食べたきのこ汁がとっても美味しかった。にんじん羊羹もここで食べた気がする。
エイドを出ると最も急な登り。ここはほぼ全員が歩いている。もちろん自分も半分以上歩くが、周りよりも相対的には速くどんどん抜かしていく。
この辺りでは右膝の痛みはなくなっていた。
そして60kmの看板とともに頂上へ。

〜65km Lap 32:21 Total 7:22:25
頂上のエイドで三回目のトイレ休憩。
そして走り出してすぐ田丸に追いつかれる。
自分にとっては想定外の展開。なんと上りを全部走ってきたらしい!
それは追いつかれるわ〜
とりあえず田丸に「なんか脇腹がめっちゃ痛いんやけどなんでやろ」と相談。
すると田丸は「昨日の滝ではしゃぎ過ぎ」と冷静な口調で即答。
おっしゃる通り。名探偵や。

ここで田丸に勝つにはどうすればいいか考える。
① この下りで引き離しそのまま押し切る
② とりあえず並走
③ 先に行かせて様子見

この選択肢のうち自分は①を選択。下りで一気に引き離す。
…つもりだったが、すぐに追いつかれた挙句抜かし返されてしまう。
ならば③でと思ったのも束の間、田丸はみるみるスピードを上げ視界から消えてしまう。
さすが俺の弟子。いつの間にこんなにも成長したのか。
その後は再びの孤独な戦い。走れど走れど前に田丸は見えないし脇腹も痛い。
とりあえずごーはらさんを目標に走る。

〜70km Lap 37:44 Total 8:00:09
山を下ると遠くから太鼓の音が。エイドは近いと思いながら走るもこれが意外と遠い。
そんなこんなで虫川大杉のエイド。ここで浦川原にいるはずのごーはらさんに遭遇!
(後で聞くと、うらがわら駅で降りそびれて一駅乗り過ごしてしまったらしい。)
ごーはらさんに出会うという目標を達成し少し元気に。
ほくほく線の高架と並走し浦川原へ。
この辺りで空腹を感じるようになる。
浦川原のエイドで腹ごしらえ。おにぎりを3個食べたほか、みそ汁などなど。
食べまくっていると後ろから田丸登場。前にいると思っていたので驚いた。
しかも内蔵がやられたらしく辛そうな表情。
しばらく田丸と並走しているとえびさんと3度目の遭遇。

〜75km Lap 36:51 Total 8:37:01
70kmの看板を過ぎてすぐ上りが始まる。これもなかなかに急坂。
田丸は辛そうだったがここは弱者無用☆のウルトラの世界。
情け容赦なく見捨てる。
といってもこちらも歩きがメイン。
すると別のランナーに「歩いたらダメ。ゆっくりでもいいから走らないと。俺に付いてこい」と声をかけられる。
気持ちは有り難いが、こちらは上りを走る余裕は皆無。秋田からの連戦の疲労はここに極まっているのだ。
しかし、無下にお断りもできない性格なので無理矢理走らされることに。
そこでこのランナーよりも速いペースで上り、見えなくなったところでこっそり歩く作戦。
そうこうしているうちに頂上へ。
(ちなみにこのランナーさんには下りきった後に颯爽と抜かされた)
頂上のエイドをでると後は下り。

思い返せば最初の40kmはダラダラしたコースで長く感じたが、40kmから75kmまでは変化に富んだコースであっという間に感じた。

〜80km Lap 39:10 Total 9:16:11
柿崎の海と柿崎エイドのごーはらさんを目指してひた走る。
80km手前までのエイドが異様に長く感じた。
このエイドで4度目のトイレ。
中学生の女の子から預けておいた荷物を受け取り、エアサロンパスで回復。
透明な怪しいゼリーや蕎麦を食べた。

〜85km Lap 35:57 Total 9:52:08
ここからはガチャピンと抜きつ抜かれつ。ひたすら柿崎に向かって進む。
この辺りから腹筋が痛み出す。
エイド近くでは交差点の信号に引っかりタイムロスしたりエイド手前の坂に辟易したり。
そして85kmエイドでごーはらさんに再び遭遇。
元気を貰う

〜90km Lap 41:56 Total 10:34:08
しばらく走って海沿いの道へ。本日初めての日本海!!
夕日にはまだ少し時間が早いもののうっすらと彩雲が見える。
ペースもキロ6ちょいを維持していていい感じ。
しかし腹筋が痛い。腹筋切れそう!と思いながら走った。
90km手前のエイドで5度目のトイレ。今回はトイレに行き過ぎた。

〜95km Lap 40:41 Total 11:14:46
92kmのエイドで海賊汁。えびが丸ごと入っていて贅沢。
しかし殻が剥けず満足にえびを食べられない。残念。
最後の坂辺りで95km。

〜100km Lap 33:25 Total 11:48:11 (ネット 11:47:18)
北陸道の下をくぐり最後は田んぼ道。腹筋に続いて足の裏も痛み出す。
足底が痛いと感じたのは初めての経験。靴を新しいものに替えたばかりなのが原因かな?
97km手前でえびさんに四度目の遭遇。えびさんから上杉が優勝した事を聞いてテンションアップ!
ラスト2kmでスパート。今回はスパートする余力もバッチリ残っていた。
そして前後との間隔を調整して絶好のポジションでゴール!
上杉と原ちゃんの出迎えを受けた。
自身10回目の節目のゴールは抑えめに走ったことが活きて余裕のゴール。10連続完走という目標を達成できて安堵した。


ゴール後はボランティアの中学生に色々世話をしてもらい感謝感激!

その後会場でお風呂に入ってリフレッシュ。
お風呂タイム中に田丸もゴールして全員完走。予想より早く、ゴールの瞬間に立ち会えず残念だった。

しばらく会場でグダグダ。ごーはらさんに貰ったお菓子が美味しかった。

その後バスでスタート会場に戻り車を回収。
今日中に東京に戻るごーはらさんを直江津駅で見送った後、ヨーカドーでお酒やお寿司、お刺身を購入。
昨日と同じ坪田旅館へ。

宿に帰って晩ご飯。
この晩ご飯がまた豪勢なこと。
お刺身に焼き魚にカニ汁。極めつけは一人まるまる一杯のゆでガニ。
上杉が優勝した事を伝えると日本酒までサービスしてくれた。

カニを食べる間、夕食会場は静寂に包まれる。
蟹味噌酒まで楽しんでカニを味わい尽くした。

晩ご飯のあとは部屋に戻ってビールと日本酒。
お刺身やお寿司をつまみに至福の時間を過ごした。

【翌日】
翌日は8時すぎまで寝て、朝食。
先に帰る原ちゃんを駅まで送る。
ぎりぎりになったが間に合ったと思ったらみどりの窓口に長蛇の列。
結局学割の切符は買えず普通運賃に。申し訳ない事をした。
切符は事前に購入しておきましょう。

その後、田丸の希望で坂口記念館へ。
その筋では有名な人らしい。
記念館のおばちゃんに接待してもらい、お茶を飲んだり椿をみたり。
さらに田丸が日本酒を試飲している間にノンアルコール甘酒を頂いた。

記念館を12時過ぎに出発して、上信越道をひた走る。
妙高SAで昼食。一昨日から食べたかったカツ丼を食べた。
横風にあおられたり、碓氷峠のトンネルの切れ目で突然のホワイトアウトに遭遇したりしながら5時半頃高田馬場へ。
台風が近く交通量が少ないためか、渋滞らしい渋滞もあまりなくスムーズに帰れた。



以上、今回もとても楽しいマラソン旅行だった。
天気が心配されたが、当日は晴れて暑いくらいの好天。
暑かったものの充実のエイドで塩や梅干しを積極的に摂取したことで熱中症になる事もなく、全体として楽しいレースとなった。
事前の評判に違わない素晴らしい大会で、いろんな人におすすめしたいし
今後も参加したい大会だ。