大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

伊南川100㎞ウルトラ遠足(たまる)

2015-10-24 11:15:50 | 伊南川100kmウルトラ遠足
おすすめの大会だったので書きます。Sunzuinokawataさんと重複が多いですがあらかじめご容赦ください。


出場経緯
多くのウルトラの大会が重なるこの週末。もともとは四万十ウルトラに出たくて抽選に出したが、落選。ということで、もう一つの候補だった伊南川にエントリー。人望がなかったためか、メーリスを回しても人が集まらなかったが、河田さん、田端さんと三人で少人数旅行を楽しむことができた。
ちなみに河田さんとは、二年前の能登すず、昨年のえちごくびきの、今年の伊南川と、三年連続で10月のウルトラにご一緒させてもらってます。

直前まで
平日はほとんど走らなかったため、週末に負荷をかけるようにしていた。皇居まで自宅から走って行ったり、大会の応援に途中駅から走ったりと意識的に長く走るようにした(電車代やランステ代の節約にもなった笑)



前日
夕方に渋谷出発。途中、SAで夕食をとりつつ22時に宿着。受付してないので準備がほとんどできず、23時就寝。


当日
3時起床。朝ごはん食べて軽く準備して3時40分くらいに出発。会場には4時過ぎ着。会場の裏手の駐車場に車を止めて受付。車に戻って、準備。
今回は半そでTシャツにアームウォーマー、短パンという格好。気温的にはちょうどよかった。紅葉がきれいとのことなので、せっかくだしデジカメを手にもって走った。
中間点に送る荷物には、懐中電灯とOS-1をいれておいた。

会場に置いとく荷物を所定の位置に置いていたら、スタートはぴったり5時ではない、という驚愕のアナウンス。ポン菓子の装置の破裂音がスタートの合図だったようで、大きな音がしたときはまだ靴紐を結べていなかった笑

慌てて靴紐をむすんでスタートゲートへ。

タイム
5km 32:54
10km 35:16
15km 32:10
20km 31:32
25km 34:55
30km 34:30
35km 51:23(←31kmくらいから走行禁止のトレイル区間)
40km 44:23(←36.5kmまで走行禁止のトレイル区間)
45km 32:26
50km 38:00
55km 34:43
60km 36:32
65km 46:10
70km 38:15
75km 35:25
80km 31:45(ここまで9:50:00くらい)
以降タイムなし
Finish 12:38:57


0km~10km
定時2分前にスタートの合図がなったはいいものの、ポン菓子が食べられるということでまずはその場でポン菓子の列へ。暗いうちは、懐中電灯を持った河田さんと並走。
明るくなったあたりで、近くを走っていた人と話しながら並走。何人かとしゃべったけど、みんな宮古島をおすすめしていた。

~20km
エイドのトマトが美味しい。途中、「細越橋」を渡ったところで、どら焼きを食べてる河田さんに追いつく。この後、並走。ところどころで写真を撮りながらすすむ。参加者が370人程度と少ないので、ここら辺から前後に見えるランナーがちらほらしかいない状態。

~30km
川の上流に向かうにつれて紅葉も深まってきてきれいだった。おなかの空き具合が気になったので、エイドではなるべく食べるように心掛けた。
この辺りまでは、ゆるーい登り坂をひたすら登るイメージ。ところどころに下りもあるけど、基本は上り坂っぽかった。ただし、がっつり登るところはなかったためか、秋田よりも走りやすいのではないか、という話を河田さんとしていた。
途中で前を走っていた田端さんに追いついたのも確かこの辺。

~40km
30.1kmエイドを出たすぐのところで、待ちに待ったトレイル区間。
歩いている途中から、流れで自分と河田さんを含めたフォーマンセルで進むことになった。ここで一緒に歩いていた人たちは、最後まで抜いたり抜かれたり一緒に走ったりを繰り返していた。話を聞いてると、雁坂峠とか香港100マイルとかいう単語が出てくるくらい変な人たち笑。ロードの100kmは普通という感覚になる。
36.5kmで頂上へ。エイドでコーラ。ここからは10kmほどエイドがないとのことで、500 mlの水を配布していた。こういう心遣いが素晴らしい。
で、片手にペットボトル、片手にデジカメという状態で進む。下り基調ではあったがところどころにでてくる登りがつらい。

~50km
トレイル区間で一緒だった人たちと並走しながら下るだけ。

~60km
53kmの中間点エイドでは、トン汁とおにぎり。ここからは片手に預けておいた懐中電灯を、片手にデジカメという状態でゴールまで進んだ。ここら辺は来た道を戻るだけ。

~70km
本日二個目の峠越え(こっちは舗装路)。峠に入ったときはなるべく走って並走していた河田さんとの差をつける予定だったが、すぐに心が折れ、河田さんと抜きつ抜かれつを繰り返しながら歩いて登った。
頂上の終わりはトンネル入り口。トンネル内が暗かったので、初めての懐中電灯の出番。

~80km
後は下るだけ。72.3kmエイドではマトンの焼き肉エイド。さらに下って77.3kmでは温泉エイド。河田さんはここで温泉に行くということだったので、分かれてゴールへ進む。

このあたりでゴールタイムの逆算をしてみる。
①75km通過が9時間15分くらい
②ベストが11時間50分くらい
→25kmを2時間30分(6min/km)で走るとベスト

脚はまだ動いていたし(エイドで長居してたし、登りはほぼ全歩きだったから)、コースも若干下る感じの、やろうと思えば(=エイド滞在を短くすれば)十分ベストが狙える状態。行ってみないとわからないので、スピードを上げすぎないように注意しながら、前へ進む。(75~80のラップが速いのはそのため)

~90km
83.5kmエイドに到着した時点では、まだ余力十分。
だけども、「鶏汁食べていきませんか」って言われた瞬間に、タイムはどうでもよくなって、エイドを満喫するプランに変更。椅子に座って具だくさんの鶏汁を美味しくいただく。このエイドを出るとエイドの残りが二つしかないのが惜しい。
なくなく出発。
次のエイドまで近くにいた人に無理をいって引っ張ってもらったが、エイドまで残り1kmくらいのところで急に力が抜けた感じになって歩いてしまった。ハンガーノックか脱水かな?(やる気をなくしたという可能性も笑)まあ、歩けるので歩いてエイド着。
脱水、ハンガーノックのどちらでもいいように、ホットドリンクを何杯かお代わりしつつ食べ物を食べてた。そしたら、奥のほうから「焼き肉食べませんか?」という声が。もちろん食べる。ほかのランナーがさらっとビールももらっていたので、うらやましかったが、今回はゴール後のハンドルキーパーを申し出ていたので飲めず。
エイドのスタッフの方とおしゃべりしながらまったりしてた。

~finish
さっきのエイドを出るときに前後にランナーいなかったし、あとは孤独走か、と思ってだらだら走っていたら後ろから猛スピードで近づいてくる人が。
初めはわからなかったが、近くで見ると、山登りで一緒になってそのあとも温泉エイドまで一緒に走っていた人!
その方は温泉にはいったようだが、そしたら復活したらしい。100kmの自己ベストが狙えそうでペースを上げているとのこと。
自分もないのはやる気だけで脚は動くので、話しながら並走。平坦の道では今日一番速いペースだったと思う。
ゴール会場の真横を通り過ぎ、最終エイドへ。昨年まではここで酒盛りが行われていたようだが、今年は開かれていなかった(´・ω・`)並走していた方はベストを出すために先に行き、自分はのんびりゆったりしていた。
途中で暗くなったので懐中電灯をつけて進み、ゴール!

ゴール後は、先に会場に戻っていた田端さんや途中並走した方と話しながら、河田さんのゴールを待ち、模擬店利用券でお土産のお酒を買ってけんちんすいとん、骨まで食べられるさんま一尾などを食べた。100km走った感動というよりは、紅葉の中を走り、美味しいものを食べ、たくさんの方とおしゃべりをしたという満足感が大きかった。

二日目の宿は塩原温泉だったので、そこまで運転し、夕食のコンビニ弁当を食べ、温泉につかり、軽く打ち上げ。


三日目
晴天。脚の疲労はあるが、日常生活には差し支えないくらい。
朝食を食べて、鍾乳洞に行ったり、滝に行ったり、と脚を酷使するイベント多数。一番つらそうだった田端さんには申し訳ない。動かした方がはやく治りますよとかショック療法とかいろいろ言っていた気がする。
そのあとも、温泉に入ったり吊り橋をわたったりソフトクリーム食べたりしながら東京へ。



雑感
本当に素晴らしい大会だった。
いくつか特徴を挙げると、
・なんといっても紅葉。標高差もあるので、紅葉が始まりかけている部分から紅葉が終わりかけている部分まで見ることができた。
・トレイル区間がある。ふかふかのトレイルでした(登り)。
・コースにメリハリがある。大げさにいえば、浦佐を横に長―く、縦にちょっと伸ばした感じ。登り区間と下り区間がはっきりとわかれています。小刻みなアップダウンを繰り返すよりは個人的に好み。
・エイドの内容が充実してる。特にホットドリンクが多かったこと、ハムとか焼き肉とかほかではあまり見ないようなものも多くて楽しめた。
・参加者数が少ない。エントリー数が370ほど。ストレスなく走れます。ただ後半、前後に人がいないこともあるので、少し寂しいかも。
・制限時間が長い。ゆっくりいけば初ウルトラでも十分完走が狙えます。楽しみながら走るのにもってこい。ちなみに今年は、12歳の女の子が完走したそうです。
・トイレがきれい。仮設トイレはありませんでしたが、公衆トイレがすごいきれいで数もそこそこありました。
・地元の方やエイドスタッフが親切。感謝しかない。


最後に
レース中や観光の写真は写真掲示板にのせているので、見れる人はぜひ見てみてください。来年行きたくなると思います笑

第6回伊南川100kmウルトラ遠足(sanzuinokawata)

2015-10-22 12:11:25 | 伊南川100kmウルトラ遠足
能登すずや四万十の影に隠れてあまり話題になりませんでしたが、ひっそりと伊南川100kmに出場してきました。
こちらも能登すずに負けず劣らずの素晴らしい大会だったので、みんなに勧める意味も込めて大会録を書いておきます。
また一つみんなに走ってもらいたい大会が増えてしまった。



【前日】
同行の田丸氏の都合で17時半渋谷発。
中央環状から東北道へ。
中央環状は混んでたが東北道はスイスイ。
途中、上河内SAでW餃子定食を食べて20時過ぎには西那須野ICを降りる。
高速を降りて暫く走ったところのセブイレで明日の買い出し。
おにぎり三個とお茶、ミカンゼリー。
それに加え、ヘッドライトを忘れてきていたので懐中電灯と電池も購入。地味な出費が痛い。
今回はヘッドライトだけでなくコンタクトも忘れてくるなど忘れ物多数でダメダメだった。
それに加え明後日の観光に備え、るるぶも購入。
ここからはひたすら下道で塩原の山々を越えて南会津へ。
今晩は県境を越えた辺りに宿泊。だいたい22時くらいには着いていたと思う。
明日は3時半には出たいところなのでこの宿の滞在時間は5時間ちょっとだなと思っていたら、宿の人もそれを可哀想に思ったのか僅ばかり値引きしてくれた。感謝感謝!
明日の大会のことは知らなかったようで100kmマラソンの存在にビックリしていたようだった。

【当日】
3時に起床し、3時半に出発。会場までは車で30分くらい。
受付を済ませて車に戻り準備。
荷物は53kmのエイドに置いておける。
田丸から後半温泉に入れるという情報をもらっていたので、53km地点の荷物にはタオルを入れておいた。
気温は8℃ほど。半袖半パンで肌寒い程度だったが、雨対策も兼ねてビニール袋のカッパを着てスタートを待った。
他の人のブログをみると例年は2℃前後らしいので今年は暖かい方なのだろう。
スタートは5時の予定なのだが、会場のアナウンスが言うには「スタート合図はデジタルでもアナログでもない方法でいつ鳴るかはわからない」らしい。
よくよく聞いてみると、スタート合図はポン菓子を作る機械の爆発音。いつ鳴るかはポン菓子の気分次第。
スタートの5分くらい前から、いつ鳴るかいつ鳴るかみんなソワソワ。
結局予定より2分早く爆発し、スタート。
今回は16時間2分の制限時間となった。
が、まずは出来立てほやほやのポン菓子に群がりほとんどのランナーがなかなかスタートしようとしなかった。

スタート直後は暗かったが、5kmもいかないうちに明るくなってきた。集落を抜けるとここからは伊南川沿いの国道352号を尾瀬方面へ登っていく道。
コース的にはひたすら登りではあるが、序盤でかつ緩やかなので登っていることを殆んど感じさせない。
余談だが、この国道352号は尾瀬方面から奥只見湖、奥只見シルバーラインへ通じていて、なんとなく親しみを覚える道だった。
日が昇って山々を照らすようになると、あたり一面燃えるような紅葉の景色が広がってくる。
紅く黄色く色づいた山々が四方に広がる景色は圧巻だった。
景色の綺麗さに見とれながらあっという間に30km。
ここまででエイドが5箇所ほどとエイドの数も充実。飲み物以外にもリンゴやカステラなど食べ物も豊富。
秋田や越後くびき野には及ばないまでも、十分すぎる内容だった。

30km過ぎのエイドを出ると国立公園内の登山道へ。
ここからは走行禁止のトレイル区間。
初めの方こそ緩やかな登りのフカフカトレイルで走りたくなるが、すぐに急峻な登り区間となるため走りたいという思いは消えてしまう。
この区間はすべて歩いて登った。
登り区間は丁度ペースが一緒だった(合わせていただいたのかも)二人のランナーさん、田丸と四人でお喋りしながら。
お二人ともウルトラマラソン好きの経験豊富な方で楽しいお話をたくさん聞くことができた。
35kmの表示を過ぎて暫く登ると上方に建物が見えてくる。
この建物がトレイル区間のゴール、峠のエイド。
ここからはエイドが10kmほどないバス道の下り区間となる。その為、500mlのペットボトルの水をもらうことが出来る。 
ザックを持っていない身としては、右手にペットボトル、左手に懐中電灯というなんとも走りにくい格好となるのが難点だったが、こうした配慮は本当にありがたい。
後から知ったが、峠からコースを外れて展望台の方まで行くと尾瀬が一望できるらしい。今度は展望台にまで足を伸ばしてみたい。

次の御池エイドまでの区間は下りとはいえアップダウンが多くタフなコース。
しかし、開けた視界には紅葉美しい山並が広がっていてまったく飽きない。
あっという間に10kmほど走って御池エイド。
ここではお握りがいただけた。
このエイドから次のエイドまではひたすら下る。
快調に走って53kmの中間点エイド。ここでは豚汁がいただける。
ここで預けておいたタオルをゲット。
この53kmエイドはトレイル区間直前の30km過ぎのエイドと同じ地点で、ここからは暫く来た道を引き返す。
行きも通った檜枝岐村の中心部を通り抜ける。
この村、日本一人口密度の低い村で住民の大半が星さんという面白い村。
裁ちそばと山菜料理の看板が立ち並んでいた。
今度は蕎麦を食べに行きたい。

60kmのエイドをすぎると、行きの道からはずれて林道へ。綺麗に舗装された林道で快適な道なのだが、きつい登りでほとんど歩いた。
途中、私設エイドがありパンプキンスープ(だったと思う)をいただいた。
登って登ってエイドを過ぎてさらに登ってトンネルへ。
ここからは一転、ひたすら下り。
下り途中の72kmのエイドは焼肉エイド。肉はラム肉でジンギスカン風。沢山の肉とキャベツをお皿に盛ってくれる。
おかわりもして、次の温泉エイドを目指し出発。

温泉エイドは77km過ぎの地点。木賊と書いて「とくさ」と読む秘境の温泉地。エイドで一服したのち、いざ温泉へ。
この温泉、公衆混浴露天風呂で200円で入れる。
道から川沿へ下りると、川縁に露天風呂が横たわっていて
料金はBOXに投入する形式。
このとき1000円札しか持っていなかったので、一度引き返し酒屋の前の自販機でコーヒーを購入し小銭に崩し再び温泉へ。
ウルトラ途中の温泉は最高。
しばしくつろいで、後ろ髪を引かれる思いで温泉を出る。
着替えていると黄門さまがビールを片手に温泉に入ってきた。やはりお札を崩したらしい。
自分もビールにすれば良かったとちょっと後悔。
エイドに戻るとスタッフの方に「(コーヒーの)お買上ありがとうございます」と言われた。
もしかしたら酒屋のご主人なのかも。

ここまで田丸と付きつ離れつで走っていたが、田丸は温泉に入らなかったため置いていかれた。
温泉エイドを出て暫くは、黒田のユニフォームを着たカープ女子ランナーと抜きつ抜かれつ。
途中のエイドでは鶏汁をいただいた。
結局、カープ女子ランナーに振りきられる形となり、88kmのエイドへ。
ここも焼肉エイド。このエイドのスタッフは、檜枝岐村から峠までの往復2回通る道中のエイドの方々で、都合3回目のお世話となる。
移動しつつ1日中エイドを運営して頂き本当に有り難い。
このエイドでは、先に到着していたカープ女子ランナーがビールを飲んでおり、自分はそのおこぼれを頂戴するかたちで焼肉とビールに舌鼓を打つ。
エイドでいただくビールと焼肉は格別。
あとはゴールを目指すだけ。

95km辺りからは日もすっかり落ちて真っ暗に。ゴール会場を横に見ながら少しの遠回り。道端でお酒を呑みながら応援して下さっている人がいたので「(日本酒が)美味しそうですね」と声をかけたらサキイカをくれた笑
最終エイドでもスタッフのおじちゃん達が日本酒を飲んでいて羨ましかった。
98km区間からは真っ暗な砂利道に。懐中電灯を買っておいて良かった。
ここからはラストスパート快調に飛ばす。
「また来年も」の電光掲示板を過ぎ、一旦舗装路に出た後、再び川沿いの砂利道へ。
この砂利道を抜けるとスタッフが待機していてゼッケン番号を確認してくれる。
そこから100mほどでゴール。
先に確認してくれたゼッケン番号から名前を読み上げてくれるサービス付き。
今回も楽しい大人の遠足だった。

ゴール後は水か、ジュースか、ビールかと聞かれる。
迷わずビールと答えたが、出てきたのは第3のビール。
ちょっとガッカリしたが、もらえるだけありがたい笑
ゴール後は海宝さんのサンマ(有料)や模擬店で汁物を食べる。参加賞に模擬店利用券2000円分が入っていてほとんどタダ同然。

満足するくらい食べて塩原のホテルへ。
温泉に入って打ち上げして寝た。

翌日は塩原観光。鍾乳洞、逆さ杉、竜化の滝、不動の湯、吊り橋。名物スープ焼きそばを食べて帰京した。

5km 33:57 (33:57)
10km 33:11 (1:07:08)
15km 32:38 (1:39:47)
20km 33:12 (2:13:00)
25km 35:05 (2:48:05)
30km 34:20 (3:22:26)
35km 51:25 (4:13:51)
40km 42:12 (4:56:04)
45km 32:05 (5:28:09)
50km 37:36 (6:05:45)
55km 36:43 (6:42:29)
60km 41:02 (7:23:31)
65km 42:32 (8:06:04)
70km 38:16 (8:44:21)
75km 35:29 (9:19:50)
80km 1:01:09 (10:20:59)
85km 37:55 (10:58:55)
90km 47:23 (11:46:18)
95km 29:34 (12:15:53)
98km 25:46 (12:41:40)
99km 7:55 (12:49:35)
100km 6:56 (12:56:28)


総括すると、伊南川100kmは景色よし、温泉あり、焼肉ありと素晴らしい大会だった。
走った感覚から言うと、恐らく100kmより若干短いと思われるがそんな細かいことは気にしない。
ボランティアの方々も暖かく、感謝でいっぱい。
また走りたいと思う魅力満天の大会で、沢山の人にお勧めしたい。



100kmチャレンジマラソン秋田 (あーりー)

2015-10-16 23:27:17 | 100キロチャレンジマラソン秋田
3年の有光です(^^)

秋田走ってから2週間以上経ち、完全に記憶が美化されています。今さらですが、初めてウルトラに出たのとウルトラの女子の大会録が少ないということで書こうと思います。今後ウルトラを走る女子の為に少しでも役にたてればいいなと思います。



*はじめに
そもそも出ようと思ったきっかけは、すどーさんに誘われたノリだったり、20歳の間にウルトラを一度チャレンジしてみたかったとかあるけれど、一番はPPプリンをこよなく愛するみきが出るからで、みきが出るのに自分が出ないなんて悔しい!!みたいな感じで出場を決定。

出ると決めた6月と7月中は言い訳かもしれないけど学校や実習で忙しく月間100kmも走れなかった。8月は合宿や五島ハーフに出たこともあって月間150km。9月は足が頻繁につるようになり、走る意欲が下がってしまったので、これまでのウルトラの大会録を読んだりしてモチベーションを上げて、大会前まででなんとか月間110km。

今回シューズを大会10日前に新調し、足に馴染むか不安はあったけど新しくしてよかったと思う。店員さんに持ち上げられて4000円もするインソールまで買ってしまったけれど、100km走ってもシューズに関するトラブルは特になく済んだ。



▽前日
盛岡で途中下車をし、わんこそば組と冷麺組に分かれて、冷麺を食べに盛楼閣へ。(ある方の大会録であべちゃんと私が冷麺5杯も平らげたとかあったけど、)あべちゃんの下調べのおかげで別辛という食べ方で一杯を美味しく頂いて満足(o^^o)

翌日の買い出しをしたあとにゼッケン等を受け取り、前夜祭へ。

食べ物を求めてテーブルをうろうろし、たまたま空いていたテーブルでおじさま方とお話。若い集団ということでやっぱり珍しがられる。
ここで出会ったウエハラさんは秋田を10回以上完走しているクリスタルランナーの方で、UMMLという約700人規模のウルトラランナーのメーリスに加盟しているそう。このウエハラさんとは何かと縁があり大会後にもお会いでき、さらには2泊目の宿が同じという偶然が重なる出来事が!

前夜祭を終えて宿に移動。宿に移動するバスの中でふくちゃん先輩とたしか、変態についての話をしたような気がする。

夕飯はお昼にわんこと闘った勇者達がとてもしんどそうな雰囲気の中、比内地鶏のだしが効いたきりたんぽ鍋を頂いた。本場のきりたんぽはとても美味しかった!

部屋に戻って翌日の準備をしながらもりちゃんと電話し、21時過ぎには就寝。こういう時いつでもどこでも眠れる体質でよかった笑


▽当日
1時半の目覚ましが鳴る5分前に右ふくらはぎがつって起床。あと5分寝れたのに...と思いながら寝覚めの悪い朝を迎える。朝食はおにぎり(鮭、梅)2個とヨーグルト、野菜ジュースを摂り、2時半頃にバスで出発。スタートまでは体育館の中で各々ストレッチしたり食べたり、飲んだり。私はストレッチし、気休めにアミノバイタル顆粒を1本飲み、たまるさんやみなみちゃんと電話して元気をもらったりしていた。(朝早くにわざわざ電話をくれたのは本当に嬉しかったです>_<)

辺りはまだ真っ暗でスタート地点だけが明るく、こんな時間にスタートする大会に出るなんて馬鹿だよなーと少しだけ思う。
気温が思っていたより低くなかったので(15~6℃くらい?)半袖、ハーフパンツ、帽子だけでロンタイははかなかった。(ただレース前半はやっぱり寒かった´`;)ポーチにはアミノバイタル顆粒2本、アミノバイタルゼリー、痛み止め、つり止めの芍薬甘草湯、チョコレート2かけを入れ、50km地点には水やアクエリ、アミノバイタル顆粒、湿布等もろもろを送る。

スタートは真ん中あたりに並んで、2,3,4年のほとんどのみんなでスタート。
100kmをどうペース配分したらいいのか分からず、自分の走りやすいペースを保ちつつも、とりあえず昨年の経験者についていくことにした。

エイドでは常にスポドリと水を摂り、30km以降ではレモン、梅干しも欠かさず摂るようにしていた。あとは梨や特産品のマルメロ、温かいお茶などをよく摂っていた。後半の50,75,90km地点でアミノバイタル顆粒を、顆粒を摂らないエイドではアミノバイタルゼリーを少しずつ摂っていた。



5km  35′11″25
10km 32′11″75(1:07′23)
15km 31′25″31(1:38′48)
20km 31′21″25(2:10′09)
25km 41′15″12(2:51′24)
30km 33′52″59(3:58′09)
35km 32′52″59(3:58′09)
40km 37′09″00(4:35′18)
45km 35′39″46(5:10′58)
50km 43′58″84(5:54′56)
55km 30′46″81(6:25′43)
60km 42′08″34(7:07′52)
65km 41′43″21(7:49′35)
70km 42′02″75(8:31′37)
75km 42′58″18(9:14′36)
80km 43′10″25(9:57′46)
85km 36′18″86(10:34′04)
90km 36′21″31(11:10′25)
95km 51′38″06(12:02′03)
100km 45′??″??(12:47′??)



[スタート~50km]
スタートはホノマラーの集団で少し会話しながら自分的には心地よいペースで進んでいく。10km過ぎから朝つった右ふくらはぎがつりそうな状態が続くが、エイドで必ずエアサロをして気を紛らし気にしないようにした。25kmのトイレ休憩で10分程時間をとられるまではあんこ、あかまつくんと並走し、~35kmはあかまつくんと並走、~50kmの中間点までは一人になり、おーはらさんやみきに追いついたり抜かれたり。42km付近の峠は伊豆大島フルに出たことがある私にすればさほどキツく感じずに上ることができラッキー!

しかし、峠を越えた後の下りがつらく、肩も痛み出してモチベーションが下がる。また、同時に眠気も襲ってきて中間点まではフラフラしながら走る。(走ってても眠気はやってくるものなんですね)

[50km~ゴール]
中間点にたどり着くとおーはらさん、とーかいくん、あべちゃん、あんこ、ホカン勢、応援のささきさんがいて眠気はなくなる。
知っている顔を見るだけで安心して、そこにもりちゃんからの電話でさらに安心して泣きたくなった。

補給はエイドでほとんど済ませる事ができた為、50km地点に送った荷物で使ったのは結局アミノバイタル顆粒だけ。10分弱の休憩であんこと再び走り出す。

50km地点で体力も気力も戻り、勢いよく走り始めていたが、60kmくらいで雷が鳴るほどの雨にあう。体温も下がり体力、気力ともに一気にがた落ちし、辛かった。65kmくらいであべちゃんと合流し、そこからゴールまでずっと2人で走り進めることに。70kmくらいから時間がギリギリだと気付くものの足が思うように進まず、焦りが募り始める。

80km地点に着くとささきさんとはせくんが応援をして待っていてくれた。時間がギリギリだと伝えると、まだ大丈夫、いけるよ!と背中を押され、足の痛みや精神的な辛さが急になくなる。この応援があったことで80~90km間が自分達でも驚くほどに足が動き、貯金をつくることができた。ここで制限時間内の完走が確実に見えてくる。

完走が見えた安心もあってか90km以降また足が動かなくなる。会話をする元気は最後まで残っていた為、足動いてー動け動けー、とか言い合いながらなんとか走る。

最後のエイドの後に今までなんともなかった胃が気持ち悪くなりだして辛かったけど、ここまできたのだからと思いひたすらゴールのことだけを考える。

そして、残り1kmの表示が見えてからは早かった。先にゴールしていたホノマラー、ホカン勢の応援を受けて13時間弱に及ぶ長旅をあべちゃんと一緒にゴール\(^O^)/
無事に100km完走できて本当に嬉しかった!



夜はウエハラさんもご一緒してのコンパを楽しみ、とりごえくんの誕生日を祝ったり、あおくんの布団を横取りしている人がいたり、追加の買い出しの為に女子部屋の窓からまるで泥棒のようにこそこそと出入りしている人達がいたりと、見ている側からすると本当に可笑しかった。


翌日は青森で観光を楽しむことができて満足。八甲田丸の細かく人物設定されていた人形達がすごく印象的だった。
帰りの新幹線でははやぶさとこまちが連結する瞬間も見れて、なんやかんや楽しく帰ってこれた。



▽終わりに
今回のレースは本当に多くの人達に支えられてのゴールだったので、感動や達成感よりも感謝の気持ちの方が大きく残った初100kmでした。応援の力の偉大さを改めて実感しました。応援してくださった皆さん本当にありがとうございました!
100kmの魅力を少し感じることができたのと同時に、うまくいかないことも大いにあり得る距離だということも感じました。完走できた私は今回は運がよかったのかなとも思います。


でも、今思うと100kmは長いようで意外とあっという間でした。
これが最初で最後のウルトラと決めていたけれどまた走ってしまうかもしれません...
そのときはまたどうぞよろしくお願いします(^^)


第25回北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン(あお)

2015-10-01 02:15:23 | 100キロチャレンジマラソン秋田
第25回北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン(2015/9/27)

5km 26:27
10km 27:09
15km 26:28
20km 26:22
25km 26:16
30km 27:08
35km 26:27
40km 33:31
45km 27:43
50km 42:27
55km 26:10
60km 34:59
65km 36:57
70km 36:52
75km 29:58
80km 31:30
85km 37:31
90km 33:49
91km 6:02
92km 6:14
93km 8:02
94km 5:36
96km 11:27(90~95km31:39)
97km 5:49
98km 6:29
99km 5:58
100km 4:56(95~100km28:55)

合計10:17:45?(6:11/km)
ゴールタイムに数秒のずれあり、95kmの表示がなかったので、90~95kmは94kmと96kmのタイムから予想


三番手です、2年のA☆O☆です。
ホノマラで初めて出た大会でもなければ、目標を達成した感動のゴールという訳でもなかったので大会録を書くか迷ったのですが、記念すべき初秋田ってことで、記録に残しておくことにしたいと思います。
特にためになることも書いてないのにやたら長いので、適当に読み飛ばして下さい。


〈練習〉
7月 226.6km
8月 435.8km
9月 198km(前日まで)

9月のはじめまで、サロマの後遺症か何か分からないが、全くスピードが出なかったので、7月はぐだぐだ、8月はひたすら距離練。暇な日を見つけては、暇な人を誘って30~40kmの距離練を繰返し、距離を積むことに専念した。9月に入ってからは、11月のフルも気になっていたので、スピード練を重視、秋田に向けての練習は上旬に35kmの距離練と、2週間前くらいにレースペースを意識した20kmのペース走をやったくらいだった。

50km以上の練習としては、夏合宿の80kmコースと、最早定番となった代々木公園ぐるぐるを7月のはじめと8月の終わり(一回目はゆっくり50周、二回目はレースを意識して一周6分ちょっとで走ったが、半分で心が折れて結局50周で5:45くらいかかった)に1回ずつの計3回。

直前の1週間は疲労抜きに当てようと思っていたが、日曜日の皇居練の後から風邪をひいてしまい、結局レース後まで治らなかったので、水曜日の通常練で1回走っただけ。
睡眠を多く取るようには心がけていたが、カーボローディングやウォーターローディングも中途半端になってしまった。


〈目標〉
無謀なのは分かっていたが、とりあえず目標はUmiさんが去年の秋田で出した2年生記録。

前回のサロマはエイドやトイレの時間に無駄が多かったので、その反省を踏まえてエイドで10分、走るので30分縮める作戦。ペース配分はかなりうまくいってた感じがあったので、その時のラップとか、先輩方の過去の秋田のラップを参考にして、
52-50-52-55-52-55-58-58-58-58(これに加えて中間点休憩5分、トイレ休憩1回のみで3分、計9:16)
くらいのラップで走ろうと思った。

目標と設定したタイムが1分しか違わないことから分かる通り、すべてがうまくいってやっと達成できるかどうかくらいの目標かなという風に思っていた。


〈前日まで〉
これまで大会録を2つ書いてきて、自分には文章のセンスがないことが分かったので、旅行記は書きません。今回は三女さんが8人くらいいたので、そのうちの誰かが書いてくれると思います\(^o^)/

1週間の月曜日に風邪をひき、水曜日くらいまではさほど酷くなかったので、レースまでには普通に治るかなと思っていたが、木曜日から体調が悪化。ピークは金曜日。授業中もバイト中も咳が止まらず、レースまでに良くならなかったら出走しないで応援に回ろうと思った。さらにバイトやら荷造りやらで就寝が2時くらいになった。24時間後にはもう起床しているのかと思うと絶望した。しかし、就寝前に咳止めを服用したことで、土曜日の朝には少し改善。詰み詰みが詰みくらいになった。しかし体調が悪かったせいで、同じく東京駅集合だった戸隠組の集合には間に合わなかった!

盛岡で優雅に天ぷらそばをいただきながら皆がじゃんじゃんするのを見て、前夜祭出て、夕飯食べて、サンマルクの人たちと電話したり翌日の準備をしたりして21時過ぎに就寝、と思ったら咳き込んで1時間くらい眠れず、また詰み詰みに戻った。翌日は走れないかなとか思った。(同じ部屋や隣の部屋の人の安眠を妨げてしまいました、すみません(>_<))

〈レース当日〉
2時に起床、起きてみたら咳は少し収まっていた。走りはじめたらどうなるか分からなかったが、行けるところまで行こうということで、とりあえず出走することにする。症状が出たら走れないし、出なければ走れるということは変わらないなと思ったので、ペースも予定通りで行くことにした。

送迎バスで移動して3時半頃には会場に到着。朝食を摂ったり、みなみ氏からの電話に驚いたりしつつスタートまで過ごした。今回は中間点に長くいるつもりはなかったので、咳止めとのど飴、あとは非常時用のスマホやらテーピングやらを送るくらいにした。

スタート7~8分前にぽんたさんとT越さんと一緒に8~9時間の列に並び、スタート。

0~10km(53:36)
T越さんとぽんたさんはゆっくりめに入るとのことだったので、どうせ後で回収されるだろうなと思いつつも、先に行くことに。
10秒ちょっとのロスでスタートでき、視界もすぐに開けてきた。こんな早くから起きてくれていた地元の方々に「おはようございます」と見送られながら角館市街を抜けていく。ここで口呼吸をやめて鼻呼吸にすれば咳も出にくいのではないかと思い立ち、実行。多分これのお陰でなんとかなった。
10人くらいの集団が形成されていたのでそれに付いていったが、早そうだったので見送ったら、後ろに誰も見えなかったのでビビった。でも孤独走もそれはそれで応援を独占できるのでおいしいなと思った。

10~20km(52:50)
エイドが始まる距離まで進んできたので、色んな人と抜いたり抜かれたりを繰り返しつつ走った。エイドではときどきおにぎりやら氷砂糖やら梨やらを取っていたが、あまり時間をとられたくなかったので、基本的に水分補給くらいにとどめた。鼻呼吸でも辛くないくらいのペースで走っていたら、最初10kmからほとんど上がっていなくて、2年記録は無理そうだから、9:30切れればいいかなと思うことにした。

20~30km(53:24)
20kmにいると聞いていた応援のS々木さんを探しながら走ったが、25kmまで見つからなかったし、車に抜かれてもいない気がしたので、何かあって間に合わなかったのかなと思った。(本当は18.8km地点にいたのに見逃していたらしい。何かあったのは自分の目の方だった!ごめんなさい)スタート前は、無理そうだったらここで回収してもらおうと思っていたが、以外と大丈夫そうだったので、少なくともゴールまでは行こうと思った。この区間で去年の神宮にいた緑の人に抜かれた。速くてすぐに見えなくなった。

30~40km(59:58)
30km過ぎに道路の反対側にいた小学生くらいの女の子が笛を吹いてくれたので手を振ったら手を振り返してくれて嬉しかった。
35kmくらいのところで、おじさんが先頭と31分差だと教えてくれた。思ったより差ついてないんだなと思いつつも、自分なんかに先頭との差を教えてどうするのだろうと思った。
スタート前にちゃんと行っておいたのに、トイレに行きたくなった。ということで峠の手前のエイドで5分くらいロス。

40~50km(70:10)
37kmくらいで始まった登りは浦佐に比べれば緩やかで、思ったより楽に登ることができた。前のランナーをどんどん抜けたのと、大覚野峠という名前が格好良かったのでテンションが上がった。
しかし41km過ぎから下りに入ると、思ったより足は疲れてるし、周りに誰も見えないし、下りなのにスピードが出なくて気がつけば登りで抜いたランナーに抜かれるし、日差しが出てきて暑くなるしで、中間点過ぎから平地に入ってますます辛くなるだろうなとか、フル通過のタイム(3:53くらい)から、中間点通過は4:40くらいになりそうだから9時間半も無理そうで、自己ベストくらいしか狙えないかなとか思うと絶望した。そんなこんなで終戦しかけているうちに、中間点手前のエイドに到着。
S々木さんの応援や、Mりさん、はっしーからの電話に元気をもらいつつも、何を目指せば良いか分からなかった。咳止めとのど飴を服用し、トイレに行って、エイドで少しだけ食べて出発しようと思っていたが、37kmのエイドで抜かれたと思っていたT越さんが追いついて来たので、このまま出発するかは少し待ってでも並走した方がいいかもと思って、並走させてもらうことに。T越さんの準備ができるのを待って出発、結局中間点で13分くらい休んでしまった。

50~60km(61:09)
T越さんと並走するも、暑さもあって辛さは変わらない。なんだかここで頑張って2~3分ベストを更新するよりも、サブ10すら諦めて、タイムを気にせずに思いきり楽しんだ方がいいのではないかという気がしてきた。
55km手前でまたもトイレに行きたくなり、56km過ぎのエイドでT越さんと別れた。ここで気持ちが切れて完全に終戦。
そしたら気持ちが楽になって、むしろ思いきりエイドとかを楽しみつつファンランしてやろうと気持ちが切り替わった。

60~100km(73:49-60:58-71:20-60:34)
ここからはエイドを探しながらひたすら走り、エイドでは梨やらおにぎりやら色々食べながらおばちゃんたちと19歳だと言って驚かれつつちやほやされる件や、大学のマラソンサークルで東京から来ていると言ってホノマラについて説明する件をやって3分以上ぐだぐだする、その繰り返し。マルメロ煮やバター餅が美味しかったり、手にいっぱいのブドウをもらって困ったりした。総じて楽しかった。
走る方では、田んぼ道で辛くなったり、90km前後で土砂降りに降られ、「こんな雨降らせたの誰だよ(ブーメラン)」とか思ったりしたが、総じて足は動いていて、基本的にキロ6は普通に切れている感じだったので、はじめはタイムはどうでもいいかなと思っていたが、80kmくらいで(へωへ)さんの2年の秋田のタイムを目標にすることにした。というわけでそれくらいのタイムでゴール。オシマイ


〈まとめ〉
今回のレースはまとめれば、序盤で目標達成が難しくなって段々と目標タイムが下がっていき、中間点で完全に戦意喪失した、という感じ。
後半に足が動いていた感じからして、もっといいタイムが出せたような気はするし、後から皆の話を聞いていて、皆が必死に頑張っている中自分だけ全力を出し切ろうとすることをやめてしまったのを少しだけ後悔している。
とはいえ、序盤で目標達成が難しくなるあたりからして、精神的な問題だけではなくて、根本的な走力がまだまだ足りなかったと思うし、ウルトラマラソンの別の楽しみ方を満喫することもできたので、それはそれで良かったかなと思っている。
ただ、このまま終わりたくはないと思う。2年記録が出せなかった代わりに、目指せ3年記録、ということで、5:00/kmを切って走ることに何の抵抗も覚えないくらいのスピードをつけてから来年またリベンジしたいと思う。

それと、今回忙しい中一人で応援に来てくれたS々木さん、朝早くから起きて見送りや電話で応援してくれたT丸さん、Mりさん、はっしー、みなみ氏、それから今回一緒に走ってくれた皆さんにお礼を言いたいと思います。
応援に応えるような走りができず凡走になってしまったのは申し訳なかったですが、応援には本当に力をもらったし、応援がなければ多分完走すらできませんでした。本当にありがとうございました。今度は応援してくれた皆と一緒に走ることができたらもっと嬉しいです。
そして、合宿や夏休みにたくさん距離練をしたりしながら、同じ目標に向けて一緒に練習できたのは、僕にとって本当に楽しく、かけがえのないものでした。その結果としてゴールで皆と会えたときは本当に嬉しかったです。その一方で、何も知らない僕なんかが言えたことではないですが、これだけ練習してきたのに結果が出なかった人がいることがすごくやりきれないなと思った。たまたまうまくいった自分に、またリベンジしましょうなんて軽く言うことはできませんが、また今回みたいに一緒に目標に向けて頑張れたら嬉しいなと思います。

最後に、秋田は接する人皆が温かかったし、自然に囲まれているし、食べ物も美味しくて、将来は秋田に移住して、働きながらマラソンを走る人生を送りたいなと思うくらい素晴らしい場所でした。
ただのブルーからサロマンブルーに昇格したいのでサロマには出続けたいなとは思っていますが、秋田はそれ以上に毎年戻ってきたいところだなと感じました。ということなので、ひとまずはクリスタルランナーを目指しつつ毎年秋田に行きたいなと思います。
何だか最近、自分は3年前の(へωへ)さんの後を追いかけているだけなのではないかという気がしていて、アイデンティティを喪失しそうですが、走り続けていればそのうち何か見えてくるだろうということで、まあいいことにしておきます。
今年の自分のウルトラマラソンのシーズンも終わり、いよいよフルマラソンのシーズン!
ということで秋田よ、また来年d=(へωへ)=b

秋田100キロチャレンジマラソン(おおはら)

2015-10-01 01:39:03 | 100キロチャレンジマラソン秋田
ホノマラ4年の大原です。去年に引き続いて大会録書きますね。

【はじめに】
 秋田100キロに出るのは去年に続いて2回目。去年は、最初はゆっくり目に入ったつもりだったが、エイドでの休息が少なかったこともあり、暑さにやられて早々失速。50キロ付近ですでに限界になり、64キロのエイド直前で倒れて病院に運ばれるという結末だった。この厳しさから、ウルトラはもうやめようかなと思っていたが、やはり悔しさが残っていたこともあり、今年もエントリーした。練習量は、8月は距離練などで250キロに乗せたが、9月はあまり練習を積めず、リレーで走ったくらいになっていた。それでも80キロは稼いでいたかな。

【前日】
 盛岡で冷麺を食べる予定だったが、わんこそば組に欠員が出たことにより、急遽わんこそばに移動。男子9人がaoくんに見守られながらわんこそばに挑戦した。自分は行けるところまで行こうと思い、60杯までは順調に行ったが、そこから急にそばが喉を通らなくなり、結局80杯で挫折。何とも言えない結果となった。100杯以上食べる人すごすぎ。
 その後は秋田に移動し、買い出しをして、前夜祭に参加。またそばを食べたが、なぜかいけた。
 宿に移動し、きりたんぽを食べ、夜9時には寝た。

【当日】
 朝2時に起き、朝食としておにぎりとバナナとゼリーを食べ、出発した。3時半にはスタート会場には着いていたはず。去年脱水になったことを考え、リュックにペットボトルを2本入れて走ることにした。最初に飛ばすのは避けたかったので、後方からスタートしようと決める。

【レース展開】
時計の性能が良くないため、ラップは正確に測れていないので記憶で語ります。

・スタート~25km
 ビニールをかぶってスタート。しかし、暑かったため3キロで取った。最初のほうはホノマラーたちと並走。5kmの通過は35分強だったが、あまり気にせず走る。10キロの通過は68分強だったような。ここから少し走ってエイドに到着。去年の教訓を生かし、しっかりと水分補給をする。ここら辺から単独層が始まる。14㎞、18㎞のエイドでも同じ。ここら辺では休憩含めてキロ6~7分で走っていた。20キロの通過は2時間16分くらいで、去年よりも少し遅かったが、気にしないことにした。20キロ直前でsskの応援を受けて頑張ろうと思った。25キロの通過は2時間50分弱だった気がする…。ここで、いつの間にか追い抜いていたらしいarmtさん、akmtに遭遇。

・25km~50km
 そこからしばらくキロ6.5~6.7くらいでの走りが続く。そしてarmtさんには先に行ってもらった。そして、yktさんともこのあたりで抜きつ抜かれつつの展開になっていたが、上りで歩いていたため、先に行くことにした。去年自分は、峠ののぼりをずっと歩いていて、スタミナも使い果たされていたが、今年は去年よりも元気だったので、どんなに遅くなってもいいから走って上ろうと思った。案の定ペースはキロ7.5くらいまで落ちていたが、走って上れたため、ずるずるいかなくてよかった。上った後は下りだったが、下りは自信があったため、ハイペースで行った。ここで、armtさんに追いつき、抜いた。そして、中間エイドまでそのまま流れで行った。中間エイド到着は5時間36分くらい。ここで、abmk、isgr、tuki、ssk、armtさんに遭遇し、元気をもらう。15分くらい休んでから出発する。50キロ通過は5時間54分で、去年よりも速い。上りが去年よりも快調に上れたからかな。

・50km~75km
 早々isgr、armtさんに追いつき、デッドヒートとなるが、56キロ付近で離れて先に行く。そして、60キロのエイドに到着する。去年と違って元気だった。この時のペースはキロ7弱くらい。そして、62キロ付近から雨が降ってくる。そして、少し走ると、つらそうに走っているabmkがいたので、声をかけて先に行く。そして、64キロのエイドに到着し、去年の自分を超える。そして、エイドで水分と食料を十分に取ることを忘れずに行った。70キロの通過は8時間25分くらいだった。このくらいから完走を意識し始める。しかしペースは明らかに落ちていた。もう歩きたくなっていたが、このタイミングで歩き出すとずるずるいくと思ったので、このときはエイド以外では歩かないと決めていた。

・75㎞~ゴール
 75kmを突破すると、いよいよ足を前に運ぶのが精一杯になってくる。しかし、完走したかったため、気持ちで足を前に運んでいく。80キロの通過は9時間45分くらい。この直後のエイドで、sskとhsgwが応援していて、とても励みになった。ここまで来たら絶対に完走しないとと思った。しかし、足はもう限界だった。81キロを過ぎたあたりの上りでついに歩いてしまった。しかし、その直後が下りだったので、そこからは走ることができた。82kmのエイドでtukiを見かけ、さらに後ろから復活したabmkとarmtさんが来る。この2人が快調そうだったので、このエイド直後に引き離された。しかし、自分は完走が目標だったので、心が折れることはなかった。足は限界で、また雨が降り出していたが、なんとか足を前に進めていた。この時は、次のエイドまであと何分かということを考えながら走っていた。それをモチベーションとして走っていた。90キロの通過は11時間15分~20分くらいだった。この時、時計を見て、上りを歩いても完走できると思った。しかし、止まったら終わりだと思った。なお、この区間においては、エイドで休息をしっかりと取っていた。エアサロもすべてのエイドで足にかけていた。この時、ペースは休憩を含むと、キロ8~9まで落ちていた。
 90キロを過ぎて唯一怖かったのは、古傷の左ひざが再発することだった。これが再発したら終わりだと思った。運よく(?)ひどく痛むことはなく、とても安心した。91キロ付近でtukiに遭遇し抜いたが、次のエイドで抜き返された。しかし、その直後に再びtukiに遭遇し、元気がなさそうだったため、声をかけて抜いた。この時自分も、上りは歩いていて、足は限界だった。95キロ付近のトンネル内において、前を走っていたabmkとarmtさんを再び抜いた。そして、トンネルが終わると下りだったので、しっかりと走れた。最後のエイドでもしっかりと休み、残り3kmを迎える。時間を見ると、12時間14分。ここで、完走を確信した。ここからは、足も限界だったので、無理をせず、歩いたり走ったりを繰り返した。つらかっただけでなく、応援の声を受けたこともあり、本当に泣きそうだったが、ゴールまで走り切ってしまおうと思った。そして、去年は切ることができなかったゴールテープを、今年は正面から切ることができた。タイムは12時間40分ぐらいだった。
 ゴール後、涙が止まらないくらいあふれてくるかと思ったが、少しにとどまった。しかし、感動はすさまじいものだった。走ってよかったと思うとともに、応援にこたえられてよかったという安心感に包まれた。なお、リュックに入れていた水はほとんど飲まなかった。

【レースの感想】
 まず、去年の悔しさを晴らすことができてよかった。ウルトラを完走することで、自分は強くなったと感じた。そして、自分が90キロ以降に抜いた3人が、全員完走したようでよかった。ただ、本当は全員で完走したかったので、残念な気持ちは残った。今回リタイアしてしまった人も、決して頑張ってなかったわけではないし、次にウルトラに出る機会があれば、絶対に完走してもらいたいと思った。

【レースでの教訓】
①練習はちゃんとしましょう。練習不足はけがの原因にもなります。
②給水、給食はちゃんととりましょう。脱水、ハンガーノック、体調不良の原因になります。
③飛ばしすぎは禁物です。後に響きます。
④完走したいという気持ちが大事です。気持ちが切れたらずるずるいってしまい、いい結果は得られません。

ウルトラは本当にきついですが、完走すると本当に感動します。この大会録を読んで、ウルトラに興味を持ってくれる方がいてくれればうれしいです。